東京都大田区で活動するレテ テニススクールの練習風景

プロを育てたコーチも揃う「レテ テニススクール」の子どもの個性を伸ばすレッスンとは

この記事では、子どもにテニスを楽しく、しかも本格的に習わせたいと考えている保護者の方へ向けて、東京都大田区にある「レテ テニススクール」をご紹介します。

レテ テニススクールは自主性を大切にして、個性を伸ばす校風が特徴です。レッスンには試合形式が多く取り入れられ、小さいうちからテニスの楽しさを味わうことができます。

さらに、プロ育成経験もあるコーチ陣や豊富なコート数など、中学・高校のテニス部に所属する子どもたちが本気で上達を目指せる環境が充実。学業と両立して続けられるようなレッスンとなっています。

今回は、レテ テニススクール校長の宮本恵造さんと代表の河原弥生さんにインタビューを行い、スクールの魅力や子どもたちの様子をお聞きしました。

「レテ テニススクール」のコンセプトと特徴

「レテ テニススクール」は、プロ選手の育成に携わってきたベテランコーチ陣の指導を提供する、本格的なテニススクールです。

一方で、低年齢層から楽しくテニスができる環境も整っており、テニスを始めたい子どもからレベルアップしたい中高生まで対応しています。実際に、4歳から18歳程度まで幅広い年齢層の子どもたちが所属しているそうです。

それではさっそく、宮本さんと河原さんに、スクールのコンセプトや会員さんの特徴について聞いていきましょう。

子どもの自主性を尊重!楽しみながら実力もつけられる環境

レテ テニススクールのオレンジクラスの練習風景

編集部

まずは、レテ テニススクールのコンセプト、大切にしている点について教えてください。

宮本さん

私たちは子どもたちの自主性を大切にしています。自然にテニスができること、そして子どもが自ら学べる環境を作ってあげることに重きを置いていますね。

あとは、テニスを好きになってもらいたいと考えています。趣味としてやりたい子も、本格的な選手になりたい子も、みんなが楽しめるようにカリキュラムを組んでいます。

編集部

テニスを楽しみながら、実力もつけていける環境なのでしょうか。

宮本さん

そうですね。ちょうど今、スクールを始めて10年が経ちました。当時4、5歳で始めた子たちの中には、スクールとしては一番レベルの高い「選抜クラス」で続けている子も少なくありません。

テニスは大人になっても長く続けられるスポーツなので、なるべく無理をすることなく、テニスが好きな気持ちを持って成長していけるように指導しています。

中学・高校のテニス部所属の生徒がレベルアップのために通うケースも

レテ テニススクールの選抜クラスの練習風景

編集部

レテ テニススクールで最も多い生徒さんの年代を教えてください。

宮本さん

一番多いのは、選抜クラスの中高生です。つまり、中学校や高校のテニス部に所属し、大会にも出ているような、本気で強くなりたいと思っている子たちです。

いまは部活動が強い学校であっても、外部のスクールで指導を受けさせるスタイルが増えていますよね。選抜クラスの強い子たちは、部活に加えて週2~3回ほどレテに通っていたりします。

編集部

一方で、強さとは別に純粋にテニスを楽しみたいと思って通う生徒さんもいらっしゃるのでしょうか。

宮本さん

もちろん、そういう層もいますね。ただ、テニスを続けていれば、みんなそれぞれに上手くなりたいと思うものです。

実際にプロになれるレベルでテニスを続けることは簡単ではないので、どこかの時点で部活と学校生活やプライベートを両立しながら楽しめるような形に落ち着いていきます。

そういえば面白い例として、高校受験や中学受験の直前までスクールに来ている子に限って、結構学力の高い学校に合格したりするんです。

根を詰めて勉強だけ行うよりも、適度に体を動かしてリフレッシュするバランスの取れている子のほうが、学業の成績も良いのではないかと感じています。

レテ テニススクールのクラス・カリキュラムとは

レテ テニススクールの練習風景

それでは次に、レテ テニススクールのクラスやカリキュラム、そしてレッスンの内容について聞いていきます。

年齢に応じたコース設定で、無理なく成長できる

編集部

具体的なクラス分けについて教えてください。

宮本さん

いま、テニス界では「PLAY&STAY」と言って、小さい子どもたちでも楽しめるように、特別なボールを使ってプレーするというスタイルが世界的な流れになっています。

レテ テニススクールでも、まず3~5歳は大きくてゆっくり跳ねるレッドボールを使う「レッドクラス」から始めてもらっています。

レッドボールのスピードは通常のイエローボールの4分の1くらいで、小さい子でもラリーを続けやすく、楽しみやすいことが特徴です。テニスコートも4分の1のスペースを使います。

レテ テニススクールのレッドクラスの練習風景

▲ゆっくりと跳ねるレッドボールを使えば、未就学児でもテニスを楽しめる

宮本さん

そこから基本的には年齢に応じて、オレンジボールの「オレンジクラス」、グリーンボールの「グリーンクラス」とステップアップしていくことで、適切な負荷でプレーできます。グリーンクラスぐらいまでは、みんな本当に楽しんでやっていますね。

編集部

クラスが上がるときは、年齢に加えて技術面も関係してくるのでしょうか。

宮本さん

もちろんあります。子どもたちはどうしても、上のクラスの子たちが普通のテニスボール(イエローボール)でプレーしているのを見ると、自分もやりたくなるんです。

また親御さんの中にも、やはり子どもを周囲の子と比較してしまい、なるべく早く上のクラスに行かせたいという方もいらっしゃいます。

でもラケットを振るとそれなりの負荷があるし、ボールもイエローボールになるとかなりの力が伝わってくるので、そこは体に合わせてゆっくりと進めることを推奨していますね。

入門時からゲーム形式にすることで、テニスの楽しさを味わえる

レテ テニススクールのオレンジクラスの練習風景

▲オレンジクラスの練習風景

編集部

レッドクラスのカリキュラムの特徴について教えていただけますか?

宮本さん

大きなポイントとしては、早い段階からゲーム形式を学べるカリキュラムになっていることです。練習メニューの約半分はゲーム形式です。

やっぱり試合って楽しいんですよ。小さい子同士のラリーはあまり続かないことが多いのですが、それでも当人たちは楽しんでいます。だからカリキュラムの中でもゲーム性、また勝ち負けにこだわるという点を、すごく大事にしています。

面白いのは、子どもたちって「この子は自分より上手いから、勝てないんじゃないか」とかすごく考えているんです。

テニスでは普通、4ポイントを先に取ると1ゲームの勝ちになります。でも例えば、1ポイントだけで勝てるルールにすれば、実力が劣る子でも勝つ可能性があるんです。勝つことで楽しさを覚えることも少なくないので、そうしたゲームも結構取り入れていますね。

編集部

一方で、ゲームで勝つための技術や体力を鍛えるメニューもあるのですか?

宮本さん

基本的な技術は当然、教えていきますが、小さい子たちに体力をつけるトレーニングは求めていません。

もちろん、選抜クラスのレベルになれば「強くなりたいんだったら、基礎体力は必要だよね」という話はします。やはり個人差があって、強くなりたい子はスクールの時間外で自主的にやるんですよ。自主性を持って黙々と取り組む子は、どんどん力がついていきますね。

選抜クラスには全国レベルの選手も。将来を見据えて指導

レテ テニススクールの選抜クラスの練習風景

▲最もレベルの高い「選抜Aクラス」の練習風景

編集部

選抜クラスに入るための条件や基準について教えていただけますか。

宮本さん

基本的には技術が高くて、試合に出たいという意欲のある子たちが対象ですね。実際に試合に出てもらったうえで、適性を判断しています。

指導においては、フォアハンド、バックハンドやゲームのベースとなるサーブなど、基礎を中心に取り組みながら、それを実戦で試していきます。ある程度高いレベルになると、「攻撃的にいくか守備に徹するか」など、個性に合わせた戦略についても考えていきます。

試合後のフィードバックとしては、自分の目指すスタイルを意識したうえで、何をプラスすればよいか、どんな練習をすればよいかを考えてもらいます。

編集部

勝ち負けの結果にフォーカスするのではなく、試合内容と将来像をベースにアドバイスをされるのですね。

宮本さん

試合内容と、さらに言えば技術や体力ですね。よく「メンタルが大事」などと言われますが、メンタルは基礎体力と技術の上に成り立つものです。

特にジュニアのときは、その二つがしっかりしていれば、メンタルが大きく崩れることはありません。ただ、なかなか本人に理解してもらうまでには時間がかかります。

河原さん

選抜クラスは非常にレベルが高くて、全国大会に出るような優秀な子もいます。宮本校長を筆頭に非常に優れたコーチ陣が揃っていることも、レテ テニススクールの大きな魅力だと考えています。

個性を尊重して、フォームの修正は最小限にとどめる

編集部

スクールとして「自主性を大切にしている」というお話がありました。具体的にはどのような指導をされているのか、教えていただけますか。

宮本さん

基本的なことは伝えるけれど、教えすぎないというのが一つのコンセプトです。

私がアメリカで学んだことの一つに「ベストなコーチングは教えないことだ」というのがあります。つまり、それぞれに個性があるので、例えばグリップひとつにしても、指導者が無理に変えないほうが良いという考え方です。

編集部

逆に変えた方が良いクセというのは、どのように見極めておられるのですか?

宮本さん

基準はボールが相手コートに入るかどうか、その再現性が高いかどうかですね。クセがあっても、それできちんと毎回ボールが入るなら、無理に修正する必要はありません。

例えば錦織選手にしても、バックハンドの両手の幅が広かったりと、一般的には悪いとされているクセがあったりします。でもそれで問題ないなら、直す必要はありませんよね。

ただ、今は大丈夫でも、この先相手のレベルが上がってきたときに不具合が出そうだと感じたら、修正することもあります。レテでは小さい子どもが相手でも、そうしたクセや個性を尊重しながら、負荷の少ない指導を心がけています。

レテ テニススクールの教室の雰囲気

レテ テニススクールのレッドクラスの練習風景

では次に、レテ テニススクールの教室の雰囲気について伺っていきましょう。

卒業生によるアシスタントコーチが良い見本になっている

レテ テニススクールの練習風景

▲若いアシスタントコーチ(右)が、子どもたちに寄り添いながらサポート

編集部

レテ テニススクールの教室の雰囲気について教えてください。

宮本さん

教室では、スクールの卒業生たちがアシスタントコーチとして入っていて、とても良い雰囲気を作ってくれています。アシスタントコーチは主に大学生が多いです。

基本的にはテニスのスクールなので、コーチ陣は生徒のプライベートまでは立ち入りません。ですが、アシスタントコーチは生徒たちと年齢も近いので、話しやすいようです。

彼らはそれぞれテニスと学業を両立しながら成長してきているので、子どもたちにとっても良い見本になっていると思います。実際に進路の相談をする光景も見られます。

他のテニススクールでは、アシスタントコーチが少なくて大変という声も耳にします。そういう意味でレテでは、卒業生がアシスタントコーチになるという良い循環が生まれていますね。

編集部

卒業生のアシスタントコーチが、テクニックとメンタルの両面からサポートしてくれているのですね。

宮本さん

そうですね。アシスタントコーチを務めるのは、テニスのレベルが高い学生ばかりです。先ほども少し話しましたが、子ども同士で打つとラリーが続きません。アシスタントコーチとペアを組むことで、ラリー練習などのクオリティがぐっと上がります。

海外留学・奨学金も含め、テニス関連の進路についてもアドバイス

編集部

コーチの皆さんは生徒のプライベートまではあまり立ち入らないということですが、生徒さんから進路相談を受けることはあるのでしょうか。

河原さん

ありますね。特に宮本校長は、生徒からいろいろと相談されて、的確なアドバイスをされています。海外留学の経験があって、人格的にも非常に幅広く受け入れるタイプなので、子どもたちからとても信頼されています。

宮本さん

レテに来ている子の大半は大学を受験します。上手な子なら大学のテニス推薦を受けられる可能性もあるし、テニスと勉強をしっかり両立したほうがいいかもしれません。

レテに通った子の中には、奨学金をもらって海外へ進学した生徒もいます。テニスのレベルが高いと、例えばアメリカの大学でアスレチック奨学金(スポーツ奨学金)をもらえる可能性もあります。

そうしたレベルの高い卒業生が次々と出ているなか、特に海外留学については私の経験から具体的なアドバイスをしています。

最大7面のテニスコートやカフェなど、施設面も充実している

レテ テニススクールの練習風景

▲一般向けのレテ テニスクラブを含めて7面のコートがある

編集部

その他、レテ テニススクールならではの施設の特徴があれば、ご紹介ください。

宮本さん

我々は一般向けのテニスクラブも主催しており、テニスコートが7面あることが大きな特徴です。ジュニア向けのレテ テニススクールで使うコートは通常3面なのですが、ちょっと余裕があるときには大人用のコートも借りて、さらに広々と練習できます。

河原さん

コートの面数が多いので、試合形式のレッスンが非常に充実していることが、大きな特徴になっています。

編集部

それは子どもたちにとって嬉しいポイントですね。テニスコートの隣にはカフェもあるようですが、こちらはどのように利用されているのでしょうか。

河原さん

こちらは誰でも利用できるカフェで、お子さんがレッスンを受けてる間に、親御さんがご利用になったりもしています。

その中で親御さん同士で話が弾むこともありますし、少し早めにお迎えに来られた方がお茶を飲んでゆったり待っておられることもあります。

レテ テニススクールに併設されたカフェの内装

▲カフェでは、おしゃれなドリンクやスイーツ、軽食などを提供している

レテ テニススクールからのメッセージ

レテ テニススクール校長の宮本恵造さんと代表の河原弥生さん

▲インタビューに応じてくださった校長の宮本恵造さん(左)と、代表の河原弥生さん(右)

編集部

最後に、レテ テニススクールに興味を持った読者の方へメッセージをお願いします。

河原さん

宮本校長も申したように、レテ テニススクールは子どもたちの個性を伸ばすスクールです。コーチが上から厳しく教え、型にはまったテニスをさせるようなことはありません。

もちろん人間的な成長としても方針は同じです。型にはまった人間を育てるのではなく、子どもたちの個性を伸ばすことに力を入れています。

我々のスクールは、これからの時代を生きるお子様たちの成長に、きっとプラスになるスクールだと思います。小さいお子さんから入校できますので、ぜひ一度いらっしゃってください。

編集部

本日はレテ テニススクールの自主性を大切にする校風をはじめ、カリキュラム・施設の特徴などを詳しく教えてくださり、ありがとうございました。

レテ テニススクールの料金・体験申し込み

レテ テニススクールでは随時、体験を受け付けています。気になる場合は、まず体験してみて、実際の雰囲気を味わってみましょう。

体験料として1,210円が必要ですが、体験当日に入会手続きをした場合は体験料がキャッシュバックされ、入会の事務手数料(2,420円)も無料となるようです。

また、各コース別のスクール料金は以下の表のようになります。

▼クラス別スクール料金(月々)の一例

週1回 週2回
レッド1・2 7,416円  13,349円
オレンジ 8,158円  14,684円
グリーン 11,124円 20,023円
イエロー 11,866円 21,358円 
選抜A・B 14,832円 26,698円

■料金・体験申し込みの詳細はこちらから!(レテ テニススクール公式サイト)
http://lete.jp/tennisschool/

レテ テニススクールの基本情報

住所 東京都大田区西馬込2-26-7
問い合わせ https://form.run/@yayoi-1656535782
電話番号 03-3772-9230
公式URL http://lete.jp/tennisschool/