子ども用コースが豊富!ボルダリングジム「ラブロック」の“楽しさ”重視のレッスン

お子様の心身の成長を促す習い事をお探しのご家庭に向けて、大阪市住之江区のボルダリングジム『ラブロック(Luvrock)』をご紹介します。

東京オリンピックやパリオリンピックで多くの日本人選手が好成績を残し、今注目度が増しているボルダリング。ラブロックは大阪市内でも珍しく小学生を対象としたキッズスクールを開催しており、初心者から大会出場者までレベルに応じたレッスンを受けられます。“楽しさ”に重点を置いたレッスン内容で、技術を身につけるだけでなくコミュニケーション能力やマナーが身に付けられる点も魅力です。

現役選手や元選手など、経験豊富なスタッフから指導を受けられるのもラブロックの特徴。今回は自身もボルダリングの元選手としての実績を持つ店長の松井さんに、ラブロックのキッズスクールの魅力やレッスン内容の特徴について詳しくお話を伺いました。

小学1年生から参加できる、ラブロックのキッズスクール

ラブロックで子どもがクライミングを行う様子

編集部

まずはラブロックの概要について教えてください。

松井さん

ラブロックは小さなお子様からご高齢の方まで、幅広い年齢層の方を対象としたボルダリングジムです。もともとボルダリングスクールも実施していたのですが、2020年に小学生に特化したキッズスクールを本格的に始動しました。キッズスクールでは初心者向けの「ビギナークラス」、ビギナークラス卒業生や1、2年のボルダリング経験がある子を対象とした「ミドルクラス」、大会出場を目指す「エキスパートクラス」の3つのカテゴリーを展開しています。

編集部

キッズスクールにはどのくらいの年齢のお子様が多いのでしょうか。

松井さん

現在では各コース合わせて計50名程度が参加しています。メイン層は3、4年生の中学年ですが、1年生から6年生まで各学年満遍なく利用者がいる状況です。

編集部

ラブロックに通うお子様は、どういった理由でボルダリングを選んだ方が多いのですか?

松井さん

ラブロックのキッズスクール自体コロナ禍時期にスタートしたこともあり、開設当初は「コロナ禍だから1人でできるスポーツを探している」という方が多かったですね。最近では東京オリンピックやパリオリンピックで日本のスポーツクライミング選手が活躍したことから、クライミングの認知度や人気が高まってさらに入会者が増えています。

まず何よりも“楽しむ”ことを重視。飽きずに楽しめる豊富な子ども用コースを用意

ラブロックで子どもがクライミングを行う様子(左)、クライミングの指導を受ける子ども(右)

編集部

ラブロックのキッズスクールを運営する上で大切にしているコンセプトを教えてください。

松井さん

ラブロックでは何よりもまず「楽しむこと」を大切にしています。「楽しくなければ成長もできず結果も出せない」という考えを前提に、お子様がいかに楽しみながらボルダリングに取り組めるかを常に考えながら運営を行っています。

編集部

お子様がボルダリングを楽しめるような工夫とは、例えばどういったものになりますか?

松井さん

後からご説明するレッスンの指導も「楽しさ」を意識して行っていますが、子ども用のコースを豊富に用意しているのも大きいでしょう。

一般的にボルダリングジムでは子ども用コースはそこまで多くなく、ずっと同じコースということも珍しくありません。しかしラブロックでは月に1回コースの変更を行っており、お子様が多様なコースに挑戦できる環境を用意しています。同じコースを登れるまでやり続けるのではなく、さまざまなコースを体験できるのが飽きずにボルダリングを楽しんでいただけている秘訣です。

ラブロックならではの強みは「のびのびと練習できる広さ」「お得な料金設計」

ラブロックの施設内観

▲90坪の広々した空間。課題も豊富なラブロック

編集部

他にもラブロックならではの特徴や強みはありますか?

松井さん

ラブロックでは90坪という広々とした空間の中でボルダリングを楽しんでいただけます。さらに大人用の壁と子ども用の壁がきれいに分かれているのもポイントです。

小規模なジムの場合、大人の利用者に混ざってお子様が練習することも少なくありません。特に初心者のお子様の場合は体の大きさの違う大人と一緒にボルダリングをすることに気後れしてしまうことも多いものですが、子どもも登りやすいコース設計の壁でのびのびと練習できるのは大きなメリットとなっています。

また広さに加えて、お得に通っていただけるのもラブロックの魅力です。登録料などがかかる初回以外は、週1回6,600円からの月謝のみとなるため、他のジムの料金と比べてもかなりお得な料金設計となっています。

3つのクラスで、レベルに応じた独自レッスンを展開

ラブロックで子どもがクライミングを行う様子

編集部

3つのコースでの具体的なレッスン内容について伺います。まずビギナークラスから教えていただけますか?

松井さん

ビギナークラスは週1回1時間のコースです。はじめにウォーミングアップのストレッチをした後「課題」と呼ばれるコースに取り組んでいくのですが、そこで特徴的なのが、その日のレッスンで登りたいコース目標を生徒自身が決めることです。

キッズ用コースは約30コースあり、それぞれ難易度によって級が設定されています。ビギナーコースの生徒全員が同じ級に取り組むわけではなく、その子自身が挑戦したい難易度のコースを選び、1時間の中で達成を目指していきます。先生に決められたコースをやるよりも、生徒自身が「これを登れたら楽しそう」というコース目標を決め、楽しく前向きにボルダリングに取り組んでもらえたらというのがその意図です。

編集部

ミドルクラス、エキスパートクラスのレッスン内容についてもご紹介ください。

松井さん

ミドルクラスとエキスパートクラスは、登るコースのレベル帯が異なりますが、レッスン内容は基本的に同じです。どちらも集団練習1回・個人練習1回の週2回・90分のコースとなっています。

週1回のビギナーコースと比べて前回のレッスンからそこまで間を置かず練習ができるため、レッスン内容の定着が良くなり、上達速度が格段に上がります。また60分から90分に時間が増える中で、アジリティトレーニングや筋力トレーニングも取り入れているため、体づくりを行えるのも特徴です。

編集部

個人練習とはどういう内容なのでしょうか。

松井さん

ビギナークラスでも自分で目標を決めることを大切にしていますが、ミドルクラス・エキスパートクラスの個人練習ではウォーミングアップや筋トレ、サーキットトレーニングなどすべて自分で目標を決めて実施しています。

また、個人練習では反復練習も重要視しています。まだ登れないコースに挑戦して達成するのも大切ですが、不安定な技術を反復練習によって安定させていくのも重要な練習です。最初は登るのが大変だったコースが、2回3回と繰り返していく内に楽に登れるようになってくる。そんな自身の成長を実感してモチベーションにつなげるのも反復練習の狙いです。

現役選手など経験豊富なスタッフが指導。ボルダリングに必要な“発想力”も培う

編集部

指導の工夫についても伺います。まずは指導者の方の特徴を教えてください。

松井さん

ラブロックには主婦の方からクライミングの元選手・現役選手までさまざまなスタッフが在籍しています。私を含め国内外の大会などで実績を持つ選手経験のあるスタッフは、エキスパートクラスを中心に指導を行っています。

編集部

例えばどのような実績をお持ちの方がいらっしゃいますか?

松井さん

私は中学校のときにクライミングのJOCジュニアオリンピックカップやアジア大会で優勝した経験があります。他にも国体出場経験のあるスタッフ、ジャパンカップで決勝経験がある現役選手などが在籍しています。選手経験があるからこその視点で、合理的なトレーニング方法などの指導を行っていますよ。

編集部

キッズスクールにはさまざまな年齢、習熟度のお子様がいると思いますが、指導においては特にどういう点を意識されていますか?

松井さん

「自分で登り方を考える」というのは、かなり意識して伝えているポイントです。ボルダリングは筋力だけでなく「コースをどう登るのか」という“頭”がとても大切なスポーツです。そのため「見本通りに登るのではなく、自分なりの登り方をしよう」というアドバイスを常々伝えています。

ボルダリングというのは体が小さく筋力が少ない低学年の方が難しいと思われがちなのですが、実は低学年の子の方が型破りな発想で自由に登っていくことが多いんですね。逆に高学年になると筋力は増していきますが、自分で切り開く力は少し薄まってしまう傾向があります。だからこそ「自分でコースを考える」という遊びのようなメニューも織り交ぜながら、頭を使うことを意識させる指導を行っています。

編集部

「自分でコースを考える」というのには、具体的にどのような効果があるのですか?

松井さん

主にミドルクラス・エキスパートクラスにおいて、生徒同士で課題を考えてそれを皆で登るというメニューを取り入れています。自分でコースを考えることによるメリットは、登り方に関する発想力が培われること。子どもがつくるコースは「どうやって登るの?」というような、体の使い方のセオリーに沿っていないものが多いのですが、だからこそさまざまな登り方のアプローチを考える中で発想力が培われていきます。

またミドルクラス以上だとどうしてもレッスンの雰囲気はビギナークラスよりやや厳しめになるんですが、自分たちでコースを考えて皆で遊ぶという“楽しさ”の要素があるのも大切なポイントです。面白いのが、子どもたちは絶対に難しいチャレンジングなコースを考えてお互いに出し合っているんです。それに楽しみながら挑むことで、モチベーションやチャレンジ精神を引き出せていると思っています。

大人と一緒に練習することで、マナーやコミュニケーション力が身に付く

編集部

ラブロックを通じて、お子様はどのような力を身に付けられると思われますか?

松井さん

ボルダリングでは日頃から柔軟な発想力や、課題にぶつかったときに試行錯誤をする力を培っています。それは日常生活において困難に直面した際にも活きてくる力となるでしょう。

また、ボルダリングは他の習い事と違って大人と同じ環境で行うため、マナーを身に付けられる点も大きな特徴です。ラブロックには子ども用課題の多い壁が別にありますが、難易度の高い壁に挑む場合は大人に混ざって行うんですね。必然的に大人の利用者と一緒に順番待ちをしたり会話をしたりする機会が増えるため、大人と接するときのマナーや言葉遣いを習得できます。

編集部

確かに学校や他の習い事では、先生と生徒という関係以外の大人の方と接する機会はなかなかないですよね。

松井さん

その通りです。それは大人も子どもも同じ壁で課題に取り組むというボルダリングならではの特徴ですね。同じ壁を登っているときに、子どもと大人がお互いに応援し合うという光景もよく見られます。それだけでなく、子どもが大人にアドバイスをすることも珍しくありません。異年齢でのコミュニケーション能力が育まれることはもちろん、自分が人の役に立っているという自己肯定感が高められるのも魅力ですね。

ラブロックからのメッセージ

ラブロック店長の松井さん

▲インタビューにご対応いただいたラブロック店長の松井さん

編集部

最後に、記事をご覧の読者の方に向けてメッセージをお願いします。

松井さん

ボルダリングは1人でもスタートでき、子どもも大人も一緒に同じ空間で楽しめるのが魅力です。体と頭をフルに使って強くなり、さらにコミュニケーション能力やマナーも身に付けられる、良いところだらけのスポーツです。

ラブロックではボルダリングを楽しむことを何より大切にしており、実際に皆本当に楽しそうに登っています。ぜひ少しでも多くの方に、ラブロックでのボルダリングを体験していただけると嬉しいです。

編集部

松井さん、本日は貴重なお話をお聞かせいただきありがとうございました!

ラブロックの料金・体験申し込み

ラブロックは基本的に月謝制で、クラスによって料金が分かれています。その他に、月4回開催するキッズスクール「キッズラボ」とフリーパスを合わせた形の料金形態もあります。

▼クラスごとの料金

ビギナークラス ・月謝制:6,600円(税込)
・キッズラボ+フリーパス:9,900円(税込)
ミドルクラス ・月謝制:8,800円(税込)
・キッズラボ+フリーパス:11,000円(税込)
エキスパートクラス ・月謝制:8,800円(税込)
・キッズラボ+フリーパス:11,000円(税込)

またラブロックでは90分の体験ボルダリングプランも提供しています。夏休み時期に小学生を対象としたボルダリングスクール無料体験会を実施することもあるため、気になる方はまずそちらに参加してみることをおすすめします。

▼体験ボルダリングプラン(常時開催のもの)

体験ボルダリングプラン(90分) 一般:2,200円(税込)
学生・小学生:1,870円(税込)

ラブロック利用者の声

ラブロックで子どもがクライミングを行う様子

ここでは、ラブロックに寄せられた口コミ(※)を紹介します。
※一部、キッズスクール以外の一般利用者からの口コミも含みます。

大阪市内で小学生が通えるボルダリングジムは少ないので嬉しい。楽しく通えるだけでなく、しっかりと実力が向上するのも魅力。

ジムが広く、傾斜も課題も豊富。

毎月課題が変わるのが素晴らしい。毎月どんな課題が出てくるんだろう?と楽しめる。

子どもの体験を利用したが、丁寧に指導してしてもらえるため初めての子どもも安心。子ども向けイベントもときどき行っている。

子どもも大人も、ジムの広さや毎月変わる課題の豊富さなどに魅力を感じているようです。スタッフの対応に対する評価も高く、初心者でも丁寧に対応してもらえるという声も聞かれました。

ボルダリングジム「ラブロック(Luvrock)」の基本情報

住所 大阪市住之江区御崎6-2-10
電話番号 06-6616-7452
公式サイト https://luvrock.jp/

※最新の情報はホームページ等でご確認をお願いいたします。