この記事では、茨城県水戸市にある「水戸東照宮(みととうしょうぐう)」での七五三詣についてご紹介します。
水戸東照宮は、水戸駅からすぐ近くで便利なロケーションにあり、地元の人からは「権現さん」として親しまれています。近くには日本三大庭園の1つである偕楽園や千波湖があり、かつて水戸城があった一帯は歴史ロードとして散策できるなど、周辺には見どころが満載です。
境内には黒と金の装飾で目を引く豪華な社殿があり、七五三詣の記念撮影にもぴったりですよ。
今回は水戸東照宮で権禰宜を務める富田さんにインタビュー取材を行い、七五三詣の特徴や境内の見どころについて教えていただきました。ぜひ参考にしてみてください。
この記事の目次
徳川家康公ゆかりの神社「水戸東照宮」
▲徳川家の葵の御紋の入った社殿の入口。
水戸東照宮の創建は1621年(元和7年)、徳川頼房公が父・徳川家康公の御霊をこの地に祀ったのが始まりです。1936年(昭和11年)には徳川頼房公も一緒にお祀りされるようになりました。地元の人たちからは「権現さん」と称され親しまれています。
創建当時の社殿は国宝に指定されていましたが、1945年8月、終戦前の空襲で焼失し、1962年に社殿・境内が復興整備されました。境内には家康公ゆかりの文化財も宝物されています。
JR常磐線「水戸駅」北口から徒歩5分。水戸東照宮の東参道に伸びる「宮下銀座」は、レトロな雰囲気の飲食街で若者にも人気です。歩いて行ける距離には、新たに復元された水戸城大手門や弘道館を巡る歴史ロードもあり、観光スポットとして多くの人が訪れています。
公式:宮下銀座商店会
参考:水戸城大手門(水戸観光コンベンション協会)
水戸東照宮の七五三詣・ご祈祷の流れ
水戸東照宮では、家内安全、交通安全、厄難削除、学業成就などを祈願し、多くの方がご祈祷に訪れています。
ここからは、七五三詣のご祈祷の流れについてうかがっていきましょう。
ご祈祷の流れ:受付→社殿でご祈祷→写真撮影&授与品受取
七五三詣のご祈祷の流れや所要時間について教えてください。
当日は予約の15分前にお越しいただいて、受付が終わりましたら控室にお通し致します。その後、お札等授与品の準備が整いましたら社殿へご案内となります。
▲広い拝殿でご祈祷を受ける様子
祈祷の時間はおよそ20分ほどです。その後、写真撮影をして授与品をお受け取りいただき終了となります。
七五三詣のご祈祷を希望する場合、御社殿には何人まで参加できますか?
人数の制限は設けていませんが、他の参拝者様と一緒のご案内という事もございます。その際にはお付添は御両親様までとさせていただきます。
七五三詣の授与品は千歳飴とお守り、お札もいただける
七五三詣の授与品はどのようなものでしょうか?
ご祈祷を受けられたお子様には、お札・お守り・千歳飴・記念品を授与しております。
水戸東照宮の七五三詣での撮影ポイント
水戸東照宮では、貸衣装や着付け、写真撮影などの七五三プランのサービスはありますか?
当社においては、貸衣装・写真撮影などの七五三プランのご用意はございません。一方、近隣ではないのですが、水戸市内には七五三に対応している写真スタジオなどが何店かあります。
境内での撮影はOK、社殿では神職に撮影してもらえる
七五三詣の様子を写真におさめたい方も多いと思います。境内での写真撮影は可能でしょうか?
境内での撮影は可能です。周りの方のご迷惑にならないようご配慮をお願いします。ご祈祷中は御社殿での撮影はできませんが、ご祈祷終了後は可能です。
七五三詣と初宮詣に限り、社殿において神職が写真を撮らせていただいております。
家族の記念撮影は正面唐門前が人気
七五三詣の記念に境内で写真を撮る場合、どの場所での撮影がおすすめでしょうか?
石段を登っていくと正面に見える、唐門前で撮影される方が多いと思います。
▲目を引く豪華な唐門は七五三の装いにもぴったり
周辺に家族で食事会ができる飲食店はありますか?
水戸駅周辺には美味しい飲食店がたくさんありますので、皆さんでお探しいただければと思います。
水戸東照宮の境内の見どころ
水戸東照宮の境内で、おすすめのスポットがあればご紹介ください。
境内では、徳川斉昭公考案・日本最古の鉄製戦車「安神車」や、徳川頼房公が奉納した「青銅燈籠一対」など各種文化財をご覧いただけます。
▲水戸市指定文化財の「安神車」は、水戸藩主が考案したという戦車(引用:水戸東照宮公式サイト)
▲全高2m90cmの「青銅燈籠」(引用:水戸東照宮公式サイト)
また、天気の良い日には境内西側から遠く筑波山も見ることができますよ。
水戸東照宮からご家族へメッセージ
七五三詣を検討しているご家族へメッセージをお願いします。
ただいま参拝人数の制限を設けておりませんので、ご家族皆様でお参りいただけますようお待ちしております。事前にご予約をいただきますと、あまり混雑せずゆっくりご参拝いただけると思います。
今回は、七五三詣の特徴や境内の見どころについてお話しいただきまして、ありがとうございました。
水戸東照宮の口コミ・感想など
ここでは、水戸東照宮を訪れた方の口コミや感想を見てみましょう。
駅前にもかかわらず、心静かに参拝することができた
公共交通機関を使っての参拝が便利だった
平日は人がまばらでゆっくりと参拝できた
感想からは、街中の神社ならでは様子がうかがえますね。ほかにも、金色に装飾された唐門が立派だという声があったり、梅の花が描かれた美しい天井画が見事だというコメントも見られました。
周辺には見どころも多い水戸東照宮では、家族の節目にふさわしい一日を過ごせそうです。
水戸東照宮の料金(初穂料)・予約・混雑状況
七五三詣ができる時期 | 11月の前後1か月の期間でご案内 |
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予約 | 来社または電話にて常時予約可能 |
混雑状況 | 混みやすいのは11月15日前後の土日の午前中 |
初穂料 | 5,000円~お気持ち |
混雑を避けるなら平日がおすすめです。土日・平日に限らず事前予約をしておいた方がよいでしょう。一年を通して七五三詣は受け付けてもらえますが、上記の案内期間以外では千歳飴の授与はありません。
水戸東照宮の基本情報(アクセス・駐車場)
住所 | 〒310-0015 茨城県水戸市宮町2-5-13 |
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電話番号 | 029-221-3784 |
アクセス | ・JR水戸駅北口から徒歩5分 ・常磐自動車道水戸ICから車で約30分 |
社務所の対応時間 | 8:30~17:00 |
駐車場 | 30台 |
公式URL | https://gongensan-mito-toshogu.jp/ |
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