神奈川県横浜市にあるCGKインターナショナルスクールの生徒たち

CGKインターナショナルスクールが実践する「探究型の学び」とは

本記事では、他のインターナショナルスクールとは一線を画す教育方針とカリキュラムで、人気急上昇中の「CGKインターナショナルスクール」をご紹介いたします。

2016年にバイリンガル幼児園として横浜でスタートした同校は、現在、2歳児から5歳児のプリスクールと1年生から5年生の初等部を設置し、国際バカロレアIB PYP認定校として、良質の探究型学習カリキュラムを提供しています。

また、小学生向けの英語学童アフタースクールも開校しており、ここでも探究心を育む英語教育を行っています。

2025年4月からは中等部を開校予定、さらに2028年4月には高等部の開校を予定しており、2歳から高等部卒業までの一貫教育が叶うインターナショナルスクールに進化します。

今回は、そんなCGKインターナショナルスクールの教育理念や特徴的なプログラムについて、理事長を務める甲斐先生にお話を伺いました。

高校卒業までの一貫教育を目指す、CGKインターナショナルスクールの教育理念

CGKインターナショナルスクールのスクールサイン

編集部

御校はプリスクールから高校卒業までの一貫教育を目指しているとお聞きしましたが、詳しくお聞かせください。

甲斐先生

わかりました。本校は現在、プリスクール・初等部・アフタースクール(放課後英語学童)を開校していますが、2025年4月からは中等部を、2028年には高等部を開校する予定です(取材は2024年7月)。

私は、インターナショナルスクールは少なくとも小学校から高等部卒業までは一貫校教育を行ったほうが良いと考えています。日本の学習指導要領に沿ったカリキュラムを実施していない場合、小学校・中学校の卒業後に別の日本の学校を受験するのは、少なからず弊害があるからです。そのため、CGKでは高校卒業までしっかりとサポートしていきたいという想いがあります。

中等部・高等部の開校準備を整えている途中ではありますが、プリスクールと初等部では世界的に高く評価されている「国際バカロレア(IB)」の教育プログラムを導入しているので、世界中どこに行っても適応できる幅広い能力やスキルが身につきます。

CGKインターナショナルスクールの生徒たち

編集部

CGKインターナショナルスクールの教育理念について教えてください。

甲斐先生

本校では「幸せへの選択肢を世界基準で広げる」というミッションを掲げています。

多様性が認められる時代において、一人ひとりの子どもやそれぞれのご家庭によって、いろいろな方針があります。何も海外に出て、ビジネスで活躍することだけが幸せのゴールではありません。多様な時代だからこそ、もっと多様な幸せを認めてあげたいと思っています。

本校は、その幸せを将来獲得するために必要なスキルやチャンスを提供していきたいと思っています。そもそもインターナショナルスクールは英語習得だけを目的にしているのではなく、より広義なグローバル教育を提供します。本校では国際バカロレア(IB)の教育を通して、子どもたちの可能性を広げるインターナショナルスクールだと自負しています。

そのため本校の先生たちは、単なるレクチャー、知識を詰め込むような指導は一切していません。先生たちは、いろいろな経験を通して子どもたちの力を伸ばすためのサポートやガイドの役割を担っています。

CGKインターナショナルスクールの生徒の作品などを展示した壁面

編集部

甲斐先生は、オーストラリアやアメリカなど海外諸国で生活されたご経験があるとのことですが、やはり日本の教育業界に足りていないものがあると思い、CGKインターナショナルスクールを立ち上げられたということでしょうか?

甲斐先生

それはありますね。実際にスクール運営を始めてみると、子どもたちにもっと良い環境を与えたいという気持ちが強くなりました。保護者の方にも教職員にも、そして地域社会にとっても優れた環境を提供し、多くの人々にとって良いコミュニティを築きたいという想いが年々強くなっているんです。

社会で役立つ能力・スキルを身につける、国際バカロレア(IB)の教育プログラムを導入

ニュージーランド留学でのCGKインターナショナルスクールの生徒たち

▲CGKインターナショナルスクールの生徒たちがニュージーランド留学したときの一枚

編集部

CGKインターナショナルスクールの特徴的なカリキュラムについてお聞かせください。

甲斐先生

一番の特徴としては、国際バカロレア(IB)の教育プログラムを実践していることです。本校は、2024年7月付けで国際バカロレアIB PYPの正式な認定校になりました。

国際バカロレア(IB)の概念や方針は、国際的に高く評価されているだけあって、本当に素晴らしいと思います。その理由の一つとしては、「概念理解」を大事にしていることが挙げられます。

古くからある伝統的な教育の方法は、先生が主にレクチャー形式で知識を詰め込むものです。算数・数学においても、問題を解くための公式やコツを教えて、それを作業のように解いていったり、歴史なら単に年号や人名を覚えたりします。それが社会に出て使えるスキルなのかと言えば、疑問を感じることも少なくありません。

昔なら算数の計算能力は役に立っていたかも知れませんが、今はスマホもありますし、AIを活用することも当たり前の時代です。そこで大事になってくるのは概念理解です。

歴史を学ぶ場合、過去の事実や問題の原因を理解し、それらを解決するために取られた方法を知ることで、今後の社会に活かす意図があります。つまり、大事なのは、具体的な年号よりも概念を理解し、それをどう生かしていくか、それを応用するスキルです。

国際バカロレア(IB)では、概念理解をして、それを応用する思考力や自分で調べるリサーチ力、コミュニケーション力や社会性を大事にしているので、社会に出て本当に必要な能力を養うことができます。

CGKインターナショナルスクールの生徒たち

編集部

机の前だけではなく、実際の社会に対応したプログラムということですね。

甲斐先生

そうです。課題解決型学習(PBL)を本校では大事にしていますが、課題をクリアするためのディスカッションを通じて、自分で調べ、考え、切り開いていく能力を本校では重視しており、国際バカロレア(IB)の考え方とも親和性が高いです。

また、国際バカロレア(IB)には「Lifelong Learner(生涯学習者)」という考え方があります。「学校にいる間だけが学ぶ時期ではなく、生涯ずっと学んでいくもの」という考え方にも深く共感しています。

教科横断型の授業とフットワークの軽い体験イベントで探究心を育む

CGKインターナショナルスクールの自然体験風景

編集部

実際の授業で、重視されているのはどんな点でしょうか?

甲斐先生

本校では探究心をとても大事にしています。学んだり、挑戦したりするためには、その原動力が必要で、それは物事への興味や知りたい、やってみたいという探究心です。まずはその探究心、物事への興味を広げてあげたいと思っています。

国際バカロレア(IB)の初等教育プログラムには「UOI(Unit of Inquiry)」と呼ばれている探究学習の時間があります。教科別の授業もありますが、特に「UOI」は教科横断型で理科、社会、算数、言語などいろいろな教科の要素を取り入れて行っており、探究を深めることができます。

答えを教えるのが最短ルートなら、探究心を育むのは遠回りに見えるかもしれませんが、例えば水資源に関して子どもたちが興味を持てば、水道に関する博物館に行ってみて、そこで興味を広げる、学びを深めることは大事です。そこで得られるスキルや探究心は深く、また、知識の定着という点でも、こういったリアルな体験活動が非常に効果的であることが研究でも分かっています。

CGKインターナショナルスクールのスクールバス

▲スクールバスでいろいろなところへ行って興味・探究心を育む

甲斐先生

なお、本校にはスクールバスがあるので、いろいろなところへ連れて行けるのも子どもたちや保護者の方々から好評を得ているポイントですね。

年間のカレンダーで計画されているイベントだけではなく、子どもたちが動物に興味を持てば動物園に連れて行き、海の生き物に興味があるなら水族館へ連れて行きます。貿易に関して小学生が学んでいた際には、横浜税関資料展示室に連れて行ったこともあります。そうした好奇心・探究心を広げるフィールドワークを積極的に行っています。

CGKインターナショナルスクールの英語教育と生徒倍増中の理由とは?

CGKインターナショナルスクールの授業風景

2016年の開校以来、順調に生徒数を増やしているCGKインターナショナルスクール。肝心の英語教育はどのように行われているのでしょうか。また、人気の理由について伺いました。

保育を重視した上で英語のイマージョン教育を実践

編集部

御校の英語教育について教えてください。

甲斐先生

プリスクールでは1日1時間半だけ日本語の時間がありますが、それ以外はずっと英語を使うと決まっており、いわゆるイマージョン教育を実践していますね。

しかし、プリスクールに入学したときは、「イングリッシュオンリーで日本語を話してはダメ」と厳しくは言いません。一番大事なことは、スクールのことを好きになってもらい、英語という新しい言語でのコミュニケーションが楽しいと思ってもらうことです。

本校のプリスクールでは、ベースとなる保育を大切にしているため、日本人の先生が全員保育士資格を持っています。これは、実は大きな特色です。外国人の先生も、その子どもの成長にとって何が大事なのかを真剣に考えている先生たちばかりです。

4歳児、5歳児、初等部になってくると、英語を今まで学んだことがない方はお断りをしています(※)。特に初等部になるとみんなかなり英語力がついていますので、プリスクールを卒業した子どもや帰国生でなければ基本的には入れません。英語が話せる者同士だからこそ、英語の運用力が加速されていきます。
※入学前に同校の留学プログラムに参加することを条件に入学が認められる場合もある

充実した保育と、グローバルな学びを両立できることが評判に!

ニュージーランド留学でのCGKインターナショナルスクールの生徒たちと現地ニュージーランド人の生徒たち

▲ニュージーランド留学で現地の生徒と一緒に学習するCGKインターナショナルスクールの生徒たち

編集部

御校はとても人気のインターナショナルスクールで生徒さんが急増していますが、どういったところに魅力を感じてみなさん入学されるのでしょうか?

甲斐先生

本校は共働きのご家庭の方が通わせやすいシステムになっています。プリスクールは他校の場合、幼稚園型で早く終るところが多いのですが、本校は保育園型で夕方5時まで、延長保育を使えば6時半まで預かっています。

朝は8時半からで、朝の延長保育は7時半からです。来年度から変わりますが、それでも8時からです。プリスクールに関しては送迎バスも出ており、もし空きがあれば、初等部も低学年は利用できます。

それと、日本人オーナーではないインターナショナルスクールは、保護者が英語を話せないと受け入れてくれない学校が多いですが、本校は、日本語か英語のどちらかを話せれば大丈夫です。この点も、自分はしゃべれないけど子どもをインターナショナルスクールに通わせたいという親御さんにとっての受け皿になっていると思います。

また、本校は4月入学です。それも保護者の方としてはハードルが下がるところかと思います。

もう一点、プリスクールに関して言うと、興味本位で説明会に来られた方も、入学に繋がるケースが多くあります。それは、重複になりますが、保育を重視している本校の姿勢を知ってもらえるからです。

他の保育園・幼稚園以上のクオリティで、いろいろな体験もあって、さらに英語も習得でき、グローバル教育を行っているということで入学されることが多いようです。

CGKインターナショナルスクールのお外遊び

▲プリスクールの日本人先生は全員保育士資格を保有している

初の海外留学で挑戦やコミュニケーション能力の成長を実感

編集部

スクールでのイベントや学校生活において、エピソードがあればお聞かせください。

甲斐先生

コロナ禍でしばらく実施できていなかったのですが、2024年3月23日から4月14日に「ニュージーランド小学校短期留学」へ行くことができました。

今回は満5~10歳が対象で、自分の学年のクラスで現地の生徒といっしょに学びました。年長の年齢はニュージーランドでは小学生なので5歳から参加可能です。

親や送る側の先生たちとしては、異国の小学校なので不安もあったのですが、驚くほどすんなり馴染んでいました。実は、5歳の息子とともに私も一緒にニュージーランドに行き、教室に入ってすぐに普通に先生と英語で会話をしている姿を目の当たりにしました。

言語能力としては、先生の言うことを大体理解できるだろうというのはわかっていましたし、慣れれば話せるとは思っていましたが、それが初日のタイミングでクラスに溶け込んで活動ができているというのは、言語だけではなく、新しいことへの挑戦だったり、コミュニケーション能力だったり、本校のさまざまな教育の成果が開花した瞬間だったと思います。

編集部

今後は留学プログラムも増えていく予定ですか?

甲斐先生

はい。この夏にも数名がオーストラリアとカナダに行きます。中等部、高等部でも留学プログラムは充実させていく予定です。

CGKインターナショナルスクールからのメッセージ

CGKインターナショナルスクール理事長の甲斐先生

▲取材に対応いただいた、CGKインターナショナルスクール理事長の甲斐先生

編集部

最後に、御校に興味を持たれたお子さまや保護者の方に向けてメッセージをお願いします。

甲斐先生

本校は横浜で一番のインターナショナルスクールを目指しています。そのために本気で取り組んでいる素晴らしい先生が揃っています。

本校に素晴らしい先生が多いのは、先生の採用にこだわっているからです。子どもたちの模範となり、協調性がある人格者のみを採用しています。先生のクオリティの高さも本校の特色のひとつです。

おかげさまで本校は今、急成長しており、生徒が増えている状況です。子どもたちにより良い環境で学びを提供するためには、今の校舎ではできることに制限があるので、校舎の移転も視野に入れています。中等部、高等部の開校も含め、今後の展開を楽しみにしていただきたいと思っています。

インターナショナルスクールもしくはプリスクールを検討していない方も、ぜひ一度来ていただきたいと思います。情報収集や興味本位でも、一度ご来校いただけると、気持ちが変わって入学される方もいらっしゃるんです。

もし本校に興味をもっていただけたのであれば、ぜひ一度足を運び、学校の雰囲気を感じてみてください。

編集部

本日は貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。

CGKインターナショナルスクールの保護者の口コミ

CGKインターナショナルスクールのJapanese Cultural Dayイベント

▲Japanese Cultural Dayイベントの様子。同校はさまざまなイベントを開催している

ここからは、CGKインターナショナルスクールの口コミを紹介します。実際に通学している保護者の声をまとめました。

これまでの間に、YouTube Liveを利用しての授業参観や、パークデイのイベント、先生方との面談の機会を設定して下さり、お友達や先生方と一緒に過ごす様子を見ることができました。その中で、先生方が子どもに無理強いをせず、個々の意思を尊重しながら、少しずつ活動に参加できるようにして下さっているのを強く感じ、だから子どもたちは生き生きと活動できるのだなと思いました。(3歳男児の保護者)

姉弟共々お世話になっています。姉も弟も入学して3ヶ月ほどで英語が家でも出てくるようになりました。また、日本の伝統的な文化を学ぶ活動で習ってきたことを家で話すなど、スクールでの学びが目に見えて分かります。体育やスイミングレッスンが年間を通して受けられるのも魅力です。(5歳女児の保護者)

毎朝、CGK初等部の校長先生のビッグスマイルに迎えられて、楽しく通学させて頂いています。担任の先生をはじめ、世界中から集まっていらした熱意溢れる先生方による授業は非常に多角的で、子どもが自然に興味関心を全方位に広げている様子を嬉しく思っています。(初等部1年生男児の保護者)

性格的にシャイで積極的に発言できないところがある子ですが、少人数のクラスの中でしっかり見て頂き、我が子の性格に合わせたアプローチをして頂けていて、安心しています。授業としては、IBのUOIの授業が特に好きなようです。お友達と意見を交換しながら、色々なことを考える経験が、この先の成長につながっていくことを期待しています。(初等部2年生女児の保護者)

■学校公式サイトから引用しています。
https://cgkis.com/ja/school-life/testimonial/

CGKインターナショナルスクールの親子で自由参加のピクニックイベント

▲親子で自由参加のピクニックイベント

CGKインターナショナルスクールへのお問い合わせ

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馬車道校:(JP)045-222-6467 (EN)045-228-9397
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