ぽてん読者の皆さんに、いま注目の学校を紹介するこの企画。本記事では、1909年(明治42年)に開校し、女子教育の先駆けとなった東京・江東区の中高一貫の女子校「中村中学校・高等学校」の理念や学校の雰囲気、コースなどを紹介します。
「機に応じて活動できる女性の育成」を建学の精神とする同校は、小規模校のメリットを活かして1対1のきめ細かな進学サポートを行うほか、プレゼンテーション能力を養う学校イベントなどが充実しています。
また、1年間の海外留学を経験する国際コースでは、単に英語を身につけるだけでなく国際人に求められる自己表現力を養う授業や、留学先で学んだ文化や社会課題への取り組みを英語の論文にまとめる取り組みを行っています。
今回は、中村中学校・高等学校で25年以上にわたって生徒の皆さんを見守ってこられた教頭兼入学対策部部長の江藤健先生にインタビューさせていただきました!
この記事の目次
中村中学校・高等学校の教育方針:「人生100年時代」に合った女性教育
はじめに、中村中学校・高等学校の教育方針についてご紹介いただけますか?
当校は「清く、直く、明るく」を校訓とし、人間性の育成を重視した教育を行っています。
校訓をより具現化して生徒が学校生活に落とし込めるよう、「わがままをおさえる(Self-control)」、「ひとに迷惑をかけない(Self-government)」、「ひとに親切をつくす(Social Service)」という3つの生活目標を設定しています。私たちはこれを、頭文字にちなんで「3つのS」と呼んでいます。
他者との関係や社会奉仕の大切さを伝えているのですね。具体的な行動を提示することで、より校訓を意識した学校生活を送れそうです。
その通りです。さらに2023年には、卒業までに身につけてほしい5つの力(グラデュエーション・ポリシー)を「5カラット」としてまとめました。
これは、「対話を通じて合意形成することができる(Communication)」「相手の立場で物事を考える(Care)」「積極的に物事に関わる(Commitment)」「あきらめずに挑戦することができる(Challenge)」「物事の意義を見出すことができる(Curiosity)」の5つのことで、ダイヤモンドなどの単位で使われる「C(カラット)」にちなんで名付けました。
「5カラット」という新たなポリシーを策定した背景には、何があるのでしょうか?
「機に応じて活動できる女性の育成」という建学の精神や「3つのS」などを大切にしながらも、それらを正解のない問いに満ちた現代により即したポリシーに落とし込むことが必要だと感じたからです。
人生100年時代と言われる今、「60歳の定年まで働いて、残りは余生」ではなく、二毛作、三毛作のように人生ステージに応じて臨機応変に生きることが求められています。「5カラット」はここでの6年間でその素地をちゃんと育てようという決意の表れでもあります。
また、6年間の学生生活で培った学力や非認知型の智力などを支えるためには、EQ(感情知能指数)※をバランスよく身につけていくことも重要です。
※感情をコントロールして応用できる能力のこと
時代の変化に合わせてポリシーをアップデートし、社会で活躍し続けるために必要な力をしっかり身につけてもらおうと考えていらっしゃるのですね。
小規模校の強みを活かした中村中学校・高等学校の特色
中村中学校・高等学校は、1学年100名ちょっとの小規模な女子校です。そのため、校内にはアットホームな雰囲気があるほか、1対1の進学サポートといった手厚い指導ができるという特色があります。
ここからは、小規模校だからこその魅力について、詳しく紹介します。
専任教員1人当たりの生徒数9.4人で実現する手厚い指導
▲新館2階ロビーで先生と生徒さんが話をされている様子を見ると、距離感が近いのがわかります
小規模校だからこそのメリットや特色について、教えてください。
まず、教員と生徒の距離が近く、きめ細かな指導ができるという特色があります。当校の専任教員1人当たりの生徒数は9.4人(※1)です。全国の私立高校の平均(16.3人)(※2)と比較していただくと、その手厚さをご理解いただけると思います。
(※1)2023年度の在籍数を専任の教員数で割った数
(※2)文部科学省のデータ(2020年度)から中村中学校・高等学校が算出
また、1クラスの人数は30名前後なので生徒同士が協調して何かに取り組むことができますし、人間関係を築きやすいという利点もあります。同級生だけでなく他学年の生徒との距離も近く、部活の先輩・後輩で買い物や推しのイベントなどに行くこともあるようです。
そんな雰囲気について、生徒からはどんな声が上がっていますか?
「アットホームな学校」とか、「家みたいな場所」と言ってくれますね。卒業生も頻繁に遊びに来てくれますよ。
当校がある清澄白河は近年おしゃれなカフェなどが増えて人気のスポットになっているので、カフェ巡りのついでに学校に遊びに来てくれる卒業生も多いですし、生まれた子どもを先生に抱っこしてほしいと言って連れて来てくれる子もいます。
私も、飲み仲間のようになっている成人した卒業生が何人もいます。社会人になると働く大変さなどが分かってきますよね。そういう相談に乗ったりすることもあります。
学校を卒業してもそれだけ関係性が続くのは、信頼関係があってことですよね。小規模だからこそしっかりと関係を築くことができ、卒業した後も「帰ると落ち着く特別な場所」であり続けるのだと感じました。
1対1の進学サポート「キャリアサポーター制度」
進学サポートにおいても、小規模校だからこそできる取り組みはありますか?
大学受験で学校推薦型選抜や総合型選抜受験を希望する生徒を対象にした手厚い「キャリアサポーター制度」があります。担任とは別に生徒1人につき1人の教員がつき、エントリーシートや小論文の書き方の指導や面接の練習を行っています。
担任は、調査書や推薦書の準備だけでも大変ですので、その他の教員がキャリアサポーターとして担任をフォローし、車の両輪のように生徒の進路決定を支えていきます。
1対1で指導してもらえるのは、とても心強いですね。塾や予備校で受けられるサポートと同等か、それ以上の対応ですよね。
実際のところ、我が校は塾に通っていない生徒が多いんです。塾に通わなくても、受験対策をすべて学校だけで完結できるためです。こうした丁寧なサポートの効果は、進学実績にも現れていると感じます。
多彩な学校行事:ミュージカル調の応援合戦から探究発表まで
中村中学校・高等学校は、年間を通して多くの学校行事を催しています。文化祭や体育祭といった伝統的な行事に加え、2021年度からは1年間の探究・研究成果を発表する「NQフェスタ」を開催しています。
ここからは、特色あるイベントの内容や開催の狙いについて聞いていきます。
体育祭のクライマックスはミュージカル調の応援合戦
学校のイベントのなかで、特に盛り上がるのはどの行事でしょうか?
5~6月に行う体育祭です。6年から1年の縦割りチームに分かれて競技や演技、応援合戦で競うのですが、特に応援合戦は見応えがあり、一番盛り上がるプログラムです。
応援合戦というと「三三七拍子」のようなものをイメージされる方が多いかもしれませんが、当校ではミュージカル調のユニークな応援合戦をしています。7分間という決められた時間内で、物語性を持たせながら自分のチームと相手のチームにエールを送ります。
江藤先生の記憶に残っている印象的なパフォーマンスはありますか?
どのパフォーマンスも素晴らしく、毎年感動して泣いてしまうほどですが、特に印象的だったのは視覚と聴覚だけでなく観客の「嗅覚」にも訴えたパフォーマンスです。蜂をテーマにした物語で、空気砲を使ってハチミツの香りを会場に射出し、匂いによる演出を行ったんです。生徒たちのアイディアには驚かされました。
ほかにもディズニー風のパフォーマンスや、和太鼓を使ったもの、女子校なのであえて学ランを着たパフォーマンスなど、毎年ユニークな演出で楽しませてくれます。
アイディアを出し合ってパフォーマンスを作り上げるまでの準備も、生徒の成長につながりそうですね。
1年間の探究・研究成果を発表する「NQフェスタ」
2021年度から始まった「NQフェスタ」についてもご紹介いただけますか?
「NQフェスタ(※)」は、生徒の探究・研究成果を発表する行事です。高校3年生を除く5つの学年が対象で、学年ごとに異なるテーマが出されます。生徒は多くの時間をかけて探究・研究活動を行い、2月にみんなの前で発表を行います。
(※)NQフェスタのNQは「Nakamura Quest」の略
NQフェスタが始まったのは最近とのことですが、どのような理由から創設したのでしょうか。
生徒たちが時間をかけて探究・研究したものを他の生徒や保護者にも見せたい。また、そういった機会を通じてプレゼン力をより養ってほしいという思いからです。
長い期間をかけて探究活動を行うことは、物事を突き詰めて考える力につながりますし、「問いを立てて情報を集め、それをまとめて発表し、評価し、新たな問いが生まれる」というサイクルを身につけることにもつながります。
みんなの前での成果発表は、プレゼン能力の向上にもつながりそうですね。
その通りです。自分の思考を言語化し相手に伝えることも非認知型智力のひとつですので、研究したことをプレゼンテーションで人に伝えるという機会を大切にしています。
NQフェスタに限らず、当校にはプレゼンや文字で発表する機会がたくさんあり、大小合わせると6年間で300回〜400回ほどにのぼります。
未来志向の「探究コース」と「国際コース」
中村中学校・高等学校は、中学ではコース制を採用せず、高校から「先進」「探究」「国際」の3コースに分かれます。ここでは、特色ある「探究コース」と「国際コース」について詳しく伺います。
「探究コース」:実社会の仕組みを知り・体感する学び
まずは、探究コースの特徴について教えてください。
探究コースの特徴は、「総合的な探究の時間(※)」に通常の学校より多くの時間を充てる点にあります。
(※)生徒が自発的に課題学習を行う時間で、2000年から段階的に導入された。
総合的な探究の時間は3年間で3単位が基本ですが、当校の探究コースでは10単位を課題研究的な学習活動に充てています。
通常の3倍以上の時間を充てているのですね。具体的な探究活動としてはどのようなものがありますか?
例えば、「教育と探求社」が提供する探究学習プログラム「クエストエデュケーションプログラム」を利用して、実在する企業のインターンシップを教室で体験しています。働くことやビジネス、経済の仕組みについて学びながら、企業から出されるミッションに取り組みます。
探究コースのプログラムを考える際、どのような点を重視していますか?
私たちが大切にしているのは、社会とのつながりを体感できるプログラムであることです。
自分たちの周りで探究テーマを見つけるのではなく、いずれ自分たちが属することになる「大人が生活する世界」に目を向け、そこに存在する課題に取り組んだり、その世界の仕組みを学ぶ機会となるようにしています。
こうしたプログラムを通じて、それぞれの職業観や勤労観に落とし込んでもらいたいためでもあります。
探究活動の成果が感じられるエピソードがあれば、ご紹介いただけますか?
先ほどご紹介した「クエストエデュケーション」では、全国の学生が探究学習の成果を発表する「クエストカップ」というイベントがあり、2022年には当校から2チームが全国大会に出場しました。
クエストカップでは毎年、誰もが知る大企業からのミッションに取り組んでいます。2024年は吉野家ホールディングスさんをはじめ、6つの企業からそれぞれミッションをもらい、生徒たちは全国大会を目指して取り組んでいます。
「国際コース」では1年間の留学前に“ドラマ授業”で自己表現力をつける
▲取材班が近づくと笑顔で迎えてくれた生徒たち。明るくて元気な様子がうかがえます。
国際コースについても、特徴をご紹介いただけますでしょうか。
国際コースでは、生徒全員がアメリカやカナダ、オーストラリアなど英語圏の国の高校に1校1名で留学し、国際力を身につけてもらいます。留学期間は、3ヶ月・6ヶ月・1年から選べますが、これまで全員が1年を選んでいます。
貴重な経験であると同時に、親元を離れて海外で暮らすことに不安を感じる生徒や保護者もいると思います。留学先で困ったことがあった場合、サポートを受けられる仕組みはあるのでしょうか?
はい。コーディネーターが必ず在駐しているので、何かあった時にはすぐに相談にのってもらえます。また、場所は離れていてもすぐにオンラインで繋がれる時代なので、日本にいる担任と連絡をとることができ安心です。
留学以外の国際コースの特徴についても教えてください。
留学の準備に役立つ授業として、「対話重視のドラマ授業」があります。リサーチワークを基礎においてディベートやディスカッション、あるいはドラマワークなどを学習します。
海外では自分の意見をしっかり言うことが求められるため、留学する前にドラマ授業を通じて表現力を高めてもらうことが狙いです。
また、ディベートやディスカッションでは、現代は「正解のない問いに満ちた時代」だと言われ「Aが正しくBが間違い」と言い切れないことも多いので、「Aの良いところとBの良いところを合わせてCを導き出す」という合意形成の訓練を重視しています。
ディスカッションを通じて合意形成する力は、多様化が進んだ社会で生きるこれからの国際人にとって欠かせないスキルとなりそうです。
英語力と課題解決力を養う国際コースの特色
▲嬉しそうに生徒たちの話をしてくださる江藤先生。この表情から、生徒たちへの愛情が伝わってきます。
生徒の英語力は、留学前と後でどれほどの違いがありますか?
みんな、ちゃんと英語を話せるようになって帰ってきますよ。ただ、当校では英語をあくまで「ツール」と捉え、英語を話せることがすごいことなのではなく、英語で何を喋るかが大事だと考えています。
そのため、生徒は留学先で「住みやすい街づくり」や「ジェンダー問題」など、自分が選んだテーマに沿って調査を行い、帰国したら英語論文の作成を行います。英語力に加えてそういう経験を武器にできるので、卒業後の進路で英文科を選ぶ生徒は多くありません。
単なる語学を学ぶためだけの留学に終わらない工夫をされているのですね。
そうです。ただ、大学受験のための英語対策や英検、TOEFL対策も重要だと考えているので、「点の取れる英語」の授業もしっかりと行います。その結果、TOEFL iBTで80以上のスコアを出す生徒や英検で1級に合格する生徒もいます。
国際コースを設ける学校では、留学後は普通のカリキュラムに戻るところもありますが、当校は留学後も英語の授業を週に10コマ以上行い、留学で身につけた英語力をできるだけ落とさないようにしながら、スコアを取ることを意識した勉強をしています。
留学先で身につける英語は、受験英語とは少し異なっていたりするので、点を取れる英語もしっかり習得できる授業があるのは安心ですね。
中村中学校・高等学校の充実した学校施設
中村中学校・高等学校は緑豊かな清澄庭園に隣接し、清澄白河駅から徒歩3分という恵まれた立地にあります。
ここからは、江藤先生と校内のスポットを巡りながら、中村中学校・高等学校の生徒がどんな学校生活を送っているのか探っていきます!
生徒に人気の空中図書館「コリドール」
図書館は最上階の7階にあって、東京スカイツリーも見えますね。カラフルなソファが置かれていて洗練された雰囲気だと感じました。
この図書館は西棟と東棟をつなぐコリドール(廊下)の役割もあり、「空中図書館」とも呼ばれています。窓からは清澄庭園の四季折々の自然を眺めることもできますよ。
居心地の良い空間なので、生徒から一番人気のある場所です。放課後はいつも生徒が集まって勉強したりしています。
▲みんなで「おーいお茶」の俳句を考えている様子。優勝したら賞金が出るのだとか。
スポーツ活動に最適な人工芝グラウンド
コリドールの下には、吹き抜けのテラスのような空間があるんですね。
こちらは地上4階レベルに設置された「風の庭」です。生徒がお昼を食べたり、放課後にダンス部やバトン部が練習で使用したりしています。
以前は球技系の部活も風の庭を使用していましたが、グラウンドが新しくなってからはグラウンドで練習しています。
グラウンドは、人工芝なんですね。
はい。数年前に人工芝化しました。この立地でこれだけの広さの人工芝のグラウンドは、なかなかないと思います。
生徒と教員の距離を縮める自由出入りの職員室
こちらは、職員室ですね。
当校では、テスト前やテスト中を除いて生徒が自由に出入りできます。
職員室というと、用事があるときだけ緊張しながら入るイメージがありますが、中村中学校・高等学校ではオープンな雰囲気なんですね。
休み時間や放課後になると、用事がなくても生徒が遊びに来ます。私たちは職員室も生徒との大事なコミュニケーションの場所ととらえ、机を外に向けて話しかけやすい雰囲気を作っています。
生徒に「学校で一番好きな場所はどこですか」と聞くと、「職員室」と答えてくれる子も多いですよ。
それはすごい、私たちの学生時代からは考えられないです(笑)。生徒と教員の距離が近い中村中学校・高等学校ならではですね。
新館「LADY」のカフェテリアと足湯
▲新館「LADY」にある足湯。勉強や部活で疲れた後に入ったら癒されそうです。
2012年に完成した新館「LADY」にはどのような施設がありますか?
カフェテリアやオープンテラスのほか、ユニークなものとしては足湯があります。あとは、自習スペースも充実しています。午後8時まで使用できるので、試験前などは特に多くの生徒が利用しています。仕切りがあるので、勉強にも集中しやすいのではないでしょうか。
▲自習スペースは広々とした空間なので、居心地が良さそう
生徒の声を反映する制服とカバンのアップデート
中村中学校・高等学校の制服についても特徴を教えていただけますか?
中学生の制服は「かわいらしさ」、高校生の制服は「清楚、上品」をテーマにしており、ジャケットやリボンの着用は個人の判断に任せています。また、2023年度からはスラックスも選べるようになりました。
生徒からの要望を受けてスラックスを導入したのでしょうか?
はい。スラックスだけでなく、通学カバンなども生徒の声を反映して改良を行っています。
例えば、以前は肩掛けカバンを使用していたのですが、負荷が両肩均等にかかるようにリュックを使いたいという要望があったため、バックパックを新しく作りました。また、夏服のポロシャツも校友会(生徒会)の生徒とつくりあげました。
高校のスカートも、校友会のメンバーと議論を重ねて生徒が納得するデザインを考えたんですよ。
110年以上の歴史ある学校ですが、意見を出し合いながら柔軟に変えていく校風があるのですね。
江藤教頭先生からのメッセージ:学校見学のすすめ
最後に、記事をご覧の子どもたちと保護者の皆様にメッセージをお願いします。
「中村中学校・高等学校の良さは、来てみないと分からない」と言われることがよくあります。どこの学校見学に行っても「う〜ん」という反応だった娘さんが、当校を見学して初めて「私、この学校に入りたい」と言ったという話を、保護者の方から何度も聞きました。
実際に訪れて、施設や通っている生徒の様子を見ていただくと居心地や雰囲気の良さを感じていただけると思いますので、ぜひ一度足を運んでいただけるとうれしいです。
学校見学はどのような形で行っていますか?
個別の学校見学は、随時受け付けています。また、本校の説明会は「中村アンバサダー」といわれる生徒が司会から校内案内まで行います。
学校を知り尽くす生徒さんが案内してくれるんですね。参加するお子さんも、歳の近いお姉さんに案内してもらうことでより学校生活がイメージしやすくなりますね。
ここまでお話を伺い、中村中学校・高等学校は歴史ある学校でありながら、未来志向の先進的な教育を行っているのだと感じました。また、生徒の皆さんが伸び伸びと楽しそうに過ごしている様子も印象的でした。
本日は、ありがとうございました!
上昇傾向にある中村中学校・高等学校の進学実績
▲高校3年の生徒が合格発表を待っているところに遭遇。見事合格し、同級生と先生が拍手でお祝いしていた。
中村中学校・高等学校では例年、8割以上の生徒が現役で大学に進学しています。近年では日東駒専レベル以上の現役進学率が上昇しており、今では6割を超えています。MARCHや早慶上理に加えて、2022年度には初めて東大合格者も出ました。
進学先は職員室の前の廊下に貼り出されており、そこで部活の先輩や体育祭でお世話になった先輩の名前を見つけることは、生徒のモチベーションにもつながっているそうです。
▲職員室前に貼り出された進学実績
■近年の進学実績(中村中学校・高等学校の公式サイトより)
https://nakamura.ed.jp/senior/career/results.html
保護者の声:小規模校ならではの魅力と満足度
ここでは、中村中学校・高等学校に通うお子様を持つ保護者の皆様の口コミをご紹介します。
江藤先生のお話にもあったように、小規模だからこその丁寧な指導や生徒との距離の近さを評価する声がありました。また、洗練された施設で送る充実した学校生活に多くの保護者が満足している様子がうかがえました。
中村中学校・高等学校へのお問い合わせ先
問い合わせ先 | 学校法人 中村学園 中村中学校・高等学校 |
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住所 | 東京都江東区清澄2-3-15 |
電話番号 | 03-3642-8041 |
公式サイト | https://nakamura.ed.jp/ |