「ぽてん」読者の皆様に注目の中高一貫校を紹介するこの企画。今回取り上げるのは、福岡県福岡市の私立中高一貫校「中村学園女子中学校・高等学校」です。
(※)今回は中学校にフォーカスするため、「中村学園女子中学校」で統一
「知・徳に優れた豊かな女性の育成」を掲げる同校は、1960年に中村ハル女史によって女子高等学校が創設され、1992年に女子中学校が開校しました。食育や学年で取り組む探究活動、ケンブリッジイングリッシュの教授法を導入した英語教育など、特色ある取り組みで生徒たちの成長を支えています。
今回は中学校の教育や取り組みについて、教頭の堤明雄先生、中学校で主任を務める藤井桂子先生、中学1年生の担任で英語科の杉町由貴先生にお話を伺いました。
この記事の目次
「自主性」「社会性」を身に付ける中村学園女子中学校の教育
▲お話を伺った藤井先生(左)、堤先生(中)、杉町先生(右)
まずは、中村学園女子中学校の教育方針をお聞かせください。
本校の教育方針は3つの要素から成り立ちます。
まず、日本人としての自覚を持ち、伝統と文化を尊重する態度を養うこと。そして校訓である「清節・感恩・労作」を体得するための人間教育を実践し、自主性と社会性を身に付けた健康で礼節ある女性を育成すること。最後に、将来を見据えた的確な進路指導を行なうとともに、個々の志望を達成する基礎学力を涵養することです。
この教育方針は、開祖である中村ハル先生が掲げた理想の教育を表したものです。その教育を実現することを目標に、本校ではさまざまな取り組みを行っています。
具体的には、体験学習や食育、教養と品格を身に付けるための茶道・華道体験といった「人間教育」、実践的な英語力を養い、広い視野をもつ「グローバル教育」、思考力・判断力・表現力を育む「探究活動」などです。これら全てに多角的に取り組むことで教育の相乗効果が生まれ、生徒たちの学びをより深いものにしています。
健全な心身を育み、視野を広げる「食育」と「人間教育」
中村学園女子中学校では、「食べること」を通してたくさんの学びを得る「食育」や、「人間教育」に重きをおいた独自の取り組みを多数行っています。
その多彩な取り組みについて、お話を伺いました。
ステージのような調理スペースを舞台に、中学3年間で12回の調理実習を実施
▲調理示範室では、調理実習のデモンストレーションが行われます
御校では「食育」に力を入れているそうですね。
はい。成長期の真っ只中にある生徒たちにとって、心身の健全な成長のために「食」は欠かせない要素です。本校の開祖である中村ハル先生が家庭科の教員であったこともあり、食を軸にした教育を実践することは本校の一貫した方針でもあります。
本校の「食育」では、調理実習、スクールランチの実施、食にまつわる体験学習やマナー講座などを行っています。特に調理実習は中学校の3年間で約12回実施しており、他校と比較しても授業数はとても多いと思います。
なお、調理実習のための施設も充実しており、作り方のデモンストレーションを行う調理示範室をはじめ、実習室、試食室があります。
調理示範室は、指導者の手元が見えやすいよう、すり鉢状の構造になっています。中村ハル先生が考案したもので、本校の心臓部ともいえる施設です。手元を写すためのモニターが設置されており、細かい作業もしっかりと確認できます。
▲班に分かれて調理実習を行う生徒たち
調理実習にはどのように取り組むのでしょうか。
手順の動画を各々で確認したのち、調理示範室でのデモンストレーションを見て、実習に移ります。調理法だけでなく栄養バランスについても学ぶため、メイン料理とともにスープなどの汁物や副菜なども一緒に調理します。
最初の実習ではリンゴの皮むきを練習し、まずは包丁の基礎技能を身に付けます。ハンバーグやビーフン、鮭のムニエル、茶碗蒸しなど、和・洋・中さまざまなジャンルの家庭料理を中心に、リンゴのマフィン、肉まんなどにも取り組みます。味噌やジャムなどの加工食品をいちから作る実習も行っています。
今後の生活のなかで、実習で得た知識を生かせるように工夫されているのですね。
そうですね。実習室にはガスコンロとIHコンロの両方を設置するなど、より実生活に即した環境にするなど、さまざまな配慮をしています。
コロナ禍の自粛期間中は自宅にある素材を使ってオムライスを作るオンライン調理実習を行いましたが、生徒たちも戸惑うことなく実施できたようです。日頃から、自宅で留守番をする際などに自分で食事を用意するといった声もよく聞かれます。
▲ハート型のかわいいハンバーグ。調理実習をきっかけに家でも料理を作る機会が増えているのだとか
独自の取り組み「スクールランチ」から広がる、さまざまな食育体験
▲栄養バランス、彩りも満点のスクールランチ。こちらは七夕の際の行事食
御校で行われている「スクールランチ」とはどのような取り組みですか。
「スクールランチ」は中学生を対象に実施しているお弁当スタイルの昼食です。この年齢の女子に合った栄養バランスが考えられた一汁三菜の献立をメインに、季節のイベントがあるときは行事食が振る舞われ、生徒考案のメニューを取り入れることもあります。
献立は、栄養士の資格を持つ教員と校内のカフェテリアの献立作成や調理を行っている学園の事業部が連携して考案しています。栄養バランスがとれた作り立てのランチをいただくことで、健全な心身を育成するとともに、生徒たちの食に関する知識を深め興味を引き出すことにもつながっています。
また、中学校の全生徒がランチルームで食事をとることで、クラスや学年を超えた交流の場にもなっているんです。これも大切な「食育」への取り組みだと考えています。
「スクールランチ」では、生徒が育てた作物や収穫物を使用して献立を決定することもあるそうですね。
はい。本校では、食を支える人たちや食物を生み出す自然の恩恵などに目を向ける機会として、農業体験や漁業体験を行っています。それらの経験で得た収穫物は「スクールランチ」や調理実習で使用しています。
農業体験では、校内の菜園でサツマイモや季節の野菜を育てて収穫しています。また、1年生で行う漁業体験では、地引網漁に参加します。
▲農業体験では、四季折々の野菜を育て収穫している
これらの体験を通して、生徒たちにはどのような変化がありましたか。
「命をいただいている」という意識が強くなったようです。特に漁業体験の後は意識が変わるようですね。
日本人の魚離れが問題になっている今、本校でも魚が苦手だという生徒が増えています。しかし、漁業体験を終えると、最初は触れることすらできなかった生徒たちが、魚を頑張って口に運ぶようになるなど前向きな変化が見られます。
「食育」から「探究活動」や「人間教育」へ。広がる学びの連鎖
▲姉妹法人が運営する中村調理製菓専門学校にて、テーブルマナーも学んでいます
中村学園女子中学校が力を入れている食育は、家庭科の授業やランチタイムの楽しみだけではなく、広い学びにつながっていると感じました。
おっしゃるとおりですね。教科やジャンルを横断した学習は本校の特徴で、例えば毎年漁業体験でとれたイカは理科の解剖実験や探究活動にも使用しています。2024年度も、2人で1杯のイカを細かく解剖し、構造を詳しく観察しました。もちろん、解剖後は焼きイカにして美味しくいただくまでが学びです。
「食育」での取り組みが、他の学習にも広く連携しているのですね!
そうです。例えば「スクールランチ」に関連して、日常生活における食卓でのマナー指導も行っており、1年生の秋にはコース料理のテーブルマナー講習会を行います。
その発展的な取り組みとして茶道・華道体験があり、日本の文化を知るとともに和室でのマナーを身に付ける機会としても大切にしています。マナーや嗜みを身に付けることは、本校が掲げる「人間教育」にも深く通じています。
▲茶道や華道に挑戦。礼儀作法や立ち居振る舞いなど、日本の美を肌で理解する貴重な体験となる
和室自体が減少傾向にあるからこそ、本校では礼法用の和室を設けています。畳のヘリを踏まずに移動するといった礼儀や正座でのお辞儀の仕方など、茶道は和室での基本動作を学ぶシーンが多くあります。
和室での立ち居振る舞いを知ることは美しい所作を身に付けることにつながります。華道も同様で、生徒たちにとって日本人の心の豊かさを学ぶ大切な機会になっています。
▲生徒が製作した浴衣で、着付けの指導も行われている
また、日本文化について学ぶものとしては、家庭科での被服の授業も当てはまります。2・3年生で浴衣の製作を行うのですが、出来上がって終わりではなく、自分で着られるよう着付けの指導を行うところまでがセットです。
浴衣に身を包んだ生徒たちは、いつもよりも穏やかな表情で、和室での作法を学ぶ際も落ち着いて見えました。
浴衣は今後、海外研修や留学生との交流、修学旅行先などで、日本の文化を伝えるためのツールとしても大活躍します。実習での取り組みは、習うだけでなく、さまざまなシーンで実践できてこそ意味があると考えています。
中村学園女子中学校の独自の英語教育とは
▲授業ではケンブリッジイングリッシュのオリジナルテキストを使用
真のグローバルリーダーの育成に欠かせない英語力。中村学園女子中学校では言語ツールとして英語を使いこなすことを目標に、「読む・書く・聞く・話す」の4技能を効率良く伸ばす「ケンブリッジイングリッシュ」のプログラムを導入しています。
英語科の杉町由貴先生に、その特徴や取り組みについて伺いました。
「ケンブリッジイングリッシュ」導入で、4技能をバランスよく伸ばす
中村学園女子中学校が取り入れている「ケンブリッジイングリッシュ」のプログラムとはどのようなものなのでしょうか。
これは、イギリスのケンブリッジ大学の教授法に基づいて、英語の4技能をバランス良く伸ばすプログラムです。
2017年度に導入し、現在は公式のケンブリッジ試験センターとして、生徒が年に一度受検するケンブリッジ英語検定に向けた多様なレッスンを展開しています。最終的な目標は、ただ暗記したり問題を解いたりするだけでなく、生涯にわたって実生活で「使える」英語を身に付けることです。
本校では、すべての英語学習をほぼオールイングリッシュで行います。日本の英語教育は「話す」「聞く」力が弱い傾向にあるので、テキストはケンブリッジ大学出版が発行している英語表記のみのものを使用し、授業も極力英語で行うことで、特にこの2技能を伸ばすことからスタートします。
▲英語の授業では、ケンブリッジイングリッシュのオンライン教材などを使用し、タブレット学習やグループワークも行う
生徒の反応や変化についてお聞かせください。
1年生からほぼ毎日オールイングリッシュで授業を受けるので、早い段階から英語で話すことに抵抗がなくなる生徒が多い印象です。
普段から英語で質問を受けて英語で答える習慣が身に付いているので、担当外の先生から英語で話しかけられても物怖じせず英語で受け答えができています。実際に、スピーキングやリスニングが得意だと感じている生徒が大勢います。
本校には、2年生の校外学習で行われる留学生との交流会や、3年生の海外への修学旅行をはじめ、英語学習の成果をはかることができる取り組みが多数あります。
参加した生徒からは「授業で習ったフレーズが会話に活かせた」「学習内容を参考にして伝えてみたら、しっかり通じた」といった感想が聞かれ、スムーズにコミュニケーションが取れたことで大きな自信につながっているようです。
英語でのコミュニケーションに対する苦手意識が芽生える前に「話す」「聞く」能力を伸ばすことを重視しているのですね。
そうですね。「書く」「読む」技能、つまり文法や長文読解力などは、後からフォローすることが可能ですから、最終的には英語の4技能をまんべんなく習得できるようなカリキュラムになっています。
「ケンブリッジ英語検定」で英語の習得度をしっかり把握
先ほどおっしゃっていた「ケンブリッジ英語検定」には、どのように取り組むのでしょうか。
英語学習の習熟度をはかるために、年に1度、全生徒が「ケンブリッジ英検」を受検します。1・2年生は試験というよりは、楽しめるような内容の初歩的なテストを受けます。この段階では合格・不合格はなく、自分のレベルを客観的に知ることが目的です。
3年生からは「A2 Key」というレベルの検定を受験します。「A2 Key」はCEFR(※1)のA2と同等程度で基礎的な英語を話すことができる初級者レベル(※2)を指し、こちらは合否が確認できます。
(※1)Common European Framework of Reference for Languagesの略称。英語を含む外国語全般の習熟度をはかる国際基準のこと
(※2)英検準2〜2級レベル
検定の結果、2023年度は英検3級に相当するレベルに達している生徒が全体の9割以上を占めることがわかりました。福岡県内の他校の英検3級の取得率と比べても、とても高い数字だといえます。この結果は、生徒たちの英語学習への大きなモチベーションになったと思います。
SDGsなど多面的に取り組む中村学園女子中学校の探究学習
中村学園女子中学校では課題解決能力の育成を目指し、探究活動にも積極的に取り組んでいます。SDGsを軸に、生徒が興味・関心を寄せるテーマを自ら決定する探究活動は、キャリア教育にも強く結びついています。そんな探究活動について詳しく伺いました。
企業とも連携し、年間を通して1つの課題に真摯に向き合う
中村学園女子中学校の探究活動についてお聞かせください。
SDGsをメインテーマに据え、生徒が解決したい課題に年間を通じて自由に取り組みます。中学校は1学年1クラスないしは2クラスなので、クラスまたは学年全体で1つの課題に取り組む形です。
2023年度の1年生は、目標14「海の豊かさを守ろう」をテーマにさまざまな取り組みを行いました。SDGs達成に貢献されているシャボン玉石けん株式会社にご協力いただいて、具体的な取り組みについてのお話を伺い、工場見学を行いました。
▲シャボン玉石けん株式会社を実際に訪れたことで、調べ学習ではわからなかった取り組みについても学ぶ機会に
現地で実際に見て、聞いたことをもとに、課題解決に向けてどのように行動するか、プレゼンテーションを重ね、最終的にはシャボン玉石けん株式会社とコラボレーション商品を作って文化祭で販売するところまで実現させました。
ただ調べてまとめて結論付けるのではなく、より実践的な取り組みに落とし込んで、1つ1つの課題を解決し、最終的な成果物を生み出すところまで到達させるのが、本校の探究活動の特徴です。
探究活動を通して、生徒たちの成長や変化を感じる点はありますか。
知識として知っているだけでなく、身をもって体験することでしか得られないものがあるというのが本校の考えです。実際に企業を訪問したり、当事者に話を聞いたりすることで、自分とは無縁だと感じていた課題と自分に深いつながりがあることに気付く生徒も多いですね。
社会問題をより身近に。実験などを通して「自分ごと」として課題解決につなげる
探究活動のなかでは、多くのプレゼンテーションを経験するそうですね。
はい。本校の探究活動ではプレゼンテーションを重視しています。自分の考えをプレゼンテーションでほかの生徒と共有し、意見を出し合うことで、より良い案へとブラッシュアップしていくことで学びを深めます。
プレゼンテーションを繰り返すことで、自分と違う意見を否定するのではなく、まずディスカッションをする姿勢が育まれていると感じます。
▲探究活動の一環として、理科の実験で石けんづくりに挑戦
余談ですが、プレゼンテーションを行う機会が多いことは本校の教育の特徴でもあります。例えば、中学校の3年間で120回以上もの実験を行う理科では、自分の考えや実験結果をクラスで共有するためのプレゼンテーションを行います。
各教科で、自分の考えを相手に伝わるようにまとめてプレゼンテーションをしたり、他の生徒のプレゼンテーションを聞いたりする機会を得ることで、より深い学習理解につなげるのが本校の学びです。
▲できあがった石けん。自らの手で作ることで、より社会課題を実感できる
課題をより身近に感じられるよう、2023年度の1年生は、水質汚染などの社会問題としての側面だけでなく、いつも使っている石けん自体にスポットを当てた取り組みにもたくさん挑戦しました。
例えば、自分たちの手がどれだけ汚れているかを調べたり、石けんを作る理科の実験を行ったり、「食育」で行った漁業体験での知見を生かしたりといった取り組みです。
さまざまなアプローチで活動の幅を広げることで、生徒たちの探究活動がより多面的になったと感じますし、より真摯に探究活動に取り組むようになりました。
「制服一新」からはじまる中村学園女子中学校の学校改革
▲2024年度から導入された新しい制服。さまざまな組み合わせが選択できる
2024年度より制服のデザインを一新し、文字通り装いも新たに新年度を迎えた中村学園女子中学校。生徒たちからは「かわいい」「気分に合わせてセレクトする楽しさがある」と大好評だそうです。
個性や「自分らしさ」が尊重される「今」に合わせたデザイン変更だと語る先生方に、そこに込められた思いを伺いました。
「自分らしさ」を制服でも。ルールを守りながら自分らしい選択肢を広げる
2024年度から制服がリニューアルされたということですが、そこにはどんな背景があるのでしょうか。
新制服のデザインコンセプトは「カラフル&スマート」です。リボンとネクタイ、スカートとスラックスといった選択肢を設け、その日の気分や自分の好みを大切にして制服を楽しんでほしいと思っています。
制服でも「自分らしさ」を大切にしてほしいということですね。
そうです。本校では昨年から新たに「自信」「自主性」「挑戦(チャレンジ)」をスクールミッションに掲げており、制服の着方も自己表現の場と捉えています。ただ与えられたものをそのまま着るのではなく、TPOや季節、天候に合わせていろいろな組み合わせを自主的に選択してほしいと考えています。
この春からは、市販のパーカーを合わせて着ている生徒がいたり、リボンやネクタイの生徒がいたりと、それぞれの着こなしに個性が現れています。
実は今、中高で校則の見直しを行っており、制服のデザイン変更もその一環としての取り組みです。校則の刷新に関してはこれから生徒たちと話し合いながら進めていこうと計画しているところで、学校の方針が大きく変わる節目だと感じています。
今回の制服のデザイン変更が、学校改革の第一歩ですね。
その通りです。本校の生徒たちを一言で表すと「素直」。真面目で温厚な生徒が多く、「これはダメ」と伝えれば、きちんとそれを守ってくれるだろうと思います。しかし、そこに「なぜダメなのか」を考察したり議論したりする余地のある学校にしていきたいのです。
その点、本校は教員と生徒の距離が近いのが強みです。教員が生徒に寄り添い、見守る温かい雰囲気があります。職員室へも気軽に訪ねてくれますし、職員室前のフリースペースは自習や教員への相談を目的に集まってきた生徒でいつも賑わっています。
生徒と教員とで築き上げてきた信頼関係のもと、より良い学校作りを行っていきたいと考えています。
中村学園女子中学校からのメッセージ
最後に、読者の皆様にメッセージをお願いします。
生徒の主体的な「やってみたい」を全力でかなえていく学校です。中高の6年間で、やりとげた経験や成功体験、失敗体験を積み重ねて、社会に出てからもさまざまな問題に柔軟に対応しながら、しなやかに生き抜く「本物の生きる力」を育む学校でありたいと思っています。
1年生のクラスを担当していて感じるのが、本校で体験を楽しみに入学してきた生徒ばかりだということです。少人数の女子校という安心感も手伝って、自分を素直に表現しながら、とてもリラックスして過ごしている生徒が多いと感じています。
英語科の教員としても、ケンブリッジイングリッシュのプログラムを通して、ぜひ「生きた英語」を学んで欲しいと思います。
プレゼンテーションなどのアウトプットの機会が多いため、生徒たちに学校見学会などで発表をお願いすると、教員の期待以上に素晴らしいパフォーマンスを見せてくれます。そういった頼もしい姿をぜひ足を運んで見ていただきたいなと思います。
教員陣の熱意や施設の素晴らしさ、何より生徒たちが持つたくましさやいきいきとした表情は、実際に見ていただくことでしっかりと伝わると思います。
お話を伺って、中村学園女子中学校が持つはつらつとした雰囲気が伝わってきました。一見すると関係が薄いように感じる食育や探究活動などのすべての取り組みが、実は教科を横断して結びつき、生徒たちの深い学びにつながっていることに感銘を受けました。
新しい制服もデザインの可愛らしさだけでなく、生徒への信頼を土台にした学校改革への序章であることを知り、取り組みの一つひとつに深い意味があることが分かりました。本日はありがとうございました!
中村学園女子中学校の進学実績
中村学園女子中学校は中高一貫校です。高1で、医科・歯科・薬科および難関国立大学合格を目指す「一貫SVコース」、難関私立大学や海外への進学などを目指す「アクティブコース」のふたつから選択できます。国公立大学や難関私立への合格実績も年々上昇傾向にあります。
豊富な指定校推薦枠のほか、併設されている中村学園大学・中村学園大学短期大学部へは毎年多くの生徒が併設校推薦にて進学します。高大連携の学習活動を選ぶこともできるため、高校在学中から大学の単位を取得することができます。
◾️近年の大学合格者数(中村学園女子中学校公式サイト)
https://www.nakamura-njh.ed.jp/senior/career/result.html
中村学園女子中学校の在校生・卒業生・保護者の声
ここでは、中村学園女子中学校の在校生や卒業生、保護者の声をお届けします。
教員と生徒、先輩と後輩の関係性の良さが感じられる意見が目立ちました。行事や部活動が活発に行われ文武両道で学校生活を謳歌する生徒たちが多いようです。
▲充実の施設も中村学園女子中学校・高等学校の魅力
中村学園女子中学校へのお問い合わせ
運営 | 学校法人中村学園 |
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住所 | 福岡県福岡市城南区鳥飼7-10-38 |
電話番号 | 092-831-0981 |
問い合わせ先 | https://www.nakamura-njh.ed.jp/contact/ |
公式ページ | https://www.nakamura-njh.ed.jp/ |
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