この記事では、全国に30店舗を展開しているアミューズメント施設「ハピピランド」について、「横浜アソビル店」「ルララ港北店」の施設概要やエピソードを中心に紹介します。
屋内施設なので天候に左右されず、一年を通して快適に楽しめるこれらの店舗は、ただ楽しいだけではなく、心と身体と頭を使い、感性、知能、身体能力を育む工夫が施されています。
今回は、そんなハピピランドのコンセプトや魅力について、施設を運営するグローバル・ソリューションズ株式会社のキッズパーク事業部で統括を務める大久保さんにお話を伺いました。
この記事の目次
遊びながら学び、感性を育む「ハピピランド」の魅力
最初に、ハピピランドのコンセプトについてお聞かせください。
本施設のキッズパークは、「遊びながら学べる」をテーマに、感性を刺激するデザインの遊具等を設置しています。楽しみながら、自然にいろいろなことが学べ、感性が育つ仕組みです。また、遊びの中で新しい発見ができるように工夫を凝らしています。
ご利用される方は、何歳ぐらいのお子さまが多いのでしょうか?
両施設とも0歳から12歳までを対象としており、それぞれの年齢に応じた遊び方ができるようになっています。そのうえで、横浜アソビル店は、未就学児のお子さまが多いですね。ルララ港北店は、若干上の年齢、小学校低学年・中学年のお子さまが多くなっています。
横浜アソビル店の施設の魅力について教えてください。
横浜アソビル店は、著名なクリエーターの方にデザイン・設計してもらっており、宇宙をイメージした屋内キッズテーマパークでオリジナルの空間となっています。遊ばせながらお子さまのかわいい写真を撮影できる、いわゆる「映えスポット」としても、たいへんご好評をいただいています。
ただ遊んでいただくだけではなくて、そこに映像コンテンツやVR技術、音声など様々な仕掛けを施すことによって、遊びながら何かを発見していく、新しい気付きを楽しめる施設になっています。
音と映像が織りなす遊び空間。ハピピランド横浜アソビル店の人気エリア紹介
▲横浜アソビル店のレインボーコスモスエリア
具体的にコーナーの特徴があれば教えてください。
メインどころのボールプールエリア「レインボーコスモス」のアピールポイントは、衛生面、安全面において、カラーボールよりも優れているウレタンボールを使用していることです。
ボールプールエリアには、滑り台や飛び跳ねて遊ぶバウンズが付随しているのですが、ウレタンのようなクッション素材のボールが下にあることによって、例えば滑って変な落ち方をしてしまったり、バウンズから落ちてしまったりした際に、クッションになるのでケガの防止に繋がります。
また、本施設で使用しているウレタンボールは、塗料から仕上げまで、すべて食品安全基準を満たしていますので、お子さまが誤って口に入れてしまったとしても、問題はありません。
このボールプールエリアの滑り台にはプロジェクションマッピングを入れています。滑り台を滑ると、7パターンぐらいの映像が流れる仕組みになっており、お子さまも喜びますし、それを見ている保護者の方も、かわいい我が子の姿にとても喜ばれます。
滑り台は、普通の階段とクライミングの両方から登れるようになっています。ボールプールの周囲にはアップダウンのあるランニングレーンもあり、隣のエリアに移動できるアーチもあります。
繋がっている隣のエリアは何でしょうか?
さまざまな楽器を置いている「ミュージック・スター」に繋がっています。このエリアは、いろいろな楽器で遊べるコーナーになっています。ピアノや木琴、鉄琴、太鼓のほかアフリカの民族系楽器など珍しい楽器も置いてあり、自由に演奏していただけます。
そのほか、どのようなコーナーがあるのでしょうか?
女の子に人気なのは、ボールプール「ハートスター」です。ピンク色のハートで埋め尽くされたボールプール、ハートのシーソーなど、全部ピンク色のハートでできています。
「ダンススター」はどういったコーナーでしょうか?
「ダンススター」は飛ぶと音がなる仕掛けのトランポリンです。また、真ん中には本格仕様のDJターンテーブルがあり、左右に回すことによって流れる音のスピーカー音、上下の切り替えで音が変わるようになっています。
冒頭にVR技術を使っているといったお話がありましたが、何かそういった仕掛けもあるのでしょうか?
マグネットの壁にいろいろなものを貼り付けてアートを作る「アートスター」というコーナーで、VRのビジョンを入れています。映像をセンサーで感知し、例えば、動物に触ると動物が増える、そういった仕掛けを取り入れたデジタルキャンバスになっています。
1つの体験から学びと楽しさが広がる「遊びのデザイン」
▲冒険の要素を取り入れた迷路遊びコーナー「メイズ」
ご紹介いただいた施設には、どのような学びがあり、どのように感性を育んでいくのでしょうか?
何かをして遊んだときに、その目的以外の遊びを発見できるところが一番のポイントになっています。例えば、トランポリンは本来飛び跳ねるだけです。そこに、音が鳴るシステムを組み込んでいます。
また、「メイズ」という冒険の要素を取り入れた迷路遊びコーナーがあります。ここも、ただ単に迷路をクリアするだけではなくて、迷路の行き先に、空気が吹き出てきたり、床が振動したりします。本来の目的の遊びをしながら、別の体験もできるところに力を入れています。
洞窟をモチーフにした図書館「ブックスター」には、国内外の絵本から写真集や図鑑、少し難しい科学書まで幅広くご用意しており、リラックスして読書を楽しめるように、内部は落ち着いた木目調にしています。
そこでも、ただ読むだけではなく、もう一つの体験、仕掛けとして、奥面がガラス張りの万華鏡になっています。じっくり読み込んでいるお子さまもたくさんおりますし、こうした仕掛けによって、飽きずに楽しんでいただけます。
どんな本が並んでいるのでしょうか?
キッズパーク全体が宇宙をコンセプトにデザイン・設計されていますので、一番多いのは宇宙にちなんだものです。
▲ファンタジーな空間のライフスター
お客さまは、ご家族連れが多いのでしょうか?
入場は、保護者の付き添いが必須になっています。地元の方だけではなく、都内や県外からもご来店いただいています。海外でもチケットを販売しているので、海外から来られるお客さまも一定数おります。
他県から来る方は、施設のどこに注目して来られるのでしょうか?
かわいいキッズパークということで全国的に話題になっているため、写真を撮りにくる目的で来店される方も多く見受けられます。横浜アソビル店は、横浜駅から直結で交通アクセスがよく、そういったところも魅力かと思います。
イベントが大人気の「キッズパーク ハピピランド ルララ港北店」
▲各店で毎日開催されているイベントの様子
ルララ港北店の特徴についてお聞かせください。
ルララ港北店は、身体を動かして遊べる大型の遊具が多いです。また、全店で毎日日替わりの無料イベントを開催しているのですが、イベントの内容も少し大きいお子さま向けになっています。
例えば、どういったイベントを行っているのでしょうか?
ルララ港北店は、玉入れ競争やビンゴ大会です。幼稚園の年長さんから小学校中学年ぐらいまでの方をターゲットとしてイベント企画しています。
イベントに参加していただくと、ルララ港北店で使える仮想通貨「ハピ券」がもらえます。それを集め、集めた枚数に応じていろんな駄菓子と交換できます。ハピ券はイベント以外でも獲得することができます。例えばお片付けタイムにお手伝いしてくれた子どもに配布します。
未就学児がメインの横浜アソビル店では、仮想通貨とお菓子を交換するという概念がまだ理解できないと思うので、お菓子を直接あげるのですが、ルララ港北店の場合は、券を集める楽しさの要素をプラスしています。
イベント開催の狙いはどういったところにありますか?
飽きずに遊んでもらうためです。施設だけでは飽きてしまうのでリピート率に繋がりづらいことがあります。ルララ港北店は、特にイベントを強化しており、1日5回開催しています。
ルララ港北店の特徴的なコーナーや人気コーナーはどういったものでしょうか?
一番人気があるのはイベントですが、それ以外で人気なのはボールプールやスライダー、クライミングトランポリン等です。小さいお子さまは、まだ少し怖いかもしれない大型の遊具となっています。もちろん、小さいお子さま向け遊具や0歳~2歳コーナーもあります。
そのほか施設の特徴等があればお聞かせください。
各店とも飲食スペースがあり、持ち込み自由となっています。そこでは麦茶やポカリスエット、お水などの飲料サーバーを置いていて、すべて無料で提供しています。
キッズパーク ハピピランドからのメッセージ
▲18ヶ月までのお子さま専用のプレイエリア、横浜アソビル店のベビーパーク
最後に、御施設に興味を持たれた保護者の方に向けてメッセージをお願いします。
キッズパーク ハピピランドは、室内型施設なので、雨の日でも暑い日でも、快適に安心して遊べることが魅力の一つです。
ルララ港北店は、遊んで終わりではなく、集める喜びや意味があります。大きくなって仕事をしてお金をもらって貯めて、物を購入する体験を、子どもの今できるところが大きな魅力だと思います。
横浜アソビル店は、お子さまの成長度合いにより、遊びながら学べる、次のことを発見できる喜びと楽しみがあります。例えば、店内の壁紙一つにしても、小さいときは気づかなくても、大きくなると気づくことが出てきます。
壁紙はすべて宇宙をイメージしてデザインしており、その中に何かが隠れています。それは、3歳・4歳ではわからなかったとしても、5歳・6歳になって改めて見ると発見できます。そういった工夫がいろんなところに散りばめられています。
リピーターも多く、全国各地からお客さまが訪れている施設です。親子で楽しいひととき、感性・知性・運動能力を育む有意義なひとときをお過ごしいただけると思います。ぜひご来店をお待ちしています。
本日は貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。
キッズパーク ハピピランド ルララ港北店・横浜アソビル店の営業時間と利用料金
ご紹介した2つの店舗について、利用する際の情報を掲載しています。
ルララ港北店の施設情報
営業時間 | 10:00~19:00 ※最終受付18:00 |
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ご利用料金 | ■平日 ・60分 550円(税込)、延長料金30分毎280円 ・フリーパス 1,100円(税込) ■土日祝 ・60分 750円(税込)、延長料金30分毎380円 ・フリーパス 1,500円(税込) |
※大人もお子様も、同一料金となり、お1人様の料金です。
※大人(中学生以上)の方だけでのご入場はお断りしております。
※7/20(土)~8/31(土)の期間は夏休み期間となり全日、土日祝料金となります。
※そのほか注意事項詳細等については公式ページをご確認ください。
横浜アソビル店の施設情報
営業時間 | 平日 10:00~17:30 キッズパーク(小学生以下同伴)※最終受付16:30 |
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ご利用料金 | ■平日:キッズパーク子ども料金※大人はこども時間内¥500(税込¥550) ・60分パス ¥1,300(税込¥1,430) ・90分パス ¥1,700(税込¥1,870) ・延長 30分毎/¥600(税込¥660) ・フリーパス ¥2,200(税込¥2,420) ・イブニングパス ¥1,500(税込¥1,650) ■土日祝:キッズパーク子ども料金※大人はこども時間内¥1,000(税込¥1100) ・60分パス ¥1,300(税込¥1,430) ・90分パス ¥1,700(税込¥1,870) ・延長 30分毎/¥600(税込¥660) ・フリーパス ¥2,200(税込¥2,420) ・イブニングパス ¥1,500(税込¥1,650) |
※小学校・保育園・幼稚園などが長期休暇等の期間は休日料金でのご案内となります。
※大人(中学生以上)の方だけでのご入場はお断りしております
※そのほか注意事項詳細等については公式ページをご確認ください。
キッズパーク ハピピランドのご利用者の声
施設を訪れた保護者の皆さんから、感想を集めてみました。お子様連れで心ゆくまで楽しめることや、子どもがいろいろな体験ができること、スタッフのホスピタリティについて評価する声が多かったです。
キッズパーク ハピピランドの基本情報
運営 | グローバル・ソリューションズ株式会社 |
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住所 | ・Hapipi Land横浜アソビル店 神奈川県横浜市西区高島2-14-9アソビル4階 ・Hapipi Land港北店 神奈川県横浜市都築区中川中央2-2-1ルララこうほく4階 |
問い合わせ先 | https://www.hapipiland.com/contact/ |
公式サイト | https://www.hapipiland.com/ |
※詳しくは公式ページでご確認ください