この記事では、子ども連れにおすすめのお出かけスポットとして埼玉県蕨市(わらびし)にある「蕨市福祉・児童センター」をご紹介します。
蕨市福祉・児童センターは、JR京浜東北線「蕨駅」西口から徒歩約15分のところに位置するアットホームな雰囲気の児童館です。おもちゃや遊具、絵本などが揃っていてのびのびと遊べるほか、乳幼児クラブや各種イベントも定期的に開催されており、子ども同士・親同士の交流を楽しみながら充実の時間を過ごせますよ。
今回は蕨市福祉・児童センターで主事を務める柏瀬さんにインタビュー取材を行い、施設の特徴や過ごし方などを教えていただきました。気軽に足を運べるキッズスペースをお探しの方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
この記事の目次
充実空間でのんびり遊べる「蕨市福祉・児童センター」
日本一面積が小さい市であり、徒歩圏内で公共施設に足を運びやすい環境が整っている埼玉県蕨市。地域コミュニティも活発で、市内のさまざまな場所でファミリー同士の交流が行われているアットホームなエリアです。
今回ご紹介する「蕨市福祉・児童センター」もそのひとつで、市民の方がボランティアとして児童館事業の運営に携わり、各種イベントにも協力。隣接して公園もあり、親子ともにリラックスして楽しめる人気のスポットとなっています。
まずは、蕨市福祉・児童センターの概要についてお話を伺いました。
ひとりでも大人数でも!おもちゃや遊具で飽きずに遊べる児童館
蕨市福祉・児童センターはどのような施設ですか?
当館は3階建てで、1階にはおもちゃで遊べる遊戯室のほか、小中学生に人気のある本や漫画、児童書などが揃う図書コーナーもあります。おもちゃはひとりで遊べるものから、大人数でも楽しめるボードゲームやカードゲームもあるなど種類が豊富です。
▲図書コーナーには子どもたちに人気の本や漫画がずらり!
また、卓球台が3台ありますので、ぜひご家族やお友達と打ちに来てください。ラケットとボールを事務所でお貸ししていますが、もちろんマイラケット・マイボールを持参されても構いません。
▲卓球目的で来館されるご家族やお子様グループもたくさんいるほど大人気!
2階は乳幼児室となっており、小さいお子様向けの本やブロック、積み木等のおもちゃ、滑り台などを備えています。
▲未就学児のみが入室できるお部屋なので、小さなお子様も保護者の方もリラックスして過ごせます
そして、3階には集会室・和室・面談室があります。集会室では乳幼児クラブや小学生向けの講座、和室では囲碁・将棋教室を開催しており、面談室は夏休みの時期に自習室として開放しています。
どのような方が利用されていますか?また、どのくらいの時間楽しめるのか教えてください。
親子連れの方はもちろんですが、おもちゃや漫画が揃っているので小学生以上の子が1人で立ち寄って利用するケースも多いですよ。卓球台やボードゲームも充実しているため、大人数でのご利用もしばしばみられます。
制限時間はございませんので、ぜひのんびりとお過ごしください。12:00~13:00は館内整備のために一度休館になりますが、午後から再度来館する方も多くいらっしゃいますよ。
メルちゃんのお人形セットやトミカ、卓球などが大人気♪
蕨市福祉・児童センターで、特に人気のおもちゃや設備があればご紹介ください。
幼児の女の子に人気があるのは、メルちゃんのお人形セットやレジスターといったお買い物を体験できるおもちゃです。幼児の男の子には、トミカなどの乗り物のおもちゃが大人気ですよ。
ちなみに、おもちゃが写真入りで表示されている『おもちゃ貸出表』があるので、ぜひそちらでおもちゃラインナップをチェックしてみてください。人気のおもちゃや最新のおもちゃが揃っているため、貸出表の前で「どれにしよう?」と悩んでいるお子様の姿をよく見かけます。
▲カテゴリ別に写真付きでおもちゃが紹介されており、「初めてでも利用しやすい」「おもちゃの種類がわかりやすい」などと評判です
また、小学生以上のお子様には卓球が人気です。夏休みや春休みには小学生向けの卓球教室を開催しており、卓球目当てで遊びに来る子も多くみられますよ。
おもちゃ・漫画・絵本のラインナップには利用者のニーズを反映
蕨市福祉・児童センターでは、キッズスペースを運営するうえでどのような点を大切にしていらっしゃいますか?
当館で大切にしているのは、利用者の声をもとに設備環境を整えることです。
たとえば定期的に人気のおもちゃ投票を行ったり、おもちゃ・漫画・絵本などのリクエストを受け付けたりしながら、日々の貸出状況なども考慮しつつ魅力的なラインナップを揃えています。また、イベントを行った際は参加者にアンケートを取り、その後の運営に反映させています。
安全に遊べる環境が整っており、保護者に大好評!
蕨市福祉・児童センターには乳幼児の利用者も多いと思います。小さなお子様が安心して遊べるための工夫があれば教えてください。
乳幼児のお子様や保護者が安心して過ごせるよう、2階の乳幼児室は未就学児と保護者の方しか利用できません。また、乳幼児室には囲いのあるキッズサークルを設けているほか、周りをよく見渡せるように遊具や玩具を配置しており、保護者の間で「安心して遊ばせられる」などと好評です。
囲碁・将棋教室など小学生向けのイベントもたくさん
蕨市福祉・児童センターでは定期的にイベントを実施しているそうですね。どのような内容なのか教えていただけますか?
毎月1回、土曜日に市民ボランティアの方による囲碁・将棋教室を開催しています。13:30~15:30の2時間、3階の和室で開催しており、小学生以上の方(高校生まで)であればどなたでも無料で、申し込み不要でご参加いただけますよ。
また、季節によってはハンドメイド教室や科学教室といった工作イベントも実施しております。ぜひ公式サイトでイベント情報をチェックし、お気軽にご参加ください。
蕨市福祉・児童センターでは保護者向けサービスも充実
続いては、蕨市福祉・児童センターが提供する「保護者向けサービス」に焦点を当ててお話を伺っていきます。
年齢別の乳幼児クラブで保護者同士の交流を楽しめる
蕨市福祉・児童センターにて、親同士の交流を楽しめるイベントがあればご紹介ください。
蕨市には行政区域ごとに児童館が5館あり、ママ友の輪の広がりを強く感じています。そこで、当児童館では年齢別の乳幼児クラブを毎月開催し、保護者の方同士の交流の場を提供しています。
具体的には、1歳児未満を対象にした「まめっこクラブ」、1歳児を対象にした「とことこクラブ」、2・3歳児を対象にした「ちびのびクラブ」の3種類です。なかには仲良くなって連絡先を交換し合い、のちに一緒に遊びに来られる方も多くいらっしゃいますよ。
親同士が交流しやすいように、工夫されていることはありますか?
乳幼児クラブの開催場所である乳幼児室にはキッズサークルを設置しているため、お子様をそのサークル内で遊ばせながら保護者様同士で会話をお楽しみいただけます。
アットホームな雰囲気だから、初めての方やパパも気軽に利用可能
蕨市福祉・児童センターは、初めての方や引っ込み思案なママ・パパでも利用しやすいでしょうか?
初めて利用される方には、保育士や教員免許の資格を持った児童厚生員が館内案内やおもちゃの借り方等の説明を行っておりますのでご安心ください。また、お困りごとがないかどうかお声掛けをしたり、職員に気軽に話しかけられる雰囲気を作ったりと、初めての方や引っ込み思案なママ・パパでも心地良く過ごせる環境づくりを意識しております。
パパも参加しやすいとのことですが、実際にパパが子どもを連れてくるケースもありますか?
はい、休日にはパパの姿もたくさんみられますよ。卓球などで体を動かして遊ぶ方が多くいらっしゃいます。
他には、毎月平日にママたちの交流や子育て情報の交換の場として「にこにこ広場」という事業を行っているのですが、年に1回パパも参加しやすいよう土曜日に開催しています。「にこにこ広場」では、職員による絵本の読み聞かせやボールプールなどのアトラクションをお楽しみいただけますので、ぜひご参加いただけたら嬉しいです。
なお、「にこにこ広場」は事前申し込みの必要はありません。児童館に遊びに来たついでに参加するといった形で気軽にご参加ください。
育児相談しやすい環境が整備されている
蕨市福祉・児童センターでは、スタッフの方へ育児相談をすることも可能でしょうか?
もちろん可能です。児童厚生員が常に事務所におりますので、お子様だけでなく保護者の方へのお声がけなどを行いながら、ご相談いただきやすい雰囲気づくりに努めております。
なお、児童センターは市の直営であることから蕨市との情報交換がスムーズなので、たとえば市内の保育園・幼稚園情報など知りたいことがあればお気軽にお声がけくださいね。
また、先ほどご紹介した「にこにこ広場」には専門知識を有する子ども家庭支援員や虐待対応専門員が年に2回来館し、育児やしつけ、発達、非行、虐待など子どもに関するあらゆる相談に応じておりますので、ぜひそちらもご利用ください。
託児付きの保護者向け講座でリフレッシュ♪
蕨市福祉・児童センターにおいて、保護者向けのイベントを開催されていましたらぜひご紹介ください。
保護者向けイベントも定期的に開催しており、ヨガやバランスボール、フィットネスダンスなどの講座が人気です。「FORママ」という託児付きの事業で、ベテランの託児スタッフにお子様を預けてご参加いただけますよ。
育児に忙しいママや子育てが終わったママなど、ぜひ各種講座でリフレッシュした時間をお過ごしください。
蕨市福祉・児童センターでの飲食について
蕨市福祉・児童センターでは、飲食は可能でしょうか?
水分補給のための飲み物のみ可能となっております。館内に自動販売機はありますが、水筒をご持参される方が多いですよ。
もしお昼の時間帯に食事を楽しみたい場合は、近隣にある商店街へ足を運んでみてください。カレー屋さんや中華料理屋さん、お総菜屋さんなどの個人経営のお店が多く並んでいます。
店内で食べるのもいいですが、お天気が良ければテイクアウトをして当館に隣接の「中の宮公園」でピクニックをするのもおすすめです。
公式:中の宮公園
蕨市福祉・児童センターからのメッセージ
最後に、蕨市福祉・児童センターの利用を検討している方へメッセージをお願いします。
当館を通じて、子ども同士だけでなく保護者同士も交流を重ね、ママ友・パパ友の輪が広がってくれると嬉しいです。蕨市在住の方はもちろん、市外の方も多く来館されますよ。
話しやすい職員が多く在籍しており、アットホームな雰囲気の中でお過ごしいただけます。どのようなことでも気軽にお声がけくださいね。
蕨市福祉・児童センターには未就学児向けのおもちゃや遊具、絵本などが豊富に揃っているほか、小学生に人気の漫画やボードゲーム、卓球台もあり、幅広い年齢のお子様に人気がありそうですね。また、ママ同士が交流できるイベントやヨガ・ダンスといった託児付き講座などの保護者向けコンテンツが整っていることも魅力的で、大人も子どもも大満足の時間を過ごせそうだと感じました。
柏瀬さん、本日はたくさんのお話をありがとうございました!
蕨市福祉・児童センターの口コミ・評判
ここでは、蕨市福祉・児童センターを利用した方の口コミをいくつかご紹介します。
おもちゃの種類が多く、最新の知育玩具もあって子どもが飽きずに過ごせる場所です。雨の日の遊び場としても最適で、とても助かっています。
小学生の子どもがこちらの工作イベントや囲碁・将棋教室をよく利用しています。先生の教え方がわかりやすく、子どもも非常に楽しんでいるので、回数をもっと増やしていただけたら嬉しいです。
子どもが大好きな場所で、週末によく「児童センター行こう!」とせがまれます。最新の漫画や卓球台もあり、大人も楽しく利用させていただいています。
設備やイベントの充実度、スタッフの対応など、あらゆる点において高評価の印象です。
なかには「2階の乳幼児室には小学生以上の子どもが入れないため、未就学児のみの空間で遊ばせられて安心」といった声や、「小学生向けのおもちゃや本なども充実していて、乳幼児&小学生の年の離れた兄弟でも一緒に出かけやすい」などの意見も挙がっており、幅広い年齢層の子どもにとって過ごしやすい施設だと感じます。
蕨市福祉・児童センターの対象年齢や設備
対象年齢 | 0~18歳までの子どもとその保護者 ※午前中は乳幼児親子、午後は学校終わりの小中学生が多く利用 |
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施設に常備されている赤ちゃん・子ども用品 | ・オムツ替え台(オムツは持ち帰りが必要) ・補助便座 ・ベビーベッド |
オムツ替えスペースの有無 | あり |
授乳スペースの有無 | あり |
ベビーカーの持ち込み | 可 |
蕨市福祉・児童センターの基本情報(アクセス・営業時間)
住所 | 〒335-0004 埼玉県蕨市中央4丁目9番22号 |
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アクセス | JR京浜東北線「蕨駅」西口から徒歩約15分 |
電話番号 | 048-431-7300 |
営業時間 | 9:00~12:00/13:00~17:00 |
休館日 | 毎週月曜日・年末年始・祝日(月曜日にあたる場合は翌日の火曜日も休館) |
駐車場 | 5台 |
料金 | 無料(講座によっては参加費がかかる場合もあり) |
公式サイト | https://www.city.warabi.saitama.jp/kosodate/1004095/1004634/1004668/index.html |
※最新の情報はホームページ等でご確認をお願いいたします。