卒業生も多数協力!北嶺中・高等学校のホンモノに触れる教育|寮生活可能な中高一貫校

中学受験に興味があるお子さま・ご家族に向けて、画期的な取り組みをする学校を紹介する本企画。この記事では、北海道札幌市にある「北嶺(ほくれい)中・高等学校」の特徴と魅力をたっぷりとお届けします。

1986年に開校した北嶺中・高等学校は、学校法人「希望学園」が運営する中高一貫校(男子校)です。全校生徒の約半数が選ぶ寮生活では、寮の先生や寮母さんなどが家族のように勉強面・生活面をサポートしてくれます。

東京大学をはじめとする国立大学の医学部などにも多数の合格者を輩出しており、「寮生活に興味がある」「医学部受験に実績のある学校はないだろうか」というお子さま・ご家族からも注目されている学校です。

今回は、教頭・進路指導部長の郷頭(ごとう)竜也先生にインタビュー取材し、北嶺中・高等学校の教育理念や特徴的な取り組み、学校生活などを詳しく教えていただきました。

北嶺中・高等学校の教頭・進路指導部長の郷頭竜也先生

▲インタビューに対応してくださった教頭・進路指導部長の郷頭竜也先生

文武両道を目指し、仲間と成長する「北嶺中・高等学校」

北嶺中・高等学校がリニューアルする学校図書館の完成予想イメージ

▲リニューアル予定の図書館のイメージ。書棚の近くにソファスペースを設置予定

編集部

最初に、北嶺中・高等学校の教育理念をお聞かせください。

郷頭先生

本校の教育理念は、「目は高く足は大地に、めざすなら高い嶺」の言葉に凝縮されています。山の頂上に向かって歩みを進めるように、着実な努力を通して、高い志を実現していく学校です。志望校への合格はもちろん、お子さまが抱いた目標に近づいていける環境が整っています。

「文武両道」を目指すべく、両方に力を入れているのも我々の特徴ですね。学習面に関してのトピックでは、2026年の創立40周年を記念し、学校図書館の完全リニューアルが決定しました。スペースが2倍以上に拡大され、蔵書数も大幅に増える予定です。生徒たちが気軽に足を運び、創造力や知識を深める学びの場となることでしょう。

運動でいうと、本校では柔道・ラグビーを「校技」と位置づけ、授業を週に1回ずつ設けているんです。年に1回開催される「校技大会」では、生徒たちが柔道・ラグビーの試合をしています。

柔道部監督の森本翔太教諭は筑波大学出身で、講道館で開催された「2024年日本ベテランズ国際柔道大会」の男子35~39歳100キロ級に出場し優勝するなどの経歴を持つ有段者です。指導が的確で生徒たちも意欲的に取り組み、高校を卒業するころには生徒の99%以上が黒帯を取得しているほどです。

北嶺中・高等学校の生徒たちが柔道に取り組む風景

▲柔道を通して、精神面が鍛えられる

北嶺中・高等学校の生徒たちがラグビーをしている風景

▲ラグビーを通して、チームワークを養う

編集部

校内はどのような雰囲気なのでしょうか?

郷頭先生

アットホームな雰囲気で、いつも生徒たちのにぎやかな会話が広がっています。中学校に入学してすぐの頃はちょっとしたいさかいが起こることもありますが、時間が経つにつれて絆が深まっていくようです。

特に、後ほどお話しする「青雲寮」に入っている生徒同士は卒業後も仲が良く、OBとして多くの卒業生が本校の教育活動に協力してくれるケースも少なくありません。よく「友情は宝」と言いますが、まさに財産のような仲間と出会える学校だと思います。

バックアップ体制が充実!「青雲寮」での生活を公開

北嶺中・高等学校の青雲寮外観

▲難関大学を目指す生徒たちが多数在籍する「青雲寮」

自然豊かな北海道に校舎を構える北嶺中・高等学校には、「青雲寮」という寮が併設されています。この寮には全校生徒約750人のうちおよそ半数の400人程度(1学年60人程度)が入り、切磋琢磨しながら中学・高校という多感な6年間を過ごしていきます。

また、「寮」と聞くと北海道以外から入学する生徒しか入れないイメージがあるかもしれませんが、北嶺中・高等学校の寮は北海道内に住んでいる生徒も20人ほど(1学年)入居することができます。

ここからは、青雲寮の特徴と寮生活についてお聞きします。

2021年にリニューアル!清潔感のある寮

北嶺中・高等学校の青雲寮の1人部屋内観

▲ナチュラルな雰囲気の1人部屋。落ち着いた環境で学習に取り組める

編集部

北嶺中・高等学校に隣接した「青雲寮」について、詳しく教えていただけますか?

郷頭先生

青雲寮は、全校生徒の約半数が生活を共にして「青雲の志」を胸に学んでいく、本校の象徴ともいえる施設です。

もともとはA棟・B棟・C棟の3棟だったのですが、2021年に新しくS棟が増築されました。S棟は天井が高い設計でドアも大きく、開放的な雰囲気です。中学校・高等学校の6年間で3回、建物が変わるので、必ず一度はS棟で生活できます。

具体的には、中学校1年生〜3年生はA棟・B棟を利用し、1部屋を2人で共有します。中学1年生・2年生のうちは年に5回〜6回ほど部屋替えをして仲間づくりをフォローするので、保護者の方々にも安心していただけると思います。

高校1年生になるとS棟(1人部屋・2人部屋がある)に移動し、2年生の終わりまで生活します。高校3年生は受験勉強に集中できるように、少し奥にあるC棟の1人部屋で過ごすスタイルになっています。

高校生の部屋には冷暖房を完備している一方、A棟・B棟の中学生たちの部屋には冷暖房が設置されていません。暑い日などには、中学生たちが冷暖房がついた大部屋に集まって寝るケースもありますよ。修学旅行気分を味わえるのか、みんな楽しそうに過ごしています。

夜間講習や個別指導で、自主学習をサポート

北嶺中・高等学校の寮生限定の夜間講習風景

▲夜間講習は寮生限定!中学生(寮生)のみ、全員参加型の夜間講習(英語・国語・数学)もある

編集部

青雲寮では夕食後、19:00〜23:00が学習時間になっているそうですね。学習時間にはどのようなことをするのでしょうか?

郷頭先生

中学1年生・2年生は自主勉強に慣れていない傾向にあるので、個別ブース型の学習室を利用します。高校生は基本的には、好きな場所で自主勉強に取り組むイメージです。ただし学習時間には、寮教諭や大学生チューターなどが生徒たちの様子を見回っています。

寮教諭は定時制の先生のようなイメージで、英語・数学・国語・社会・理科の先生が在籍しています。午後から本校で授業をした後、23:00ごろまで寮生の学習・生活指導を担当するんです。寮生を集めて夜間講習を実施するケースもあります。

北嶺中・高等学校の寮で実施されるOBによる学習指導風景

▲受験を乗り越えた大学生が、学習面をフォロー

郷頭先生

一方、30人ほど在籍している大学生チューターは全員、本校の卒業生です。北海道大学の医学部や札幌医科大学などに通う大学生に、分からないところを質問したり、学習の進め方をアドバイスしてもらったりすることもできます。

そのほか、成績が思うように伸びないときには、寮教諭や寮監に、家庭教師的に個別で勉強を教わることも可能です。

北嶺中・高等学校の寮で実施される寮教諭による個別指導風景

▲家庭教師的な役割の寮監も在籍。マンツーマンだから、分からないところも質問しやすい

面倒見のいい寮母さんが、生活面をきめ細やかにフォロー

編集部

食事の回数など、生活面のサポートについて教えていただけますか?

郷頭先生

男子校ということもあり、食事の回数は朝・昼・夜・夜食の4回です。寮の食堂ではなく、アスリートの食事や栄養管理などを担う「LEOC(レオック)」という給食委託会社に調理をお願いしています。

青雲寮の寮母さんは元栄養士で、開校以来ずっと本校の生徒たちを見守り続けているベテランです。寮母さんと谷地田校長がときどき試食し、栄養バランスなどをチェックしています。

寮母さんは非常に面倒見のいい方で、メガネが壊れたときにはメガネ屋さんに付き添ったり、体調の悪い生徒がいれば病院に連れて行ったりと、寮生全員のお母さんのような存在です。生徒たちの悩み相談に乗るのはもちろん、入院中の生徒には荷物を届けたり、病室で一緒に時間を過ごして励ましたりしています。

生徒たちに親身に関わってくださるので、「寮母さんがいるから、安心して子どもを任せられる」とおっしゃるご家庭も多いです。

寮生活はイベントも盛りだくさん。自由時間にリフレッシュ

北嶺中・高等学校の寮内でトランプで遊ぶ生徒たち

▲部屋に集まり、トランプ大会で盛り上がる

編集部

北嶺中・高等学校の寮生活では、自由時間やイベントなどはありますか?

郷頭先生

もちろんです。休日の日中は、基本的に自由時間になっています。平日でも、空いた時間に複数人で集まってカードゲームやタブレットで遊んでいる光景もよく見かけます。

北嶺中・高等学校の寮内でiPadを触る生徒たち

▲寮にはiPad・パソコンを完備。ゲームを通して親睦を深める

郷頭先生

寮は生活の場なので、イベント・アクティビティといった楽しみを充実させ、生徒たちが「楽しい」と思える寮にしています。イベントの内容は、スキー旅行や温泉プール、スポーツ観戦、マグロの解体ショー、ジンギスカンパーティーなどさまざまです。

年に2回開催するジンギスカンパーティーの肉は、本校の卒業生が営む「松尾ジンギスカン」というお店が提供してくれます。

北嶺中・高等学校の寮で実施されるジンギスカンパーティーの風景

▲「ジンギスカンパーティー」は生徒たちからも大人気!北海道民から愛される「松尾ジンギスカン」のお肉を堪能

郷頭先生

また、北海道の自然豊かな環境にある学校なので、体を動かせるアクティビティも豊富です。夏にはバギー車で裏山のバギーコースを回ったり、冬にはスノーモービルでグラウンドを走ったりと、敷地の広い本校ならではの遊びを満喫できます。

北嶺中・高等学校の生徒がバギーで遊ぶ様子

▲バギー車に乗って裏山に向かう。北海道ならではのアクティビティ

一流に触れる!北嶺中・高等学校の探求型プロジェクト

北嶺中・高等学校では、通常のカリキュラム以外にも生徒たちの生きる力を育むための「探求型特別プロジェクト」を実施しています。

プロジェクトは現時点(2024年4月)で9種類あり、卒業生や各種機関と連携しながら、各分野の一流を体験できるような内容となっています。自ら参加し、考え、アウトプットすることで、将来どんな道を歩みたいかを決めるきっかけにもなっているのです。

ここからは、代表的なプロジェクトの内容を詳しく伺ってみましょう。

国際感覚を養う「G(グローバル)プロジェクト」

北嶺中・高等学校の生徒が参加するハーバード大学・未来のグローバルリーダー育成プログラムの様子

▲ハーバード大学をバックに記念撮影

編集部

探求型特別プロジェクトのひとつ、「グローバルプロジェクト」の内容をお聞かせいただけますか?

郷頭先生

グローバルプロジェクトの目玉は、高校1年生の3月に行われる12日間の研修旅行です。アメリカのボストンに8日間、ニューヨークに4日間滞在します。

研修の2か月前には、ハーバード大学の学生メンターが本校の寮に1週間ほど宿泊して「北嶺ハーバードキャンプ」を実施します。中学3年生と高校1年生で3日ずつ英語づけのキャンプを体験することもあり、英語力が高まるのはもちろん、学生メンターと生徒たちの絆も深まるんです。

ボストンの滞在中には、ハーバード大学とマサチューセッツ工科大学の「リーダー養成プログラム」に参加するんです。教授の特別講義や現地の学生たちとの交流・意見交換などを通して、英語のコミュニケーションスキルや批判から物事の本質に迫る「クリティカルシンキング」の重要性を理解していきます。

北嶺中・高等学校の生徒が参加するハーバード大学・未来のグローバルリーダー育成プログラムの様子

▲グローバルリーダー育成プログラムの様子。ハーバード大学の学生を前にプレゼンをする貴重な機会だ

郷頭先生

リーダー養成プログラムを終えた後にはニューヨークに移動し、ウォール街や国際連合の本部などを見学して、世界の歴史や平和について考えます。

北嶺中・高等学校の生徒が参加するニューヨーク研修の様子

▲ニューヨーク研修の集合写真

郷頭先生

さらに、ブロードウェイのミュージカルやメトロポリタン美術館、NBA(バスケットボール)の試合など、アメリカ文化に触れることも可能です。

北嶺中・高等学校の生徒が参加するニューヨーク研修の様子

▲仲間と一緒にニューヨークの市街をめぐる

郷頭先生

グローバルプロジェクトの研修を機に海外への興味を強め、ハーバード大学で教鞭をとっている卒業生もいます。

編集部

グローバルプロジェクトには、「国連コース」があるそうですね。国連コースではどのような体験ができるのでしょうか?

郷頭先生

本校の卒業生で、現在は国連職員を務める山口知也(ともや)さんに協力してもらい、国連に関する講演会やワークショップ、勉強会、模擬国連(※1)などを実施しています(希望制)。
(※1)参加者が外交官になりきって、人権・経済・環境・紛争などの国際問題を話し合う活動

2023年の7月〜9月には模擬国連に特化したオンライン型のセミナー(全4回)を開催し、ニューヨーク在住の山口さんに直接生徒たちを指導してもらいました。

国内・海外の科学技術に触れる「S(サイエンス)プロジェクト」

北嶺中・高等学校のサイエンス研修の様子

▲「NASAケネディ宇宙センター」で世界の英知に触れる

編集部

北嶺中・高等学校の探求型プロジェクトのひとつ、「サイエンスプロジェクト」についても教えていただけますか?

郷頭先生

サイエンスプロジェクトは、科学分野に特化したプログラムです。

中学2年生では茨城県つくば市の「宇宙航空研究開発機構(JAXA)」などを訪れ、日本の最先端技術に触れます。中学3年生になると北海道赤平市の「植松電機」でのモデルロケット製作・打ち上げ実験教室に参加し、地元企業のロケット開発を見せてもらいます。

参加を希望した高校生は、NASAケネディ宇宙センターやスミソニアン航空宇宙博物館など、世界でもトップレベルの科学施設の見学が可能です。

現役医師から学ぶ「北嶺メディカルスクール」

北嶺中・高等学校が実施する北嶺メディカルスクールの「ブラックジャックセミナー」の様子

▲医師から指導を受けられる「ブラックジャックセミナー」

編集部

御校の取り組みには、医療機関や医師の方々も協力されているそうですね。

郷頭先生

はい。本校は開校から約40年の間で、700人を超える生徒が医学部医学科へ合格しています。日本の医療を支える卒業生たちにも協力してもらい、受験勉強では難しい体験型の学びを提供しているんです。そのひとつが探求型特別プロジェクトのひとつ「北嶺メディカルスクール」です。

メディカルスクールは中学1年生を対象にした1年間の研修プログラムで、毎月、現役医師による講演会が実施されます。先日は卒業生の保護者で、名古屋のクリニックで医師をされている方が来校し、がんについて話していただきました。「骨肉腫」と呼ばれる骨のがんになった患者さんにも同行していただき、手術の跡を見せてもらったんです。

実際に病気になって手術をした方から話していただき、中学生たちも真剣に聞き入っていました。そのほか、2024年1月に起きた「能登半島地震」の被災地支援に参加した医師の方に、現地の写真を紹介しながらエピソードも話していただきました。

さらに、最先端の医療設備が整った大学病院や、離島(Dr.コトーキャンプ)・へき地(赤ひげツアー)の病院に出向き、医療現場を体感します。

第一線で活躍する医師から直接話を聞き、現場の雰囲気を味わうことで、医療分野への興味を強める生徒も多いです。

北嶺中・高等学校が実施する北嶺メディカルスクールの「ブラックジャックセミナー」の様子

▲実際に医療機器に触れ、学びを深める

現役弁護士・チェロ奏者と交流できるプロジェクトも好評

編集部

ほかには、どのようなプロジェクトが好評ですか?

郷頭先生

法学の知識を深める「ロースクール」や、芸術分野にフォーカスした「カルチェラタン」も好評です。

ロースクールは、弁護士として活躍する卒業生の種田紘志(ひろし)先生の協力で実現しました。「いじめ」「人の権利」「民事・刑事事件について」など、法学に関するテーマを幅広く学びます。放課後には、希望者が集まって意見交換などする座談会も開催されます。

一方のカルチェラタンは、音楽をはじめとする芸術分野で活躍する卒業生と交流できるプロジェクトです。関西フィルハーモニーでチェロ奏者をしている向井航(わたる)さんも、本校の卒業生です。第一線で活躍する向井さんに来校いただき、本校の体育館で演奏会を開催してもらったこともありますよ。

演奏会では、楽器を習っている生徒たちとコラボもしてくださったんです。本校は卒業生が協力的なので、ビジネス・プログラミング・ファイナンスなどの分野にもプロジェクトが立ち上がっています。

国立の難関大への合格者多数!手厚い学習・進路指導

北嶺中・高等学校の高校生の自主勉強風景

▲自習室のほかにも、学習スペースがある

編集部

卒業後には、どのような進路を選ぶ生徒さんが多いのでしょうか?

郷頭先生

東京大学や、国公立大学の医学部などに進む生徒が多いです。2020年度の卒業生(30期)の場合は、日本で最難関といわれる東京大学の理科三類(※2)に3人が現役合格しました。3人のうち2人は寮生で、通学生の1人も塾・予備校には通わず、本校の自習室などで勉強していたようです。
(※2)医学部医学科へと進学する「教養学部」の一科類

編集部

東京大学の理科三類は偏差値が80近くある上に、定員も少ないと聞きます。やはり、中学校・高等学校ともに授業時間を多く設けているのでしょうか?

郷頭先生

公立校と比べると、授業時間は多いほうだと思います。授業時間は、月曜日から水曜日が7時間、木曜日から金曜日は6時間、土曜日が4時間です。

中学3年生からは放課後に英語・数学・国語の講習を実施します。高校3年生になると理科・社会が加わるので、毎日放課後の講習が入ってくることになります。もちろん部活動とのバランスを考慮しながらですが、講習を通して生徒たちは力をつけていきます。通学生を含めても塾・予備校などに通っている生徒はわずかで、大半の生徒は学校の授業・講習で受験に挑みます。

編集部

学校の勉強がメインで難関大学に合格した生徒さんがたくさんいる事実からも、先生たちの指導力の高さがうかがえますね。親元を離れている生徒さんも多いと思うのですが、進路のサポートもしてもらえるのでしょうか?

郷頭先生

もちろんです。生徒数がそれほど多くないので、生徒の性格や希望を考慮しながら受験をサポートします。私は教頭と高校3年生の担任を兼任しているのですが、保護者と連絡を取り合うことを大切にしています。「お父さん・お母さんが褒めていたよ」というように、保護者の気持ちを伝えながら生徒たちの意欲を高めていくイメージです。

編集部

手厚いサポートだと感じたのですが、どのような先生から指導を受けられるのでしょうか?

郷頭先生

平均40代の、経験豊富な教員が多数在籍しています。公立学校のような異動がないため、本校の生徒指導のノウハウが積み上がっている先生が多いです。

個別で分からないところを指導するのはもちろん、卒業生と生徒をつなげるケースもあります。例えば、医学部を目指している生徒を指導する場合なら、志望する大学の医学部に合格した卒業生を紹介し、LINEなどで質問できるようにサポートするイメージです。

編集部

大学入試の勉強では、やはり実際に合格した方の体験談が力になると聞いています。赤本や参考書を読むだけではわからないことについても、同じ経験をした先輩からアドバイスを受けられるのは心強いですね。

中学受験を検討中のお子さま・ご家族へのメッセージ

北嶺中・高等学校の教頭・進路指導部長の郷頭竜也先生

編集部

中学校受験を検討しているお子さま・ご家族へ向けたメッセージをお願いします。

郷頭先生

本校は6年間の一貫教育を通し、お子さまの志望する大学や、将来の道に近づける学校です。寮生活ではさまざまな地域から集まる仲間や、目標を叶えた先輩たちとも触れ合えます。意識の高い生徒たちが多いので、6年間で心身ともに大きく成長しますよ。

本校に興味を持ってくださったお子さま・ご家族は、ぜひ一度、学校見学にお越しください。本校にはほとんど毎日、北海道内外から小学生をお連れの方々が学校見学にいらっしゃいます。お電話をいただければ基本的にいつでも見学が可能で、学校長が校舎を案内します。

校内や青雲寮で楽しそうに過ごす生徒たちの様子を見て、入学の決意を固めるお子さま・ご家族も少なくありません。教職員一同、お子さま・ご家族との出会いを楽しみにしています。

編集部

学校に足を運んでみることで、生徒さんの雰囲気や学校との相性が確かめられそうですね。本日は、学校選びに役立つお話を聞かせていただき、ありがとうございました!

北嶺中・高等学校の生徒の保護者からの感想・口コミ

「北嶺中・高等学校」の制服イメージ

最後に、北嶺中・高等学校の生徒の保護者から寄せられた感想をまとめて紹介します。

学習面・生活面のフォローがしっかりしていると思う。現役の医師に話を聞く機会があり、医学部への進学実績も豊富

アットホームな雰囲気で生徒同士の仲がいい。勉強面に関しては学校にお任せできるほど、先生たちがきめ細やかに指導してくれる

寮のサポート体制が整っていて、たまに帰ってきたときに子どもの成長を実感する

ラグビーや柔道が必修で、適度に体を動かす時間があるのがうれしい

少人数ならではの手厚いサポートや生徒同士の距離の近さが、多くの保護者から評価されていました。学習時間と遊びのメリハリがあるので、厳しすぎない寮生活を望むお子さま・ご家族もきっと満足できることでしょう。

お問い合わせ

問い合わせ先 https://www.kibou.ac.jp/hokurei/
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住所 北海道札幌市清田区真栄448-1
電話番号 011-883-4651(代表)
公式サイト https://www.kibou.ac.jp/hokurei/