この記事では、スポーツ観戦を楽しみたい子ども連れファミリーに向けて、B.LEAGUE所属のプロバスケットボールチーム「福島ファイヤーボンズ」をご紹介します。
「福島ファイヤーボンズ」は、福島県郡山市を本拠地として2013年より活動を行っているB2東地区所属(2023-24シーズン時点)のチームです。ホームアリーナである郡山総合体育館には、試合前や試合中に子どもたちが遊べるスペースが設けられているほか、乳幼児から就学児までを預けられる場所も併設されているなど、子連れでの来訪がしやすい工夫がたくさんみられます。
また、試合中には「フリースローチャレンジ」などの子ども向けイベントやクイズコーナーなどもあり、観戦+αの楽しみ方がありますよ。
今回は福島スポーツエンタテインメント株式会社の代表取締役社長・西田さんにインタビュー取材を行い、「福島ファイヤーボンズ」の特徴や観戦時の見どころ、ファンクラブの概要、子ども向けスクール情報などを教えていただきました。ぜひ参考にしてみてください。
この記事の目次
『誇れる福島』の創出に向けて挑戦する「福島ファイヤーボンズ」
引用元:公式Instagram
東日本大震災をきっかけに、福島の復興活動におけるシンボルとして発足された「福島ファイヤーボンズ」。2023-24シーズンにおいては、監督(スーパーバイジングヘッドコーチ)をエンリケ・スニガ氏が、ヘッドコーチをエリック・ウェイスリング氏が務めています。
まずは、クラブ名の由来や目標についてお話を伺いました。
チーム名には「燃え上がる闘志」&「絆・結束」を表現
「福島ファイヤーボンズ」というクラブ名の意味や由来について教えてください。
福島ファイヤーボンズは、燃え上がる闘志「ファイヤー」と、"絆"や"結束"を意味する英単語「Bonds」に由来します。
ちなみに、チームカラーであるフクシャパープルは、アカバナ科の植物である「フクシア」の花の色がモチーフです。崇高で高貴な色であることから、『バスケットボールにおいて皇帝のように君臨できるように』といった願いが込められています。
2023-24シーズンの目標は「B1リーグへの昇格」
福島ファイヤーボンズが掲げている目標について教えていただけますか?
福島ファイヤーボンズは、もともとは東日本大震災を契機に「スポーツで福島を盛り上げていこう」といった主旨で2013年に発足し、今年で創設10周年のメモリアルイヤーを迎えました。2023-24シーズンはB.LEAGUEの中のB2ステージに在籍しており、B1リーグへの昇格が大きな目標です。
ぜひ、記念すべき10周年を迎えた福島ファイヤーボンズの成長や進化にご期待ください。
福島ファイヤーボンズを応援しよう!観戦時の楽しみ方
続いては、福島ファイヤーボンズの試合を観戦する際の見どころや楽しみ方について教えていただきました。
観戦時の見どころ:スリリングな試合展開&個性豊かな選手たち
福島ファイヤーボンズの試合において、どのような見どころがあるのかご紹介ください。
バスケットボールの試合はスピーディーに展開して得点がたくさん入るため、基本的には0-0の試合はありません。そういったスリリングでエキサイティングな試合は見ているだけで熱くなり、自然と夢中になれることが大きな魅力だと思います。
また、5対5で試合を行う中で、背の高さなどの肉体的な部分が有利な選手、あるいはドリブルのようなテクニック面が優れた選手、スリーポイントシュートが上手な選手など、いろいろな個性を持つ選手が同じコートに立ってプレーすることも見どころのひとつです。
▲選手のドリブルテクニックに注目!
特に注目したい選手:福島出身の菅野翔太選手&山内翼選手
福島ファイヤーボンズの選手の中で、「この選手に注目してほしい」といったことがあれば教えていただけますか?
福島のチームということもあってご紹介すると、21番の菅野翔太選手と11番の山内翼選手の2名が福島出身で頑張ってくれています。菅野選手はスリーポイントシュートが大変得意で、山内選手は果敢にシュートを狙う積極的なプレーが魅力なので、ぜひ注目してみてください。
▲スリーポイントシュートが得意な21番の菅野翔太選手
▲果敢にシュートを狙う11番の山内翼選手
子ども向けコンテンツが充実!観戦前や観戦中に飽きずに過ごせる
福島ファイヤーボンズの試合前後や試合中に楽しめるような、子ども向けのコンテンツがあればご紹介ください。
福島ファイヤーボンズは「家族のような親しみやすいチームになりたい」といったコンセプトのもと、プロバスケットボールの試合観戦をファミリーエンターテイメントとして提供するためのさまざまな取り組みを行っております。
たとえば試合開始までの時間に子どもたちが遊べるスペースや、乳幼児から就学児までを預けられる場所などを設けています。試合開始の3時間前から試合終了後までオープンしておりますので、試合前後にそちらで遊んでいただけますし、途中で観戦に飽きたお子さまももちろんご利用可能です。
▲クッションや仕切りで安全面も配慮された乳幼児を預けられるスペース
プロスポーツの試合と子連れファミリーの距離感を近づけることを目的として、このような取り組みを行っております。温かいアットホームなファミリーエンターテインメントの空間を作ることを心がけておりますので、ぜひお気軽にご利用いただけたらうれしいです。
ちなみに、そちらのスペースではどういった遊びや体験ができるのでしょうか?
たとえば三輪車のコースやドーム型のトランポリンがあるほか、バスケットボールシュートができる体験やボッチャ体験、制作体験などをお楽しみいただけます。
▲子どもがワクワクする遊びが満載!
ハーフタイムやタイムアウト時には子どもが喜ぶコーナーあり!
福島ファイヤーボンズでは、ハーフタイムやタイムアウト時にも子ども向けのコーナーを設けていると伺いました。どのような内容なのかご紹介ください。
ハーフタイム時にはフリースローチャレンジなどのイベントを実施しています。公式ホームページの試合情報ページから事前にお申し込みいただき、抽選で参加者が決定するシステムとなっておりますので、ぜひチェックしてみてください。
また、ハーフタイムやタイムアウトなどのタイミングでクイズコーナーも設けており、クイズを通して選手やチームのことを知っていただけるような内容です。さらに、チアリーダーと一緒にダンスを踊るコーナーもありますので、そちらも親子で楽しんでいただけたらうれしく思います。
試合後にはサイン会が行われることも♪
試合日に、福島ファイヤーボンズの選手のみなさんと交流できる機会はありますか?
日によっては、試合終了後にファンクラブの会員様向にサイン会を開催する場合もあります。混雑回避のために参加人数を制限させていただいており、事前に申し込みフォームから抽選にご応募いただく必要がございますのでご承知おきください。
ちなみに、試合前の練習風景は見学できますか?
基本的には、試合前の練習見学はご案内しておりません。ただ、事前に学校単位やクラブ単位などでお問い合わせいただければ、対応可能な場合もあります。
福島ファイヤーボンズのファンクラブについて
ここでは、福島ファイヤーボンズのファンクラブに関してお話を伺いました。
福島ファイヤーボンズのファンクラブについて、どのような特徴があるのか教えてください。
福島ファイヤーボンズのファンクラブは、ブースタークラブ「BONDS FAMILY」といった名前です。親しみやすい、家族のようなファンクラブを目指して運営しており、2023-24シーズンは会員様との絆をさらに深めてともに戦っていけたらと考えています。
「BONDS FAMILY」にはロイヤル会員・プラチナ会員・ゴールド会員・パープル会員・シニア会員・ジュニア会員・メルマガ会員の7つのランクがあり、ランクごとに年会費や特典が異なるシステムです。ご入会手続きはWEB上で行えるほか、WEBからのご入会手続きが難しい場合は会場にてお手伝いすることも可能ですので、まずはぜひ概要をチェックしてみてください。
福島ファイヤーボンズを観戦した人の口コミ・感想
福島ファイヤーボンズの試合観戦に訪れた方の口コミや感想を教えてください。
アンケートを毎回実施しており、子ども向けの取り組みを始めた2年前以降は「子ども連れで行きやすくなった」とのお声を多くいただいておりますよ。
逆に課題としては、「初めて観に来た人にもルールがわかりやすいようにしてもらえると助かる」などのご意見も頂戴しております。バスケットボールのルールを知らない方にもスムーズにお楽しみいただけるように、会場内でのアナウンスを工夫するなどして対応を強化しているところです。
福島ファイヤーボンズから子ども連れファミリーへのメッセージ
▲今回取材にお応えいただいた西田さん
最後に、福島ファイヤーボンズの試合観戦を検討している子連れファミリーへのメッセージがあればご紹介ください。
福島ファイヤーボンズは「家族のような親しみやすいチームになりたい」といったコンセプトのもと、子連れファミリーがバスケットボール観戦をより一層楽しんでいただけるように多彩な取り組みを行っております。
10周年のメモリアルイヤーである2023-24シーズンは、「B1昇格」に向けた決意を胸に選手・スタッフが一丸となって戦い、福島に元気や感動を届けたいと願っています。ぜひご家族みなさまで、福島ファイヤーボンズの試合に足を運んでくださいね。
福島ファイヤーボンズでは試合前後や試合中に楽しめる子ども向けコンテンツが充実しているほか、ハーフタイム時のイベントにもこだわりがみられ、まさにファミリーのような温かな雰囲気の中で試合観戦を楽しめますね。バスケットボールに馴染みのないお子さまもきっと有意義な時間を過ごせて、バスケットボールに興味を持つきっかけにもなりそうだと感じました。
西田さん、本日はたくさんのお話をありがとうございました!
福島ファイヤーボンズのチケット料金
チケット料金 | 【サイドAホーム前売り】 ・BONDS FAMILY:5,000円 ・一般:5,500円 【アリーナ指定前売り】 (大人) ・BONDS FAMILY:2,500円 ・一般:3,000円 (小中高生) ・BONDS FAMILY:2,000円 ・一般:2,500円 など |
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チケット購入が必要な年齢 | 小学生以上 |
※チケット料金は座席の種類や会員・非会員などで異なる
※BONDS FAMILY価格は試合5日前までの申し込みで適用
※未就学(小学生未満)の子どもが同伴者の膝上で観戦する場合はチケット不要
※未就学でも座席を利用する場合はチケット購入が必要
福島ファイヤーボンズの基本情報(アクセス・駐車場)
▼ホームアリーナ:郡山総合体育館
ホームアリーナの住所 | 〒963-8016 福島県郡山市豊田町2-10 |
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問い合わせ先 | 024-934-1500 |
ファンクラブサイト | ▼ブースタークラブ「BONDS FAMILY」 https://firebonds.jp/bondsfamily/ |
公式URL | https://firebonds.jp/ |
※最新の情報はホームページ等でご確認をお願いいたします。
※記事中の金額はすべて税込表示です。
福島ファイヤーボンズの子ども向けスクール情報
福島ファイヤーボンズでは、6〜15歳を対象としたバスケットスクールである「福島スポーツアカデミーバスケットボールスクール」と、ユースチームの「福島ファイヤーボンズ ユースチーム」の2つを運営してバスケットボールの普及や選手の育成に尽力しています。
バスケットスクールはファイヤーボンズのマネジメントを行う福島スポーツエンタテインメント株式会社が一般社団法人・福島スポーツアカデミーにコーチを派遣する形で指導しており、特に年齢やレベル制限などはなく幼児~中学生までたくさんの子どもが通っています。一方、ユースチームは福島スポーツエンタテインメント株式会社が直営で指導する形で、トライアウトを通過した優秀な選手のみが入団できるシステムです。
それぞれ目的や活動内容は異なりますが、どちらにも共通するキーワードは「挑戦と笑顔」。スクールでもユースでも自分が定めた目標によってたくさん挑戦することによって自然と笑顔があふれ、「楽しい」「うれしい」といった感動を体感できるような愛のある運営を軸に活動が行われています。
▼西田さんからのコメント
才能や体つきなどさまざまな個体差がある中で、自分で自分を成長させるためのプロセスに大きな価値があると思っています。プロになれる人はほんの数%ですが、「プロになれなかった=スポーツの経験が無駄になる」というわけではありません。そこで培った「目標達成に向けてやり遂げる力」や「自分の限界を決めずにチャレンジしていく向上心」は、その後の人生においてかけがえのない宝物になると思います。ぜひ福島ファイヤーボンズのスクールで『生きる力』を磨きませんか?
スクールの詳細情報(月謝・対象年齢)
運営会社 | 一般社団法人 福島スポーツアカデミー |
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月謝 | 6,600円 |
対象年齢 | 6〜15歳頃(厳密な年齢制限はなし) |
スクール所在地 | 白河校:大信総合運動公園・体育館 いわき校:中央台南中学校・体育館 福島校:青少年会館 郡山総合校:宝来屋郡山総合体育館/富久山総合学習センター体育館 須賀川校:牡丹台体育館 郡山中央校:FSG高等部・スポーツコート 会津校:ふれあい体育館/あいづ総合体育館サブコート 郡山西部校:カルチャーパーク体育館/西部体育館 郡山キッズ校:富久山総合学習センター体育館ほか |
公式サイト | https://f-sports-academy.jp/basketballschool/ |
※最新の情報はホームページ等でご確認をお願いいたします。
※記事中の金額はすべて税込表示です。