五輪選手が巣立った進学校「桐朋中学校・桐朋高等学校」の自主性を育む教育|中高一貫校

ぽてん読者の皆さまに、特色ある教育プログラムで注目を集める学校を紹介するこの企画。今回紹介するのは、東京都国立市にある私立中高一貫男子校「桐朋(とうほう)中学校・桐朋高等学校」です。

桐朋中学校・桐朋高等学校は、難関国公立大学や有名私立大学、医学部などへの合格者を毎年多く輩出する進学校です。一方で、2024年のパリ五輪出場を果たした卒業生がいる陸上部をはじめ、オリエンテーリング部、水泳部など全国レベルで活躍する強豪クラブが多数あります。

また同校では、探究心を深める自主参加型の「特別講座」を開講したり、自分たちで修学旅行先を決めたりと、生徒の自主性を育む教育を実践しています。

今回は、桐朋中学校・桐朋高等学校の教育理念や探究学習、部活動、学校生活などについて、校長の原口校長、陸上部顧問の外堀先生にお話を伺いました。

桐朋中学校・桐朋高等学校の教育目標「自主・敬愛・勤労」

桐朋中学校・桐朋高等学校の家庭科の授業風景

▲高校2年生の家庭科の授業風景。生徒の自主性の証として高校には制服がなく、私服で授業に参加する

編集部

初めに、桐朋中学校・桐朋高等学校の教育方針について教えてください。

原口校長

桐朋中学校・桐朋高等学校では、「自主・敬愛・勤労」の3つを教育目標として掲げています。

本校は戦前、軍人子弟の養成学校として開校しました。戦後に現在の桐朋学園が組織され、桐朋中学校・桐朋高等学校として再スタートするにあたり、「自主的態度を養う」「他人を敬愛する」「勤労を愛好する」という教育目標を掲げ、今日まで大切にしています。

編集部

自ら考え、行動できる生徒、仲間と共に努力し続けられる生徒の育成に取り組んでいらっしゃるのですね。教員のみなさんは、どのようなことを意識して教育に当たっていらっしゃいますか。

原口校長

私たち教員は、生徒たちに自由な環境の中で自ら判断し行動することを期待しています。それとともに、生徒一人ひとりの個性を尊重することをとても大切にしています。生徒たちも本校の目指す姿を認識して、普段の学校生活を送ってくれていると感じますね。

教員の専門分野から学ぶ桐朋中学校・桐朋高等学校の探究学習「特別講座」

桐朋中学校・桐朋高等学校の特別講座「ロシア・ウクライナ戦争(歴史学・地政学から考える)」の講義風景

▲多くの学生が参加した特別講座「ロシア・ウクライナ戦争(歴史学・地政学から考える)」の講義風景

編集部

桐朋中学校・桐朋高等学校は探究学習に力を入れていらっしゃるそうですが、特徴的なプログラムをご紹介いただけますか。

原口校長

桐朋中学校・桐朋高等学校では様々な探究学習に取り組んでいるのですが、そのなかでも特徴的なのが「特別講座」です。

特別講座は放課後に希望者のみを対象に行う講座で、40年以上続いている取り組みです。主に高校生を対象とし、教員が自らの専門分野などをもとに、各講座のテーマを決めています。1学期を通して毎週開講する講座もあれば、1回のみの単発の講座もありますね。

編集部

生徒が興味のある分野を自主的に学べるのですね。教員の専門性を活かした特別講座を実施されている理由は何でしょうか。

原口校長

特別講座の目的の1つは、「学びの世界を広げていく」です。教員自らが探究心を持って開講している講座に生徒が参加することで、研究の面白さや奥深さを感じてほしいと思っています。生徒にとっては、普段授業を習っている先生たちのマニアックな一面が、自分の探究心を深めるきっかけになっていると感じますね。

編集部

教員の専門分野を語る姿勢から刺激を受けて、生徒たちの探究意欲が高まるのですね。

村上春樹が翻訳した作品について、国語、英語の教員と生徒が議論する

編集部

特別講座について、具体的にこれまでにどのような講座が開かれてきたのでしょうか。

原口校長

例えば「村上春樹とチャンドラー 翻訳と文体づくり」という、1学期間に及ぶ長期講座を開催したことがあります。小説家レイモンド・チャンドラーの著書「The Long Goodbye」を題材に、旧来の日本語訳と村上春樹さんが新しく翻訳された訳文、英語の原文を見比べて、表現の違いや魅力などを議論する講座でした。

英語科や国語科の先生、ネイティブスピーカーの教員なども参加して教員同士、意見交換し、その様子を見て生徒たちも議論に参加する、面白い講座でしたね。

編集部

教科横断的で深い学びが得られそうな講座ですね。講座の内容は、各先生が考えていらっしゃるのですか。

原口校長

はい。それぞれの教員が強みや関心を生かした内容を構成してくれています。チャンドラーの講座は、国語科の教員が本校の研修制度を活用し、大学院で研究した内容や、最新の知見に基づいた見解を生徒に披露してくれました。かなり専門的で深みのある内容でしたね。

編集部

短期講座でも印象に残っている講座はありますか。

原口校長

ヒラメをテーマにした短期特別講座は、中学・高校合わせて約70名が参加する人気っぷりでした。ヒラメは幼い頃にはほかの魚と同じような位置に目があるのですが、成長とともに片側に偏っていくのはなぜか、というテーマです。

若手の生物科教員が大学院時代にヒラメを研究しており、そのときの研究資料を用いてヒラメの進化プロセスを紹介しました。実物のヒラメを購入して直接生徒に見せながら、ヒラメの目が片方に偏る経緯、ヒラメとカレイの違いなどを解説してくれたんです。

ヒラメの目の進化に関しては諸説あるそうですが、まだ解明されていない点への言及もあり、興味・関心をくすぐられるような講座となりました。

団地の魅力やインドカレーの講座も。教員の趣味が生徒の探究心を刺激する

桐朋中学校・桐朋高等学校の特別講座「梅干しづくり」の様子

▲特別講座で梅干しづくりに参加する生徒たち。アカデミックな内容だけでなく幅広いテーマが用意されている

編集部

桐朋中学校・桐朋高等学校の特別講座は、先ほどお話しされた大学の研究のような内容が多いのでしょうか。

原口校長

テーマは、趣味に近いような内容もたくさんあります。例えば団地に関心を寄せている理科の教員が、これまでに心惹かれた団地の歴史を語ったり、実際に住んでいる中で感じた団地の魅力を熱く語ったりする講座もあったんですよ。インド風カレーに造詣の深い教員が、一般的なカレー屋とは違うマニアックなインドカレーのお店の魅力を語る講座もありました。

その他にも、ジブリ映画「君たちはどう生きるか」について、作品の理解や解釈を語る講座もありました。国語科の教員を中心に、アニメに見識のある教員が複数集まって意見交換し、生徒たちは議論の様子を聞きながら教員の解釈に対して質問をするなど、それぞれの見解を深めていましたね。

学校で取り組む勉強以外にも、日常生活で探究心を発揮できるシーンはたくさんあります。教員のある種「オタク」的な一面が、生徒たちの探究心をくすぐるきっかけになっていると感じます。

編集部

特別講座での学びが、生徒自身の自主探究に生かされることもあるのでしょうか。

原口校長

そうですね。本校では中学生が夏休みに自分でテーマを決めて探究する「自由研究」を行っているのですが、特別講座の内容がテーマ選びに影響を与えることがあると感じています。

特別講座から刺激を受けて自分の興味を見つけたり、ヒントを得たりしてくれています。我々教員も特別講座が生徒の知的好奇心をくすぐり、探究心を刺激する機会となればと願っています。

編集部

特別講座を受けている生徒の様子や反応はいかがですか。

原口校長

先ほど申し上げたように、講座中には活発に質問が飛びますし、講座後も教員と話し込んだりしている姿を見かけますよ。

生徒の関心の高さに応え、イスラエル・パレスチナ紛争などのテーマも扱う

編集部

ちなみに、特別講座では生徒たちの関心に合わせたようなテーマもあるのでしょうか。

原口校長

はい。今年度(2024年度)の長期講座では、多くの生徒が関心を持っているイスラエルとパレスチナの紛争について取り上げます。生徒が普段触れる機会の少ないであろう、イスラエルやパレスチナに関係する文学作品を教員が紹介しながら、それぞれの文化やものの考え方に対する理解を深めていく講座になります。

その他にも、日本語を学んでいるアメリカの高校生と、英語を学んでいる本校の生徒たちがビデオメッセージやメールで交流する講座もあります。教員の専門分野に限らず、幅広いジャンルの特別講座を実施しています。

卒業生がパリ五輪の代表に。桐朋中学校・桐朋高等学校の陸上部

桐朋中学校・桐朋高等学校の陸上部の練習風景

▲選手は各自が自分の目標に向けて練習メニューを組み立て、努力を重ねている

編集部

ここからは、桐朋中学校・桐朋高等学校の自慢のクラブ活動についてお話を伺います。御校には全国レベルで活躍されているクラブ活動が複数ありますが、近年では陸上部の活躍が注目を浴びていると伺いました。まずは陸上部の実績を教えてください。

外堀先生

桐朋中学校・桐朋高等学校の陸上部は他の強豪校に比べて練習時間や日数が多いわけではありませんが、全国的、世界的に活躍できる選手を複数輩出しています。

最近では、慶應義塾大学に通っている豊田兼という卒業生が、男子ハードル種目のパリ五輪の日本代表に選ばれました。本校の卒業生からオリンピアンが誕生するのは、シドニー五輪以来24年ぶりのことでした。

また、日本選手権という陸上の日本一を決める大会で、本校の高校3年生と卒業生がU-20の部でも大きな活躍をしています。

慶應義塾大学に進学した高橋諒という卒業生はU-20の10種競技で、また高校3年生が800mで優勝し、2人とも世界大会に日本代表として出場します(2024年7月時点)。

編集部

日本トップクラスの陸上選手を多数輩出されているのですね。

桐朋中学校・桐朋高等学校陸上部顧問の外堀先生

▲お話を伺った陸上部顧問の外堀先生

スポーツ推薦はなし。入試をくぐり抜けた生徒がそれぞれ目標を持ち努力する

桐朋中学校・桐朋高等学校の陸上部の選手たち

▲第66回全日本中学生通信陸上競技大会東京大会で高い成績を収めた選手たち

編集部

陸上部で活躍することを夢見て、御校に入学する生徒も多いのでしょうか。

外堀先生

そうですね。中学や高校の入試に向けて「桐朋で陸上をやりたい」と学校を訪問し、練習に参加するような生徒もいます。

原口校長

一方で、本校の入学試験は運動能力の高い生徒を集めるような制度ではありません。陸上部に憧れている生徒たちも、通常の入学試験を突破して本校に入学してくれています。そのような生徒たちが全国レベルで活躍しているのは素晴らしいことだと思いますね。

編集部

陸上の特別入学制度があるわけではないのですね。陸上部の部員はみなさん、日本一などの高いレベルを目指して活動しているのでしょうか。

外堀先生

本校の陸上部の部員は、必ずしも日本一を目指す者ばかりではありません。体を鍛えたいという目的で入部してくる生徒も複数おり、異なる目的を持った生徒たちが、同じ場所と時間を共有して練習しているんです。

共通の目標に向かって全員が活動しているというよりも、生徒がそれぞれの目標に向かって練習を重ねている雰囲気があります。そういった自由さのあるクラブ活動だと感じます。

編集部

部員同士の関係性はいかがでしょうか。

外堀先生

とても良い関係性が築けていると思いますね。それぞれが違う目標を持っていることを理解していますから、例えば継続的に練習に参加できない生徒がいても、周りが何かを言うようなことがありません。お互いのスタンスを全員が受け入れていると感じます。

また、中学生も高校生も同じ時間帯と場所で練習しているので、中学生が高校生に相談したり、逆に高校生が中学生に話しかけたりする場面は、陸上部以外のクラブ活動でも当たり前に見られます。

編集部

同じクラブ活動の中に全国レベルで活躍する選手がいることは、他の部員たちに良い影響を与えているのではないでしょうか。

外堀先生

そうですね。部員たちから尊敬を集める選手もいます。競技力はもちろんのこと、練習内容や練習に取り組む姿勢、集中力などに憧れる後輩が多いのだと感じます。

原口校長

生徒が全国大会などで活躍するレベルまで自らの力量を高めている姿は、本当に素晴らしいと思います。一方で、活躍する選手たちを特別な存在として区別するのではなく、同じ仲間として支えたり、一緒に活躍を喜んだりする雰囲気がクラブ活動全体で見られています。

本校には多様な運動部・文化部があり、クラブ活動とは別に個人の趣味に探究心を発揮する生徒もいます。それぞれが自分の関心事に打ち込み、自然と一定以上の成果につながっているところが、本校魅力の1つだと感じますね。

練習メニューに“余白”を残し、部員の自主性を養う

編集部

陸上部に入部する生徒の目的はさまざまとのことですが、多様な部員に向けて練習メニューはどのようにしているのでしょうか。

外堀先生

生徒はそれぞれ掲げている目標が違うため、画一的な練習やトレーニングは提供できません。全員が同じメニューになると、一部の生徒には効果的でも、他の生徒たちには全く合わない練習になってしまいます。ですから、できるだけ個別に対応して練習を組むようにしています。

ただし、個別の練習メニューを指導者がすべて用意することはありません。指導者の意見に対して思考を停止して鵜呑みにしたり、自分で工夫できなくなったりしてはいけないと考えています。

ですから、自主的にトレーニングに取り組む余白を必ず残し指導に当たっています。

編集部

自分の目標に対して自分で練習を組み立てていく姿勢は、御校の教育目標である「自主的態度を養う」に通じますね。

外堀先生

はい。桐朋中学校・桐朋高等学校の陸上部から世界に羽ばたく選手が育っているのは、自分の頭で考えて行動できているからだと思います。

私は本校の陸上部の顧問を約20年務めていますが、全国レベルで活躍する選手は、もはや私の感覚や理解を完全に超えるレベルに至っていますので、全て自分でトレーニングや練習内容を考え、取り組んでいます。私自身も、そのように自主的に活躍してくれるのが理想の姿だと思っています。また、全国レベルで活躍する生徒たちは皆、学業もおろそかにしていませんね。

編集部

陸上競技における取り組みだけでなく、普段の学校生活でも自らを律しているのですね。外堀先生が顧問をされる中で、生徒たちにはどのような成長が見られていると感じますか。

外堀先生

生徒たちは、時間の使い方や気持ちの切り替えが上手になると感じます。入学当初からセルフマネジメントが上手だったわけではなく、クラブ活動に勉学にと忙しい生活の中でスキルを身につけているのだと思います。

高校2、3年生くらいになると「そんなことまで自分で考えているのか」と驚かされることも多く、各自が自走して練習に取り組めるようになっていますね。

編集部

多様な部員たちが集まっているからこそ、各自が自分の目標を実現するための自主性を身につけているのですね。桐朋中学校・桐朋高等学校が進学校でありながら、全国レベルで活躍する選手たちが育つ背景には、生徒個人の自主的に努力する姿勢があることがわかりました。

桐朋中学校・桐朋高等学校の施設・スクールライフ

桐朋中学校・桐朋高等学校の広大なグラウンド

▲広大なグラウンドでのびのびとスポーツに取り組む生徒たち

編集部

桐朋中学校・桐朋高等学校での学校生活や生徒たちの雰囲気についても伺いたいと思います。

御校には6万5,000冊の蔵書を誇る図書館や広大なグラウンドのほか、本格的な天文ドームやプラネタリウム、太陽観測所などの珍しい施設があるそうですね。

原口校長

はい。多摩地域にある学校ですから、運動場は体育館を含め、十分に体を動かせる広さの施設を用意できています。また、各科目の教員の希望もあり、中高レベルとは思えない本格的なプラネタリウムや太陽測定用の望遠鏡、本格的な化学実験ができる教室などもあります

桐朋中学校・桐朋高等学校の化学部が実験をする様子

▲充実した施設を生かし、実験に取り組む化学部の様子

原口校長

プラネタリウムは地学部の主な活動拠点になっていて、彼らの望み通り活動できるようにしていますよ。

6年間担任が変わらないので、教員と生徒の距離は近い

編集部

生徒と教員は、どのような関係性を築いているのでしょうか?

原口校長

桐朋中学校・桐朋高等学校は1学年6クラスあるのですが、毎年のようにクラス替えは行いつつ、中学1年生のときの担任が高校3年生まで持ち上がるスタイルになっています。そのため、生徒たちは担任の教員を「僕たちの先生はこの先生」と認識して接していますね。

教員の立場からすると、まだあどけない中学1年生がどんどんと成長する姿をずっと見守ることになるため、生徒一人ひとりに対する想いが深く、おのずと生徒と教員の距離が近くなっていると思います。実際に卒業後も学校を訪ね、近況報告をしたり交流を図ったりしてくれる卒業生がとても多いんですよ。

編集部

6年間ずっと同じ先生と過ごす中で、卒業後も続く強い絆ができているのですね。教員のみなさんが生徒たちと接するうえで大切にしていることはありますか。

原口校長

教員が生徒の安全面にしっかり配慮したうえで、生徒の夢を応援し、見守るスタンスで臨んでいます。生徒たちが行事などを自分で計画し、自分で物事に取り組むことで、「思っていた以上にすごく楽しめた」という実感を持ってほしいと思っています。

例えば中学生1・2年生で、クラス単位で1泊旅行をする「クラスの日」では、生徒たちが話し合って宿泊先や見学先を決めます。高校の修学旅行も「クラスの日」の拡大版のようなもので、やはり行き先を自分たちで検討し、旅行社との交渉も行っていくんです。

こうした活動の中から、生徒たちの自主性だけでなく、同じ時間を分かち合った仲間への想いも育まれていると感じますね。

奥多摩登山遠足を楽しむ桐朋中学校の生徒たち

▲中学校で参加する奥多摩登山遠足も、教員指導のもと生徒たちが自主的に企画・運営を行う

原口校長

時代が変われば生徒の気質も変化しますが、自主性を育てて、彼らのやりたいことを応援していく本校のスタンスは変わりません。

編集部

探究学習やクラブ活動だけでなく、普段の学校生活や行事でも生徒の自主性を重んじているのですね。

桐朋中学校・桐朋高等学校からのメッセージ

桐朋中学校・桐朋高等学校校長の原口校長

▲お話を伺った桐朋中学校・桐朋高等学校校長の原口校長

編集部

最後に、桐朋中学校・桐朋高等学校に関心のある生徒や保護者に向けてメッセージをお願いします。

原口校長

桐朋中学校・桐朋高等学校の環境を生かして大きく成長したい、やりたいことを形にしたいという想いをぜひ持って、本校に入学していただきたいと思います。本校では、連綿と受け継がれてきた、生徒一人ひとりを応援する環境が整っています。桐朋中学校・桐朋高等学校の魅力を次代に繋いでくれるような、想いのある生徒に入学してくれると嬉しいです。

外堀先生

勉強を頑張ることと、スポーツを頑張ることは、決して相反するものではありません。目の前のことに全力を尽くすという意味では同じです。近年では有名な進学校の野球部が甲子園に出場するようなケースが増え、専門の学校でなくては活躍できない時代ではなくなりました。本校でも勉強もクラブ活動も両立できますので、ぜひ安心して入学してほしいですね。

編集部

今回の取材を通じて、生徒一人ひとりの探究心や自主性を養う桐朋中学校・桐朋高等学校の教育姿勢が、大学進学やクラブ活動の成果につながっていると感じました。本日は、ありがとうございました!

桐朋中学校・桐朋高等学校の進学実績

桐朋中学校3年生の公民の授業風景

▲ICTツールなども活用しながら生徒の学びを深める

桐朋中学校・桐朋高等学校は、2024年度に国立大学の合格者を現役・既卒者合わせて延べ131名、私立大学の合格者を述べ878名輩出しています。

国公立大学では東京大学に12名、東京工業大学に10名、京都大学に8名、一橋大学に4名が進学しています。私立大学でも早稲田大学や慶応義塾大学などの有名校に多数の生徒が合格しています。

医学部への合格者も多く、2024年度には防衛医科大学などの国公立大学の医学部に延べ16名、順天堂大学や東京医科大学などの私立大学の医学部に延べ63名が合格するなど、高い進学実績を誇っています。

公式:桐朋中学校・桐朋高等学校「大学入試結果」

桐朋中学校・桐朋高等学校の卒業生・保護者・在校生の口コミ

桐朋中学校の音楽の授業風景

▲桐朋中学校の音楽の授業風景

最後に、桐朋中学校・桐朋高等学校の卒業生、保護者、在校生の口コミをご紹介します。

(卒業生)全国でも自由度はトップクラスだと思います。本当に毎日が楽しくて、この学校に入ってよかったです!

(保護者)子どもを抑えつけないで教育を育むことが大切と感じている私としては、とても良い環境で息子ものびのびと学校生活を送っております。そして、優秀な生徒も多く、東大合格も目指せます。

(在校生)本当にいい学校だと感じます。先生も自主性を重んじてくれるから自分のしたいことをチャレンジできます。中学入学生と高校入学生の壁がなく、高校から入ってもすぐに仲良くなれるので安心です。

自主性を重んじた自由な校風、生徒同士や教員との人間関係の良さ、高い進学実績などを評価する口コミが多数見つかりました。

桐朋中学校・桐朋高等学校へのお問い合わせ

運営 学校法人桐朋学園
住所 東京都国立市中3-1-10
電話番号 042-577-2171
問い合わせ先 https://www.toho.ed.jp/guidance/contact/
公式ページ https://www.toho.ed.jp/

※詳しくは公式ページでご確認ください