ぽてん読者の皆さまに、特色ある教育プログラムで注目を集める学校を紹介するこの企画。今回紹介するのは、奈良県奈良市にある私立共学小学校「奈良育英グローバル小学校」です。
奈良育英グローバル小学校は、2022(令和4)年に奈良育英小学校から校名を改称したばかり。バイリンガルではなく、まず自国語でしっかり思考して状況に応じて言語を活用できる「トランスリンガル」の育成に力を入れています。
また、体験から得た興味・関心を深める特徴的な探究活動を伝統的に実践しており、児童一人ひとりの独創性を尊重して高めていく教育にも注力しています。
今回は、奈良育英グローバル小学校の教育理念や校名改称の想い、独自のグローバル教育や探究学習、学年を超えた人間関係を形成する「Nakayoshi」の取り組みについて、校長の加藤先生、教頭の村上先生にお話を伺いました。
この記事の目次
奈良育英グローバル小学校の教育理念と校名改称の想い
はじめに、奈良育英グローバル小学校の教育理念について教えてください。
奈良育英グローバル小学校は、1956(昭和31)年に奈良育英小学校として創立しました。開校当初より、児童の「自主創造の能力」と「友愛協働の精神」の育成を教育の基本としています。
2代目の理事長である藤井長治先生がまとめた「育英誓願」には、他者への誠実な敬愛の念や向上心、人格の形成などを育成する誓いが記されおり、この精神が本学の教育基盤として今も連綿と受け継がれています。
御校は、2022(令和4)年に校名を奈良育英小学校から「奈良育英グローバル小学校」に改称されました。校名変更の背景には、どのような想いがあったのでしょうか。
当校が貫いてきた育英誓願の精神や自主創造の能力、友愛協働の精神はそのままに、世界で活躍できる児童を育成する素地を作る学校に変貌していこうという想いで、校名の改称に至りました。将来社会に出ても決して臆することなく活躍できるベースを作るという観点が、これまでの教育理念に新たに上乗せされたようなイメージです。
奈良育英グローバル小学校の長い歴史の中で培われてきた教育理念を守りつつ、グローバル化する社会のニーズに合わせて校名を変更する決断をされたのですね。
母国語を重視したトランスリンガル育成が特徴。奈良育英グローバル小学校の英語学習
奈良育英グローバル小学校では、特徴的な英語プログラムをいくつも実践されています。御校の英語学習の特徴を教えてください。
本校は「グローバル小学校」という名称ですが、バイリンガルを育てる学校ではありません。母国語である日本語の育成を最重要視し、そのうえで目的に合わせて多言語を併用できる「トランスリンガル」の育成に力を入れています。
ですから、いわゆるインターナショナルスクールのように英語漬けの環境で教育を実践するわけではありません。母国語での学習をベースに、相手や状況に応じた適切なコミュニケーションができる人材を目指している点が、他と一線を画す特徴だと考えています。
母国語を最重要視した英語学習の例として、どのような取り組みがありますか。
例えば奈良育英グローバル小学校では、一度日本語で学習した算数の授業を、もう一度英語で学習します。2回目はオールイングリッシュで、日本語禁止です。
一度習った単元を復習するため学習内容の定着も図れるのですが、面白いのは児童たちに「英語でも同じことが言えるんだ」という発見があることです。自分たちが普段学校で習っていることは、同じように他の言語でも学習できるという、実践的な体験につながっています。そんな発見や面白さが、英語への興味・関心に繋がっていると感じますね。
いきなりゼロから英語で学習するのではなく、一度日本語で習った内容に取り組むため、児童たちにとっても取り組みやすい流れになっていると感じます。
そうですね。やはりいきなり算数の授業を英語のみで学習するのは、児童にとってハードルが高すぎる場合があります。一度学習して内容を理解している単元を扱うため、児童たちが自信をもって取り組めるメリットがあります。
バイリンガルではなくトランスリンガルの育成に注力されている御校だからこそ、まずは日本語で学習することを大切にされているのですね。
奈良育英グローバル小学校独自の英語プログラム「ANNIE Sound」「Speak Out! Jr.」「Speak Out! Personal」
▲海外の子どもたちとオンラインでつながり、お互いの国について紹介し合う
英語で算数を学ぶ以外にも、奈良育英グローバル小学校で実践されている特徴的な英語学習はありますか。
奈良育英グローバル小学校独自の学習プログラムは複数あるのですが、今回は「ANNIE Sound」、「Speak Out! Jr.(スピークアウトジュニア)」、「Speak Out! Personal(スピークアウトパーソナル)」の3つをご紹介します。
まずANNIE Soundですが、本校が提携している株式会社タマイインベストメントエデュケーションズの教育プログラム「玉井式」の教材を用いた英語学習です。1年生から6年生まで、毎朝英語の発音練習を行います。大きな声で元気よくまず英語で発語することで、自信をもって話せる姿勢が身につきます。
6年間毎朝取り組むことで、自然と英語の発音が身につきそうですね。続いて、「Speak Out! Jr.(スピークアウトジュニア)」について教えてください。
「Speak Out! Jr.」は、海外の同世代の子供たちとオンラインで交流する授業です。2024年7月現在、マレーシア、インドネシア、ケニアなど世界5カ国の学校と提携しています。本校と提携校の児童がお互いに自国の文化などをプレゼンテーションし、国際交流につながる機会となっています。
各学年で月1回ほど実施しており、時差の関係などから特にマレーシアの学校とは盛んに交流していますね。
自分たちと同じ年代の海外の子どもたちと交流できるのは、とても貴重な機会ですね。
そうですね、学年ごとに年齢の近い子どもたちと交流するようにしています。これほどたくさん海外の同年代の子どもたちと交流させていただく機会を設けているのは、全国でも本校くらいではないかと思います。
「Speak Out! Jr.」は、どのような流れで実施されているのですか。
まず児童たちに何を発表したいかテーマを決めてもらいます。私が6年生の担任をしていたときには、折り紙を紹介したいという声があり、マレーシアの子どもたちに折り紙体験のプレゼンテーションを実施しました。事前に折り紙を折る手順を日本語で考えて、次に英語に訳していきます。当日は先方にも正方形の紙を用意していただき、マレーシアの子どもたちに折り紙に挑戦してもらいました。
これまでの交流の中でマレーシアではポケモンが人気だと聞いていましたから、ポケモンのキャラクターを折り紙で折る方法をご紹介したんです。マレーシアの子どもたちにとても喜んでいただいて、本校の児童たちも嬉しそうでしたね。
「Speak Out! Jr.」は英語でコミュニケーションする場であり、お互いの文化を知る機会でもあるのですね。
はい。その他にも、4年生がマレーシアの子どもたちにラジオ体操を紹介したことがありました。ちょうど運動会でラジオ体操に取り組んだので、自分たちができたことを披露したいという想いがあったようです。実際にラジオ体操を実演したところ、マレーシアの子どもたちも一緒になって楽しんでくれました。
マレーシアの子どもたちからは、伝統的な踊りを教えてもらったことがあります。手足の動かし方をレクチャーしてもらった後、一緒に音楽に合わせて踊ってみたんです。リアルタイムで中継していますから、両国で同時にマレーシアの伝統的な踊りを踊るという、貴重な体験になりました。児童たちは「日本の踊りと全然違うね」などと話しながら、海外の伝統的な舞いを楽しんでいましたね。
録画された動画コンテンツではなく、実際に同じ時間を過ごしているからこそできる国際交流ですね。3つ目の「Speak Out! Personal」についても教えてください。
「Speak Out! Personal」は、1時間の英会話の授業です。授業の前半は、英語が堪能な日本人の先生がその日のテーマについて授業を行います。児童たちがテーマを理解したうえで、後半はフィリピンの英会話の先生方とマンツーマンでオンライン英会話に取り組みます。20人のクラスなら、20人のフィリピン人の先生が対応してくださるんですよ。
マンツーマンの体制を取ることで、児童全員がきちんと英会話に取り組む機会を設けていらっしゃるのですね。
はい。何のテーマもなくいきなり英語で会話するのは大変ですが、前半に今日のテーマやフレーズの例などを学び、フィリピンの先生方もその内容に合わせて会話を進めてくださるので安心して取り組めます。英会話のスキルだけでなく、初めて会った海外の方に対して物おじせずに話せる力も身についていると感じます。
奈良育英グローバル小学校には、「ANNIE Sound」、「Speak Out! Jr.」、「Speak Out! Personal」といった独自の英語プログラムが複数用意されており、児童たちが自然と英語力を身につけ、グローバル社会で必要なスキルを養っていることがわかりました。
海外旅行客を英語で観光案内。臆せずコミュニケーションを図る姿勢が身に着く
▲東大寺を訪れた海外の旅行客にタブレットを駆使して英語で観光案内する児童たち
奈良育英グローバル小学校では、海外の方とオンラインで会話する機会が多く設けられていますが、直接対面で英会話に挑戦する場もあるのでしょうか。
はい。奈良育英グローバル小学校の徒歩15分くらいの位置に東大寺があるため、6年生が境内で外国人旅行客の方に観光案内をする取り組みをしています。タブレットを使いながら、定番の観光名所や奈良での流行りものも紹介するんですよ。氷室神社という氷の神社では夏に「かき氷献氷」を行っているのですが、そのような地元ならではの魅力を英語で語っていますね。
他にも系列の高校から留学生がいらっしゃったり、香港のゲストティーチャー(※)の方が訪問してくださったりします。児童たちがいつも積極的に話しかけるので、とても喜んでくださいますね。
※ゲストティーチャー:学外の市民などが自らの特技を生かしてボランティア講師として活躍する制度
5月の遠足では1年生が若草山を訪れたのですが、出会った海外の旅行者の方にとても積極的に話しかけていました。「どこから来たんですか」「私が好きな色は赤色です」など、何の抵抗もなくたくさん話しかけるので、観光客の方もビックリされていましたね。「とにかく一緒に話したい」という意欲があふれているのだと思います。
日常的に「Speak Out! Jr.」や「Speak Out! Personal」などの機会で英会話に取り組んでいるため、実際に海外の方にお会いしたときにも物おじせずにお話ができるのですね。
そう思います。もっと上の世代では、海外の方に英語で話しかけることに大きなハードルを感じる方が多いのではないかと思います。しかし児童たちは、日本語交じりの英語で自分からどんどん話しかけていくんです。まさに本校が取り組んでいる「Speak Out」(※)を体現してくれていると感じます。
※Speak Out:「大きな声で話す」「正々堂々と意見を述べる」の意
英語力だけでなく、英語でコミュニケーションするうえで大切な力や姿勢が身についていますね。
そうですね。教員からも自分から話してごらんと伝えているのですが、特に低学年の児童は本当に積極的です。これから数年単位で英語に取り組んだ後どれだけ成長するのだろうと思うと、見ていて頼もしく感じます。単に単語や文法を覚えるだけではなく、臆することなく海外の人たちと対等に渡り合えるメンタルの素地、自分を表現していく姿勢が、経験とともに養われています。
海外の方と積極的に話す機会を通じて、グローバルな環境でも委縮せず堂々と意見を伝えられる人格の形成にもつながっていることがわかりました。
「どうしてナマズはヌルヌル?」「校庭の野菜を食べた鹿を許せる?」体験から深まる児童の探究心
▲奈良育英グローバル小学校の敷地内にある田んぼ。時には野生の鹿がやってくることも
奈良育英グローバル小学校では、探究学習にも力を入れていらっしゃいます。御校ならではの特徴を教えてください。
奈良育英グローバル小学校では、創立した当初より伝統的に体験学習を盛んに行っています。特徴的な授業として、1年生で取り組む「ベーシックアドバンス」があります。
「ベーシックアドバンス」では、児童が興味を持ったものを自宅から持参し、クラスメイトがたくさん質問したり、調べたりするんです。これは一体何なのか、何に役に立つのか、食べ物ならどんな味なのか、どんな料理ができるのかなど、教科横断的に具体物を研究します。このような授業を、学校創立以来ずっと行っているんです。
▲「ベーシックアドバンス」で自分のお気に入りのアイテムを紹介する1年生の様子
学習指導要領に探究学習が組み込まれる前から、御校では児童の探究心に基づく学びを展開されているのですね。
はい。1年生で具体物の探究をした後、2~4年生では「アドバンス」という授業を行います。「アドバンス」でも同じように具体物を対象とした探究学習を行うのですが、体験を中心にESD(※)に発展する内容になっています。
※ESD:Education for Sustainable Developmentの略。「持続可能な発展のための教育」を意味し、探究学習もESDの一環と捉えられる。
本校のすぐ近くに万葉集にも読まれている「佐保川」という有名な川があるのですが、毎年生き物の観察を行っています。その際、児童がハグロトンボのヤゴ(幼虫)を見つけたんです。ハグロトンボのヤゴは、普通のヤゴとは少し異なる特徴的な形をしているのですが、捕まえたみんなが「これは何だろう」と議論し始めたんです。ある児童が「サソリだ」と言えば、他の児童が「サソリは水の中にいない」と言い、みんなで調べ合って、ついにハグロトンボのヤゴだと解明しました。
▲佐保川を探検する奈良育英グローバル小学校の児童たち
自分たちで見つけた疑問に対して、自分たちで調べて議論し、答えを導き出したのですね。
はい。他にも、児童が大きなナマズを2匹捕まえて、教室で飼育したことがありました。その際ナマズが脱走して教室が水浸しになってしまったのですが、ヌルヌルしてなかなかナマズを捕まえられなかったんです。そんな失敗経験から、児童が「ナマズのヌルヌルは何のためにあるんだろう」と疑問を持ち、探究したこともありました。
それから、校内の畑で茄子やキュウリ、トマトなどを育てているのですが、コロナ禍で餌が不足していたのか、奈良公園の鹿が入ってきてすべて食べてしまったことがあるんです。児童が観察する予定だった朝顔の花も食べられていました。そこで私は児童たちに、「大事な野菜や朝顔を食べた鹿を許せるか」という問いを投げたんです。そこから討論に発展して、道徳の授業のような展開になりました。そうした、体験をベースにした教科横断的な学習ができています。
御校の先生方から児童に対して、児童の関心を深める問いかけをされているのですね。
▲「アドバンス」の一環で昆布のレプリカを体育館に並べて長さを体感する児童たち
児童の発想は本当に豊かですから、私たちも様々な視点で体験や探究の学習に向き合っています。
児童の自由研究では、カタツムリに紫の折り紙を食べさせたら紫色のフンをするのか、納豆を1万回混ぜたらどうなるのかなどのテーマで探究し、発表した児童もいました。児童と保護者が一緒に1万回納豆を混ぜている姿を想像するととても微笑ましいのですが、探究の内容はイグ・ノーベル賞(※)級だなと思っています。
※イグ・ノーベル賞:「人々を笑わせ考えさせた研究」に与えられる賞。ノーベル賞のパロディ版として知られている。
日常の体験で得た小さな疑問と向き合い、真剣に取り組む探究学習を行っているからこそ、児童が素直に自分の興味を深めることができているのですね。
興味を持って探究し、発表する機会を繰り返す「プレゼンテーション」の授業
▲自分たちの関心事を探究してまとめた後は、全校集会などでプレゼンテーションする
その他に、奈良育英グローバル小学校で特徴的な探究学習の取り組みはありますか。
奈良育英グローバル小学校では、「プレゼンテーション」という授業を実施しています。社会科の授業を中心に、児童の興味・関心事をどんどん調べて、たくさん発表する機会を設けているんです。自分の考えをしっかり持ち、伝えていく練習の場になっています。
低学年のうちから、みんなの前でプレゼンテーションをする機会があるのでしょうか。
授業としての「プレゼンテーション」は5・6年生で実施するのですが、1年生のうちから朝礼や全校集会などで発表する機会がたくさんあります。
最初に発表するのは自分の名前です。紙に大きく自分の名前を書いて、自己紹介をするんです。好きなものについて話したり、自分が作った作品や絵を紹介したりと、児童によって発表内容はさまざまです。低学年のうちからプレゼンテーションの素地を作っています。
児童の自由な発想や独創性を生かして、いろいろな方法で発表する機会を作られているのですね。探究心を深めて人に伝える学習を通じて、児童にはどのような成長が見られていますか。
まず、とにかくやってみようというメンタルの強さが培われていると思います。それから、関心を持って物事に取り組む力が身についているので、結果として学力の向上にもつながっています。例えば全国学力学習状況調査では、奈良県の平均値より20ポイントほど高い成績を収めています。
また、探究学習にも通じる「玉井式国語的理科」学習に取り組んでいることもあり、特に理科の点数が大きく伸びました。理科を暗記するための教科ではなく、疑問からスタートして学習し、書いて表現するのが玉井式の特徴です。
やはり自分で興味・関心を持っていなければ、学習に対する効果も上がりません。探究学習で身につけた力が、高い学力実績につながっていると感じています。
奈良育英グローバル小学校の関心をベースに探究し、他者に伝えていく活動が、結果として通常教科の成績アップにもつながっているのは驚きです。
学年を超えてより良い学校・人間関係を築く「Nakayoshi」の活動
▲休み時間には学年の垣根を変えて一緒に遊ぶ子供たちの姿が見られる
奈良育英グローバル小学校では、「Nakayoshi」という取り組みをされていると伺いました。「Nakayoshi」とはどのような活動ですか。
「Nakayoshi」は、児童が集団の中で自主的に人間関係を形成する力を身につけ、学年を超えた温かい関係性を育むことを目的とした活動です。
例えば、入学した1年生を6年生がお世話する「パートナー制度」があります。6年生と1年生がペアを組み、6年生が学校生活について教えています。
本校のパートナー制度は、伝統的に続けている取り組みです。今の6年生は自分たちが1年生のときに上級生にお世話になった思い出があるため、新しい1年生に親切にしてあげたいという気持ちを持っています。子どもたちの優しい気持ちが引き継がれる、とても温かい光景だと感じますね。
サポートしてもらえる1年生は安心して学校に馴染めますし、6年生にも責任感や他者を想う気持ちが育まれますね。
はい。それから、「Nakayoshiグループ」という活動もあります。4、5、6年生が縦割りで三つのグループやクラブに分かれ、学校の奉仕的な活動に取り組んでいます。例えば手洗い場のハンドソープを取り替えたり、本や一輪車の貸し出しをしたりと、学年の枠を超えて活動してくれています。
その他にも、本校では学年縦割りで清掃班を組み、自分たちの教室だけでなく廊下や玄関などを掃除しています。縦割りの活動を多く取り入れることで、学年を超えた友情が深まっていると感じますね。実際に休み時間には、2年生から4年生が一緒にドッジボールをしていたり、4年生対5年生で野球やサッカーを楽しんだりする姿がよく見られています。
Nakayoshiの活動を通じて、他学年の児童たちが交流できる仕組みになっているのですね。
はい。奈良育英グローバル小学校は、1学年1クラスで全校児童110名の小規模な学校です(2024年7月取材時点)。教員と生徒はお互いに全員の名前を知っていますし、近い関係で過ごせています。学校全体でアットホームな雰囲気が醸成されているのも、本校の特徴の1つですね。
積極的に多学年の児童が交流したり、お互いを支え合ったりする機会を設けているからこそ、奈良育英グローバル小学校の児童たちの絆が深まっていると感じました。
奈良育英グローバル小学校からのメッセージ
▲今回お話を伺った加藤校長(左)と、村上教頭(右)
最後に、奈良育英グローバル小学校に関心のある学生や保護者に向けて、メッセージをお願いします。
奈良育英グローバル小学校では、2代目理事長が作った「育英誓願」のもとに、伝統を守りつつ世界で活躍できる人材を育成するという想いをもって校名を改称しました。これまでの教育理念に加えて、新たな付加価値を上乗せしてスタートした新しい学校です。
教職員一同、子どもたちのために今何をしなければならないかを常に考えて日々接しています。世界に羽ばたける人材の素地を作る学校として、ぜひご期待いただきたいですね。本校の教育目的は、やはり子どもたちの未来を豊かで幸せなものにすることです。そのために何ができるかを常に考えて実践する学校ですので、本校に関心を持っていただけると幸いです。
いつでも学校見学を受け付けておりますので、ぜひ一度ご来校いただき、本校の良さを見ていただけたらと思います。
今回の取材を通じて、奈良育英グローバル小学校の目指す教育や世界で活躍できる人材を育てる英語教育、児童の関心を生かして深い探究につなげるプログラムなど、さまざまな魅力を知ることができました。ありがとうございました!
奈良育英グローバル小学校の進学実績
奈良育英グローバル小学校では、確かな学力を身につけるための4科目実力テスト、4科模擬テストなどを6年生で実施するほか、個人指導や補習などにも力を入れています。
また、併設の奈良育英中学校・育英西中学校に進学する場合、有利な条件で進学できる制度があり、毎年多くの児童が活用しています。外部中学校では、東大寺学園中学校、洛南中学校、灘中学校など、名門中学校への進学者も多数輩出しています。
奈良育英中学校・育英西中学校の卒業生は、その後京都大学や筑波大学などの国公立大学、早稲田大学や明治大学などの有名私立大学へ進学実績があります。
公式:奈良育英グローバル小学校「児童数・進学実績」
公式:奈良育英グローバル小学校「一貫校の流れ」
奈良育英グローバル小学校の保護者の口コミ
最後に、奈良育英グローバル小学校の保護者の口コミをご紹介します。
奈良育英グローバル小学校の特徴的な学習内容や、少人数でアットホームな雰囲気などに対する好意的な評価が複数見つかりました。
奈良育英グローバル小学校へのお問い合わせ
▲音楽室、図工室、図書館、体育館など児童がのびのび学習できる施設が充実
運営 | 奈良育英グローバル小学校 |
---|---|
住所 | 奈良県奈良市法蓮町1000番地 |
電話番号 | 0742-26-2847 |
問い合わせ先 | https://superstudy.ai/contact/ |
公式ページ | https://superstudy.ai/ |
※詳しくは公式ページでご確認ください