子どもの運動教室『育ち場』の体操教室の子どもの様子

「子どもの運動教室『育ち場』」は、“できる”の積み重ねで心身を育む

この記事では、子どもの心身の成長につながる習い事をお探しの方に向けて、東京都練馬区の「子どもの運動教室『育ち場』」を紹介します。

『育ち場』は子ども向けの運動教室で、未就園児から通うことができます。“できる”体験を積み重ね、自己肯定感を高めながら総合的な運動機能を向上させられる、運動が苦手なお子様にこそおすすめしたい運動教室です。

今回は、『育ち場』を運営する有限会社「さわだスポーツクラブ」の『育ち場』統括主任・中村さんにインタビューを行い、運動を通じて子どもたちの主体性を引き出す秘訣や、脳への刺激・リズム運動なども取り入れた独自のメニューの魅力について伺いました。

子どもの工夫を促す「子どもの運動教室『育ち場』」

子どもの運動教室『育ち場』の指導風景

編集部

まずは、子どもの運動教室『育ち場』のコンセプトを教えていただけますか?

中村さん

『育ち場』という名前には、「運動を通して子どもの『こころ』と『からだ』が育つ場所」という意味が込められています。運動の技術を伸ばしていくだけでなく、心の成長も得られるような場所を目指して日々指導を行っています。

編集部

心と体のそれぞれを育てていく上で、どういった点を大切にされていますか?

中村さん

トップアスリートを育てるような指導ではなく、運動嫌いのお子様でも運動を楽しめる環境の中で、総合的に運動機能を高めていくことを目指しています。特定の運動能力をとがらせるのではなく、へこんだ部分を補って全体の形を大きくしていくことが『育ち場』の理想です。

そのために大切にしているのが、子どもが工夫しながら主体的に運動できる環境づくりです。運動をしている中で思うようにできないことも多々出てきます。そんなときに「どうやったらクリアできるか」を主体的に考えて工夫することが、苦手の克服につながります。

『育ち場』での運動を通じて「できないことを工夫して乗り越える」姿勢を培っていくことで、運動能力にとどまらず子どもの人間的な成長につなげていけたらと考えています。

「体操教室」「バク転クラス」「チアダンス教室」の3コースを展開

子どもの運動教室『育ち場』の指導風景

編集部

『育ち場』は、「体操教室」「バク転クラス」「チアダンス教室」の3つのコースを展開されているそうですね。それぞれの特徴を簡単に教えていただけますか?

中村さん

「体操教室」は、サーキット運動や器械運動などを通じて体を動かす楽しさを体感するコースです。

未就園児クラス、年少・年中クラス、年長〜1年生クラス、2〜3年生クラス、4〜6年生クラスなどの年齢別クラスに分かれ、日常動作から難しい技への挑戦まで、子どもの成長度合いや習熟度に応じてさまざまな内容を実施しています。

子どもの運動教室『育ち場』の教室内風景

▲さまざまな道具を使って楽しく体を動かす「体操教室」

中村さん

「バク転クラス」は「体操教室」から派生した、バク転の習得に特化したコースです。先生の補助なしでバク転ができることを目標にしており、習得後はロンダートからのバク転、バク転2連続などさらに発展した技への挑戦が可能です。

他のコースと違って月会費ではなく1回ごとの支払いとなるため、体操教室とバク転の両方に通っている子、他の習い事をしていて月1回バク転クラスに通う子などさまざまな生徒がいます。個人差はありますが、早ければ2か月でのバク転習得も可能です。

子どもの運動教室『育ち場』の指導風景

▲「バク転クラス」では体操競技の選手経験がある中村さんが少人数制で手厚く指導

中村さん

「チアダンス教室」は、チアダンスの楽しさを知ってもらうことを目的とした、未就学のお子様から通える教室です。

外部でもチアダンスの指導をしている経験豊富な先生のもと、チアダンスの基礎を学びつつ、ハロウィンやクリスマスなど季節のイベントを楽しむことができます。

外部イベントにも多く出演しており、周りと協力しながら1つの舞台をつくり上げる過程で自然なコミュニケーション能力や自己表現力、協調性が身につけられるコースとなっています。

子どもの運動教室『育ち場』のチアダンス教室の指導風景

▲女の子に人気の「チアダンス教室」

編集部

それぞれのコースに通われているお子様にはどのような特徴がありますか?

中村さん

チアダンス教室の場合はほとんどが女の子ですね。ただしお姉ちゃんについてきた弟が「自分もやってみたい」と始める場合も稀にあります。

バク転は男の子が多いというイメージがあるかもしれませんが、ダンスや新体操を習っている女の子で、バク転を演技の中に取り入れたいから通うという子もいます。そのため体操教室は半々、バク転クラスは男女比6:4と、女の子の比率も高くなっています。

道具の使い方は自由!発想力を刺激するレッスン

子どもの運動教室『育ち場』の指導風景

編集部

ここからは3つのコースの中で「体操教室」にフォーカスして特徴を伺っていきます。先ほど「子どもたちに工夫させる」指導を大切にされているとのお話がありましたが、体操教室でどのような指導を行っているのか詳しく教えていただけますか?

中村さん

特徴の一つに、道具の使い方があります。体操というのは鉄棒、とび箱、マットなどさまざまな道具を使う運動です。学校の授業では1つの道具に対して限定した使用方法を教えるのが一般的ですが、『育ち場』の体操教室では、1つの道具でもさまざまな使い方の工夫ができるということを子どもたちに伝え、実践してもらうようにしています。

例えばとび箱は、通常は開脚跳びの練習に使用するものです。子どもたちは高い段を跳べるようになることを目指すため、5段、6段の高さを跳べるようになると、1段の高さは使用しなくなるでしょう。

しかし、『育ち場』では1段だけのとび箱も、側転の練習に使ったり、ひっくり返してかごのように使い、ボール運動の的にしたりしています。

とび箱1つを取っても、このように見方を変えればさまざまな使い方が可能です。このように子どもたちには道具の使い方などをきっかけに、柔軟な発想で工夫をしてもらう大切さを教えています。

子どもの運動教室『育ち場』の指導風景

▲とび箱の1段を利用して側転を練習する様子

編集部

子どもたちの工夫を引き出していくために、具体的にどのようなレッスンを行っているのでしょうか。

中村さん

部屋の中のいろいろなスポットに道具を置いてぐるぐる回りながら運動を行う「サーキット運動」では、子どもたちが自由に発想して運動を行えるようなスポットをつくっています。

中には「とび箱を置いて飛ぶ」という決まった動きをするスポットもありますが、「どんな通り方をしてもいいよ」という工夫の余地を意図的に残したスポットもつくっておくんです。「○○はしないで」という一定のルールを設けた上で子どもたちに任せると、子どもたちならではの柔軟な考えで多種多様な運動を行ってくれます。

そうやって子どもたち自身が工夫しながら道具を使うことで発想力が鍛えられますし、「こう使ったら危ない」というような道具の適切な扱い方も学んでいくことができます。また、言われたことだけをやっているのではないため、主体性もどんどん育っていきます。

そうすると、子どもたち同士で教え合うケースも増えていくんですね。子どもたち同士でも「その技はこうやったら危ない」「こうやったらうまくできる」と教え合う姿がよく見られます。

子どもの運動教室『育ち場』の指導風景

▲さまざまな道具を子どもたち自身で工夫して使用する中で、主体性が育つ

運動の上達に必要な「脳への刺激」「リズム感」を鍛えるメニューも

子どもの運動教室『育ち場』の体操教室の子どもの様子

編集部

サーキット運動の他にも、体操教室のレッスンで特徴的なものはありますか?

中村さん

レッスンではさまざまなメニューを行うのですが、その中に「脳に刺激を与える」「リズム感を養う」内容を意識的に取り入れています。

運動の機能は一般的に筋力と結び付けられがちですが、自分の体をイメージ通り動かす能力は脳の働きと深いつながりを持っています。そのため『育ち場』では「頭と体を使った運動」を行うことで脳に刺激を与え、神経系の発育を促しています。

例えば、先ほどのサーキット運動に脳トレの要素を取り入れることもあります。さまざまな色のマーカーを置いて「何色のマーカーのところではこういう運動をする」「色が変わったら動きを変える」というルールを決め、子どもたちに考えながら運動をしてもらうんです。他にも準備運動でランニングを行う際に私が次々を質問して、走りながら考えてもらうこともあります。

編集部

もう1つの「リズム感を養う」というのも、脳への刺激と同様に、総合的な運動機能の向上に寄与するものなのでしょうか。

中村さん

その通りです。実はリズム感の有無は、意外と運動の得手不得手に関係しているんです。運動が苦手な子どもの多くは、リズム感を苦手としている場合も多いです。

例えばスキップが苦手な子は側転も苦手としていたり、指導者の手拍子に合わせて動くのが苦手な子は素早い動きができなかったり、といった具合です。

そのため、『育ち場』では自然とリズム感を身に付けられるよう、音楽や拍手の音を使ったリズム運動を積極的に取り入れています。

子どもたちへの声かけも工夫しています。子どもの場合、言葉で説明するよりも擬音で表現した方が、感覚的に理解しやすい傾向にあります。ですから、鉄棒の逆上がりやとび箱で「トントントン・ピュッ」などと声をかけてあげると、踏み切りのタイミングで詰まってしまう子も、スムーズに跳べるようになっていきます。

「楽しく取り組む内に自然と運動機能が高まる」『育ち場』だからこそ身に付く力

編集部

『育ち場』の体操教室の普段のレッスンは、どのような雰囲気で行われていますか?

中村さん

決められたメニューを黙々とこなすのではなく、先生や生徒同士で会話もしながらとても楽しい雰囲気でレッスンを進めています。

ここまでお話した通り、レッスンメニューにはさまざまな意図がありますし、自由に動いてもらっているように見えて、しっかりとこちらのやりたい技術指導も織り交ぜています。子どもたちからすると「やらされている」という印象はなく、「はしゃいで遊んでいる内にできることが増えていった」という感覚なのではないでしょうか。

子どもの運動教室『育ち場』の指導風景

▲コミュニケーションを取りながら楽しく取り組めるのが子どもの運動教室『育ち場』の魅力!

編集部

楽しんでいる内にできることが少しずつ増えていくのは、体育に苦手意識がある子にとっては嬉しいことですよね。

中村さん

そうですね。特に学校の体育のマット運動や器械体操は「できた・できなかった」という明確な基準で評価されるため、子どもは苦手意識を持ちやすいんです。

しかし『育ち場』では、何か1つの技術をとって「できた・できなかった」と判断することはしません。さまざまな運動を楽しみながら行う中で、「これならできる」「工夫してやろう」という意識を持ってもらうよう後押しします。ですから子どもたちは、スモールステップで成功体験ができ、自己肯定感を養っていけます。

もちろんそのことは、総合的な運動機能の向上につながります。これが最初に申し上げた「自分の力のへこんだ部分を補って、全体の形を大きくしていく」ということです。実際に、子どもが自分で工夫しながら、できないと思っていたことを乗り越えるケースも多くありますよ。

編集部

体操教室は年齢に応じたクラス分けをされているとのことですが、「同じ年の他の子はできているのに自分はできない」というところから焦りを感じることはないのでしょうか。

中村さん

もちろん同じ年代でも発達や習熟度は子どもによって異なるため、年齢が下のクラスでも難しいことをやる子もいれば、上のクラスでも逆上がりがまだできない子もいます。ただし、体操教室の良いところは、集団で活動していても、一斉に同じことに取り組むわけではないというところです。

鉄棒でもとび箱でも、道具を使うときは1人ですし、同じ道具を使っていたとしても、それぞれが別の技、別の課題に取り組んでいます。だからこそ『育ち場』では「周りの子に合わせて難しい課題に取り組まなくてはならない」と焦ることなく、楽しみながら運動できるんです。そういう点でも、運動が苦手な子でも劣等感を感じることなく、自己肯定感を高めていける環境があるといえるでしょう。

子どもの運動教室『育ち場』の体操教室の子どもの様子

▲運動に苦手意識のある子も周りと比べることなく自分の課題に取り組める

「子どもの運動教室『育ち場』」からのメッセージ

さわだスポーツクラブ『育ち場』統括主任の中村さん

▲インタビューにご対応いただいた中村さん

編集部

最後に、子どもの運動教室『育ち場』に興味を持った読者の方に向けてメッセージをお願いします。

中村さん

『育ち場』は、運動の得意不得意に関わらず、楽しんで活動できる場所です。そして楽しんでいる内に上達もできる、一石二鳥な教室です。

『育ち場』ではお子様と指導者だけでなく、保護者の方も笑顔になれる機会を提供していきたいと考えています。お子様の成長を笑顔で見守っていけるような教室になっていますので、ぜひご入会いただけたらと思います。

編集部

中村さん、本日は貴重なお話をお聞かせいただきありがとうございました!

子どもの運動教室『育ち場』の体操教室の子どもの様子

「子どもの運動教室『育ち場』」の料金

▼体操教室・チアダンス教室

入会金 5,500円(税込)
年会費 5,500円(税込)
月会費  7,150円(税込)

 

▼バク転クラス

一般価格 1回3,300円(税込)
会員価格 1回2,750円(税込)

「子どもの運動教室『育ち場』」利用者の声

子どもの運動教室『育ち場』の体操教室の子どもの様子

ここでは、「子どもの運動教室『育ち場』」に通う子どもの保護者の声を紹介します。

クラブがある日は規則正しい生活になりました。たくさん動いてご飯も良く食べ、疲れて早く寝ます。次の日は朝早く起きて元気よく幼稚園に!
引用元:「子どもの運動教室『育ち場』」の公式サイト

常に踊る(表現する)事で人前でも恥ずかしがらずに積極的に行動できるようになりました。
引用元:「子どもの運動教室『育ち場』」の公式サイト

以前は出来ないことがあるとすぐ諦めてしまいましたが…何事にもあきらめずに挑戦する気持ちが強くなりました!
引用元:「子どもの運動教室『育ち場』」の公式サイト

「子どもの運動教室『育ち場』」の基本情報

運営 有限会社さわだスポーツクラブ
住所 東京都練馬区下石神井4-28-13塩谷ビル1F
無料体験 https://buscatch.net/scm/sawada-sc/application/index/9357/
問い合わせ 電話:03-3995-0298
フォーム:https://sawada-sc.com/contact/
公式サイト https://sodachiba.net/

※最新の情報は公式ホームページ等でご確認をお願いいたします。