この記事では、七五三詣におすすめの神社として宮城県気仙沼市にある「早馬(はやま)神社」をご紹介します。
早馬神社は、宮城県の最北東端に位置する唐桑半島の入り江に鎮座しています。かつて北条政子の安産祈願を執り行ったことから安産祈願や子育てに御神徳があるといわれており、戌の日の安産祈願をはじめ、秋の七五三詣の参拝先として選ばれることも多い神社です。
今回は早馬神社にて禰宜を務める梶原さんにインタビュー取材を行い、七五三詣の流れやいただける授与品、さらには境内の見どころなどについてお話を伺いました。ぜひ参考にしてみてくださいね。
この記事の目次
梶原景時ゆかりの地としても人気の「早馬神社」
三陸自動車道の「唐桑半島IC」から車で約15分、海岸からほど近い緑豊かなロケーションに位置する「早馬神社」。無料で利用可能な40台分の参拝者専用駐車場と50台分の臨時駐車場を備えた、車でのアクセスに便利な神社です。
▲車でのアクセスがしやすいため、地元の方はもちろん遠方から訪れる方も多くみられます
その歴史は古く、1217年に『鎌倉殿の13人』の1人である梶原景時公の兄、梶原景実(かげざね)によって創建されました。以来、梶原氏直系子孫が宮司を務めており、梶原景時ゆかりの地として注目を集めています。
なお、梶原景実は鎌倉幕府初代将軍・源頼朝公の妻・北条政子の安産祈願を執り行い、無事に安産となったことから、安産・子育てにご利益のある神社としても有名です。また、境内には『万事うまくいくように』と願って頭や脚を撫でると叶うとされる「撫で馬」の像などがあり、パワースポットとしても大変人気があります。
早馬神社における七五三詣の特徴&撮影スポット
早馬神社では、3歳・5歳・7歳の子どものそれまでの無事を感謝し、その後の健やかな成長を祈願する「七五三」の御祈祷を受けることが可能です。ここでは、御祈祷の流れや授与品の内容、人気の撮影スポットについて教えていただきました。
七五三御祈祷の流れ:参集殿で受付→御社殿で御祈祷→授与品の受取
▲早馬神社の参集殿受付
早馬神社における七五三詣の流れを教えてください。
当日は、ご予約時間の10分前までに参集殿で受付を行ってください。参集殿内の待合室でご家族皆様で待機していただき、お時間になりましたら神職が御社殿へとご案内いたします。
神職が祝詞(のりと)を奏上する間、お祓いをする際は軽く頭をお下げください。また、御祈祷の途中に前へお進みいただき、玉串を上げてお参りをしていただきます。
▲厳かな雰囲気の中で御祈祷が行われます
御祈願の所要時間は20分ほどで、その後授与品をお渡しして終了です。
なお、参加人数は特に決まりはありませんが、1人1人の一定の間隔を空けることと、他の参拝者とのバランスを考慮して「1団体12名まで」とさせていただいておりますことをご了承ください。
授与品:おふだ・お守り・千歳飴・勉強かるた・お菓子セット・自由帳
早馬神社では、七五三祈祷の後にどのような授与品をいただけますか?
おふだ・お守り・千歳飴・勉強かるた・お菓子セット・自由帳を授与いたします。お守りは、ランドセルや通園バッグにも付けやすいサイズです。6種類ご用意しておりますので、お好きなものを選んでいただければと思います。
撮影スポット:社殿前に七五三参拝記念看板&ベンチあり
早馬神社の境内で、七五三詣の記念撮影にぴったりな場所があればご紹介ください。
社殿をバックに記念撮影をお楽しみいただけるよう、社殿前には七五三参拝記念看板とベンチをご用意しております。スマートフォン用の自撮りスタンドもありますので、全員で撮影の際にご利用ください。
また、二の鳥居をバックに階段下からのアングルで撮影するのもおすすめです。
▲階段下から斜めのアングルで撮影すると、境内の風景も写真に収めることができます
▲境内には季節ごとに異なる花手水も設置されており、そちらでの撮影もおすすめです♪
ちなみに、早馬神社では他業者同行にて七五三撮影を行うことは可能でしょうか?
可能です。ただ、他の参拝者の方のご迷惑にならないようご配慮をお願いいたします。拝殿内での撮影も可能ですが、その奥の幣殿・祝詞殿へお上がりいただくことはできませんのでご注意ください。
早馬神社における境内の見どころ
続いては、早馬神社における「観光としての見どころ」に焦点を当ててお話を伺っていきます。
パワースポット:「撫で馬」や「厄玉・厄割石」
早馬神社の境内における見どころを教えてください。
拝殿前には「撫で馬」の像があり、万事うまくいくことを願って頭や脚を撫でると願いが叶うといわれています。
▲小さなお子さまも手が届きやすいように階段が設置されています
また、神楽殿周辺には心身のけがれを祓い清めてくれるとされる「厄玉・厄割石」がございますので、ぜひそちらにもお立ち寄りください。まずは厄玉の穴に大きく息を吹きかけて悪い気をうつし、「祓え給え、清め給え」と念じます。そして厄玉を厄割石に投げて割り、悪い気を祓い清めることで、気持ち新たに日々を過ごすことができますよ。
▲邪気祓いにおすすめのパワースポット「厄割石」
▲こちらの「厄玉」を「厄割石」に投げて割ります
人気の授与品:「一年安鯛みくじ」や「馬九行久守」
早馬神社には多彩な授与品が揃っていると伺いました。特に人気のものがあればご紹介ください。
お子さまに人気が高いのは、釣るおみくじ「一年安鯛みくじ」です。鯛の形をしており、おみくじを「引く」のではなく、釣り竿で「釣る」ことができます。
ぽってりとかわいらしい鯛のしっぽの部分におみくじが入っていますよ。鯛はぜひお持ち帰りいただき、縁起物としてお飾りください。
▲どんな運が釣れるかな?とワクワク・ドキドキの「一年安鯛みくじ」
また、お守りとしては「馬九行久守(うまくいく守)」が1番人気です。古来より九頭の馬は『万事馬九行久(ばんじうまくいく)』と縁起が良いといわれることから、お守りの表と裏に合計9頭の馬が描かれており、9つの開運招福へのご利益が期待できますよ。
▲勝負運・出世運・愛情運・健康運・金運・家庭運・商売繁盛・受験合格・豊漁豊作の9つの開運への願いが込められた「馬九行久守」
ちなみに、表側には馬の字を左に反転させた「左馬」が書かれています。「うま」を逆さに読むと「まう」であり、おめでたい席での「舞い」を連想させるため、福を招く縁起物として「馬九行久守」にも取り入れられています。
なお、通常は金・黒・赤の3色をご用意しておりますが、1月には正月限定の白、7・8月には夏詣限定の瑠璃色も授与してございますので、ぜひ節目節目の記念にいかがでしょうか。
公式:早馬神社「守護・御守」
早馬神社から子連れファミリーへのメッセージ
最後に、早馬神社での七五三詣を検討されているファミリーへメッセージをお願いします。
お子さまの健やかなる成長を神様に奉告し、更なるご加護をお祈りする七五三。良い思い出となるよう精神誠意ご奉仕いたします。
早馬神社への皆様のお参りを心よりお待ち申し上げております。
早馬神社の社殿前に記念撮影スポットがあり、七五三らしい写真を手軽に撮影できることがうれしいポイントですね。授与品も魅力的で、特に6種類の中から選べるお守りは子どもが大変喜びそうだと感じました。
梶原さん、本日はたくさんのお話をありがとうございました!
早馬神社の口コミ・評判
ここでは、早馬神社で七五三詣を行った方の口コミをいくつかご紹介します。
静かな神社で混雑していないので、子どもだけでなくおじいちゃん・おばあちゃんも落ち着いてお参りできました。
ご祈祷後にいただいた授与品に子どもがとても喜んでいました。お守りは、帰宅後うれしそうにランドセルに付けていました。
スマートフォン用の自撮りスタンドがあるので、家族全員の写真を気兼ねなく撮影できて良かったです。
「この神社を選んで良かった」といった満足の口コミが多く挙がっていました。特に、それほど混雑していない点や授与品の内容が魅力的であること、撮影スポットが整備されていることを評価する声が多々みられ、大切な七五三の参拝にぴったりな神社だと感じました。
早馬神社のご祈祷予約・料金(初穂料)・混雑しない時期
初穂料 | 5,000円~ |
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予約 | 完全予約制(10か月前から予約可能) |
※初穂料はのし袋に入れ、「初穂料」または「玉串料」と記載
早馬神社では、七五三祈祷の予約を通年行っています。土日祝日の縁起の良い日から予約が埋まりやすく、特に10月と11月は人気のシーズンなので、日程が決まり次第早めに申込を行うとよいでしょう。
混雑を避けたい場合は、土日祝日の10:00~14:00以外、または平日がおすすめです。
早馬神社の基本情報(アクセス・受付時間)
住所 | 〒988-0534 宮城県気仙沼市唐桑町宿浦75 |
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連絡先 | 0226-32-2321 |
アクセス | 三陸自動車道「唐桑半島IC」より車で約15分 JR気仙沼駅よりタクシーで約20分 |
社務所の対応時間 | 9:00~16:30 |
駐車場 | 参拝者専用駐車場:40台 臨時駐車場:50台 ※無料 |
公式URL | https://hayama.jinja.jp/ |
※最新の情報はホームページ等でご確認をお願いいたします。