この記事では、東京都調布市の「飛鳥ダンススクール」を紹介します。
飛鳥ダンススクールは、学習塾(飛鳥塾)とダンススクール(飛鳥ダンススクール)を併設する、ユニークな教室です。
学習塾・ダンススクールのどちらか片方だけ通うこともできますが、両方に通っている生徒さんも多数。どちらも「好きこそものの上手なれ」をモットーに、一人ひとりのやる気を引き出し、子ども達が自ら進んで取り組めるようにサポートしています。
そんな飛鳥ダンススクールについて、代表のしゅんすけ先生と、HipHopダンスの講師であるMoka先生に詳しくお話を伺いました。
この記事の目次
学習塾×ダンス。「好きこそものの上手なれ」がモットーの飛鳥ダンススクール
まずは飛鳥ダンススクール全体について伺いたいです。学習塾とダンススクールを併設というのはとてもユニークだと思いますが、どういった背景があるのでしょうか。
当スクールはもともと、学習塾を先に運営していました。
子ども達が興味を持てる習い事を新設しようと考えていた頃にダンスブームがあり、ダンスが得意な友人(Kazumi先生)と一緒に子供向けダンススクールを設立したのが始まりです。
その際、ダンスと勉強が1か所で済むと生徒や親御さんにとって負担が少ないなと思い、併設する形となりました
たしかに、1か所で勉強も習い事もできるのは一石二鳥ですね。スクール全体の理念についても教えてください。
「好きこそものの上手なれ」というのが、学習塾とダンススクールに共通する理念です。
ダンスは子ども自身の希望で始めることがほとんどですが、塾に関しては親御さんの意思が強く、お子さんの気持ちは二の次ということもあるかと思います。私も学生時代、塾に通った経験はありますが、決して楽しくはなかったですね(笑)。
しかしスクールを始めてみて、子ども達は「好き」になれば、ダンスも勉強も変わりなく前向きに取り組めることに気がつきました。
だからこそ「どうしたら子ども達が塾とダンス両方を好きになり、進んで通ってくれるか」ということを、日々考え、実践しています。
子どものやる気を引き出し、主体性を育てる「飛鳥塾」
ここからは、学習塾「飛鳥塾」について伺っていきます。
飛鳥塾には、小中学生を中心に幅広い年齢層の生徒さんが在籍。一人ひとりに合わせたオーダーメイドのレッスンで、特色ある取り組みを数多く行っています。
授業はオーダーメイド。子どもの気持ちに寄り添い、興味とやる気を引き出す
▲飛鳥塾にはパソコンクラスもある。子どもはもちろん、大人向けの出張サポートも人気
学習塾「飛鳥塾」について、授業の内容や、他の塾との違いを教えて頂けますか?
決まったカリキュラムはなく、個人もしくは4人程度の少人数グループでの、オーダーメイドのレッスンです。
進度は早く、たとえば英語なら中1までに中学全範囲を終わらせるペースで、中学生のうちに英検2級以上を受験する生徒もいます。社会科は、中学生と日経新聞の読み合わせをしたり、金融について学んでもらったりして、世の中を生き抜く力も養います。
生徒の興味とやる気を引き出すのが、当スクールの得意とするところであり、特徴だと思います。
具体的にはどのようなアプローチをされるんですか?
何より、生徒の意見をしっかりと聞くことですね。どういうことに興味があるか、どういう雰囲気で学びたいか。少人数であることが幸いして一人ひとりの個性に目が届きますし、意見も聞きやすい環境です。授業外でも生徒からの質問には、365日いつでも答えられる体制にしています。
もちろん、その子によって嫌いな教科もありますし、それを好きにさせるのは簡単ではありません。「この数学が将来こういうことに役立つよ」とビジョンを示したり「この問題、本当に難しいよね、辛いよね」と共感してみたり、こちらもあの手この手でやっています。
中学生で英検2級を受験。国際交流にも積極的
英語については、中1までに中学全範囲ということですが、どんな授業を行われているんですか?
子ども達は、好きなことや楽しいことのためにはすごいパワーを発揮するので、いかに好きになってもらうかが勝負だと考えています。
例えば洋楽を流して、そのリズムに合わせて文法を暗唱したり、映画のワンシーンや日常の”あるある”をロールプレイしてみたり。海外の人と会うことや、実際に海外に行ってもらうこともあります。
▲定期的に海外の学校を視察して、教育のノウハウを取り入れている
海外の人に会うというのは、どういうことでしょうか。
まず、飛鳥塾やダンススクールにも外国の方がいて、普段から話をする機会があります。
また、私が海外に行くことも多いので、オンラインで現地とやり取りをすることもありますし、ダンスの先生が出張でドバイに行った際には生徒も一緒に連れて行きました。そこで、現地にある大手スタジオとの提携交渉に参加してもらったり、実際にダンスレッスンも受けてもらいました。生徒自らコミュニケーションを取ってもらおうという試みです。また、今秋には、タイから大学教授や学生たちが海外研修として当スクールを訪問する予定で、生徒たちとの交流も予定しています。
▲ドバイに滞在するMishio先生(一番右)とUAEのキャメルマーケットで再会
他ではなかなかできない、生きた経験がたくさんできそうですね。
ありがとうございます。国際交流は積極的に行っていて、当スクール自体も国際化を推進しています。先生方も海外経験が豊富で、授業の中で海外での経験やエピソードを話すと子ども達は目を輝かせて聞いてくれますよ。
▲飛鳥で習ったダンスと英語力を活かして、たくさんのダンス仲間ができた
日経新聞をテキストに議論。考える力を養う「シンクタンククラス」
▲シンクタンククラスでは、テーマとなる各国の服装や小道具を使用して授業をするなど、生徒の興味を引き出すための工夫が満載
社会科では日経新聞なども活用するということでしたが、どのような授業をされているのですか?
高校入試対策に加え、考える力を養うことと、アクティブラーニングな場にすることを目的に「シンクタンククラス」というグループレッスンを開講しています。
日経新聞は経済だけでなく、地歴公民など社会科の全領域にわたる内容が掲載されていて、漢字の勉強にも大いに役立っているので、きちんと解説をしてあげれば、テキストとしては最強です。あと、個人的には、日経新聞を片手に塾に通う中学生を見るとカッコいいですね(笑)
また、金融教育も行っています。私が証券会社出身で専門分野だからという理由もありますが、日本は金融教育が遅れていると感じるので、生徒たちにはそういった力も身につけてほしいと考えています。
テーマやディスカッションの例を紹介して頂けますか?
「風刺画で世界史を学ぶ回」、「紛らわしい北条氏や足利氏などをキャラ付けして覚える回」など、毎回テーマを決めて生徒たちにツッコミを入れてもらいながらレッスンを進めています。
ディスカッションでは、たとえば、最近の宿題で「300万円を5年間運用するプランを考えよ」というものを出しました。生徒たちはそれぞれ金や外国株、日経新聞で見つけたという新興国通貨など、色々なプランを出してきてくれて、とても面白かったです。
かなりハイレベルな内容ですね。対象年齢・学年はどのあたりでしょうか。
中学生レベルとしてはいますが、興味があれば小学生が参加してもいいですし、逆に高校生に来てもらっても構いません。
活発に議論をしてもらうことを目指しているので、なるべくタイムリーな、子ども達が興味を持ってくれる議題を選んでいます。加えて、このクラスでは、リラックスチェアや間接照明も活用して、議論しやすい雰囲気を作っています。
飛鳥塾での学びを通して、主体性が大きく育つ
飛鳥塾に通っている生徒さんの成長や、塾を通して培える力について教えて頂けますか?
主体性ですね。とにかく「自ら考えて進んで取り組む」という姿勢が身につきます。
塾で宿題を出せば、生徒の方から「物足りなかったから追加でやってきた」と言われることもしばしばですし、英検にしても、生徒が自ら希望して高い級に挑戦しています。私から「受験しなさい」と指示することはほとんどありません。
飛鳥塾やそこで学べることが好きだからこそ、積極的に取り組めるのでしょうね。
そうですね。なるべく制限や強制をせず「やりたかったらやってごらん」くらいのスタンスにしているのが良いのかもしれません。勉強は自分のためですから、人にやらされるのではなく自分でやることが、やはり大切ですね。
ジャンルも多彩な「ダンススクール」。練習成果を披露するイベントも
ダンススクールについても教えてください。まず、特徴はどんなところでしょうか。
「みんなで作り上げるスクール」であるところが特徴かと思います。
私自身はダンス経験者ではないので、ダンススクール開校以来、常に先生方や生徒たちの「こういうことがやりたい・やってほしい」という声を取り入れてきました。
ジャンルに関してはいかがですか?
ヒップホップ、ジャズ、新体操、タップダンスなど、バラエティ豊かです。生徒からリクエストがあって、先生に「開講してもらえませんか?」と打診することもあります。先生方も経験豊富で、大体誰かしらそのジャンルが踊れるので、心強いです。
まさに「みんなで作り上げる」といった雰囲気ですね。
▲和気あいあいとしつつもレッスンは真剣。生徒の発案により、目標を明確化するための「ダンス試験」も実施されている
練習の成果を披露する場などはありますか?
はい。多いときはほぼ毎月、調布市内をはじめ上野や埼玉など、色々なところからお声掛けを頂いて、出演しています。クラスによっては、オーケストラとのコラボや、野球応援遠征(チア)など、貴重な体験をすることもできます。ちなみに、福島の御田植祭に呼んで頂いた際には、田んぼで泥だらけになりながら踊っていましたね(笑)
1年の中でも最大のステージは、地元の布多天神社(ふだてんじんしゃ)と一緒に開催する、ハロウィーンのイベントです。5,000名超の来場があるので、生徒たちも力が入りますよ。
▲布多天神社「ハロウィーン感謝祭」でのダンスステージ。さまざまなジャンルのダンスを披露する
勉強とダンス。相乗効果で両方が伸びる
▲遠征の機会が多いクラス(Momoko先生)もある
学習塾とダンススクールは、両方同日に通う生徒さんが多いのでしょうか。
そうですね。掛け持ちしている生徒は、ダンスレッスンの前後に塾に来て、同日に済ませる子が多いです。
2つを一緒にやっていることの、相乗効果みたいなものを感じられることはありますか?
「立て続けに参加してよく集中力が続くなあ」といつも子ども達に感心するのですが、ダンスで培われた集中力や向上心が塾で活きているのかもしれないですね。あとは、塾で勉強することを条件にダンスを習っている子もいます(笑)。いずれにせよ相乗効果は大いにあると思います。
全然違うジャンルではありますが、モチベーションが大切ということやスキルアップを目指すという意味ではどちらも同じなので、自然に両立していけるようです。
飛鳥ダンススクールからのメッセージ
▲お話をしてくださった、飛鳥ダンススクール代表のしゅんすけ先生
最後に、飛鳥ダンススクールに興味を持たれた方へのメッセージを頂戴したいです。
飛鳥ダンススクールがどんな場所か、どんなお子さんにおすすめの塾・ダンススクールなのかということを、改めて教えて頂けますか?
飛鳥塾は「学ぶ楽しさ」を感じてもらう場所でありたいと考えています。
一つの科目にとらわれない「リベラルアーツ(自由に生きるための学び)」を通して視野を広げるので、「学校の勉強が苦痛」というお子さんでも、当スクールへ来てもらえれば、きっと学ぶことを好きになってもらえると思います。それが必然的に結果にも繋がるはずです。
また親御さんにしても、お子様に対し「色々なことに挑戦してほしい」「視野を広く持ってほしい」とお考えの方であれば満足して頂けると思いますので、ぜひお気軽にお越しください。
当ダンススクールは、さまざまなジャンルがあるのが魅力です。初心者から上級者まで多くの方が、レベルや目標に合わせたクラスで、楽しくレッスンに参加しています。
ダンスを始めるのに早い遅いは関係ありません。ダンスを通じて人や音楽とたくさん出会い、身体を動かしながら一緒に楽しみましょう。
ご参加を心よりお待ちしています!
▲お話をしてくださった、飛鳥ダンススクールのMoka先生が生徒たちとダンスレッスンを行う様子
しゅんすけ先生、Moka先生、本日はありがとうございました!
飛鳥ダンススクールに通う生徒・保護者の口コミ
ここでは、飛鳥ダンススクールに実際に通っている生徒さんや保護者の方の口コミ・感想をご紹介します。
生徒さん達が楽しくイキイキと塾・ダンススクールに通っていること、保護者の方がその様子を頼もしく感じていることが伝わってきます。
保護者の方からは「親も一緒に通いたい」という声も多く寄せられました。
飛鳥ダンススクールの基本情報
運営会社 | 株式会社飛鳥書店 |
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所在地 | 東京都調布市西つつじヶ丘 3-28-10 |
電話番号 | 050-3551-7722 |
お問い合わせ先 | https://asukabc.com/dance/inquiry/ |
公式サイト | https://asukabc.com/dance/ |