写真映え抜群!富士山の絶景を望む「米之宮浅間神社」に親子で七五三詣|静岡県富士市

この記事でご紹介するのは、1,300年以上前から静岡県富士市に鎮座する古社「米之宮浅間神社(よねのみやせんげんじんじゃ)」で、お子さまと一緒に昇殿参拝(ご祈祷)を行い、かけがえのない七五三詣の思い出を作っていただくための関連情報です。

鮮やかな朱色の鳥居と御社殿で知られる「米之宮浅間神社」は、境内から美しい富士山を望めるという、絶好のロケーションでも人気の神社。広々とした境内は、いつもきれいに整備されていて、散策しながらの撮影ポイント探しも楽しめます。

周囲には、御祝の会食にぴったりな飲食店も豊富です。おじいちゃま・おばあちゃまにも参列いただいて、七五三詣の一日をファミリーで満喫してみませんか。

富士山の勇姿に朱色の社殿が映える「米之宮浅間神社」

「米之宮浅間神社」の御社殿と富士山

▲御社殿の後ろに、霊峰・富士山を望むという絶景を堪能できる神社

鮮やかな朱色の鳥居と御社殿が印象的な「米之宮浅間神社」は、JR東海道本線の富士駅から徒歩で20分弱、JR東海道新幹線の新富士駅を利用すれば車で10分ほどという、公共交通の便にも比較的恵まれたロケーションです。

静岡県富士市に鎮座しており、御社殿の背景には美しい富士山の勇姿が展開するという、絶景を楽しめることでも人気の神社となっています。広さ3,600坪を誇る境内の桜は、春になると一面満開となって、地元ではお花見の名所としても有名です。

境内に隣接して「米之宮公園」もあって、週末になると多くのお子さま連れファミリーで賑わいます。

「米之宮浅間神社」は、正確な創建年は不詳なのですが、飛鳥時代の674(白鳳4)年に都より時の天皇の勅使が到着したと伝えられており、ご創建がそれよりも古いのは確実。少なくとも、1,300年を優に超える歴史を重ねてきた古社です。

一寸八分(約5.5cm)の米粒を御神体とし、富士山の噴火を鎮めるために、飛鳥時代に御祭神・木花開耶姫命(コノハナサクヤヒメノミコト)さまを勧請して、今に至ります。神社のおもなご利益は、安産祈願や良縁成就、開運厄除、学業成就など。

今回は、「米之宮浅間神社」で権禰宜(ごんねぎ)(※)を務める藤本さんに、七五三詣にフォーカスしてお話を伺いました。
(※)神職の職階の一つであり、最も一般的な職掌となる。

七五三詣の昇殿参拝も当日の現地申し込みでOK!

「米之宮浅間神社」の一の鳥居と参道

▲鮮やかな朱色が美しい一の鳥居。春には桜の名所としても人気だそう

編集部

最初に、「米之宮浅間神社」さんでの七五三詣の昇殿参拝(ご祈祷)について、ご案内をいただけるでしょうか。

藤本さん

まず、当社での昇殿参拝(ご祈祷)は、予約制ではありません。七五三詣は通年で可能となっておりますので、ご家族でご都合のよろしい日にお越しになり、社務所にて昇殿参拝を希望する旨を直接お伝えになってください。

社務所の対応時間は、毎日9:00~16:00です。祭事等の日に当たりますと、ご希望に添えない場合もありますから、あらかじめお電話(電話番号:0545-61-0817)などでご確認をいただくと確実です。

受付の際に、初穂料(玉串料)をお納めください。受付のタイミングによっては、前のご家族がご祈祷中になりますから、少々お待ちいただく場合もあります。

「米之宮浅間神社」の本殿内部

▲昇殿参拝(ご祈祷)では、七五三を迎えたお子さま自ら御神前に玉串を捧げるシーンも!

昇殿参拝の人数制限なし!おじいちゃま・おばあちゃまもご一緒に

編集部

昇殿参拝(ご祈祷)を希望する場合、一家族当たり何名まで参列できますか。祖父母などと一緒の七五三詣をしたいお子さま連れファミリーも少なくないと思うので、お聞きしてみました。

藤本さん

一家族当たりの昇殿人数の制限は、特に設けておりません。七五三のお子さまを含めて、参列を希望される皆さん全員のご昇殿が可能、とお考えいただいて大丈夫です。

実際、お子さまのおじいちゃま・おばあちゃまも、多く昇殿参拝(ご祈祷)に参列なさっていますよ。

「米之宮浅間神社」境内の手水舎

▲味わいを感じる手水舎の龍。きれいに整備された境内で、気持ちよくご家族・ご親族一緒に参拝できる

オリジナルの破魔矢もある授与品!絵馬は願い事を書いて奉納しよう

編集部

七五三詣の際、昇殿参拝(ご祈祷)の授与品はあるでしょうか。お分けいただける場合、どのような内容なのかをお話しください。

藤本さん

御祈祷を受けられたお子さまには、当社オリジナルの絵馬や破魔矢、千歳飴などを授与しております。シンプルなデザインですが、いかにも日本の神社らしい七五三詣の授与品ということで、ご好評をいただけることも多いです。

「米之宮浅間神社」に七五三詣の昇殿参拝をした際の授与品

▲七五三詣の昇殿参拝(ご祈祷)を済ませた際に分けていただく授与品。破魔矢を受けられる神社は珍しいかも!

絵馬につきましては、お願いごとを書いていただいて、奉納されることをおすすめしています。

昇殿参拝時も撮影可!記念撮影に向く「米之宮浅間神社」

「米之宮浅間神社」の拝殿から境内を望む

▲朱塗りの拝殿から境内を望む。何とも和の世界を感じる光景

編集部

写真スタジオなどの出張サービスを利用して、プロカメラマンさん同行での七五三撮影を行いたい場合、境内での記念撮影は問題ないでしょうか。可能である場合、撮影NGの場所があれば、あらかじめ教えていただけるとありがたいです。

藤本さん

境内での記念撮影につきましては、ほかの参拝者の皆さんにも十分なお気遣いをいただければ、基本的に問題ありませんよ。

「米之宮浅間神社」の境内社「天満宮」

▲絵になる境内社の「天満宮」。菅原道真公をお祀りしている

昇殿参拝(ご祈祷)の折も、写真撮影は可能です。ただし、ほかの祈願者の方や、神事を司る神職の妨げにならないよう、くれぐれもご配慮をお願いします。

また、プロカメラマンさんなどが同行しないご家族に関しては、社務所におります職員にお声掛けいただければ、記念撮影のお手伝いも可能ですよ。ご遠慮なく、お申し出くださいね。

広い境内には池も!社殿と富士山が同時に写るポイントもおすすめ

編集部

七五三詣の記念撮影をしたい場合、「米之宮浅間神社」さんの境内に、藤本さんおすすめの撮影ポイントはあるでしょうか。

藤本さん

そうですね、何と言っても朱色が美しい社殿前や鳥居前で、記念撮影をされるご家族が多い印象です。社殿と富士山が同時に写る絶景のポイントもありますので、お天気に恵まれれば、そちらを背景にお撮りいただくのもおすすめしますよ。

境内社の「福寿宮」と「天満宮」にもご参詣いただいて、家内安全や学業成就の祈願をされ、記念撮影をしてもいいですね。3,600坪の広い境内ですから、お気に入りの撮影ポイントを見付けていただきやすいでしょう。

「米之宮浅間神社」境内の手水舎と神池

▲手水舎と神池(右奥)。境内をのんびり散策しながら、記念撮影のポイントを探すのもいい

境内の神池には鯉も泳いでおりますから、池の畔(ほとり)を和装のお子さまと一緒に散策しながら、のんびり記念撮影を楽しまれるのもいいですね。雰囲気があって、なかなか素敵だと思います。

「米之宮浅間神社」周辺のおすすめ会食スポット

「米之宮浅間神社」境内の御神木

▲境内には、立派な御神木も多く生えている

編集部

「米之宮浅間神社」さんの周辺に、七五三詣のお子さま連れファミリーが会食できるような、おすすめの飲食店がありましたら、ご紹介をお願いします。

藤本さん

当社の周辺で、ご家族で会食をしていただけるお店としましては、まず「ホテルグランド富士」内のフレンチレストラン「グラース」さんを挙げたいと思います。

上質なサービスをゆったりとした空間で受けられて、ランチ・ディナーともに対応可能です。洋食で、格式を感じられる会食がお好みならば、周辺では第一選択肢になるお店だと言えますね。

公式:ホテルグランド富士「グラース」

和食がお好きなご家族には、蟹料理で有名な「富士甲羅本店」さんがおすすめです。事前予約は必須ながら、お子さま向けの七五三御祝御膳も提供されていますよ。

少人数からご利用になれる個室も用意されていますので、小さなお子さま連れの親御さんも、和の空間で周りに気兼ねなく会食をお楽しみになれるでしょう。

公式:富士甲羅本店

また、境内のすぐ北側には、イタリア料理店「キャナリィ・ロウ 富士青葉店」さんもあります。おしゃれなお店ですが、前出の2店よりも肩肘張らないお手軽さがあって、普段使いもしやすい印象です。

ランチ・ディナーともに、パスタやピッツァ中心のメニュー構成になっていますから、お子さまウケもいいのではないでしょうか。お子さま連れご家族が使いやすい雰囲気の店内ですよ。

公式:キャナリィ・ロウ 富士青葉店

「米之宮浅間神社」から七五三詣のご家族へメッセージ

「米之宮浅間神社」の夕暮れ時の境内

編集部

「米之宮浅間神社」さんでの七五三詣を検討中のお子さま連れファミリーに向けて、何かメッセージがありましたら、ぜひお話しください。

藤本さん

地方の神社ならではの、どこかのんびりとした雰囲気が漂いつつも、御神域らしい凛(りん)とした、澄んだ空気に満ちた境内です。お子さま連れのご家族も、ゆったり気分でご参詣いただけるでしょう。

霊峰・富士山の勇姿を美しく望める当社に、ご家族で七五三詣をしていただければ、一生の思い出にもなるかと思います。お気軽に、皆さんでお越しになってくださいね。

また、樹齢600年の御神木を用いた御守や、11月下旬よりの期間限定御朱印の授与も始まりますよ。ご興味がある方は、ぜひ社務所にてお声掛けください。

「米之宮浅間神社」境内の腐食により伐採された御神木

▲長年の腐食により、途中から伐採された境内の御神木。この御神木から、数量限定の貴重な御守が作られた

編集部

今回初めて「米之宮浅間神社」さんにお邪魔しましたが、朱色の鳥居や御社殿に富士山が映えて、澄んだ空気が流れている境内だと感じます。こんな日本らしい素敵な光景の中で、七五三詣ができるお子さまは、きっと幸せですね。

藤本さん、いろいろなお話を聞かせていただきまして、本日はどうもありがとうございました。

「米之宮浅間神社」の口コミ・感想をチェック!

「米之宮浅間神社」の境内に隣接する「米之宮公園」

▲境内に隣接する「米之宮公園」。週末には、お子さま連れファミリーで賑わう街中のオアシス

「米之宮浅間神社」での七五三詣を検討しているお子さま連れファミリーの参考になるよう、実際に同社を参拝した皆さんが残した口コミ・感想もチェックしておきましょう。

子供の七五三で参拝しましたが、ご神職の皆さんが親切です。富士山を拝むこともできて、静かな空気が流れる境内でした。

手入れの行き届いた、きれいな神社さん。隣に大きな公園もあり、参拝後に子供とのんびり過ごせました。

ご祈祷の際には、子供が御神前に玉串を捧げます。娘の成長を改めて実感できて、かなり感動ものでした。

すぐ裏手に駐車場がありますから、小さな子供連れにも参拝しやすいです。きれいな朱塗りの拝殿と鳥居は、インスタ映えも抜群!

評判のよい神社でした。とりわけ富士山を望める、きれいに整備された境内には、多くの皆さんが感心されています。親切に対応してくれるご神職に触れたコメントも、相当数を見掛けました。

お子さまの七五三で、昇殿参拝(ご祈祷)を初めて経験する親御さんにとっても、足を運びやすい古社だと感じます。

七五三詣の料金(昇殿参拝の初穂料)・予約・混雑状況

「米之宮浅間神社」の航空写真

▲街中の神社なのに、緑豊かな境内が見て取れる

七五三詣ができる時期 通年で可(昇殿参拝を含む)
※例年の七五三詣ピークシーズンは、10月下旬~12月初旬
昇殿参拝の予約 予約制ではない(社務所にて直接申し込み)
※社務所の受付時間内(9:00~16:00)に、当日申し込み
混雑状況 七五三詣ピークシーズン(10月下旬~12月初旬)の土・日・祝日や、大安などの吉日には、終日混雑しやすい傾向
※ピークシーズンでも、平日は比較的空いている傾向
初穂料 七五三のお子さま一人当たり5,000円

※記事中の金額は、すべて税込の表示です。

「米之宮浅間神社」の基本情報(アクセス・駐車場)

住所 〒416-0906
静岡県富士市本市場582
※「米の宮公園」隣り
電話番号 0545-61-0817
アクセス 【公共交通機関】
JR東海道本線:富士駅にて下車し、北口より徒歩約18分/タクシー利用で約7分
JR東海道新幹線:新富士駅にて下車し、北口より徒歩約37分/タクシー利用で約10分

【車】
東名高速道路:富士ICより約9分
新東名高速道路:新富士ICより約11分
駐車場 無料駐車場あり
※普通車80台分
社務所の対応時間 9:00~16:00
※祭事等により、対応時間変更の場合あり※年中無休
公式URL https://yonenomiyasengen.main.jp/toppg/
公式SNS Instagram

※最新の情報は、公式サイト等で都度ご確認をお願いします。
※記事中の金額は、すべて税込の表示です。