お子さんの新たな習い事を検討中のご家庭に向けて、魅力溢れる施設やクラスを紹介する本企画。今回は東京都世田谷区エリアを中心に子ども向けスクールを展開する「ASOMANABO(アソマナボ)」を特集します。
アソマナボは子どもたちに個性的なコンテンツを提供するクリエイティブファームです。アート、サイエンス、プログラミングなど幅広い分野において第一線で活躍する大人とタッグを組み、遊びながら学べる“体験型”のクラスを開講しています。
本記事では代表を務める大澤麻衣さんにインタビューを実施。アソマナボの特徴や講師陣の魅力とともに、運営にかける想いをお話しいただきました。
この記事の目次
ASOMANABO(アソマナボ)の個性的な講座を紹介
クリエイティブファームであるASOMANABO(アソマナボ)は、アート、サイエンス、プログラミングなどさまざまな分野でクリエイターを中心とした講師と子どもたちを繋ぐ役割をしています。
開催場所は1箇所ではなく、地域の施設やデザイン事務所、カフェなどさまざまな場所に分散しているのも特徴です。そこにどんな子どもたちが通い、そしてどんな体験や学びの機会があるのか、詳しく伺っていきましょう。
年齢層は幅広い。プログラミングから手芸までクラスの内容もいろいろ!
アソマナボに入会されるお子さんは、どのくらいの年齢層が中心ですか?
年齢層はクラスによって異なります。例えば、理科の科学実験を行う「らくらくサイエンスラボ」というクラスは小学1年生からが対象、探究型学習塾「知窓学舎」は受験を考慮する年齢を想定して小学4年生からが対象です。
このようにクラス・講座ごとに年齢が指定されているものもありますが、入会者全体では年中さんから中学生まで、さまざまな年齢の子どもたちが通っています。アート関連のクラスは年中・年長さんから小学3年生くらいまでの層が厚いですね。
どのようなクラスや講座があるのか、ラインナップをぜひ教えてください。
現在のクラスとしては、アート、サイエンス、プログラミング、音楽、デザイン、手芸、表現、探究型学習などがあります。
アソマナボのスクールの一部をご紹介します。
・探究型学習塾【知窓学舎〜世田谷サテライト〜】
・手芸・クラフト【うきうきクラフト手芸クラブ】
・マジック教室【Enjoy Magic】
・アート・ときどき英語【なりきりアーチスト】
・デジタルアート教室【デジ研】
・プログラミング【アントレキッズ】
・ボイトレ教室【E-koe】
※詳細は公式サイトをご確認ください。
▲うきうきクラフト手芸クラブ(sekiyumi先生)のクラスの風景。クラフトが好きな子が集まる楽しいクラスです
成長によってやりたいことが変わるお子さんもいますが、やりたいことが増えていくお子さんのほうが多い印象ですね。実際に、どんどん興味を広げて、ひとつのクラスではなく複数のクラスで学ぶお子さんも多いですよ。
例えば施設の2階のサイエンス教室に向かう途中で、1階のマジック教室の前を通って「あれが気になる!やってみたい!」といった流れで受講クラスを増やすケースが目立ちます。毎週開講のクラスだけでなく月1回のクラスも充実しているので、組み合わせて多彩な体験を楽しむお子さんも多いですよ。
小さいうちはクリエイティブなモノ作り中心、大きくなったらプログラミングというように、成長段階に合わせてクラスを変えていくご家庭もあります。バラエティ豊かな講座があり、それぞれのコンテンツが全く違うため、むしろ受講クラスを絞るのが難しいのかもしれませんね。
「体験型」にとことんこだわり、自由に個性を発揮できる
▲らくらくサイエンスラボのクラスの様子。科学実験をしながら思考力・探究心を育みます
アソマナボには楽しそうなクラスが揃っていますね。クラスの雰囲気や進行に関する特徴をぜひ教えてください。
アソマナボでは、親の「やらせたい」より子どもの「やりたい」を引き出すようなコンテンツを揃えています。
講師それぞれクラスの組み立ては十人十色ですが、どの先生も「まずはコンテンツに対して関心を持ってもらおう」といったスタイルをお持ちです。技術を身に付けるのは自分の好きが高じた結果であり、次のステップで良い、といった考え方をされていますね。
そのため、“楽しさ”を大切にクラスを作っておられます。例えばサイエンス教室では、先に実験で興味を刺激してから学びの時間を作る、探究型学習クラスではニュースを題材に子どもたちの発言の場を設けてから座学に移るなど、“自分でやる”“自分で考える”といった「体験型」の学びであることが基本です。
▲なりきりアーチスト(すまあみ先生)のクラスの一コマ。作品づくりを楽しみながら英語にも触れることができます
まずはアクションを起こす、コミュニケーションを取るといったように、明るい雰囲気のなかで進行しているのですね。
そうですね。基本的に子どもたちが思ったことを発言・表現しており、そこに先生たちが寄り添う形で進行しています。子どもたちそれぞれが自分を発揮しやすいような雰囲気作りができていて、笑いも多く、コミュニケーションがとても活発ですね。
手芸をはじめとした作品に集中するようなクラスでは黙々と手を動かしている子どもが多いですが、生み出す作品はもう、溢れんばかりの独創性で…。声や態度として表に出さなくても、作品で個性を発揮するパターンもあります。いろいろな形で、自由に表現できる環境にあるクラスばかりです。
子どもの意欲・興味を刺激!コンテンツを提供する魅力的な講師陣
▲うきうきクラフト手芸クラブ(sekiyumi先生)のクラスの風景
子どもたちの自由な表現を支える講師の方々についてもぜひ詳しくお聞かせください。
アソマナボを語るうえで欠かせないのが講師陣の存在です。一般的な教室と異なり、アソマナボでは“ただ教える”ではなく将来まで想像できるような学びを提供し、子どもが興味を持って取り組んでくれるようなクラス作りとそれができる講師とのご縁を大切にしています。
例えば、歌のクラスの先生は劇団四季のメインキャストの経験がある方、サイエンスの先生は普段大学で理科教師を目指す生徒に対して教鞭を振るう教授です。
ほかにもデザイナーやエンジニア、ヘアメイク、ミュージシャンなど第一線で活躍する専門性に長けた方々が中心で、クラスを通して講師のこれまでの歩みや現在の活躍が垣間見えるのも魅力かなと思います。
▲なりきりアーチスト(すまあみ先生)のクラスの一コマ
我々が強みとしているのは、“本物”の提供です。アソマナボを楽しくしてくれそう、愛を持って子どもたちと接してくれそう、といった人柄も大事に、子どもの将来にワクワクを与えられるような先生にご協力いただいております。
講師の方々は子どもさんにどう接しているのでしょうか。大澤さんから見て、特にほかとは違うなと感じるのはどのようなポイントですか?
講師陣が子どもたちに対等に接しているのが特徴であり魅力かなと思います。子どもらしさを求めたり、“教えてあげる”といったスタンスをとったりせず、常に相手の意見を尊重しながらクラスを進行しています。「自分たちこそ学ばせてもらっている」と表現される先生も多いんです。
エンジニアでもあるデジタルアートの先生は、「講師をすることで自分の仕事への刺激が得られる」と言っていました。講師陣も自らが学ぶ姿勢で、“子ども相手と思わず共に学ぶ”といった雰囲気があります。
自由な表現の場を通して想像力と創造力が身に付く!
▲デジ研のクラスの様子。ITを活用してアソビを創り出すクラスです
アソマナボの体験をベースとした個性的なコンテンツを通して、子どもたちにどのような力が身に付くとお考えですか?
アソマナボのコンテンツはとても個性的で、講師陣も個性的な方ばかりです。そのためクラスを体験しながら、講師の姿を見ながら、自分で考えて行動したり形にしたりする力が身に付くと信じています。
子どもたちが自分自身を見つめる機会を通して、目標とするステージに辿り着くために必要なものを探す力、想像したものを形にする力を養えます。
自由に表現できるアソマナボだからこそ養える力ですね。
そうですね。学校のような与えられた場で身に付く“周りと上手くやっていく力”も必要と思いますが、アソマナボではまた違う力を養えます。言われたままをやる環境ではないため、想像力や創造力を伸ばせます。
楽しく通って仲間ができるASOMANABO(アソマナボ)
▲デジ研(スズキサトシ先生)のクラス風景
アソマナボは興味を追求できる環境が整っています。そのため、学校とは少し違うコアな出会いがあるのも魅力。参加者からの反響もふまえて、クラスの様子を紹介します。
楽しんで通えるから習い事が続かないお子さんにもフィットしやすい!
アソマナボに実際に通う子どもたちからは、どのような感想が寄せられていますか?
例えば月1回開催のアートクラスには、子どもたちから「すごく楽しかった」「この月1回を今か今かと待っていました」といった声が寄せられています。
エデュケーションとエンターテイメントを組み合わせた“エデュテインメント”という言葉がありますが、アソマナボはまさにこの言葉がピッタリとマッチするような場です。コロナ禍でクラスが運営できない時期も「ずっと再開を待っています」と言っていただき心の支えになったことを覚えています。
アソマナボはとても居心地の良い場所であることが伺えます。
不登校のお子さんやほかの習い事では続かないといったお子さんが、アソマナボなら大丈夫、フィットするといったケースが多いんです。「学校は行けなくてもここは楽しい」と、ただの習い事を超えて子どもたちの拠り所というか、居場所のようになっています。
“通わなきゃいけない場所”や“頑張らなきゃいけない場所”ではなく、ほかにはないコンテンツで「子どもたちが本当に“楽しみにしてくれている場所”になれているのかな」というのは、お言葉をいただいて思うところです。
好きなことをとことん追求できる環境だからこそ、できる仲間も濃い
お子さん同士の関係作りの面ではいかがでしょうか?やはりみなさん仲が良いのでしょうか?
クラスごとに性質が似ている子どもたちがギュッと集まり好きなことを共有するため、みんな仲が良く、とても濃い関係を築いています。
デジタルアート教室を例に挙げると、学校の教室内ではデジタルで絵を描くことが好きな子どもは少数かと思いますが、ここではひとクラス分全員が同じ興味を持つ仲間です。サイエンスや手芸なんかもそうですが、プールやダンスを習っている子どもたちの人数と比べると少ないと思います。
アソマナボはそんなコアな仲間が一同に集まる場所なので、子どもたちは学校では話せない話題や技術の共有をとても楽しんでいます。
大人になれば、美術大学や専門学校に進学するなど興味に合わせて人間関係も細分化されていきますが、子どもは学校や習い事といった大きな括りで集団生活するしかありません。そこがアソマナボでは細分化できるため、繋がりやすさがあるのかなと思います。
ASOMANABO(アソマナボ)は保護者からも好評!
▲らくらくサイエンスラボ(山田暢司先生)のクラスの様子
保護者の皆さんからは、どのような反響がありますか?
「本当にいろいろな体験ができるので嬉しい」「安心して楽しんでくれていることが子どもの話から伝わる」といったお声をいただいていて、とても励みになりますね。
保護者の方々も仲が良くて、クラスによっては交流の機会もあります。特にサイエンス教室は本当に先生が個性的で、先生を囲んだお茶会やサロンも開催しています。過去に企画された会は大盛況で、「1時間の予定が何時間も盛り上がりました!」といった声もありました。
また、私たちの情報発信に対して反応していただけることも多くて、すごくありがたいです。アソマナボのSNSをフォローしてくださっているご家庭から、LINEやメールマガジンの内容をきっかけに申し込みいただくケースも増えましたね。
新たなクラスの情報を配信してすぐに、「珍しい習い事があるんですね」「参加させてみたい」など、さまざまな反響があるんですよ。
入会の際は子どもとの相性を最優先に検討を
▲デジ研(スズキサトシ先生)のクラス風景
入会希望の保護者は、どのような点に気をつけたらいいでしょうか?
クラスごとに先生が異なりぞれぞれのカラーがあるため、お子さんにフィットしているかをきちんと見て入会いただけたらと思います。コンテンツの内容だけでなく先生との相性も含めて、お子さんの適性や希望を考慮していただけたら幸いです。
アソマナボは個性溢れるスクールで目を惹くため、保護者の方が先に興味を持ちお子さんを入会させようと働きかけてくださるケースがありますが、お子さんのご希望優先で考えていただき、体験に参加してから相性が良いかきちんとご判断いただけたらと思います。
体験会やワークショップなどはありますか?
夏休みのサマースクールや、商業施設のイベント、自治体の催しやフリーススクールでの企画など、さまざまな機会を設けています。通常運営のクラスにおいてもほとんどのコンテンツで体験予約を受け入れており、そこから入会いただくケースが大多数です。
体験後に保護者の方がお子さんに「楽しかった?」と声をかけ、「楽しいから入る!」と答えてくれるお子さんが多いかなと思います。
「これは頭が良くなりそう」「○○できるようになりそう」と我が子が理想を実現してくれることを期待して入会するのではなく、純粋にエンジョイさせたい、興味を追求させてあげたいといった気持ちで入会を決めてくださる保護者がほとんどのような気がします。
ASOMANABO(アソマナボ)からのメッセージ
▲インタビューにご対応いただいた大澤さん
アソマナボへの入会を検討中の子どもたちや保護者の方々へ、ぜひメッセージをお願いします。
私は現在3人の子どもの育児中ですが、大学生の長男がまだ小さい頃は今のように“個性重視”という時代ではありませんでした。“決まった環境のなかで頑張る”風潮が強かったように思いますが、今は広く個性を評価してくれる時代です。
そんな時代の中、読んで字のごとく“遊びながら学ぶ”という意味を込めてネーミングしているアソマナボは、ほかにはない学びを集めています。
私たちは全体として統一性のあるスクールを展開しているわけではないんです。1本の軸に沿ったコンテンツではなく、多様な選択肢があるからこそ、子どもたちそれぞれの個性に合ったものを見つけていただけると考えています。
個々に寄り添うことを大切に、「子どもたちそれぞれが、ワクワクするような学びを見つけてほしい」という想いで運営しているので、興味を持っていただけたならぜひ一度ご連絡ください!
ありがとうございました!もしほかにも伝えたいことがございましたら、お願いいたします。
アソマナボでは、子どもの“将来こうなりたい”を叶えるために、技術の習得も視野に入れたデジタルアート分野のオリジナルスクールを計画中です。多彩な経験がある大人たちを巻き込みスタジオ化するという構想があるので、興味がある方がおられたら、ぜひそちらもご協力をお願いします。
また、アートに限らず、「子どもになにか提供したい」という想いを抱いている方も大歓迎です。アソマナボが架け橋となり、子どもに多様な機会を提供していくことを目標としております。個々で活動中のクリエイターの方、子育て経験や専門技術を活かしたいと思っている方など、多くの大人に集まっていただけたら嬉しいです。
本日は、アソマナボさんの「子どもたちにクリエイティブなコンテンツを提供したい」という熱い想いが強く伝わるお話を伺いました。もし協力できることがあるという方は、ぜひ問い合わせてみてはいかがでしょうか。
ASOMANABO(アソマナボ)の料金や体験申し込み方法
アソマナボのクラスは自由度が高く、子どものペースに合わせて月に1回から無理なく参加できます。入会を検討中の方はまずは体験クラスにご参加ください。
※体験申し込みはこちら:https://reserva.be/asomanabo
体験クラス(例) | 体験料金 |
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なりきりアーチスト | 1,000円(税込) |
らくらくサイエンスラボ | 1,500円(税込) |
Enjoy Magic | 1,500円(税込) |
※2024年9月現在の情報です。詳細は公式ホームページをご確認ください。
アソマナボのクラスに継続的に参加するには会員登録(無料)が必要です。都合が良いタイミングでクラスに参加できる「ビジターチケット」や「イベント」、毎月決まった曜日・時間に通う「月額プラン」があります。
月額プラン(例) | 月額料金 |
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デジ研 | 4,000円(税込) |
らくらくサイエンスラボ | 5,000円(税込) |
Enjoy Magic | 4,000円(税込) |
※2024年9月現在の情報です。最新の情報は公式ホームページ等でご確認をお願いいたします。
※上記は月額プランの一例です。詳細はこちら:https://asomanabo.com/school/
ASOMANABO(アソマナボ)に寄せられた利用者の声
アソマナボに通う子どもたちの保護者から寄せられている口コミを紹介します。
アソマナボだからこそのコンテンツが充実している、毎回とても楽しみにしているといった声が多く寄せられていました。
ASOMANABO(アソマナボ)の基本情報
運営 | 合同会社maruto(マルト) |
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問い合わせ | https://asomanabo.com/contact/ |
公式URL | https://asomanabo.com/ |
※最新の情報は公式ホームページ等でご確認をお願いいたします。