性別も年齢も関係なし。「日本伝統空手協会 空優会」は安心して鍛えられる道場|空手教室

この記事では、東京都内で優しく受け入れてもらえる空手道場を探している親子さんへ向けて「日本伝統空手協会 空優会」の赤坂本部をご紹介します。

空優会は、小学生以上の子どもは大人と一緒の教室で学ぶスタイルなので、気配りや優しさなどを自然に学ぶことができます。また未就学児は別クラスとして、3歳ごろから受け入れています。

大きな特徴は、会長を含めて指導員に女性が多いこと。その影響もあってか、大人も含めた生徒全体の約4割が女性で、子どもと一緒に習い始めるお母さんも少なくないと言います。

さらに、伝統空手から競技空手まで幅広く指導してもらえるので、子どもの性格・タイプに応じた道を極めることができますよ。

今回は、日本伝統空手協会会長の髙橋優子さんと、主任指導員の笹明日香さんにインタビューを行い、空優会の理念やコースの特徴、赤坂本部の教室の雰囲気などを伺いました。

愛に溢れた、強く優しい子を目指す「日本伝統空手協会 空優会」

日本伝統空手協会 空優会で学ぶ子どもたち

「日本伝統空手協会 空優会」は、子どもからシニアまでが同じ空間の中で稽古を進め、お互いに刺激しながら成長していくスタイルの空手教室です。

それではさっそく会長の髙橋さんに、コンセプトや実際の入会の理由、男女比などについて聞いていきましょう。

3歳ごろから入会可能。道場がみんなの居場所になる

日本伝統空手協会空優会で準備体操をする子ども

編集部

まずは、空優会のコンセプトや指導理念についてお聞かせください。

髙橋さん

日本伝統空手協会の理念は「空手で世界中の人を幸せにする」です。その中の本部として空優会があり、子どもたちに向けては「愛に溢れた、強く優しい子を育てる」という理念を掲げています。

空手の技を学ぶ中で、強さについては自然と知ることができるので、我々はとにかく愛情を注いで、優しい子を育てることに注力しています。

ちなみに、空優会は子ども専用の空手道場ではありません。大人やシニアも含めて、全ての層に対して空手を広めたいという思いで運営しています。

編集部

子どもだと何歳ごろから、どういった目的で入会するケースが多いのですか。

髙橋さん

最低年齢としては、大体3歳くらいです。実際にキッズクラスは3~5歳が多いです。

また、親御さんが子どもを入会させたい理由としては、「人として大事な部分を、小さいときからしっかりと伝えたい」という方が多いと感じています。

日本伝統空手協会 空優会のキッズクラスの子どもたち

▲凛々しくも可愛らしい、キッズクラスの生徒たち

その中で、特に意識しているのは「優しく柔らかく受け入れる」ことです。誰でもどんな子でも大丈夫という雰囲気を大切にしています。

一度、空手に挫折してしまった子が来てくれることもあります。

一人ひとりが「自分の居場所」だと感じられる道場を目指しています。

女性会員が約4割。親子が一緒に入会するケースも

日本伝統空手協会 空優会の稽古風景

▲指導員にも生徒にも、女性が多いことが特徴の一つ

編集部

会長の髙橋さんが女性で、ほかにも女性の指導員さんが多いですね。その辺りも空優会の特徴だと捉えていらっしゃいますか。

髙橋さん

それは本当に大きな特徴で、男性指導員も「うちの魅力は女性の指導員だ」と言ってくれるほどです。

やはり女性は、すごく原始的な部分で人を育てていく、受け入れるという性質があると思っています。もちろん、子どもたちと一緒にこちらが育っていく面も多々あります。

その影響もあってか、大人も含めた女性会員さんの割合が約4割と非常に高いです。子どもに限定すれば、男女は半々ぐらいですね。

編集部

例えばキッズクラスに通う子の母親が、一緒に空手を習い始めるというケースもあるのでしょうか?

髙橋さん

それも空優会の大きな特徴で、子どももお母さんも一緒に親子で空手に取り組むことをお勧めしています。

実際に土日のクラスは、親子での参加が多く、10組以上が集まる日もあります。親子でお互いに通いやすいクラスへ別々に参加されている方もいらっしゃいます。以前には、孫からおばあちゃんまで3世代で通われた家族もいらっしゃいました。

実は、空優会で空手をしている大人は、8~9割が初心者です。大人はつい「ケガをしたら仕事や生活に影響が出るから心配」などと考えてしまうのですが、怪我をするような接触はほとんどありません。その上、指導員は細心の注意を払って指導をしていますので安心して稽古をすることができます。始めれば必ず心身ともに良い変化を実感できますから、ぜひ思い切って始めてもらいたいですね

また、一緒に汗を流す、深い関係のママ友ができることも魅力だと思います。

日本伝統空手協会 空優会のコースや稽古内容の特徴

それでは次に、日本伝統空手協会 空優会の実際の稽古内容やクラス、システムについて伺っていきましょう。ここからは、主任指導員で広報担当の笹さんにも加わっていただきます。

伝統空手をベースに基礎から学ぶカリキュラム。海外からオンライン参加も可能

日本伝統空手協会 空優会で空手を学ぶ子どもたち

編集部

実際の稽古内容やクラスについて教えてください。

笹さん

コースとカリキュラムについては、基本的には伝統空手を学ぶ「通常クラス」がベースになっています。小学生以上であれば、通常クラスに入っていただきます。

内容としては60分の間に、主に基本動作、体の正しい使い方を学びます。体をどう動かせば、どの方向にどんな力が出るのかなど、身体操作の基本を身につけつつ、空手の心と技を習得していきます。

その中で時間帯によっては、例えば初心者向けのクラスや女性専用クラス、空手ストレッチクラス、空手ヨガクラスなども設けています。

あとはオンラインクラスもご用意しています。フランスやベトナム、香港、チリ、ポルトガル、中国など、さまざまな国から参加していただいています。

髙橋さん

園児さんの時に海外へ引越すことになり、その後もオンラインで空手を続けて茶帯まで昇級した子がいます。現在も黒帯を目指してオンラインで頑張ってくれています。

未就学児はキッズクラス。小学生からは大人との稽古で社会を学ぶ

日本伝統空手協会 空優会で昇級試験に合格した子どもたち

編集部

小学生未満の子どもの場合は、何クラスに入るのでしょうか。

笹さん

2023年に、未就学児を対象とする「キッズクラス」を開設しました。キッズクラスでは60分のうち、前半は様々な動きを取り入れたトレーニングで楽しく体を動かします。後半は空手の稽古を通して、挨拶や返事、姿勢などの礼儀の大切さを伝えています。

先ほどもお伝えしたように、小学生に上がったら、もう一般クラスです。これは空手道場の特徴で、大人と一緒に稽古をすることで社会を学ぶことができます。同級生や2~3歳上下くらいの世界ではなくて、小学生から70代まで一緒に稽古をするのです。

編集部

大人と一緒に空手に取り組むことで、心の成長も見られるのでしょうか。

髙橋さん

もちろんです。基本的には大人のルールの中で動きますから、例えば休憩時間になれば窓を開けたりと、誰かのために動くといった部分では大人びていきます。

一方で大人は大人で、子どもを見て感銘を受けることもあります。そこは、お互いによく学び合っていると思います。

子どもだけではなく、大人の方が学ぶことも多いです。「子どもたちのようにあれくらい大きな声で挨拶しなきゃダメだな」など、交流の中でとても良い雰囲気が生まれています。

競技空手もカバー!個性に応じて幅広くハイレベルな指導を受けられる

編集部

基本的には、ずっと伝統空手を学んで段位を上げていく子どもが多いのでしょうか。

笹さん

そこは、それぞれの会員さんの目的や目標に合わせて指導を行っています。

武道の精神を学ぶこと、心身を鍛えることなどから、黒帯の取得、試合の出場まで、大人も子どもも含めて本当にさまざまな目標を持っておられます。

髙橋さん

これが本当に重要なポイントです。それぞれの会員さんの希望に合った指導ができること。高齢者の健康のための空手から、世界大会を目指す選手の空手まで、老若男女誰でも、希望通りに指導できる指導員が揃っていることというのが、空優会の大きな特長です。

編集部

子どもで入会した後、同じ道場で長く鍛錬を積んで、どこまでもレベルアップできるのは嬉しいですね。ちなみに子どもの段階でも、それぞれ目的が違うものですか?

髙橋さん

最初はどのご家族も、おそらく同じような目的で入ってくるのだと思います。

続けていくと「ちょっと大会に出場したいな」という子と、「勝ち負けではなくて、鍛錬を楽しみたいな」という子に、大きく二つに分かれていきます。

笹さん

会員さんの中には、子どもから始めて中学まで空優会で研鑚を積み、高校や大学の空手部で活躍している方もいます。伝統空手と競技空手の両面からサポートできるというのが、空優会の強みですね。

フレキシブルな回数制レッスン。2フロアの道場で柔軟に対応

日本伝統空手協会 空優会の道場

▲空優会の赤坂本部では建物の1階と2階に道場があり、柔軟な編成で稽古を行える

編集部

具体的なレッスンのシステムについて教えていただけますか。

笹さん

空優会には、いろんなコースがあります。どれも基本的には回数制になっていて、月4回、8回、フリー会員から選べます。

月曜日から日曜日まで毎日クラスを開催しているので、その中で自由に参加することができます。予約や欠席の連絡なども必要ありません。

もちろん月4回コースなら、毎週決まったクラスに参加するのも良いでしょう。一方で、例えば月末まで都合がつかなかった場合などは、1日に4クラス連続で入ることも可能です。

髙橋さん

気軽に来ていただけるように、このようなシステムにしています。

編集部

そのように柔軟に受け入れられるのは、道場の設備面も整っているからこそでしょうか?

笹さん

それは大いにありますね。赤坂の本部道場は1階と2階の2フロアを使い、指導員も2人体制にしています。

同じ時間に来てくださっている方を、レッスンの途中からレベル別に分けたり、大会が近くなれば組手稽古と通常稽古に分けたりと、集まったメンバーを見ながら柔軟に対応しています。

また、その他の設備としては、男女別の更衣室やシャワーを設けています。冷暖房も完備ですよ。

日本伝統空手協会 空優会の教室の雰囲気

それでは続いて、日本伝統空手協会 空優会の教室の雰囲気について、さらに詳しく聞いていきましょう。

生徒一人ひとりを良く見て、意欲をサポート

日本伝統空手協会 空優会の稽古でストレッチをする様子

編集部

子どもたちの指導にあたって「優しく柔らかく受け入れる」という点を強調されていました。

実際の教室の雰囲気について、もう少し具体的にお聞きしてもよろしいですか?

髙橋さん

例えば道場に入る時は大きな声で挨拶をします。しかし、時にそれができない子もいる。

「挨拶ができないなら、道場で稽古をする資格はない」と厳しく言うこともできる。しかし、そうではなく、挨拶ができなかった理由を聞いてみる。

そして、一人ひとりに合った声かけをする。「稽古頑張ろう。帰りの挨拶はきっと大きな声が出ると思うよ」「体操の号令係をやって、挽回しようか」稽古ができないなら、今日は先生の指導補佐をしてみないか?」

すると「もう一度挨拶をやり直す」と言って、入口へ向かってくれる子もいます。

「見守る」と言うのは簡単に思えてとても難しいことです。見守ることは「信じて待つ」ことだと思っています。指導者が待てずについつい口を出したくなってしまう。そこをグッと我慢して、見守る。

そして、その子の成長を見守りつつ、全体の稽古を円滑に進める。他の会員さんに心配をかけたり、不安を抱かせないようなさじ加減も必要です。そのようにしながら子どもたちの空手を続ける意欲をサポートしています。

編集部

そのように丁寧に対応してもらえたら、子どもたちも嬉しいし、安心できるでしょうね。

髙橋さん

空手は人を攻撃する技術ですが、その稽古で「生きる」ことを学びます。どのように生きるべきか、自分を活かすべきか、人を活かすことができるのか。

そこを鍛錬すると、今の目の前の子どもに対して、どのようにこの優しい気持ちを表すのがいいかというポイントがわかってきます。

苦しい稽古も楽しみながら乗り越え、成長できる環境

編集部

教室の温かい雰囲気が良く分かりました。レッスン中の具体的なエピソードなども伺えますか。

髙橋さん

たとえば、大人さんが失敗した時に、子どもが「大丈夫だよ、かっこよかったよ」と優しく慰めていたりしますね。

編集部

それは微笑ましい場面ですね。子どもたちにとって空優会の道場は、ちょっと大人になれる場所なんですね。

髙橋さん

我々の空手では、全員が楽しく体を動かして笑顔になって帰ってもらいたいのです。

もちろん、稽古中は楽しかったけど、よく考えたら体にも頭にもかなり厳しい稽古だったなと、楽しくやった結果、きちんと伝わり、成長するという点も大事にしています。

日本伝統空手協会 空優会からのメッセージ

日本伝統空手協会会長の髙橋優子さんと笹明日香さん

▲インタビューに応じてくださった髙橋優子会長(左)と広報・主任指導員の笹明日香さん(右)

編集部

最後にあらためて、日本伝統空手協会 空優会に興味を持った読者の方へ、メッセージをお願いします。

髙橋さん

「空手で世界中の人を幸せにする」。この理念が、そのままお伝えしたいことです。

皆さま誰もが悩みを持つ一方で、「こうなりたい」という自分を持っておられます。我々はその一番の応援団となって、目指す自分に楽しく向かえるようにサポートさせていただきます。

編集部

空優会という名称にもあるように、本当に優しい心を子どもたちに注ぎながら、大人も子どもも一緒に成長していく様子がよく分かりました。

本日はありがとうございました。

日本伝統空手協会 空優会の料金・体験申し込み

日本伝統空手協会 空優会の1階道場

今回のインタビュー内容は、日本伝統空手協会 空優会の「赤坂本部」について行ったものです。

道場の運用やコース分けなど、支部の教室については当てはまらない点も含まれているため、入会前に必ずご確認をお願いします。

支部は東京に3支部、千葉に3支部、群馬に2支部があります。その他、数十ヵ国の海外支部が加盟しています。

■日本伝統空手協会 空優会の各支部の情報はこちらから!(空優会公式サイト)

https://kuuyuukai.com/shibu/

なお、日本伝統空手協会 空優会では、入会前に3回の無料体験をすることができます。詳しくは、お問い合わせください。

■日本伝統空手協会 空優会の体験申し込みはこちらから!(空優会公式サイト)

https://kuuyuukai.com/muryotaiken/

また、日本伝統空手協会 空優会の月々の会費などは以下の表の通りです。

▼月会費

月4回まで 11,000円
月8回まで 13,200円
フリー会員 19,800円
小学生未満 上記のコース料金+2,200円
オンライン月4回 13,200円
※小学生以上のみ参加可能

このほか、入会費などの諸経費としては、以下のようなものがあります。料金の詳細については公式サイトをご確認ください。

■日本伝統空手協会 空優会公式サイト(料金)

https://kuuyuukai.com/pricelist/

▼その他の諸経費

入会金 12,000円
年間登録料 5,500円
級審査料 一般級:5,000円、幼年級:2,000円
保険子ども 800円
※年度末更新

日本伝統空手協会 空優会の基本情報

赤坂本部住所 東京都港区赤坂2-20-13
赤坂ヒルサイド1階・2階
お問い合わせ https://kuuyuukai.com/signin/
電話番号 03-6277-8264
公式URL https://kuuyuukai.com/

※最新の情報は公式HP等でご確認をお願いいたします。