「こどもヒーロー空手教室」で大切なものを守る力&たくましく幸せに生きる力を習得

この記事では、お子様の心身を鍛えるための習い事を探している方に向けて、東京都文京区の「こどもヒーロー空手教室」をご紹介します。

こどもヒーロー空手教室は、「こどもヒーロー訓」を元にして、自分と自分の大切なものを守れるような力を身につけ、心身の成長を促すことを目的とする空手教室です。

礼儀を学び、しっかりと先生の話を聞くようになる中で、空手の技術はもちろん日常生活や学業の面でも成長が見られるとのことです。人に対する優しさを大事にするのも「ヒーロー教室」ならではといえるでしょう。

今回は、代表取締役の菊野克紀さんにインタビューを行い、カリキュラムの特徴や子どもたちの成長ぶりについて詳しく伺いました。

理想を目指して心身を鍛える「こどもヒーロー空手教室」の理念

こどもヒーロー空手教室に通う生徒の稽古風景

こどもヒーロー空手教室は、3歳から12歳までを対象としており、空手を中心に基礎体力や運動神経を向上させるような稽古を行っています。

それでは、代表の菊野さんに教室の特徴について詳しく聞いていきましょう。

強くて優しくてかっこいい「ヒーロー」を目指して修行する

編集部

すごく印象的な教室名だと感じたのですが、まずは「こどもヒーロー空手教室」の理念やコンセプトについて教えてください。

菊野さん

ありがとうございます。私自身がドラゴンボール世代ということもあり、小さいころから人生の目標が「ヒーロー」でした。ヒーローとは、強くて優しくてかっこいいものだと思っています。

自分自身がそうありたいと思うし、そういう姿を目指して子どもたちと一緒に修行したいという思いを込めて「こどもヒーロー空手教室」を開きました。

編集部

ネーミングに関して、格闘技や武道のイメージを変えたいという思いもあったのでしょうか?

菊野さん

それも理由のひとつではありますね。どうしても戦う姿を見て、暴力と結びつけたり、ちょっと粗暴なイメージを持ったりする方もいると思います。

一方で、こどもヒーロー空手教室では、稽古を通して心と体を磨き、人に優しくする、みんなと仲良くできることを目標としています。

編集部

教室を開いたのはいつですか?

菊野さん

2020年ですね。当時はコロナ禍ということもあり、最初はオンラインのレッスンが中心でした。現在は、文京スポーツセンターと江戸川橋体育館の2ヶ所で実施しており、約4年のうちに生徒は220人まで増えました。

教育熱心な文京区というエリアの中で、教室が掲げているビジョンや子どもたちの成長の様子をいろいろな方に見ていただき、口コミやネット検索でありがたい評判が広がっているという印象です。

こどもヒーロー空手教室の稽古内容・クラスの特徴

こどもヒーロー空手教室できちんと正座して話を聞く子どもたち

ここからは、実際に「こどもヒーロー空手教室」に通ったときの稽古内容や、どのような面で子どもたちが成長していくかという特徴についてお話を伺っていきます。

最初はヒーロー訓の唱和から。心身ともに鍛える1時間の稽古内容

編集部

1時間の稽古の流れについて教えてください。

菊野さん

稽古の時間になると、まずは5つの「こどもヒーロー訓」を唱和します。

▼こどもヒーロー訓

  • 大きな声を出します
  • メリハリをつけます
  • 話してる人を見ます
  • 礼儀を大切にします
  • 人にやさしくします

これは子どもたちが守るべきルールであり、当然、我々指導員も守って、それをもとに子どもたちに指導します。その後に礼をして、稽古が始まっていきます。

稽古の内容は時期によって変わります。例えば、一般的にイメージされるような突きや型の練習、またミット打ちや投げ・受身、安全な組手のような稽古も行います。

稽古後には「実語教」という、日本で1000年前から読まれている知恵の集まった教科書を唱和して、子どもたちにその意味を発表してもらいます。そして、最後は礼で終わります。

編集部

体を動かすだけではなく、ヒーロー訓を読む、さらに考えたり話し合ったりする場まであることが印象的です。精神的な成長のための時間を、しっかり設けているのですね。

武術にルールはない。総合的な「守るための力」の習得が自信につながる

編集部

先ほどの稽古内容に投げや受身があるというのは、空手に加えて総合格闘技でも活躍された菊野さんらしいですね。

菊野さん

もちろん、僕が学んできたものをギュッと詰め込んでいる面もあります。

ただ本来、武術にルールはないんです。元々は護身術ですから、それこそ相手が何人いるのか、武器を持っているのかも分からない。その中で生き残り、家族を守るための技術なんです。

こどもヒーロー空手教室では、子どもたちの成長にスポットを当てながら、いざというときに守りたいものを守れる力をつけてもらい、それによって自信を持って生きられるような練習を行っています。

アドラー心理学を取り入れたコーチング&ティーチングでバランス良く指導

編集部

菊野さんは、アドラー心理学をベースにしたコーチとしても活動されているそうですね。子どもたちに自信をつけさせる上で、その辺りも指導に生かされているのでしょうか。

菊野さん

実は、そこはすごく難しいところなんです。

例えばアドラー心理学では、褒めない叱らないという「横の関係」を大切にしています。とはいえ小さい子どもだと、やはり褒めたり叱ったりしないと行動できない場面もあります。

そのうえで、小さい間はティーチング、つまり教えることが重要で、自分が確立されていくにつれてコーチングの割合を増やして、本来の自分を引き出していくのが大事だと考えています。

その二つの割合に悩みながら指導をしているというのが実情です。いつも「正解は分からない」という前提で、真摯に向き合っています。

編集部

子どもへの対応を安易に固定せず、真剣に向き合いながら柔軟な対応を取られていることは、むしろ保護者の方にとっても安心できるポイントだと感じました。

成長に合わせて「ゆっくりクラス」か「しっかりクラス」を選べる

編集部

こどもヒーロー空手教室で選べる2種類のクラスについて、違いを教えていただけますか?

菊野さん

3歳から12歳までの子どもたちを「ゆっくりクラス」と「しっかりクラス」に分けています。これは必ずしも年齢で分けるものではありません。

ゆっくりクラスは、ゆっくり下の子に合わせる、しっかりクラスは上の子に合わせるという感じで、できる子たちが暇をしないように、できない子たちが置いていかれないように進めています。例えば小学高学年がゆっくりクラスに来てもいいし、3歳の子がしっかりクラスに来ることもあります。

クラスの選択は自由でその子の成長や気分や時間の都合などで都度変わってもかまいません。連絡も不要です。指導員も複数いるのでレベルのばらつきは対応できます。

こどもヒーロー空手教室で「成長の土台」が身につく

こどもヒーロー空手教室で準備運動をする子どもたち

ここからは、こどもヒーロー空手教室に通う子どもたちが実際にどのような力を身につけ、成長していくのかを掘り下げてみましょう。

その上で重要となるプロセスや、指導のポイントについても伺っていきます。

「こどもヒーロー訓」で急成長!子どもでも達人技を習得できる

編集部

菊野さんから子どもたちを見て、フィジカルもメンタルも含めて、どのような成長を感じておられますか。

菊野さん

やはり成長の一番のカギは「こどもヒーロー訓」なんです。極端な話、うちはこどもヒーロー訓をできるようになってもらうための道場なんですよ。

最初はじっと座ることすらできない3歳くらいの子が、できたら「かっこいいね」と言われ、できなかったら「まだできないか」と言われながら、少しずつ成長していくんです。

やがて「こどもヒーロー訓」が守れるようになってくると、話を理解し、きちんと練習できるようになって、フィジカルも技術も身についてきます。

そうすると、軽く腕を振っただけで凄い威力になったり、大きな相手をふわっと投げたりと、達人技みたいなことも本当にできるようになるんです。

編集部

子どもたちは、こどもヒーロー訓がベースに入ることで、急成長していくのですね。

菊野さん

そうです。それができれば勉強だろうが他の運動だろうが、何でもできるようになると思っています。

あくまで子どもたちがたくましく幸せに生きるお手伝いをするのが役割だと思っていて、そのために空手という手段を取っているだけなんです。

子どもたちに、いろんなものに挑戦するための、幸せになるための土台を作ってもらいたいですね。

年3回の昇級審査で確実に成長していく

編集部

子どもたち自身が成長を実感できる、具体的な場面としては何があるのでしょうか?

菊野さん

年に3回の昇級審査は、子どもたちにとって大きなモチベーションになっています。

昇級審査では一か月かけて、日ごろの稽古内容が身についているかを精査します。こどもヒーロー訓が実践できているかどうかを主要な課題としつつ、技術や体力を総合的にチェックします。

例えば、最初の10級では「上段受け逆突き」などの基本的な型に加えて、飛び蹴り、受け身や棒の避け方の技術、腕立て伏せの回数などの基礎体力を確認します。

級が上がるにつれて、より多岐にわたる高度な攻撃・防御の技を習得するとともに、体力面も鍛えていきます。

もちろん審査ではプレッシャーもかかるので、それでちょっと苦しくなる子もいるのですが、やはり昇級を目標に頑張ることで確実に成長していきますね。

昇級審査を苦しみながらもクリアしたときの子どもたちの誇らしそうな顔は、もうたまらないですよ。自信をつけて、階段を一歩上がったような顔を見るのが何よりの楽しみですね。

編集部

子どもたちは昇級審査を通して、日々の努力が報われるという達成感を得られるのですね。

菊野さん

遊ぶことはもちろん楽しいものですが、そうやって自分の成長を実感することが一番楽しいと思うんですよね。

そこを感じさせてあげて、自分の成長を楽しめるようになったら、どんどん伸びていく。そういう経験を積ませてあげたいと考えています。

編集部

なかには、昇級審査をクリアできないケースもあるのでしょうか。

菊野さん

はい。やはり途中で頑張れなくなる子もいます。中途半端な状態で昇級させてしまうのは良くないので、そういう子はきちんと次回の審査に持ち越します。

こどもヒーロー空手教室からのメッセージ

こどもヒーロー空手教室の稽古風景

編集部

それでは最後にあらためて、この記事を読んで「こどもヒーロー空手教室」に興味を持った保護者の方へメッセージをお願いします。

菊野さん

私たちは、お子様がたくましく幸せに生きていけるように全力で関わらせていただきます。体験も見学も、いつでも歓迎していますので、ぜひ一度、教室の子どもたちの様子を見に来てください。

編集部

今日は「ヒーロー」を掲げる教室の特徴や、実際の子どもたちの成長の様子など、具体的なお話をありがとうございました。

こどもヒーロー空手教室の場所・料金・無料体験

こどもヒーロー空手教室のイベントの様子

こどもヒーロー空手教室は、基本的に文京スポーツセンター(火・木・金曜日)と江戸川橋体育館(月・水曜日)の2ヶ所で開催されています。

ゆっくりクラスが15:30から、しっかりクラスが16:45から、各1時間の稽古がスタートします。詳細は下記の公式サイトをご確認ください。

■稽古場所の予定表はこちらから!(こどもヒーロー空手教室公式サイト)
https://hero-karate.com/news/place/

また、普段の稽古に参加できる「無料体験」も随時受け付けています。気になる方はまず申し込んでみましょう。

■無料体験の申込みはこちらから!(こどもヒーロー空手教室公式サイト)
https://hero-karate.com/experience/

また、教室参加にかかる基本的な料金・費用は以下の表の通りです。菊野さんによると「週1回会員」が多いそうです。

月会費 【週1回会員】
6,000円

【週2回会員】
10,000円
年会費 12,000円
※スポーツ保険料(800円)と年3回の昇級審査の帯代(最大7,500円)を含む
道着代 8,000円
初期費用 ・今月分の月会費(日割り計算)
・年会費(月割り計算)
・道着代

こどもヒーロー空手教室の生徒や保護者の口コミ

こどもヒーロー空手教室のイベントで食事をとる子どもたち

こどもヒーロー空手教室に子どもを通わせている保護者さんからは、以下のような声が寄せられています。

稽古を重ねることで強くなっている実感があるようで、さまざまな面で努力ができるようになってきました。

「こどもヒーロー訓」には、子どもの成長にとって大切なポイントが凝縮されています。普段の集中力がアップして、あいさつもしっかりできるようになりました。

通い始めたころは頼りなく、引っ込みがちだった息子ですが、だんだんとポジティブになってきており、頼もしく感じています。

昇級審査をクリアするたびに自信がついているようで、さらに次の目標に向かって自発的に進んでくれています。

先生たちは優しく厳しく、一人ひとりの子どもたちに愛情を持って接してくださいます。

独自の「こどもヒーロー訓」や稽古、昇級審査を通して、子どもの成長を親子ともに実感しているという声が多数見られました。

スタッフの目配りが行き届いているといった感想も多く、満足度が高い様子がうかがえました。

こどもヒーロー空手教室の基本情報

住所 【文京スポーツセンター教室】
〒112-0012
東京都文京区大塚3丁目29-2

【江戸川橋体育館教室】
〒112-0006
東京都文京区小日向1丁目7-4
問い合わせ https://hero-karate.com/contact/
公式サイト https://hero-karate.com/