ハワイ生まれの英会話教室「Read it LOUD!」で楽しく身につく英語力・表現力

この記事では、ハワイ発・アメリカ全土で展開されている絵本の読み聞かせ活動から始まった英会話教室「Read it LOUD!」を紹介します。

本教室では、勉強というより楽しく英語に触れることを大切にし、自然と英語が身につく”絵本の読み聞かせ”を中心に英語の学びを深めていきます。そして、創業者ウォーリー・エイモス氏のモットーであり、教室の理念でもある「Be positive anyway(いつ何時もポジティブに!)」と共に、子どもたちの個性を第一に考えるレッスンを届けています。

今回は、「Read it LOUD!」の特徴や魅力、レッスンの特徴などについて、本教室を運営する株式会社ハレおすぎインターナショナル代表取締役の杉本さんにお話を伺いました。

「Read it LOUD!」創業者の情熱と成し遂げた偉業

「Read it LOUD!」阿佐ヶ谷校の外観

▲「Read it LOUD!」阿佐ヶ谷校の外観

ここでは、「Read it LOUD!」の概要や、創設者であるウォーリー・エイモス氏の功績や人となりについて詳しくお聞かせいただきました。

ボランティア活動の情熱から生まれた”絵本の読み聞かせ”

親子イベントで「Read it LOUD!」の読み聞かせに取り組む親子

▲0~3歳の赤ちゃんはお母さんと一緒に参加

編集部

まず、「Read it LOUD!」の概要についてお教えいただけますか?

杉本さん

「Read it LOUD!」の一番の特徴は、絵本を英語と日本語交互に読み聞かせることで、2つの言語が自然と身につく点です。

「絵本の読み聞かせ」と言っても、ただ絵本を読むだけではないんです。例えば、歌ったり工作したり、カードを使ってゲームをしたり、レッスンでは絵本を使ってさまざまなことに取り組んでいます。

というのも、「Read it LOUD!」の創業者であるウォーリー・エイモス自身も、ボランティア活動として学校施設を巡り絵本の読み聞かせをしているんです。ウォーリーがある日私に、読み聞かせ活動を見せたいと提案してくれて、実際にハワイの小学校で彼が絵本を読み聞かせているところを見せてもらったことがあります。その様子がもう、ミュージカルそのものだったんです。

絵本のフレーズに自由にメロディーをつけて歌ったり、子どもたちに掛け声を求めたりと、絵本を楽しく読むウォーリーの姿に、子どもたちは自然と絵本の世界にひきこまれていきます。

私自身、英語を話すことに苦手意識があったのですが、彼が読み聞かせると子どもたちが笑顔になっていく姿を見たときに、「Read it LOUD!」がシャイな日本の子どもたちを変えてくれるんじゃないかと思ったんです。

この体験がきっかけで、日本でも「Read it LOUD!」を広めたいという気持ちが大きくなり、教室を設立することになりました。いわば、「Read it LOUD!」は、彼の生きがいそのものなんですよ。

暗い時代に風穴を開けた創業者の偉大な歩み

編集部

ご存じない読者のために、ウォーリー・エイモス氏についてもご紹介いただけますか?

杉本さん

ウォーリーは、ハワイでは知らない人がいない人物です。彼とは、もう15年以上の付き合いになりますね。フロリダ出身のウォーリーは、黒人差別の厳しい時代に生まれています。その一方、当時は「黒人初」というイノベーションを打ち立てる方たちもいたんです。まさに、その1人がウォーリー・エイモスなんです。

彼は60年代に、LAにあるブラックミュージックの会社でエージェントになりたかったのですが、黒人という理由で断られてしまうんです。そこで彼は、エージェント会社に入っている郵便局でアルバイトをすることにしました。するとアルバイト中に、彼の存在が、ミュージシャンであるマーヴィン・ゲイの目に留まったのです。こうしてウォーリーは、黒人初のエージェントに抜擢されました。

エージェントとして働き出した彼は、おばさんの元で生活していたのですが、とても貧しい暮らしをしていたため、ランチ代わりにチョコチップでかさ増ししたクッキーを持っていっていたそうなんです。

すると、そのチョコチップクッキーがミュージシャン達からとても好評で、お店を出すことを勧められたんですね。こうして彼は、黒人初という括りでは収まらず、世界初のチョコチップクッキーのお店を作った偉業をも成し遂げました。

編集部

壮大な経歴をお持ちの方なんですね...!ウォーリーさんとはどのようなことがきっかけで知り合われたのでしょうか?

杉本さん

当時私は、放送作家としても活動していて、彼とは仕事を通じて、知人に紹介されて知り合いました。元々私がハワイが大好きだったということもあって、「ハワイに来たら僕を訪ねてきて」と言ってくださったんですね。その当時はもちろん彼のこともよく知らず、ちょっとファンキーで面白いおじさんくらいにしか思っていませんでしたね(笑)。

しかし実際は、世界で初めてチョコチップクッキーを世に送り出した人物であり、ワシントンにあるスミソニアン博物館には、彼の業績をたたえる展示があったりと、途方もなく偉大な人物なんだと後から気づきました。

そんな偉大なウォーリー・エイモスのライフワークである「Read it LOUD!」を、習い事という形で日本で展開できているのは、私個人としても、とても嬉しく思っています。

「Read it LOUD!」のレッスンの特徴と工夫

{「Read it LOUD!」のキッズクラスで大好評だったアクティビティ「Mute it」

▲レッスンにはさまざまなアクティビティを導入

ここでは、「Read it LOUD!」のレッスンの特徴や工夫について伺いました。

独自のアクティビティでレッスンもより楽しく

毎年開催するハロウィンイベントでの英語絵本読み聞かせ会

▲ハロウィンイベントの様子。行事ごとも英語で楽しく!

編集部

「Read it LOUD!」のレッスンについて詳しくお教えいただけますか?

杉本さん

まず子どもを対象としたクラスは、0~3歳までの「ベビークラス」、4~8歳までの「キッズクラス」、それから9~12歳までの「ジュニアクラス」の3つがあります。1カ月に1冊の絵本を読むということに関しては、すべてのクラスで共通しています。

ちなみに、本教室には、元々「ベビークラス」は設けていませんでした。しかし、本校である阿佐ヶ谷校の前をベビーカーで通るお母さんたちがとても多く、中には教室に入って来られて、赤ちゃん向けのレッスンがないか尋ねてこられるお母さん方も少なくありませんでした。こうした要望がきっかけとなり、「ベビークラス」を新たに設けたという経緯があります。

編集部

「ベビークラス」は、具体的にどのようなレッスンを行うのでしょうか?

杉本さん

自分で絵本が読めない0~3歳の赤ちゃんは、レッスンに一緒に参加してもらうお母さんの膝の上で、お母さんに絵本を読んでもらいます。また、ゆくゆくお母さんたちも絵本が読めるようになることも視野に入れています。

特に「ベビークラス」では、集中力のある子やはいはいが好きな子など、さまざまな個性に応じたレッスンを心がけています。例えば、色のカードや乗り物のカード、お野菜のカードなど、さまざまなモチーフのあるカードの名称を次から次へと見せていくフラッシュカードには、「Read it LOUD!」がオリジナルで制作したものを活用しています。

赤ちゃんたちはフラッシュカードで好きな絵が出ると、手を伸ばすなど身体が反応するんです。このフラッシュカードは、最初は手を伸ばすだけだった赤ちゃんが、だんだん言葉を発するきっかけにもなっているんです。

「Read it LOUD!」のベビークラスのレッスンの様子

▲書いたり読んだりすることが難しい赤ちゃんは英語を耳でキャッチ!

編集部

「ベビークラス」ではどのような変化がありますか?

杉本さん

レッスンを終えて教室を出るとき、英語では「See you」と言いますよね。すると赤ちゃんもきちんと意味が分かっていないながら、先生の挨拶に反応して「See you」と返してくれるようになることもあります。

また2,3歳になると、英語の意味がわからなくても、絵本の単語やフレーズを先生のネイティブな発音で聞き、聞いた音をそのまま口に出して言うので、子どもたちもきれいな発音になるんです。子どもたちの流暢な発音や目まぐるしい成長に、いつも感心してしまいます。

質問を挟むことで昇華する生徒の五感と表現力

「Read it LOUD!」のジュニアクラスのレッスンの様子

▲ジュニアクラスでは英語絵本をベースに「読むこと」「書くこと」に重点を置く

編集部

その他のクラスについてもお教えいただけますか?

杉本さん

「キッズクラス」では、物語をもう少し深く理解しながら、英語のセンテンスが自然と頭に入ってくるようにすることに重点を置いています。また、それぞれの絵本にはテーマがあるので、子どもたちに質問しながら、彼らの感情や表現力を引き出すことも意識しています。

編集部

実際に生徒のお子さんたちには、どのような質問をしているのでしょうか?

杉本さん

絵本の読み聞かせでは、物語の途中で「この先どうなるかな」という質問を投げかけています。すると、子どもたちからはいろんな答えが返ってくるんです。物語を先生と一緒に読み進めながら、子どもたち自身も主人公になったかのように絵本に入り込み、五感で感じる体験型レッスンを行っています。

「Read it LOUD!」オリジナル絵本「RIL&TOWA」の英語版

▲英語が楽しく学べるオリジナル教材

編集部

その他、講師の方々がレッスンで工夫していることをお教えいただけますか?

杉本さん

先生たちに伝えているのは、子どもたちを頭ごなしに否定しないことです。子どもたちの身に危険が及ぶ行為や、嘘をついたりした場合を除き、先生たち大人が子どもたちの行いを決めつけないようにしています。

ある時、画用紙に好きな絵を描く時間がありました。すると、ある子が白い画用紙を塗りつぶした後、その紙をちぎり、動物を作ったんです。例えばその時、先生が画用紙をちぎってはダメよと言ってしまったら、その子の個性を摘んでしまうことになりますよね。反対に、画用紙を自由に使って動物を作ったことを心から褒めてあげられたら、その子にとって一生忘れられない記憶になるはずです。このように、子どもたちの可能性を尊重できるレッスン作りを心がけようと、先生たちと頻繁に話し合っています。

編集部

「キッズクラス」「ジュニアクラス」に通うお子さんたちには、どのような変化が見られますか?

杉本さん

レッスン初日にはまったく喋らず、ずっとおどおどしていたのに、レッスンに通い続けることで、メキメキと社交的になっていくお子さんがいました。その子から、人は本当に変われるということを教えてもらいました。また、子どもたちは、レッスンで起こったことを自分から親御さんに報告するようになったと感謝されたこともたくさんあります。

レッスンを通して子どもたちが活発になり、親子間のコミュニケーションが育っていく様子を見られることが何よりうれしいです。

数値化できない”価値のある”英語力が身に付く

「Read it LOUD!」で定期的に開催するワークショップの様子

編集部

絵本の読み聞かせという独自のレッスンを届ける「Read it LOUD!」の一番の魅力をお教えいただけますか?

杉本さん

「Read it LOUD!」は、義務教育の英語のように答え合わせをする場所ではなく、受験に特化した塾でもありません。英語を話す勇気やいろいろな国の人たちがいることを理解した柔軟でグローバルな感性を育むことを大切にしています。こうした独自のあり方は、「Read it LOUD!」の大きな魅力となっていると信じています。

勇気や柔軟な思考力と共に成長した子どもたちは、例えば、街で出会った外国のお友達とも自然に会話ができるようになります。こういった小さな会話の積み重ねが、子どもたちの自信を育てているんです。なにげない会話やたわいのないやりとりにこそ、人生の気づきや成長があるのだと気づかせてくれます。

「Read it LOUD!」では、潜在的な子どもたちの可能性を引き出し、数値化することのできない英語の力を身に付けることができるんです。

「Read it LOUD!」からのメッセージ

インタビューに答えてくださった株式会社ハレおすぎインターナショナルの代表取締役の杉本さん

▲インタビューに答えてくださった杉本さん

編集部

最後に「Read it LOUD!」に関心を持った読者の皆さまへ、メッセージをいただけますか。

杉本さん

日々の生活の中で、英語に限らず心から楽しいと思える瞬間が少なくなっていると感じています。だからこそ私たちは、週に一度でも時間を子どもたちが思いっきり楽しみながら、グローバルな視点を育める体験をして欲しいと思っています。

実際にレッスンに通う子どもたちは、自然と勉強が大好きになっていきます。そして大人が指示しなくとも、自ら絵本を読んでくれます。本を読む習慣も身に付きます。

楽しいという感情と結びついた学びは、将来、他の勉強を学ぶ時や社会人になった時、そして人生の壁にぶつかった時などに、プラスの影響を与えられると信じています。話すのがあまり得意でなかったり、人見知りで学校でお友達がなかなかできないお子さんや、子育てに悩んでいる親御さんは、ぜひ一度「Read it LOUD!」にお越しください。

編集部

お子さんたちが抱く楽しいという感情や個性を心から大切にしていることがよく理解できました。貴重なお話をありがとうございました!

「Read it LOUD!」の教材費用・受講料

「Read it LOUD!」で読み聞かせに使用する絵本

「Read it LOUD!」の入会・受講にかかる費用は、以下の通りです。
※金額はすべて税込表示で、子ども向けのコースを想定

【入会時】

入会金 10,000円(キャンペーン中につき無料)
レッスン料金 10,000円/月
レッスンの時間と頻度 1回45分/月3~4回

阿佐ヶ谷校と新川崎校では無料体験レッスンも受け付けています。また、ワークショップもHIS新宿マルイ本館、リッチモンドホテルプレミア東京スコーレにあるシェアラウンジ押上で実施しているため、興味を持った方はぜひ公式サイトをご確認ください。

「Read it LOUD!」の生徒・保護者の口コミ

ここでは、実際に「Read it LOUD!」にお子さんを通わせている保護者の方の感想・口コミをまとめました。

ベビークラスに通った子どもは、レッスンで習った歌を家の中で歌っています。毎回レッスンがとても楽しみなようです。

別の英会話教室に通っていたのですが、こちらに来てからはレッスンに前向きに取り組んでくれて、毎回楽しそうに話してくれます。英語力もついてきているので、「Read it LOUD!」を選んですごく満足しています。

絵本を読み聞かせるだけでなく、歌ったり、工作をしたりと子どもたちが楽しめる工夫がいっぱいです。息子もとても楽しそうにしていました。

口コミからは、子どもたちが楽しくレッスンを受けていることに満足している声が多く上がりました。まだ、「Read it LOUD!」独自のアクティビティについても、高く評価されていました。

「Read it LOUD!」の基本情報

運営会社 株式会社ハレおすぎインターナショナル
本社住所 東京都港区西麻布3-3-2-103(六本木オフィス)
教室 ・阿佐ヶ谷校(ベビー/キッズ/ジュニア/大人/シニア)
・新川崎カフェ校(大人/シニア)
問い合わせ先 https://www.readitloudjapan.com/
contact
公式サイト https://www.readitloudjapan.com/

※詳しくは公式ページでご確認ください