この記事では、パソコンとICTのスキルを身につける、子ども向け教室「バレッドキッズ」を紹介します。大人向けのパソコン教室「AVIVA(アビバ)」から誕生したバレッドキッズは、北海道から沖縄まで全国に約140の教室があり、幼児から高校生まで幅広い年齢のお子様を対象としています。
パソコンとICT(情報通信技術)のスキルによって、子ども達が未来への夢を持ち、それを叶えていくことを目指す「PC-ICT教室」です。
今回は、そんなバレッドキッズの特徴やレッスンの詳しい内容について、バレッドキッズの瀧澤さんにお話を伺いました。
この記事の目次
“価値ある教育を届ける”が、バレッドキッズの理念
バレッドキッズではどのようなことが学べるのでしょうか?
バレッドキッズは、パソコンとICTの両方を学ぶことができる「PC-ICT教室」です。
世間にはお子様向けのパソコン教室や、プログラミングの教室、ロボット教室などさまざまな種類がありますが、バレッドキッズは多くの分野を総合的に学べる教室と言えると思います。
それから、情報モラル、セキュリティ。そして情報を収集・分析・表現できるような能力ですね。文部科学省がICT活用を推進する中で「情報活用能力の育成」というキーワードを打ち出しているように、この情報活用能力も、これからを生きる子ども達には必須のスキルと考えています。
バレッドキッズの「VALED(バレッド)」とは「価値」を意味する「Value」と「教育」を意味する「Education」を合わせた造語です。関わるすべての人々に“価値ある教育”をお届けしたいという思いを込めて付けられた名前で、こちらが当教室の理念となっています。
将来につながる力として、とても幅広い分野のスキルが身につくのですね。まだ子どもが小さく、どんな分野に興味を持ってくれるか分からない状況でも、これだけ多くのことが学べるのであれば、より興味を持てる分野を見つけることもできそうです。
選ばれる理由は“長く役立つ、多彩な学習内容”
どのような理由やきっかけで、バレッドキッズに通われている方が多いでしょうか。
親御さんがパソコンスキルの必要性を感じられていて「パソコンスキルが身に付いていれば、中学生や高校生になってからも役立つと思った」といった声をよく聞きます。
また、お子様がゲーム好きという方も多いです。「ゲーム系の教室も検討したけれど、プログラミングができれば自分でゲームを作ることもできる」と、より多くのことが身につくバレッドキッズを選んでくださっています。
幼児さんから高校生までさまざまな年齢のお子様がいらっしゃるため、それぞれの年齢に合わせて多様なカリキュラムを組み、子ども達の知的好奇心に寄り添うことを心がけています。
中には長く在籍されているお子様もいらっしゃいます。「慣れた場所で色々なことにチャレンジして学びたい」というお子様には向いているのではないでしょうか。
バレッドキッズの年齢にあわせた多様なカリキュラム
幼児から高校・大学生まで、幅広い年齢の子どもが通うバレッドキッズ。ここからはバレッドキッズのカリキュラムの内容について、対象年齢ごとに詳しく紹介します。
幼児向けカリキュラムは、パソコンスキルと知育の掛け合わせ
パソコン教室として、幼児期から通えるというところは大きな特長だと思いますが、実際に何歳くらいの子どもが対象になりますか?
年中さんからが対象です。教室でレッスンに取り組んでもらうので、お母さんと離れられるとか、椅子にちゃんと座っていられるとか、トイレに1人で行けるとか、そのようなところを基準にしています。
教室では、パソコンを使ってどのようなことをするのでしょうか。
幼児期のお子様は、日々生活してるだけでも色々なことを吸収しているのですが、そのことにプラスして、できることがたくさんあるんですね。文字を覚えるとか、数の概念を理解をするとか。この知育と呼ばれる部分と掛け合わせた教材を、主に使用しています。
一例ですが、実際にマウスを操作して、フリーフォームで画面上の点と点をつなぐ教材があります。たとえば6という数字と6個の風船があって、これは同じ意味なんだという概念とマウス操作を一緒に覚えることができます。
▲数字の概念とマウス操作を一緒に覚えられる教材の例
数字と物の数を結びつけるということは、大人にとっては当たり前ですが、実は3~5歳ぐらいに学ぶことなんです。そのため、未就学のお子様向けにこのカリキュラムを用意しています。
また、両手を使ったタイピングをできるようにするために、キーボードへの指の置き方から覚えてもらう、といったことにも取り組んでもらっています。
幼稚園のお子様がパソコンを操作するうえで、難しい部分はありませんか?
パソコン端末の操作という意味では、慣れるまで大変な部分もあると思います。ドラッグの仕方1つとっても、キーボードの表記についても、すべて大人仕様のものを使うわけですから。その中でも幼児さんに楽しくパソコンに親しんでもらえるように、さまざまな工夫を行っています。
小学生向けカリキュラムでは、Microsoftのワードやエクセルを使った課題も
小学生になると、もっとステップアップした内容になるのでしょうか。
小学生なら、Microsoftのワードでポスターを作るといった課題もあります。ケーキ屋さんのポスターをみんなで作ると仮定して、「どういう言葉を入れたらケーキ屋さんにお客さんが来てくれるかな」という言葉まで自分で考えて、それをワードで作っていきます。
エクセルの学習であれば、みんなが走ったタイムをエクセルの表にまとめてみましょうとか。パワーポイントで資料を作った際は、プレゼンテーションの仕方まで教えます。
▲小学生向けのカリキュラム。エクセルで表やグラフを作る練習ができます
このように色々な知識を積み重ねながら、基礎、中級、上級で応用までを学んでいくカリキュラムになっています。
子ども達に身近なテーマを用いられているんですね。ただの作業でなく、ポスターの言葉選びや見せ方など工夫を要する部分もあるので、パソコンスキルだけでなく『自分で考える力』も身につきそうです。
加えて、ITリテラシーについての指導もしています。パソコンを安全かつ効率的に使ってもらえるように、インターネットの利用上の注意点、検索の上手な仕方などを学べるラーニングシステムを導入しています。
“好きなこと”を大切にしながら、中長期的にスキルを伸ばす
中学生、高校生まで続けていく生徒さんも多いということですが、中長期な目標や到達点もあるのでしょうか。
一人ひとりの理解や進み具合に寄り添うことを大切にしているため絶対的なものではありませんが、学年ごとのスキル目標や目安は設けています。たとえば、小学校5年生でタイピングが1分間で230文字ぐらい打てるように、といったものです。
また、「タイピングは好きだけどエクセルは嫌い」のようにお子様の趣味嗜好もいろいろなので、その部分も考慮しています。学習塾ではないので、できないと上の級に行けないという視点では考えていません。
ただ上を目指すのではなく、お子様の“好き”や“楽しい”といった気持ちも大切にされているんですね。
パソコンやタイピングの基礎知識は、小学校入学準備としても有効
未就学の頃からパソコンに触れていくことは、その後どんなところに影響してくるのでしょうか。
今は小学校に入ると1人1台のパソコンやタブレットが付与されて、実際に授業で使っていく学校が多くなっています。例えば、感想文を作文用紙に書くのではなく、パソコン上のワードに打ち込んで先生に提出する学校もあります。
そういった方法が標準になってきているので、タイピングができるということは、学校生活のすべり出しをスムーズにすることにもつながるんです。
現代の、小学校入学準備の一環という感じでしょうか。
そう言えると思います。地域差はあると思いますが、パソコンの使い方が分かっている状態の方が、学習が進んだり、学べることが増えたりするのは事実ですね。
“自分で取り組む”ことを大切にする指導
先生はどのように指導されているのでしょうか。
全国に教室があり、特に統一のカラーを定めているわけではないので、雰囲気はさまざまです。ただ基本的には、常に先生が隣について1から10まで教えるというよりは、子どもたちが自分で考えて進められるようにカリキュラムを作っています。
子どもたちが自分で作業に取り組み、手が止まったら先生がアドバイスするといった感じです。ただ、手が止まっても子どもが自分で考えている時もあります。そこは声をかけすぎないように見計らいつつ、必要に応じてアシストしています。
なるほど。子どもの主体性をとても大切にされているんですね。先生はどのような方がいらっしゃいますか?
バレッドキッズの講師は、必ず、指導面・運営面の開校研修を受けていただいてから教室をスタートします。それに加えて、毎月の定例研修、希望者を募った課題別研修などを実施しています。現在は6割ぐらいが女性の先生で、3~4割ぐらいが男性の先生です。
プログラミングは小学生から無理なく楽しく学べる
バレッドキッズのプログラミングについても、ぜひ教えてください。
元々プログラミングの内容も以前より指導はしておりましたが、昨今の、プログラミング(情報)教育の導入の流れを受けて、小学生から無理なくプログラミングを学べるコースとして、ロジカカリキュラムを導入しております。
このコースでは、子どもたちがビジュアル言語から学習をスタートして、プログラミングを学びます。
試行錯誤しながらキャラクターを動かしたり、ゲーム作成をしていきます。ゲームだけでは終わらずに、テキスト言語のHTMLやPythonなど、高校の情報科目で学ぶものを先に理論から学んでいきます。
楽しいだけでなく身につくプログラミングを目指し、またこどもたちが自分の力で考えてプログラミングを完成させていく、子どものための学習カリキュラムとなっております。
プログラミングにはパソコンの基本スキルが欠かせません。社会に出て、これらの知識やスキルがあることでより一層充実した学生生活、社会人となっていただけるように長期的に学べるカリキュラムを用意しております。
これだけ長く通える、受け入れができる教室というのもバレッドキッズの強みになると考えております。
最近では、バレッドキッズのカリキュラムを学童や学習塾などの他事業に加えていただくことも多くなりました。法人として複数教室を展開されている方もいらっしゃいます。
バレッドキッズからのメッセージ
それでは最後に改めて、バレッドキッズにご興味のある方に向けて、メッセージをいただけますでしょうか?
バレッドキッズは、パソコンスキルからプログラミング、プレゼンまで、社会を生き抜く力を総合的に身につけられる教室です。
幼児さんから高校生まで、それぞれのお子様に寄り添った内容でカリキュラムを組んでいるので、長く通って頂けますし、保護者の方にもお子様の成長を感じて頂けると思います。
それぞれの教室にカラーがあるので、ご興味を持ってくださった方は、ぜひ一度体験にお越しください。
教室の中で、お子様のさまざまな力が育まれることと、楽しみながら続けられることの両方がよく伝わってきました。本日はありがとうございました。
バレッドキッズに通う生徒や保護者の声
ここでは、実際にバレッドキッズに通うお子様や卒業生、また保護者の方の感想・口コミをまとめました。
パソコンにほとんど触ったことのない状態からのスタートでも、楽しみながら教室に通っているお子様が多いようです。また、バレッドキッズで学んだことが、大学や会社でも役立ったという声も多数見られました。早い時期にパソコンスキルを身につけておくことは、将来にわたる財産になるとも言えそうです。
バレッドキッズへの申し込みの流れ
バレッドキッズに入会を考えている方は、まずは無料体験への参加がおすすめです。公式サイトから近くの教室と希望の日時を選択し、教室でのレッスンに参加することができます。その後、入会希望の場合は、各教室で申し込みができます。
詳細:無料体験・お問い合わせ
バレッドキッズのコースと受講料金
コース名 | 対象 | 月謝(税込) |
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PC- ICT+ロジカ (初級・中級・上級) |
小学生~高校生 | 14,520円~ |
PC-ICTコース | 幼稚園~高校生 | 小学生:9,020円~ 中学生:10,120円~ 高校生:10,780円~ |
※税込み価格
料金についての詳細やレッスン時間など、最新の情報は公式サイト等で確認ください。
バレッドキッズの基本情報
運営会社 | 株式会社グローバルキャスト バレッドキッズ本部 |
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本社住所 | 東京都千代田区内幸町1-2-1 |
お問い合わせ | 03-6271-9084(平日10:00~18:00) 公式サイトにて体験申し込み・お問合せください。 |
公式サイト | https://kids.valed.jp/ |
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