生徒が法人を立ち上げ国際ロボコン出場へ。「郁文館夢学園」の目標を叶える“夢教育”

この記事では、独自の教育に取り組む注目の学校として、学校法人「郁文館夢学園」が運営する東京都文京区の中高一貫校「郁文館中学校」「郁文館高等学校」「郁文館グローバル高等学校」を紹介します。

各校は、1889年に創立された「私立郁文館」を起源としています。郁文館夢学園の掲げる教育目標「子どもたちに夢を持たせ 夢を追わせ 夢を叶えさせる」にある通り、いずれの学校も生徒一人ひとりの目標を実現させるための「夢教育」に力を入れていることが特徴です。

また、英語教育に特化した「郁文館グローバル高等学校」では1人1校1年間留学が必修とされるなど、高い語学力を身に付けられる環境があります。

今回は、そんな郁文館の学校生活や校風、「夢教育」の内容について、郁文館グローバル高等学校の生徒へのインタビューを通してご紹介します!

郁文館の生徒がロボコン世界大会を目指し、一般社団法人を設立

「郁文館中学校」「郁文館高等学校」「郁文館グローバル高等学校」では2023年9月、海外で開かれるロボットコンテスト「FRC」(FIRST Robotics Competition)(※)に出場するため、生徒が一般社団法人「ZENSHIN」(ゼンシン)を立ち上げました。
(※)若者を対象とした国際大会。世界35か国以上で9万5千人以上が参加する

今回は郁文館グローバル高等学校2年生で、「ZENSHIN」の理事兼CFOの大原明さんと、メディア担当の岡本芽泉さんに、「ZENSHIN」の活動と共に郁文館の魅力を伺いました!

一般社団法人設立の理由は、出場資金を生徒の力で集めるため

「ZENSHIN」メンバーの大原明さん(左)と、岡本芽泉さん

▲郁文館グローバル高等学校2年で「ZENSHIN」メンバーの大原明さん(左)と、岡本芽泉さん(右)

編集部

まずは、一般社団法人「ZENSHIN」を設立した経緯について教えていただけますか?

大原さん

昨年、留学先のカナダでFRCの優勝を経験した同級生の二ノ宮秀仁が「今度は自らの力でFRCを目指したい」と本校でメンバーを募り、昨年7月にその思いに賛同した私ともう一人の生徒の3人でFRC出場に向けたプロジェクトを始動させました。

発起人である秀仁は「先生に頼らず生徒主導でプロジェクトを進めたい」という思いがあったため、先生方と相談した結果、学校に依存せず生徒だけでFRC出場のための資金を集めるために一般社団法人を設立することにしました。

編集部

資金集めを生徒自ら行っているのですか!また、そのために一般社団法人を設立するとは、その自立性と実行力の高さに驚きです。

学校は「活動場所の提供」や「渡航計画のアドバイス」で活動をサポート

海外の生徒とビデオ通話をする「ZENSHIN」のメンバー

▲海外の生徒とビデオ通話をする「ZENSHIN」のメンバー

編集部

一般社団法人として設立された「ZENSHIN」は、現在どのように活動をしているのでしょうか?

大原さん

ロボットを製作する技術チームのほか、スポンサーを集める運営企画、広報を担うメディア担当、広報用の資料などを作成するクリエイティブチームなど、複数のブランチ(部署)に分かれて活動しています。

メンバーは、私と隣にいる岡本芽泉が通う郁文館グローバル高校の生徒と、郁文館中学校・高校の生徒も含め約20人となっています。

編集部

スポンサーはどのように集めているのですか?

大原さん

最初は全く当てがなかったので、企業の問い合わせフォームなどにひたすら連絡し、協力を得るところからスタートしました。そこからは人のご縁を頼りに企業の総会や懇親会に参加し、名刺交換やプレゼンをさせていただく中で、ありがたいことに支援してくださる方が少しずつ増えてきました。

編集部

学校からはどんなサポートを受けているのでしょうか?

大原さん

学校は、作業場所の提供や渡航計画のアドバイスなど、過度な干渉はしない範囲でサポートしてくれます。見守っていただけているようで心強く、本当にありがたいです。

編集部

郁文館夢学園では、生徒の皆さんが活動しやすい環境を整えられているのですね。それも、生徒のみなさんへの信頼と期待があってこそ、見守るに徹することができているのでしょうね。

ロボット製作だけでなく、海外チームとの英語コミュニケーションも重要

「ZENSHIN」が製作しているロボットの土台

▲「ZENSHIN」が郁文館で製作しているロボットの土台

編集部

ロボットはどのように製作しているのですか?

大原さん

郁文館ではロボットの装備を作っています。ロボット本体は、東京大学の本郷キャンパスの工房をお借りして製作し、早稲田大学の助教授の方にアドバイスをいただいています。

編集部

専門家の指導を元に作業を進めているのですね。ちなみに、FRCはどんなルールで行われるのでしょうか?

大原さん

競技形式は毎年異なるのですが、今年は輪投げのように輪っかを特定の場所に入れた数を競うゲームだと発表されています。

また、これはFRCの面白いところなのですが、出場校で連合を組み3対3のチーム戦を行うんです。予選はどのチームと連合を組むかがランダムで決まり、しかも毎試合組み合わせは変わります。そのため、当日の試合10分前までという短い時間で赤の他人だった海外のチームとその場で作戦会議をして、勝つための方法を模索していかなければいけません。

編集部

他チームとの協力が重要な大会なのですね。

大原さん

はい、FRCには「情報を隠すのではなく共有する」というカルチャーがあり、大会の常連チームが新興チームに技術や経験を分かち合います。

この「共有」は、大会を勝ち抜くために必要な行動でもあります。どのチームも、少しでも多く他のチームのことを知り、連合を組んだ時に仲間の良さを引き出さなければいけないからです。

編集部

そうなると、高い英語力やコミュニケーション能力が求められますね。

大原さん

そうなんです。海外には秀仁が昨年所属していたチームのように、20年以上の大会出場経験があり金属加工の設備なども整っている環境でロボットを作っているチームもあります。FRCは海外ではすごくメジャーな大会のため、地域によっては町ごとにチームがあるくらいです。

一方で、日本ではFRCを目指しているチームがまだ少なく、FRCに関する情報も限られています。だからこそ私たちのようなチームが勝ち上がるためには、海外のチームと連携することが不可欠です。今も、リーダーの秀仁が昨年のチームメートと英語で連絡を取り合い、助言を仰ぎながらFRC出場に向けた準備を進めています。

法人の活動を通しビジネスの世界に触れた「貴重な経験」

「ZENSHIN」メンバーの岡本芽泉さん

編集部

「ZENSHIN」の活動のやりがいは、どんなところに感じていますか?

岡本さん

私はメディア担当なのですが、自分が発信したSNSの投稿にコメントをいただくことがすごく励みになっています。ささいなことかもしれませんが、企業の総会に出席したことを投稿した際、その企業の方から「本日はありがとうございました」とコメントをいただけたことがすごく嬉しかったです。

またそれと同時に、法人を運営することがどれだけ大変なことかを実感しています。私は企業の方とあいさつやメールのやり取りをするために、正しい敬語の使い方や名刺の渡し方などを学びました。初めて知るビジネスマナーが多く苦労しましたが、本当に貴重な経験になっています。

編集部

ビジネスの世界に触れられる機会は、普通の高校生活ではなかなか得られないでしょうからね。

目標はアジア勢初の優勝と、「グローバル+理系人材」の育成

「ZENSHIN」メンバーの大原明さん

編集部

「ZENSHIN」の目標を教えてください。

大原さん

目先の目標は、4月にハワイで行われるFRCの予選突破・世界大会出場です。その先の目標としては、アジアでまだ世界大会を制したチームがいないので、初優勝を成し遂げたいと思っています。

また、ロボット製作やFRC出場とは別に「ZENSHIN」の活動を発展させ、日本で「グローバル+理系」の人材を育成していきたいという夢もあります。

今、日本では、グローバル教育と理系人材の育成はそれぞれ行われていると思いますが、その両方の力を兼ね備えた人材の教育については、あまり目を向けられていないような気がします。

これは留学した人の多くが感じているかもしれませんが、海外で理系の勉強をするためには語学力が不可欠です。当然ながら論文は英語で発表されますし、周囲とのコミュニケーションにも英語が必要だからです。

日本は理系の技術的分野で海外から遅れをとっていると聞きますが、根本的な原因は言語の壁にあるのではないかと思います。せっかく英語を勉強しても日常で使う場面が少ないため自信を得られず、語学力を磨く機会を失うといった悪循環が起きていると感じます。

だからこそ、生徒・学生、教育機関、企業の三つの力を結びつける形でその機会をつくりたいとイメージしています。

あとは、私たちのような法人の活動など、現在の学校教育だけでは学びきれない分野も次の世代の人たちへ伝えていきたいと考えています。

編集部

「ZENSHIN」の存在意義は、ロボコンで成果を出すことだけにとどまらないわけですね。

クラウドファンディングでは目標額を達成されたと伺いました。これからも目標に向かって「ZENSHIN」する姿を応援しています。

大原さん

ありがとうございます。1次目標は達成しましたが、現在2次目標を設定し、FRC出場のためのロボットの製作費や渡航費を引き続きクラウドファンディングで募っています。もし私たちの活動にご興味をお持ちの方がいらっしゃれば、お力添えをいただけると嬉しいです。

■「ZENSHIN」のクラウドファンディング詳細
https://readyfor.jp/projects/ZENSHIN9498

生徒一人ひとりの目標達成を後押しする「夢教育」

ここからは、郁文館夢学園・募集広報室の遠藤美樺先生に校内を紹介してもらいながら、「ZENSHIN」の活動の礎にもなっている学園の「夢教育」について伺っていきます。

廊下には全校生徒が夢を書いたシートを掲示

全校生徒が夢を書いた用紙

▲生徒一人ひとりが自身の夢を書き込んだ用紙

編集部

学校の廊下に、「夢」と書かれた用紙がずらりと掲示されていました。あの用紙はどういったものなのでしょうか?

遠藤先生

郁文館の中学校、高校、グローバル高校の全校生徒が自身の夢を記したもので、新学年の最初に書いてもらっています。本校は学校法人名に「夢学園」と入っているぐらい、生徒に夢を持ってもらうための「夢教育」にとても力を入れているんです。

編集部

「お金持ちのバスケットボール選手」「動物の気持ちが分かる獣医師」「世界中からありがとうと言われる人」など、思い思いの夢が書いてありましたね。

遠藤先生

一人ひとりの夢に個性があるんですよ。そして、掲示はあえて学年をごちゃ混ぜにしています。後輩が先輩の夢を見て参考にしたり、そこからコミュニケーションが生まれたりすることを狙っているんです。

廊下に掲示されている夢を書いた用紙

▲夢を書いた用紙で埋め尽くされている廊下の壁

編集部

夢の実現に向けてはどのように取り組んでいくのでしょうか?

遠藤先生

全校生徒に配られる本校オリジナルの「夢手帳」を使い、将来のなりたい姿から逆算して計画を立てることで、日々やるべきことを明確にしてもらっています。行動を起こした後は先生と一対一で行う「夢カウンセリング」を通して反省や改善を行い、PDCAサイクルを回していく仕組みです。

郁文館オリジナルの「夢手帳」

▲郁文館オリジナルの「夢手帳」

遠藤先生

こういった夢教育のおかげか、本校の生徒は自身の夢を語ることを恥ずかしがりません。「私の夢は政治家になることだから、生徒会選挙に出てみようと思うんだ」「夢を叶えるために、TOEICの点数を上げて留学に行きたいんだよね」といった会話が盛んに行われ、それを冷やかすような空気もないんです。

編集部

生徒一人ひとりが夢や目標を持つことの大切さを理解しているわけですね。

一流が講演する「夢達人ライヴ」。WBCの栗山監督や"ゆず"の北川さんも来校

「夢達人ライヴ」に出演した著名人のボード

▲「夢達人ライヴ」に出演した著名人のボード

編集部

著名な方々の写真と名前が載ったボードも飾られていましたが、そちらは何でしょうか?

遠藤先生

夢を叶えて第一線で活躍されている方々による講演会「夢達人ライヴ」の出演者の一覧です。

夢達人ライヴは年に数回開催していまして、野球のWBC日本代表の監督を務めた栗山英樹さんや、フォークデュオ「ゆず」の北川悠仁さん、テレビなどで活躍されている弁護士の北村晴男さんなど各界の達人の方々にお越しいただいております。生徒にはとても好評ですよ。

夢達人ライヴで印象に残っているのは、ノーベル平和賞を受賞されたムハマド・ユヌスさんの講演です。ユヌスさんは英語でお話をしてくださったのですが、英語が聞き取れない生徒のために、グローバル高校の通訳士を目指している生徒が自ら通訳をかってでてくれました。

編集部

ノーベル平和賞受賞者の通訳を自ら引き受けるなんて、すごいですね。「夢教育」が生徒の積極性も育んでいるのではないかと感じました。

先生による「夢カウンセリング」で、生徒の将来の選択肢が広がる

編集部

岡本さんと大原さんは、生徒として「夢教育」からどのような影響を受けていると感じますか?

岡本さん

「夢教育」の一環で、先生が私たちの夢の実現をサポートしてくれる「夢カウンセリング」という面談が、すごくタメになっています。たとえば進路について、「君はこういうことがすごく得意だから、こういう大学に進むのがいいんじゃないか」といった提案をたくさんしてくださいます。

私は東京の大学しか知らなかったのですが、夢カウンセリングで秋田県の「国際教養大学」といった魅力的な地方の大学や海外の大学を知ることができ、将来に向けた選択肢が広がったと感じています。

大原さん

私が印象に残っているのは、高校1年生の時の「夢合宿」ですね。これは協調性などの人間力を養うことを目的として、長野県の研修センターで毎年開かれている合宿です。グローバル高校は10泊11日(※現在は6泊7日)で実施するのですが、最初の5日間は英語しか話すことができないんです。

宿泊部屋でも英語以外は話してはいけませんし、合同で合宿に来ている3年生の先輩も全て英語で話しかけてきます。合宿中に英語で15分ほどの劇を作るという課題もあります。

1年生でまだ語学力も乏しい中、大変な経験でしたが、言葉が通じることは当たり前ではないと感じましたし、言語の壁を越えて物事を伝える力や人と仲良くする能力も身に付けられました。留学の擬似体験のようで、本当に大きな学びになりました。

編集部

将来グローバルに活躍したいという生徒にとっては、夢の入り口になるような体験ですね。

個性あふれる友人に囲まれた、刺激的な学校生活

編集部

生徒の視点からだと、郁文館にはどんなタイプの友人が多いと感じますか?

岡本さん

私は高校受験を経てグローバル高校に入学しましたが、生徒の個性が豊かだと感じます。英語の成績が突出している生徒もいれば、ファッションがすごく好きでその知識なら誰にも負けないような生徒もいます。

また、他の学校だと発言力が強い人の意見に同調する生徒が多いのではないかと思いますが、うちの学校では一人ひとりが自分の意見を持っていて、それをしっかり主張できる人がすごく多いんですよね。そのため、自然と討論ができあがります。

私は学級委員長なので、そういった友人たちをまとめるのは大変な部分もありますが、自分と異なる意見や考えを知ることができるため、日々刺激を受けながら成長できていると感じます。

編集部

先生の印象はいかがですか?

大原さん

先生方は、生徒の「好き」「得意」を深く理解し、全力で応援してくれます。郁文館ではよく使われる言葉なのですが、「出る杭は伸ばす」指導をしてくださっていると感じるんです。

郁文館グローバル高校ではいわゆる偏差値偏重の教育は行われていません。夢カウンセリングの話でもありましたが、先生方も生徒の個性にあった進路を提案してくださいます。

FRCの話もそうですが、海外のロボコン出場なんて本来なら学校の負担やリスクが大きくて、前向きにならないところも少なくないと思うんです。それでも、郁文館は背中を押してくれています。だからこそ、私たちが伸び伸びと活動できているんです。

郁文館在校生からのメッセージ

「ZENSHIN」メンバーの大原明さん(左)と、岡本芽泉さん

編集部

最後に、岡本さん、大原さんから、郁文館に興味を持っている方に向けてメッセージをいただけますでしょうか?

岡本さん

郁文館では既に目標を持っている人はもちろん、明確な目標がなくても何か好きなことがあって、その好きなことをするために全力で努力ができる人が存分に力を発揮できるのではないかと思います。

大原さん

私がグローバル高校への入学を決めた理由は二つあります。一つは先ほどもお伝えしたように、やりたいことに対して全力で後押ししてくださる先生がいることです。

もう一つは、夢を持っていなかったとしても、今を全力で生きようとすれば、学校が一人ひとりの力を引き出してくれると、先輩方を見て思ったからです。私も大きく成長できたと感じますし、入学前は持っていなかった夢も少しずつ見えてきました。

そして、郁文館の校風ですごく好きなところは、生徒がみんな全力で学んで全力で遊んでいるところです。その中で、生徒同士はお互いの夢の実現を応援し合い、リスペクトし合っています。そんな環境で成長したいと思う方は、とても充実した学校生活が送れると思います。

編集部

学校生活の全てに全力で取り組む生徒の皆さんの熱量がひしひしと伝わってきました。充実感を持って過ごす日々が、きっと夢の実現にもつながるのではないかと感じます。本日は、ありがとうございました!

郁文館の施設・設備

ここからは、インタビューで紹介しきれなかった郁文館の特徴的なスポットについて、写真で紹介していきます。

こちらの「SDGsコーナー」には、SDGsの17の目標に関する書籍などが展示されています。生徒は、授業でSDGsにまつわる課題が出た際、こちらの展示を参考に図書館で本を借りるなどしています。

また、バングラデシュにある郁文館の姉妹校で実際に使われていた黒板や机も飾られていて、生徒たちは発展途上国の教育環境を肌で感じられます。

校内のSDGsコーナー

▲SDGsにまつわる書籍などが置かれたSDGsコーナー

校舎の各階には「ハブスペース」と呼ばれる場所があります。取材日には、生徒同士が談笑する場面や、生徒が教員から勉強を教わる姿がありました。

ハブスペースで交流する日本人の生徒と海外出身の生徒

▲校舎の各階に設けられたハブスペース。日本人の生徒と海外出身の生徒が交流する様子も見られた

グラウンドは全面人工芝となっていて、体育の授業のほか、サッカー部や軟式野球部などの部活動、学内の各種イベントで使われています。

全面人工芝のグラウンド

▲全面人工芝のグラウンド

体育館や武道場は、学校の地下にあります。地下4階にある体育館はバスケットボールコートが2面入る広さです。

地下4階にある体育館

▲地下4階にある体育館

剣道場では、郁文館中学校の剣道部員が威勢の良い掛け声を発しながら稽古をしていました。ちなみに、郁文館中学校・高等学校の剣道部は全国大会常連の強豪です。

剣道場で稽古をする郁文館中学校の剣道部員

▲剣道場で稽古をする郁文館中学校の剣道部員

郁文館の進学・合格実績

郁文館グローバル高等学校の卒業生は、国内外の多岐にわたる大学へ進学していることが特徴です。2022年度は、卒業生78人中20人がアメリカやヨーロッパ、東南アジアといった海外大学へ合格しました。

また、郁文館高等学校では、京都大学や一橋大学といった最難関の国公立大学をはじめ、早稲田大学や慶応大学といった名門私立大学への合格者を輩出しています。

■進学・合格実績(郁文館夢学園公式サイト)
https://www.ikubunkan.ed.jp/career/

郁文館卒業生の声

最後に、郁文館卒業生の声をご紹介します。

(郁文館グローバル高等学校)生徒同士や、先生と生徒の間にとても強い信頼感がある学校だと感じます。私はロンドンでアートを学んでいますが、将来の安定や就職に有利かどうかなどではなく、私個人の幸せにつながる進路選びを後押ししてくれた郁文館グローバル高校にとても感謝しています。

(郁文館グローバル高等学校)郁文館グローバル高校で人生が変わったと感じます。様々な挑戦を支えてくれる友人や先生方がいて、身も心も成長できたかけがえのない3年間を過ごせました。

(郁文館高等学校)郁文館には「夢達人ライヴ」や、理事長や先生方からのアドバイス、それを行動に移せる環境があります。進学した東京大学でも、郁文館で得た目標を成し遂げる経験が自身の指針となりました。

(郁文館高等学校)社会に出ると、夢を持つことが日々のエネルギーになっていたと実感します。郁文館は夢を持つことだけでなく、その実現のための計画の立案や思考プロセスなど、「夢を創る」サポートをしてくれる学校だと思います。

夢を持つことの大切さや、夢に向かって努力した日々が卒業後の糧となっているといった意見が多く見られました。また、生徒や教員の絆の深さを実感する声も多々ありました。

お問い合わせ

問い合わせ先 学校法人郁文館夢学園
住所 東京都文京区向丘2-19-1
電話番号 03-3828-2206 (代表)
公式サイト https://www.ikubunkan.ed.jp/