小学校受験を検討中の保護者へ向け、注目の学校を取り上げる本企画。この記事では、岡山県岡山市にある「就実小学校」について紹介します。
学校法人「就実学園」が運営する同校は、2024年度で10年目を迎えた共学の私立小学校です。2024年度からは「グローバル・シティズンシップを備えたクリエイティブな“就実の子”の育成」を目標に、新たなカリキュラムがスタートしました。英語・日本語を軸にしたグローバル教育や、「教科・縦割り・個人」の3つの探究学習を通し、子どもたちの国際性や問題解決能力などを育んでいます。
今回は、校長の海野先生と教頭の十河先生、広報担当の小寺先生にインタビュー取材し、同校の教育理念や、特徴的なグローバル教育・探究学習の内容などについて詳しく伺いました。
この記事の目次
就実小学校の教育目標は、国際社会で活躍する子どもの育成
▲取材に対応してくださった校長の海野先生
最初に、就実小学校が掲げる建学の精神についてお聞かせください。
本校は、創立120周年(2024年度時点)を迎える「就実学園」の学校として、2015年4月に開校しました。建学の精神は「去華就実(きょかしゅうじつ)」で、「華を去り、実に就く」と読み下します。建学の精神には、「華やかな外見に捉われず、しっかりと内面を磨き、社会に貢献できる人になりましょう」との思いが込められています。
この建学の精神を土台とし、10年目となる2024年度からは新たに「グローバル・シティズンシップを備えたクリエイティブな“就実の子”の育成」という教育目標をスタートしました。
世界を舞台に活躍するためには、国際言語とされる英語はもちろん、型にはまらないクリエイティブな発想も重要です。そのため本校では、グローバルとクリエイティブを合言葉に、国際社会で堂々と自分の力を発揮できる子どもたちの育成を目指しています。
国際社会でクリエイティブな発想を表現するには、情報活用能力が欠かせません。本校はタブレットを活用した授業にも力を入れており、Apple社の「ADS(Apple Distinguished School)(※)」に認定されています。
※iPadをはじめとするApple社の製品を活用し、先進的な学習に取り組んでいる教育機関を指す
入学後には全ての児童が1台ずつiPadを持ち、授業や行事といったあらゆる場面で活用します。1〜4年生は週に1時間の「情報」の時間を設定し、専門的な知識のある教員がiPadの操作から情報の取捨選択、リテラシーまでを指導します。
ご存じの通り、タブレットやスマートフォンは便利な一方で、使い方によっては人の心を傷つけるツールにもなり得るんですね。1年生のうちから情報教育を実施し、自分の視野を広げたり、社会をより良くしたりするためにICTを活用できる子どもたちを育てていきたいと思っています。
多言語コミュニケーションスキルを磨く!就実小学校のグローバル教育
次の10年に向けてスタートした就実小学校は、グローバル教育に力を入れています。グローバル教育の主軸となるプログラムが、「就実型イマージョン教育」です。ここからは、「就実型イマージョン教育」の内容を中心に、同校のグローバル教育に迫ってみましょう。
全て英語の「イマージョン授業」で、自然に近い英語力を育む
就実小学校が実践されている「イマージョン教育」は、どのような内容なのでしょうか?
イマージョン教育とは主に、説明や指示、受け答えなどを全て英語で行う授業を意味します。本校のイマージョン教育は、日本語の授業を確保した上で実施しているのが特徴です。文部科学省が定める標準時数(※)をクリアし、プラスアルファとしてイマージョンの授業を実施しています。
※授業時間の最低ライン。各教科ごとに定められている
英語力は大切ですが、同じぐらいに正しい日本語力を身につけることも重要です。英語ができればよいではなく、日本語・英語を使いこなせる子どもたちを育てていきたいと思っています。
日本語・英語の授業をそれぞれ実施するのは魅力的ですが、スケジュール的には少しハードなようにも感じます。子どもたちの負担を軽くするために、どのような工夫をされていますか?
一般的な公立学校は1時間あたり45分となっていますが、本校は1時間あたり40分の7時間授業でカリキュラムを組んでいるんですね。5分だと大して変わらないように思うかもしれませんが、トータルすると35分短縮できます。さらに、朝の登校時間を少し早め、できる限り子どもたちの帰る時刻が遅くならないようにしています。
英語・算数・図工・体育をイマージョン教員が担当
▲ネイティブ教員によるArt(図工)の授業
ここからは、イマージョン授業の内容について教えていただきたいです。具体的には、週に何時間ぐらいイマージョン授業を実施しているのでしょうか?
1年生の場合は、1週間のうち、English(英語)を4時間、Math(算数)を3時間、Art(図工)を2時間、P.E.(体育)を3時間の合計12時間が、イマージョン授業に該当します。イマージョン授業は、「イマージョン教員」と呼ばれる外国人教員が担当しています。イマージョン教員は合計で6人在籍しており、いずれもネイティブの英語を話す外国人です。教科担当制になっており、1年生は4人のイマージョン教員から指導を受けられます。
また、1年生のEnglishは、1クラス(約30人)を2つのグループに分け、それぞれのグループをイマージョン教員と日本人教員が指導します。最近は小学校入学前から英語に触れているお子さんも多く、入学時点での英語力には個人差が見られるんですね。そのため、1年生の間は日本人教員も授業に入り、歌・踊りなども取り入れて子どもたちが楽しく英語を学べるようにサポートしています。
もちろん、英語が得意な子どもが苦手な子どもにアドバイスをするといった姿も見られますよ。英語が上手な友達の発音をまねしているうちに、英語力が高まっていく子どもたちもいます。ときには教え合う活動も取り入れながら、学年全体の英語力を高めているところです。
もともと英語が得意な子どもたちにとっては、教えることがひとつの自信になるでしょうね。Math(算数)の授業内容についても、教えていただけますか?
Mathの授業は、「解き方を教えない」という海外のスタイルで展開していくのが特徴です。日本の算数は、2年生の「九九」でも分かるように、「3×3=(さざんが)」と聞いたら即時に「9(く)」と答えるといった瞬発力を重視する傾向にあります。
一方で海外の算数は、「この流れで計算すれば、答えを導き出せる」といった解き方は教えません。これまでに習った知識を組み合わせて問題を解いていくので、思考力が身につきます。日本と海外の算数の面白さを体験できるのは、本校の強みだと思っています。
1年生のMathの授業もクラスを2等分した少人数制になっており、イマージョン教員が担当します。もうひとつのグループに対しては、担任が国語の授業を実施するんです。英語が得意なお子さんでも、日本語力に不安を感じているケースは少なくありません。そのため、少人数で丁寧に日本語を教える時間を設け、ひいてはさらなる英語力の向上につなげています。
海外の算数に触れておくと、留学した際にも現地の授業についていけそうですね。授業以外の場面で、イマージョン教員と関わる機会はあるのでしょうか?
イマージョン教員は授業以外に、掃除や学校行事などにも参加します。また、週に1回の「ホールイングリッシュデイ(Whole English Day)」には、イマージョン教員が朝の会から帰りの会までの指導を担うんですよ。もちろん指示は全て英語なので、ネイティブの子どもたちと同じような生活を体験できます。
登校や下校の指導も行い、同じ校舎で生活するので、子どもたちもイマージョン教員が大好きなようです。「朝の電車で〇〇先生に会った」と、うれしそうにイマージョン教員と一緒に登校する子どもたちもいますよ。学校生活の中で、自然とネイティブの英語に触れられるのは、本校の大きな特徴です。
日常的にイマ―ジョン教員と関わっていると、英語力も鍛えられそうですね。イマージョン授業を受けるうちに、子どもたちはどのように成長していくのでしょうか?
まずは「ヒアリング」の力がつきますね。全てが英語なので、最初のうちは指示を理解できない場面もあります。ただ、友達の様子を見たり、先生のジェスチャーをヒントにしたりしながら、イマージョン教員の指示を汲み取っていくんですね。
また、イマ―ジョン教員には英語、日本語教員には日本語というように、相手に合わせて日本語・英語を使い分けられるようになっていきます。
オーストラリアの姉妹校との交流。言語・文化を超えた友情を育む
▲オーストラリア研修でゴールドコーストを訪れたときの1枚
校内で学んだ英語を使って、ネイティブの子どもたちと交流するような機会はあるのでしょうか?
姉妹校であるオーストラリアの「Broadbeach State School」と連携し、子どもたち同士が交流する機会を設けています。具体的には、6月ごろに「Broadbeach State School」の6年生(35人)を迎え、交流します。6日間の滞在期間中は、「バディファミリー」のご家庭にお世話になることになっています。協力的な保護者が多く、2024年度は35のご家庭が受け入れを承諾してくださりました。
その後、7月末~8月にかけて、本校の5〜6年生がオーストラリアに渡航します。全10日間の日程ですが、最初の3泊は現地のアパートメントでの集団生活を体験するんです。引率の教員はいるものの、スーツケースの管理や食事の準備などは子どもたちに任せています。「自分のことは自分でしよう」という自立心が育っていくので、帰国後にお子さんのスーツケースを見て「衣類や道具類がきれいに整理されていて、驚いた」と感心する保護者もいましたね。
滞在期間中は、保護者とのやり取りも行わないそうですね。親としっかり距離を取る分、精神的にも大きく成長することでしょう。残りの滞在期間は、どこに宿泊するのでしょうか?
残りの4泊は、「Broadbeach State School」の子どもたちの自宅にホームステイさせていただきます。6月に一度交流していることもあり、子どもたち同士の信頼関係も深まっているんですね。
私も2023年度のオーストラリア渡航に同行しましたが、再会を喜ぶ姿がたくさん見られました。ホームステイ以外にも、オーストラリアの文化に触れたり、現地の授業を受けたりする機会もあり、充実した10日間になっています。
英語を話すのが当たり前の環境で生活するので、子どもたちの英語力も鍛えられます。英語があまり得意ではなかった子も、帰国後には積極的にイマージョン教員とコミュニケーションを取っていました。親元を離れて海外で旅をすること自体が、子どもたちの自信になっているようです。
2024年度からスタート!就実小学校の3つの探究学習
▲探究学習について説明してくださった小寺先生は、3年生を担当
就実小学校のもうひとつの柱は、子どもたちの問題解決能力を育む「探究学習」です。同校では2024年度から、「教科探究」「縦割り探究」「個人探究」をスタートしています。具体的にどのような活動をしているのか、詳しく伺ってみましょう。
子どもたちの探究心を引き出す「教科探究」
まずは、教科探究の内容について教えていただけますか?
国語・算数・理科・社会の主要教科を対象にした「教科探究」は、学んだ知識を活用する点を重視しています。具体的には、学んだ内容を深掘りしたり、他の教科と組み合わせたりしながら、「この場合はどうだろう?」と新たな学びにつなげていくんです。まだスタートしたばかりなので、探究につなげやすい理科・社会で取り入れることが多いですね。
例えば3年生では、理科の「植物の仕組みについて学ぶ」単元で教科探究を取り入れています。仕組みを知るために植物を育てる活動なのですが、教科書に記載しているホウセンカ以外に、トウモロコシ・ヒマワリ・アボガドなどの種も用意します。複数の植物を育てることで、子どもたちは植物によって種の形・育ち方・葉の大きさなどに違いがあることに気付くんですね。
ひとつの気付きは、「バラの花はどうやって育つのかな?」「種がない植物はあるの?」と新たな疑問を生みます。疑問点を解決するために、図書館で植物図鑑を借りて調べたり、理科教員に質問したりするなどの探究活動につながります。
教科書にはない内容を追加することで、子どもたちの探究心を引き出しているんですね。社会では、どのような活動をされていますか?
私は4年生の社会科も担当しているのですが、「岡山県について学ぶ」単元では、本校と同じくApple社のADSに認定された神奈川県の洗足(せんぞく)学園小学校とのオンライン交流を取り入れました。具体的には、7月にオンラインで両校をつなぎ、お互いの住んでいる地域を紹介し合いました。いきなり話をするのはハードルが高いので、6月上旬ごろにお互いの学校から1人ずつペアを組み、Zoomのブレイクアウトルームで自己紹介し合いました。
ただ「岡山県について知りましょう」と話すよりも、「洗足学園小学校の子どもたちに紹介する」というミッションを追加するほうが、子どもたちの探究心は高まります。まだ試行錯誤していますが、教科の学びをきっかけに「なぜ?」「どうして?」と、子どもたちの探究心が深まるようなアプローチを考えていきたいと思っています。
全学年で協力して取り組む「縦割り探究(QUESTタイム)」
▲縦割り探究「QUESTタイム」の様子
ここまで教科探究について伺ってきましたが、縦割り探究はどのようにして活動を進めていくのでしょうか?
「QUESTタイム」と呼ばれる縦割り探究は、1〜6年生で構成されたグループ(合計18人)で課題を解決していく活動です。2024年度は「就実学園の120周年行事を盛り上げる提案を考えよう」を課題に、6年生が中心となって話し合いを進めています。1学期中にプロジェクトを決め、2学期から具体的な提案を考えていく予定です。
縦割り探究には合計で18のグループがあり、教員も活動の様子を見守ります。私の担当するグループでは「災害に強い就実小学校になろうプロジェクト」という名前で、防災に関するアイデアを出し合うことを計画しています。ほかのグループでは、「すごろくを作ろう」「学校をきれいにする作戦」といったプロジェクトが出されていました。
1年生にとっては自分の考えを発表するのは難しいようにも感じるのですが、子どもたちの話し合いの様子はいかがですか?
上級生がリーダーシップを取りながら、メンバーの意見を引き出しています。私が担当するグループには1年生が3人いるので、5〜6年生が話し合いの内容を代弁し「どう思う?」とやさしく問いかける場面も見られました。ワークシートの記入に苦戦している1年生には、「私たちが書くから大丈夫だよ」と、さり気なくフォローしていて感心しましたね。
「好き」をとことん追求できる「個人探究」
個人探究についても、詳しく教えていただけますか?
個人探究はその名の通り、自分の好きなことを納得がいくまで調べる活動です。マインドマップ(※)なども活用し、自分の興味があることを掘り下げていきます。
※キーワードから連想する言葉・イメージをつないだ放射線状の図。主に、考え・記憶・アイデアを整理する手法として使われている
ただ、1〜2年生にとって自分の興味・関心を見極めるのは難しいため、クラスのみんなで出し合った「好きなこと」の中から選ぶケースも少なくありません。集め方に決まりはなく、子どもたちの発達段階に合わせてもらっているところです。
1学期中に「好きなこと」について発表し、最終的には、iPadで簡単な資料を作成してプレゼンをする機会を設けようと考えています。本校は情報教育にも力を入れており、3年生以上は、ほぼ全ての授業のまとめ・発表などの場面で積極的にiPadを活用するんです。1学期に1回は人前でプレゼンをする機会があるので、学年が上がるごとに自然と資料作成や発表のクオリティも高まっていきますよ。
プレゼンをする機会が多い分、度胸もつくでしょうね。現時点で、子どもたちから出てきた「好きなこと」を、いくつか紹介していただけますか?
男子児童はゲームや野球、サッカーなどが多いですね。3年生のある女子児童は「うさぎ」を選び、うさぎについて書かれている新聞記事などを集めていました。新聞記事に見たことのないうさぎが写っていたことで、うさぎにもさまざまな種類があると気付いたようです。そのうさぎはどのような種類で、どのような特徴があるのかを知るために、新聞記事を熱心に読み込んでいましたね。
5〜6年生の中には、好きなことに「魚」を選んだ子どもがいましたよ。その子どもは「なぜ魚料理はこんなに種類があるのだろう?」と疑問に感じたようで、「魚料理について、もっと詳しく調べたい」と話してくれました。
3つの探究学習はスタートしたばかりで教員の私たちも手探りですが、将来的には子どもたちが自信を持って自分のことを語ったり、異学年同士で地域の課題に取り組んだりする活動に発展させていく予定です。まずはそれぞれの探究活動で、自分の意見を伝え、友達の考えに触れる体験を積み重ねていってほしいと思います。
就実小学校は「ホンモノに触れる体験」も充実
御校は、子どもたちが「ホンモノに触れる体験」を大切にしているそうですね。具体的に、どのような体験ができるのでしょうか?
本校を運営する「就実学園」は森を所有しているので、ホンモノの自然に触れる機会を設けています。1年生・2年生では、森の中を散策しながら自然の空気を感じたり、みんなで遊んだりする活動があります。3年生では、野外活動としてみんなでカレーを作ったり、竹を割ってカレー皿を作ったりします。また、子どもたちの感性を育むために、芸術鑑賞にも力を入れています。美術館に出向いて国内外の名作に触れたり、岡山シンフォニーホールでプロの管弦楽団の生演奏を聴いたりする行事も好評です。
本校では、日本の文化とされる茶道・書道の作法を学べます。茶道は裏千家(※)のお家元の資格を持っている先生から、学園内にある茶室で基本的な作法・所作を指導していただきます。
※茶湯を大成させたといわれる千利休(せんのりきゅう)を祖とする茶道家元のひとつ
先生からは、茶道で大切にされている相手をおもてなしする心についても教えていただきます。
また、書道は6年間のプログラムになっており、プロの職人さんに指導してもらいます。1年生は筆・硯(すずり)・文鎮などの道具に触れたり、書家の書いた作品を見たりしながら、書道の楽しさを学ぶんですね。2年生になると、奈良県から職人さんをお迎えし、書道で用いる「握り墨」を自作します。3年生では県内の津山市から和紙職人さんに来校していただき、紙すきを体験するんです。
4年生では、「熊野筆」で有名な広島県熊野町の伝統工芸士さんの指導のもと、オリジナルの筆を作成します。5年生になると、岡山県の「愛石印社」さんに協力いただき、自分の名前の漢字を使ったハンコを作るんです。そして6年生では、自分が作った握り墨・和紙・筆・ハンコを使い、好きな言葉や文章を書きます。完成した書道作品は卒業制作として、額に入れて持ち帰るんですよ。2〜5年生の作品が卒業制作に生かせるとあって、いずれの学年でも意欲的に作品づくりをしています。
就実小学校からのメッセージ
就実小学校に興味を持っている保護者に向け、メッセージをお願いします。
本校は、次の10年に向け、クリエイティブな子どもを育てるべく新スタートを切ったばかりです。日本の言語・文化を大切にしながらも、海外の方々と協力して社会を良くしていける人物を育てていきたいと思っています。
私はもともと就実中学校・高等学校で勤務していたのですが、就実小学校に着任して驚いたのは、子ども主体の活動が根付いていることです。中学校・高等学校のアクティブラーニングのような活動が、小学校では自然と実践されていたんですね。先生たちが子どもたちの意見を引き出しながら、新しい発見につなげていく「学び合い」の環境が整っています。
「去華就実」の建学の精神はずっと変わりませんが、教育内容は時代や子どもたちのニーズに合わせてアップデートしていく必要があると思うんですね。本校には、「子どもたちにとって、もっといい指導方法はないだろうか」と試行錯誤できる教員がそろっています。常により良い方向へと成長し続ける学校なので、最先端の教育をご希望の方にはきっと満足していただけるはずです。
本校は、縦割り探究以外にも、1〜6年生が交流する機会を設けています。5月の運動会では、1〜6年生が協力して「ボール渡しリレー」に取り組んでいました。1〜6年生が一列に並び、足の間にボールを通すタイムを競う競技なのですが、1年生が戸惑わないように、6年生がやさしくサポートする姿が見られたんですね。全学年で関わる機会が多いからこそ、1年生もすぐに学校生活に慣れていけると思います。興味を持っていただいた方は、ぜひ一度学校説明会にお越しください。
お話からも、意欲的な先生方のもとで、のびのびと学ぶ子どもたちの姿がうかがえます。自由に意見を引き出してもらえる環境は、子どもたちの学ぶ意欲にもつながることでしょう。
本日は、貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました!
就実小学校の進学実績
就実小学校の卒業生の約半数は、系列の就実中学校に進学します。就実中学校はコースに分かれており、2023年度の卒業生はHGコースに11人、未来創造コースに11人、ADコースに38人が合格しました。
内部進学以外の選択をする子どもたちは岡山県立岡山大安寺中等教育学校・岡山操山中学校など、中には、県外や国外の中学校に進学する子もいます。
卒業生の進学実績からも、就実小学校の中学入試に対応した学習指導と、子どもたちの学ぶ意欲の高さがうかがえます。
就実小学校の保護者からの口コミ
▲図書室での読み聞かせ
最後に、就実小学校に通っているお子さんの保護者から寄せられた口コミを紹介します。
保護者の口コミからも、外国人の先生や日本人の先生が協力しながら、子どもたちを丁寧に指導している様子が伝わってきます。そのほか、「最寄り駅から徒歩3分ほどで、通学しやすい」「大学の敷地内にあり、静かで落ち着いた雰囲気」と、アクセス・環境面を評価する口コミも見られました。
就実小学校へのお問い合わせ
運営 | 学校法人就実学園 |
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住所 | 岡山県岡山市中区西川原1丁目6-1 |
電話番号 | 086-271-8328 |
問い合わせ先 | 問い合わせフォーム:https://www.shujitsu-e.ed.jp/contact/ |
公式サイト | https://www.shujitsu-e.ed.jp/ |
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