子どもと一緒に楽しめるお出かけスポットを紹介している本サイト。今回おすすめするのは、梅づくり体験・工場見学ができる「ぷらむ工房」です。
梅狩りから梅ジュース手作り体験など、梅好きにはたまらない魅力が詰まったぷらむ工房。梅干しができるまでの流れや梅がジャムやジュースなどに変身する様子を見られるので、子どもの食育にもつながります。ぷらむ工房で行っている体験は、すべてお子さまも参加できる内容なので、親子で楽しめますよ。
そんなぷらむ工房の歴史や梅の魅力・施設での楽しみ方などについて、代表取締役を務める岩本智良さんにインタビューを通して伺ったお話を基に詳しくご紹介していきます。
子どもと一緒に「学び」や「体験」をしたいと考えているご家族の方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
この記事の目次
長きにわたり愛される梅製品を作っているぷらむ工房
ぷらむ工房は和歌山県のみなべ町にある施設で、青梅狩りや梅を使った手作り体験・工場見学ができます。
普段スーパーなどでよく目にする梅のブランド「紀州南高梅」はみなべ町の特産品であり、日本一の生産量を誇っているのをご存知ですか?紀州南高梅の特徴である薄い皮と柔らかい肉厚の実は梅干しにぴったりで多くの方から愛され選ばれているそうです。
ぷらむ工房ではそんな紀州南高梅を使った「梅干し」や「梅加工製品」の製造をされています。「美味しい・ヘルシー」をモットーに、日々製品に愛情を注ぎこむぷらむ工房に迫ります!
日本一の梅林「南部梅林」の魅力を伝える役目として
はじめに、ぷらむ工房が工場見学を始められたきっかけや理由を教えてください。
日本一の梅林である「南部梅林(みなべばいりん)」は「一目百万・香り十里」といわれるほどの評判で、お花見シーズンには多くの観光客が美しく咲き誇る梅の花を観に訪れています。
ぷらむ工房はその梅林の中に自社農園を持つという恵まれた環境であることから、梅干し(南高梅)の良さをより深く知ってもらいたいという想いで工場見学を始めました。
工場見学をすると、不思議とその製品により親しみを持てるようになるんです。工場見学を通して、より一層観光客の方々が日本一の梅の里を楽しんでいっていただけたら嬉しいです。
リアルな梅農家の作業工程を見学できる
ぷらむ工房の工場見学の内容を詳しく教えていただけますか?
ぷらむ工房の工場見学では、100年以上前から使用している昔ながらの本木樽に塩漬けされた梅や、梅を天日干ししている作業場などを見学していただいています。
工場見学といえば機械を使った製品製造ラインをイメージされる方も多いですが、ぷらむ工房では昔ながらの白干梅を作る過程など「リアルな梅農家」の作業工程をお楽しみいただいています。
ぷらむ工房の見学の見どころ・魅力
ここからはぷらむ工房見学の見どころを紹介していきます。ぷらむ工房での見学はお子さまも一緒に楽しめるような工夫がされていますので、ぜひチェックしてください!
子どもも楽しめる体験が盛りだくさん
ぷらむ工房の見学の流れや、子連れファミリーが楽しめるポイントがあれば教えてください。
ぷらむ工房での見学には、必ずインストラクターが付くのでお客様を放置することはいたしません。紀州南高梅の歴史を説明したりクイズを出したりしながら、楽しく学んでいただけるよう努めています。
また、インストラクターごとのアドリブにはなりますが、工場見学をしながら梅料理の作り方などもお伝えしています。青梅の収穫から梅干しができるまでの工程を、梅干しの香りで包まれた現場で見学ができるので、お子さまにも分かりやすく食育にもなりますよ。
ぷらむ工房で行われている体験は、すべてお子さまにもご参加いただけます。梅ジュースの手作り体験の様子をご紹介しますと、お子さまにとって自分で作ったジュースは特別に感じられるようで、梅が苦手だったというお子さまも進んで飲んでくれていますよ。
▲梅ジュース作り体験は火を使わないので子どもでも安心して参加できる
また、100年以上使用された歴史ある本木樽をバックに写真を撮っていただくことも可能です!ぷらむ工房の歴史を感じながら、南高梅の奥深さを楽しみながら学んでいただければ幸いです。
自家製梅加工製品のサービスも!
来場者に喜ばれているサービスなどがあれば教えてください。
ぷらむ工房の工場見学の後は、併設店舗内で夏場は熱中症予防にもなる梅ジュースを、冬場は体の芯から温まる梅茶など、季節に合わせたお飲み物をご用意しています。また、季節限定で焼きたての梅まんじゅうをお召し上がりいただけます。
見学後より梅に親しみを持っていただいてから召し上がっていただくと、いつも以上に美味しく感じていただけるようで、お客様からも嬉しいお言葉をいただくことが多いです。
ぷらむ工房ではさまざまな梅加工製品が購入可能
ぷらむ工房には飲食コーナーはありますか?また、購入可能な商品があれば教えてください。
ぷらむ工房の飲食コーナーでは梅ソフトクリームを販売しています。梅の色素が入ったピンク色のソフトクリームはおいしいだけでなく、見た目も可愛らしいのでぜひ味わってください!
また、ぷらむ工房は紀州南高梅の専門店ですので、梅干しはもちろん、梅酒・梅シロップ・梅ドレッシング・お菓子・佃煮などさまざまな梅加工製品を取り揃えております。家庭用からお土産などギフト用まで、ご用命に合わせてご購入いただけますよ。
▲ぷらむ工房が誇るプレミアムダイヤモンド梅は肉厚で旨味も凝縮されている
ぷらむ工房周辺の子ども向けお出かけスポット
ぷらむ工房の周辺にあるおすすめスポットがあれば教えてください。
ぷらむ工房から車で約10分のみなべ町の海沿いで、イタリアンレストラン「カフェ・ド・マンマ」を営業しております。
▲非日常を味わえるオーシャンビューのカウンターで過ごす時間は格別です
180度オーシャンビューに恵まれたカウンター席が人気で、地元野菜や魚介類を使ったメニューや梅を隠し味に使用したメニューなど、素材にこだわったカフェメニューが豊富です。
ご家族用のテーブル席もご用意しておりますので、お子さま連れでも安心してご利用いただけます。溶岩窯で焼き上げたナポリ風ピッツァなどテイクアウトが可能な商品もあるのでみなべ町にいらした際はぜひお立ち寄りください。
▲食材にこだわったカフェドマンマ自慢のピッツァは絶品
また、ぷらむ工房から15分ほどの場所にある「小目津公園」は、遊具が豊富な広い公園で多くの子どもがのびのびと遊べます。
小目津公園の近くには、本州有数のウミガメの産卵地として有名な「千里の浜」があり、ウミガメの館も設置されています。小目津公園は海沿いにあるので、車を停めてご家族で浜辺をお散歩する時間もとても良い思い出となるでしょう。
参考:小目津公園(コメヅコウエン) | 和歌山みなべ観光協会
参考:千里の浜 | 和歌山みなべ観光協会
参考:千里ウミガメ館 | 紀中を巡るHidaka History
ぷらむ工房から子ども連れファミリーへのメッセージ
最後に、ぷらむ工房へのお出かけを検討されている子ども連れファミリーに向けてメッセージをお願いします。
梅は、私たちが生まれるよりもずっと昔から今日まで、流行り廃りなく親しまれ続けている伝統食品のひとつです。世界も認める、日本が誇る伝統的な健康食品の梅干しの魅力や良さを、ぷらむ工房での見学や体験を通して、大人から子どもまでより多くの方々にお伝えしたいと考えています。
ぷらむ工房での体験を夏休み・冬休みの自由研究のテーマにするお子様もいらっしゃるそうです。また、学校単位での見学もお受けしています。工場見学・各種体験は事前予約が必要となりますが、ぜひお気軽にお問い合わせください。
ぷらむ工房は日本の伝統食品を大切に守り、その良さを伝え続けているんですね。本日はお忙しい中、素敵なお話をいただき誠にありがとうございました。
ぷらむ工房を訪れた人の口コミ
実際にぷらむ工房へ訪れた方の口コミを集めました。ぷらむ工房へのお出かけを検討されている方はぜひ参考にしてみてください。
こんな楽しいと思わなかった、というのが正直な感想です(笑)インストラクターさんのお話も体験も本当に楽しかったです。
梅の歴史や梅農家さんのことなどとても勉強になりました
梅が得意ではなかったが、ぷらむ工房の梅は肉厚で旨味がありおいしく食べられました
梅干しができるまでの工程を見て「こんなに手間がかかると思わなかった…」と、梅に対して印象が変わったというお声も多く見られました。手間を惜しまないからこそ引き出される旨味を、大切にいただきながら私たちも南高梅の良さを広めていきたいですね。
料金・予約・所要時間
▲自分で手作りする体験は子どもの良い学びとなり成長につながる
料金 | 工場見学:無料 青梅狩り体験:1,000円 梅干し体験:1,500円 梅ジャム作り体験:1,500円 梅ジュース作り体験:1,800円 ※いずれも完全予約制です |
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予約 | 梅作り体験・工場見学のページから予約可能 https://plumkoubou.jp/shop/taiken |
所要時間 | 見学:最短10分 体験:約1時間 |
※掲載料金はすべて税込です
見学や体験の所要時間については目安となっています。当日の参加人数や体験の種類によっても異なるそうなので、なるべく時間に余裕を持って伺いましょう。
ぷらむ工房の基本情報(アクセス・駐車場)
住所 | 〒645-0022 和歌山県日高郡みなべ町晩稲1187 |
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電話番号 | 0739-74-2406 |
アクセス | ・阪和道「みなべIC」から車で5分 ・JRきのくに線「南部駅」からタクシーで5分 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
定休日 | 不定休 |
駐車場 | 乗用車約30台 |
公式URL | https://plumkoubou.jp/ |
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