この記事では、お子さまの習い事をお探しの読者に向け、東京都港区青山に本校がある「松山バレエ学校」を紹介します。
松山バレエ学校は、1948年に創設され、75年以上の歴史を持つ「松山バレエ団」が運営するバレエ教室です。全国各地に教室が展開されており、生徒数はおよそ2,000人。日本バレエ界のパイオニア清水哲太郎氏をはじめとする松山バレエ団の一流アーティストから指導を受けられることが最大の特長といえるでしょう。
今回は、青山の本校で次席副校長を務める金井先生と、主任教師の小林先生、団員でレッスンを担当されている鈴木先生、広報担当の松本さんにインタビュー取材しました。公式サイトだけでは分からない松山バレエ学校の魅力をお聞きしたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
この記事の目次
75年の伝統を誇る松山バレエ団が運営する「松山バレエ学校」の特徴
まずは、御校がどのようなバレエ教室なのかを教えていただけますか?
本校を運営するのは、75年以上の歴史を持つ「松山バレエ団」です。「芸術は人々の幸せのためにある」という松山バレエ団の教育理念を土台に、「バレエ芸術を通してたくさんの人に夢や希望を届ける」「日常のレッスンを通し、心身を磨いてもらう」という点を重視しています。
そのため、レッスンではバレエの技術だけではなく、「人の目を見てあいさつをする」「整理整頓」といった礼儀・マナーも丁寧に指導します。もちろん最初からスムーズにはいきませんが、挑戦することが大切なんです。回数を重ねるうちに少しずつできるようになり、お子さまの達成感にもつながります。
▲「松山バレエ学校」の入口。門のたたずまいからもバレエの華やかさが感じられます。
プロのバレエダンサーによる本格的な指導体制
御校の一番の特長は歴史ある松山バレエ団が運営されている点にあると思うのですが、レッスンの指導はどのような方々が担当されるのでしょうか?
松山バレエ団は日本バレエ界のパイオニア、清水哲太郎(てつたろう)と、舞踊歴70年を越えてなお表現を深めている森下洋子を中心に活動を行っているバレエ団です。松山バレエ学校の生徒たちへの指導にも、日本にバレエを根付かせてきた先人たちの思いを引き継いで、日本のバレエの可能性を広げてきた二人のバレエへの想いが強く反映されています。
歴史あるバレエ団附属のバレエ学校だからこそ、指導者の層も厚く、松山バレエ学校校長の大胡しづ子先生は90代、今も現役で舞台に立つこともあり、誰よりもまっすぐな背筋と素敵な笑顔で子供たちにも指導して下さり、バレエの素晴らしさをそのたたずまいで雄弁に伝えてくれます。また、多くの現役で舞台に立つ団員も指導にあたるため、舞台芸術の本質を説得力をもって伝えられるところがあると思います。
バレエ学校で学ぶ子どもたちが、松山バレエ団の練習を目にする機会はあるのでしょうか?
バレエ団とバレエ学校は同じ建物にあり、すぐ上の階で団員たちがリハーサルをしています。この環境を生かし、子どもたちが団員のリハーサルを見学する機会を設けています。このことも、本校の特長といえるでしょう。
多くの子どもたちは目をキラキラさせながらリハーサルを見学しています。驚くことに、先生が指導しなくても背筋をピンと伸ばして釘付けになっているんですね。子どもたちは「見て学ぶ」ので、小さなころからプロの表現に触れさせる意味は大きいと思います。
松山バレエ学校のレッスン内容と年齢別クラス構成
ここからはレッスンの内容について詳しく教えてください。
レッスン用の教室は明るい雰囲気で、スペースを広くとっています。教室の壁は全て鏡張りになっていて、自分の姿勢や動きを確認しながら練習できるのが特徴です。
レッスン内容はクラスによって異なりますが、ストレッチをしてからバーにつかまりながら動く「バーレッスン」をして、中央に出てポーズを取る「センターレッスン」へと進みます。幼稚園クラス以上からは、簡単な踊りも取り入れています。例えば、体を正面に向けたまま、片足を前後に引いてお辞儀をする「レヴェランス(※)」も、幼稚園クラスから練習します。
(※)舞台上で踊り終わった後に観客に対して敬意を伝えるお辞儀
松山バレエ学校では、何歳からレッスンを受けられるのでしょうか?
パパママと一緒に、0歳からレッスンを受けられます。0歳〜2歳は「ナーサリークラス」に、3歳以上の未就学児は「幼稚園クラス」に、小学生以上は「小学生クラス」に在籍します。
ナーサリークラスは「楽しむこと」を重視しているので、親御さまと一緒に音楽を聴いたり、体を動かしたりします。まだ歩けない0歳・1歳のお子さまでも、リズムに乗って音楽を楽しんでいます。親子で参加するクラスなので、親御さまの息抜きや、友人づくりの場所にもなっているようです。土曜日のクラスはお父さまの参加率が高く、みなさん楽しそうにレッスンに取り組んでいらっしゃいますよ。
リズムを楽しむところからスタートし、幼稚園クラス・小学生クラスへと段階を踏んでレッスンが本格化していく流れです。
レッスンを受ける曜日は決まっていますか?
本校は祝日や公演日などを除き、毎日レッスンを実施しています。そのため、レッスンを受ける曜日だけでなく回数も週に2回から7回までご都合に合わせて選択していただけます。
複数の習い事をされている生徒さんも多いため、無理なくレッスンを続けられるよう調整も可能です。例えば、低学年のうちは回数を選択して、中学校受験が近づいてきたら週に1回にするような通い方もできます。ライフスタイルに合わせてレッスン回数を調整し、できる限り長くバレエを続けていただきたいと思っています。
毎年発表会を開催。松山バレエ団の団員と一緒に出演できる
▲舞台と同じ広さの教室もある
練習の成果を、家族などの前で披露する機会はありますか?
もちろんです。本校では年に2回のペースで、ご家族などを招待した発表会を開催しています。夏の発表会には3歳以上のお子さまが出演し、「小さなバレリーナ」として舞台上で踊ります。冬の発表会は小学生以上が対象で、夏の踊りをさらに高めた内容を披露します。
また小学校3年生から6年生でオーディションに合格した生徒たちが、プロのアーティストと一緒に舞台に立つ機会もあります。プロのオーケストラつきの舞台で、一般の観客の前で踊るため練習も厳しくなりますが、舞台人の気迫に触れ、子どもたちは心身ともに大きく成長できます。公演当日、プレッシャーを乗り越えて堂々と踊るお子さまの姿を見て、感激される親御さまも多いです。
男子向け「ボーイズクラス」と保護者向けレッスンの特徴
男の子も女の子と一緒にレッスンを受けられるのでしょうか?
本校には小学生以上の男の子を対象にした「ボーイズクラス」があります。バレエは男性・女性で動きが異なるため、男の子だけで集まるクラスを設けているんです。例えば週に2回レッスンを受けている場合だと、1回目は女の子と合同のクラス、2回目をボーイズクラスで受講します。
最近はバレエを習う男の子も増えてきていますが、女の子の数が多い支部もあります。そのため、月に1回のペースで「サンデーボーイズ」を開催し、各教室の男の子が青山の本校で合同練習をする機会を設けています。発表会にはサンデーボーイズのプログラムもあるので、男の子同士の友情を深めたり、切磋琢磨し合ったりしているようです。
御校には、親御さま向けのクラスもあるそうですね
お子さまのレッスン中の時間を活用した「パパ・ママクラス」があります。お子さまと同じようにレッスンを受けることで、「なぜできないの」と叱る機会が減ったと聞きます。簡単そうに見えても、実は難しいことってありますよね。レッスンを受けてみて「こんなに高度なレッスンに取り組んでいたのか」と、お子さまの頑張りに感心する親御さまも多いようです。
同じ教室でレッスンを受けていると、親子のコミュニケーションも増えそうですね。
バレエを通じて養う集中力・礼儀作法・豊かな感性
御校に通うことで、どのような力を身につけられますか?
本校はレッスンを受ける姿勢も指導するので、人の目を見て話を聞いたり、練習に最後まで取り組んだりする集中力が育ちます。レッスンで鍛えられた集中力は、学校の勉強にも生きているようです。また、バレエは仲間との協力が欠かせないので、友達を思いやる心や、周りの人たちへ感謝する心なども養えます。
幼稚園クラスでも、バレエのレッスンになると静かな雰囲気になります。物事に集中する、目標に向かって努力する心は、人生を通して役立つ力ですよね。その上、美しい音楽に合わせて体を動かす経験は、お子さまの感性を豊かにしていきます。もちろん姿勢も美しくなりますよ。
バレエを長く続けているお子さまは勉学にも集中して取り組めることが多く、何事にも負けない強い心と積極性が育ちます。中学受験に合格するなど嬉しい報告もたくさんいただいています。
松山バレエ学校からメッセージ
習い事を探している、バレエに興味を持っているお子さま・親御さまへのメッセージをお願いします。
「バレエ」と聞くと敷居が高いと感じる親御さまも少なくありませんが、私たちはもっと多くの方々にバレエの魅力を知ってもらいたいと思っています。お子さまのペースを大切にし、成長のお手伝いをしたいと願っています。
身体的・精神的に成長を目指せるバレエは、小さなお子さまに向いている習い事です。お子さまに何か習い事をさせたいと思っている方は、ぜひ無料体験をご検討ください。
松山バレエ学校の先生はみなさん、心を込めて一人一人丁寧に生徒さんたちと向き合っています。発表会の前などに「観客の方々に、みんなの笑顔を届けるんだよ」と話しているのを聞くと、私まで幸せな気持ちになるんです。
松山バレエ学校では、バレエの根幹は、「芸術は人々の幸せのためにある」という心にあると思っています。ぜひ一人でも多くの方に、バレエの楽しさを感じていただきたいです。無料体験などもありますので、ぜひ活用していただけると嬉しいです。
松山バレエ学校には0歳の赤ちゃんから80代の方々まで、幅広い世代の生徒さんがそろっています。中には、お子さまと親御さま、そのご両親といったように、3世代で受講される方々もいらっしゃいますよ。
お話からも、バレエが世代を超えて愛されていることが伝わってきました。バレエのレッスンで身につけた話し方や姿勢などのマナーは、社会人になってからも役立ちそうですね。本日は、貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました!
松山バレエ学校の料金体系と無料体験レッスン
松山バレエ学校の、子ども向けコースの料金(月謝)は以下の通りです。
ナーサリークラス (0歳〜2歳) |
週1回:9,900円 週2回:1万4,300円 週4回:1万7,600円 |
---|---|
プレスクールクラスL (3歳〜年少) |
週1回:1万3,200円 週2回:1万6,500円 週3回:1万8,700円 週4回:2万900円 |
プレスクールクラスM・U (年中・年長) |
週2回:1万6,500円 週3回:1万8,700円 週4回:2万2,000円 週7回:2万7,500円 |
エレメンタリースクール (小学1年生〜4年生) |
週2回:1万8,700円 週3回:1万9,800円 週4回:2万3,100円 週7回:2万7,500円 |
エレメンタリースクール (小学5年生・6年生) |
週3回:2万3,100円 週4回:2万6,400円 週7回:3万800円 |
ボーイズクラス (小学1年生・2年生) |
週2回:1万8,700円 週3回:1万9,800円 週4回:2万3,100円 週7回:2万7,500円 |
ボーイズクラス (小学3年生〜4年生) |
週2回:1万8,700円 週3回:1万9,800円 週4回:2万3,100円 週7回:2万7,500円 |
ボーイズクラス (小学5年生〜6年生) |
週3回:2万3,100円 週4回:2万6,400円 週7回:3万800円 |
入会金 | 1万9,250円 |
※本校(東京都港区青山)の税込料金です
※ボーイズクラスは本校のみ開催
※詳細は公式サイトをご確認ください
松山バレエ学校に興味がある方は、無料の見学や体験レッスンを利用してみてはいかがでしょうか。下記の見学・体験レッスン用お問い合わせフォームに、希望の教室や氏名、連絡先などを記載して送信すると申し込みが完了します。見学・体験レッスンを上手に活用し、教室の雰囲気やお子さまとの相性をチェックしてみてくださいね。
松山バレエ学校の利用者の声と口コミ
最後に、松山バレエ学校でレッスンを受けている子どもの保護者から寄せられた感想を紹介します。
感想からも、必要以上に子ども扱いせず、将来を見据えて指導にあたる先生たちの姿がうかがえます。技術にとどまらず、礼儀・マナーなどを指導している点に満足している保護者も多いようです。
松山バレエ学校の基本情報
住所 | 本校:東京都港区南青山3-10-16 |
---|---|
対応エリア | 日本 ※詳しくはこちら |
対象年齢 | 0歳以上 |
問い合わせ | 見学・体験レッスン:お問い合わせ |
公式サイト | https://www.matsuyama-ballet.com/school.html |