この記事では、思考力や創造力が身につく習い事を探している方に向けて、小学生向けのプログラミング教室「コードオブジーニアスジュニア」をご紹介します。
コードオブジーニアスジュニアは、プログラミングについてオンラインで楽しく学びながら、創造的な思考力や問題解決のスキルを育むことを目指すスクールです。
段階を踏んでステップアップできるカリキュラムや検定試験を通して、プログラミングの基礎を習得しつつ、成果発表会や意見交換によってコミュニケーション能力を磨くこともできますよ。
また、世界の最新技術にふれる「TechTime(テックタイム)」など、子供たちの自由な発想やアイディアを刺激する機会も豊富です。
今回は、オンライン教室長の三木貴史さんにインタビューを行い、教室の雰囲気やカリキュラムの特徴、子供たちの成長の様子などについて伺いました。
この記事の目次
小学生向けプログラミング教室「コードオブジーニアスジュニア」が目指すもの
「コードオブジーニアスジュニア」は、オンラインの小学生向けプログラミング教室です。
特に自らのアイディアを形にする喜びを感じながら、楽しくプログラミングスキルを身につけることを目指していると言います。
それではさっそく、教室が描く子供たちの成長の姿やビジョンについて、オンライン教室長の三木さんにお尋ねしていきましょう。
グローバルリーダーの素養として未来志向の姿勢や思考力を養う
▲プログラミングの学習を通して、積極的に挑戦する姿勢も身につけていく
まずは、教室が目指す姿についてお聞かせください。コードオブジーニアスジュニアに通うことで、子供たちはどのように成長できるのでしょうか。
コードオブジーニアスジュニアでは「世界平和を実現するグローバルリーダーの育成」をビジョンに掲げています。
世界では現在、人工知能やビッグデータの技術革新が起こっています。その中で能動的に生きていくためには、暗記や定型作業だけでなく、未来を考えて実現していける人材が必要だと考えています。
そのことを踏まえて私どもは、ただプログラミングができる人を育てるのではなく、プログラミング教育を通して、新技術に向かう姿勢や思考力など、21世紀を生き抜く術を子供たちに身につけてもらいたいと考えています。
コードオブジーニアスジュニアのコースやカリキュラムの特徴
次に、コードオブジーニアスジュニアの各コースの特徴や、世界の新技術にふれる独自のカリキュラム「TechTime(テックタイム)」について伺っていきましょう。
楽しみながらプログラミングを学ぶ「ベーシック」「アドバンス1年目」
コードオブジーニアスジュニアのコースやカリキュラムの特徴について教えてください。
コースは全部で4つあります。「ベーシックコース」「アドバンスコース(1年目、2年目)」「エキスパートコース」です。
なお、プログラミングを学ぶための学習ソフトとしては、小学生向けに広く用いられている「Scratch(スクラッチ)」を共通して使用しています。
まず基本となるのが、小学1~2年生向けの「ベーシックコース」です。
プログラミングの全体像を把握することを目指していて、理解というよりはパソコンやプログラミングに親しんでもらうことを目指すコースです。
パソコンの操作に慣れながら、Scratchの基本的なブロックについて学び、最終的にはゲーム開発に挑戦してもらいます。
指導にあたっては一つひとつの項目を丁寧に解説し、その子の頭の中できちんと整理ができるようにしています。
▲ベーシックコースでは、楽しみながらプログラミングに親しめる
ベーシックコースでも、ゲームを開発するところまで進むのですね。続く「アドバンスコース」についても教えていただけますか?
アドバンスコースは小学3~6年生を対象としており、1年目と2年目の二段階のコースがあります。
アドバンスコース1年目では、座標の概念を交えながら動きについて学ぶなど、だんだんプログラミングの専門的な概念が登場してきて、学びの要素が強くなってきます。
ベーシックコースでは簡略化して学んだプログラミングの文法事項を、一つひとつ丁寧に押さえていきます。
なお、基本的な区分けは学年なのですが、できる子は“飛び級”していくケースもあります。例えば小2でアドバンス1年目という子もいますね。
本格的なゲーム開発を進める「アドバンス2年目」「エキスパート」
▲生徒作品のリズムゲーム
「アドバンスコース2年目」に入ると、どのようなことを学べるのでしょうか?
アドバンスコース2年目からは、本格的なゲーム開発が始まります。最初は収集ゲームや上から物が降ってくるゲームなど、比較的簡単なゲームを開発します。
回を重ねるごとにレベルアップする中で、シューティングゲームや格闘ゲーム、マリオのようなアクションゲームにも挑戦してもらいます。
もちろん、自分の頭の中で整理しながら作っていくことは難しいので、作品を完成させていくための手順書シートを用意しています。
「こういうブロックを使うよ」「こういうふうに組み合わせてね」という手順書に沿って進めることで、完成へ着実に向かうことができます。
当然、それまでに習った知識が出てくるので、きっちりと復習して理解を深めながら進められる形になっています。
▲生徒が手掛けた、魚を食べて大きくなっていくゲーム
こうしてゲーム開発を実践しながら、さらに次のコースにステップアップしていくのでしょうか?
はい。最後は「エキスパートコース」です。ここに至ると自分で作品制作ができて、そのための計画を立てられて、発表もできるようになります。
雛形に沿って作る学習の回、その知識を踏まえて自由制作の回を3週間、翌週は発表・振り返りの回というサイクルで進めていきます。
▲エキスパートコースでは内容が高度になり、より複雑な指示ができるように
自主性を大切にしつつも、テーマが決まらない子には「夏だしプールや海を取り入れてみたら」といったアドバイスを行います。
また、計画の立て方も学べることが大きな特徴です。例えば「今日は主人公のキャラの動きを作りたいです」というように文章化してもらい、それを先生が確認したうえで実行していく形です。
▲授業中の目標や結果を文字と数字で記録して、進捗を管理・共有する
締めくくりの発表では、まずScratchで作品を見せて動作の説明を行った後、Googleスライドでプレゼンをしてもらいます。
こうした一連の流れを繰り返しながら、自主性をもって開発できるスキルを身につけていくのです。
▲Googleスライドを使って、プレゼン用の資料を作る子供たち
世界の最新技術にふれて柔軟な考え方や思考力、創造性を育む
▲TechTimeでは、さまざまな最新技術について学び、知見を広める
授業のカリキュラムの中で、独自の取り組みなど特徴的なものはありますか?
60分の授業の中で、最後の約10分は趣向を変えて、世界の新技術に興味を持ってもらうための「TechTime(テックタイム)」を設けています。映像コンテンツを見て討論するという講座形式です。
例えば最近なら「未来のカーテン」というテーマで、日光を感じ取るセンサーで自動開閉するカーテンの動画を見てもらいました。
プログラミングを学ぶことが将来、どういったサービスや商品につながっていくかを考えることで、学ぶ意欲や好奇心を刺激することが狙いです。
▲単に新技術を学ぶだけでなく、自分たちならではのアイディアについても話し合う
コードオブジーニアスジュニアは、ただプログラミングができるだけの子を育てたいわけではありません。
新しい技術を通して柔軟な考え方や思考力、創造性を育むことで、将来はそういう技術やアイディアを生み出す側に回ってもらいたいと考えています。
意見を出し合う中で、コミュニケーション能力も鍛えられそうですね。
おっしゃる通りです。TechTimeや制作発表を通して、自分の意見やアイディアを伝えることで、コミュニケーション能力も身につけることができます。
コードオブジーニアスジュニアの授業や成果発表の様子
それでは次に、実際の授業の雰囲気や、子供たちの成果発表や成長の様子について聞いていきましょう。
自分のペースで学べるから自然と自信がつく
実際のオンライン授業中の子供たちの様子について、お伺いできますか?
だんだんとできることが増えていくと、画面越しでも楽しいという雰囲気が伝わってきます。
思った通りにできたら、ちょっと表情がにやけていることもあったりしますね。逆に思ったものにたどり着かなくて、一生懸命相談してくれる子もいます。私も一度で理解できないこともあるので、その子の意図を探りながら都度アドバイスします。
その試行錯誤の末にうまく達成できた時は、その子と一緒に大喜びしますね。教える立場として非常にやりがいを感じますし、二人三脚でゴールできたかのような達成感を私自身も感じています。
授業のペースやサポート体制についても教えてください。
基本的には一律のペースで進む形になっています。ただし、問題を解くスピードは子供によって大きく異なることもあるため、それぞれに合わせてサポートしています。
なお、解くのが遅いからといって怒ることはありません。「できたね」と声をかけつつ、その子に自信を持ってもらうことを大事にしています。
一方で「何となく」で解けてしまう子には、あらためて理由や背景を教えて、頭の中を整理してもらうようにしていますね。
検定試験や全国発表会も!プレゼンを通してさらに成長できる
▲年に一度、全国規模のオンライン成果発表会を行っている
通常の授業以外にも、成果発表の場はあるのでしょうか?
コードオブジーニアスジュニアでは実力を測り、学習のモチベーションを向上させるための検定試験や、全国規模の発表会を行っています。
まず「ジュニア・プログラミング検定」を年に3回、春休みや夏休みなど長期休み期間に実施しています。
オリジナルの解説講座で合格のサポートをしつつ、4級~1級までの検定にチャレンジしてもらいます。特に2級以上は合格率が低くなる分、合格すれば大きな達成感を得られます。
また、一年間の集大成として毎年2月ごろ、自らの学びを整理し、全国の生徒の前でプレゼンする発表会イベント「Learning Next」を開催しています。
これには当校のみでなく、フランチャイズ校や中高生向けの上位校「コードオブジーニアス」の生徒も参加します。
▲自分が制作したゲームを全国の仲間に向けて発表する生徒
中高生の作品を見ることができるため、小学生にとって大きな刺激となり、テキストプログラミングでどんなものが出来上がるのかを具体的に知る機会にもなります。これは、小学生と中高生のスクールを一貫して運営している私たちの強みと言えますね。
なお、上位校「コードオブジーニアス」では、JavaScriptやPythonといったプログラミング言語を使って、本格的なプログラミングを学ぶことができます。
■参考サイト:コードオブジーニアス(中高生向け)
https://codeofgenius.net/
コードオブジーニアスジュニアからのメッセージ
▲生徒の検定合格を喜ぶ、コードオブジーニアスジュニアの三木さん(右)
最後にあらためて、プログラミング教室に関心のある読者の皆さんへ、メッセージをお願いいたします。
いろいろな習い事がある中で、勉強も含めて「間違うのが不安」というお子さんの話をよく耳にします。
一方でプログラミングは「どれだけ間違えてもいい」というのが最大の魅力です。思いつくだけ試行錯誤できる環境というのが、子供たちにとって意外と貴重なのだと感じています。
私自身、子供たちの気づきや発見を大切にして、長所を伸ばしてあげたいと思っています。ぜひ体験会にご参加いただき、プログラミングの魅力に触れてみてください。
コードオブジーニアスジュニアがプログラミング教室という枠を超えて、子供たちの思考力や想像力、自己肯定感やコミュニケーション能力まで幅広く身につけられる場であることがよく分かりました。
本日はありがとうございました。
コードオブジーニアスジュニアの料金・体験申し込み
コードオブジーニアスジュニアでは、60分間の体験会をオンライン(Zoom)で行っています。
実際の授業でも使うScratchを使い、キャラクターを操作する簡単なゲームづくりに挑戦することで、プログラミングへの興味とやる気を引き出してあげましょう。
実施日時や詳細については、下記の公式サイトをご確認ください。
■体験会はこちらから!(コードオブジーニアスジュニア公式サイト)
https://jr.codeofgenius.net/trial#outline
また、通常授業では各コースとも、時間や回数、参加費は以下の表のようになっています。
授業時間 | 1回60分 |
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授業回数 | 毎月4回(年間48回) |
参加費 | 11,000円/月 |
開催方式 | オンライングループ学習 (自宅からZoomで参加) |
定員 | 1クラス8人 |
なお、各コースの開催日や時間帯、詳しい内容については、下記の公式サイトをご確認ください。
■コースの詳細はこちらから!(コードオブジーニアスジュニア公式サイト)
https://jr.codeofgenius.net/course
コードオブジーニアスジュニアの利用者の口コミ
コードオブジーニアスジュニアで学んでいる子供たちの様子なども含めて、保護者の口コミをいくつかご紹介します。
オンライン、少人数クラスの特徴を生かした、きめ細かい指導の様子や、楽しみながら学ぶ子供たちの様子が伝わってきました。
計画性の向上や主体性の獲得など、学んだことを実生活でも生かせているという声も目立ちました。
コードオブジーニアスジュニアの基本情報
問い合わせ | https://jr.codeofgenius.net/contact |
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電話番号 | 050-3204-2980 (受付は10:00~19:00) |
公式サイト | https://jr.codeofgenius.net/ |