本記事では、福井県池田町で人気の子どもの遊び場「あそびハウスこどもと森」を紹介します。
「あそびハウスこどもと森」は、指先を使って遊ぶおもちゃから体を動かして遊ぶタイプまで、多種多様な木のおもちゃが揃っているのが魅力！
屋内施設なので、寒い日や雨の日でもたっぷり遊べますよ。
今回は、あそびハウス・おもちゃハウスの統括リーダーを務める田中さんに、施設のこだわりや遊べるおもちゃについてお話をうかがいました。
この記事の目次
子どもをワクワクさせる遊び場「あそびハウスこどもと森」
「あそびハウスこどもと森」は、山々を眺める自然豊かな場所にあります。
「あそびハウスこどもと森」は、0歳から小学校低学年までと対象年齢の広い施設ですが、0歳〜3歳には隣接している「おもちゃハウスこどもと木」もおすすめ。
「おもちゃハウスこどもと木」には赤ちゃんルームや授乳室もあるので、子どもの年齢に応じて使い分けると良いでしょう。
では早速、田中さんに詳しくお話をうかがいましょう。
組み立ておもちゃにアスレチックも！多彩な遊び方ができる
まず、「あそびハウスこどもと森」の特徴やコンセプトを教えてください。
「あそびハウスこどもと森」は、木とふれあい、心のままに自由に遊び、子どもに創造力を広げてもらう場です。
組み立ておもちゃホールでは、さまざまな木のおもちゃで遊ぶことで想像力が育まれます。森のアスレチックは、体を思いっきり動かせる場所。探検心をかきたてられるのがポイントです。
自然素材を使い、ものづくりの楽しさを知ることができるクラフトルームもあります。
クラフトルームでは、のこぎりやグルーガンなどの工具は自由に使って頂けます。ここで初めて本格的な工具に触れるお子様も多いようです。
▲クラフトルームは開放的な雰囲気。テーブルが大きく、作業しやすい。
▲さまざまな道具を使って、子供の創造性を高められる。クラフトキットも販売しているため、初めてでも楽しめる。
今だからこその良さを親子で共有できる、そして、子どもの新たな成長を発見できるのが、「あそびハウスこどもと森」の最大の魅力と言えるでしょう。
自然素材を使うのが嬉しい♪工作好きの子どもにぴったり
「あそびハウスこどもと森」の自慢ポイントや、力を入れている取り組みはどのような点ですか？
クラフトルームで1人1つ無料で工作できるのは、当館ならではのポイントです。工作の材料は木の端材や自然素材でして、できたものは持ち帰れます。
▲自然素材は、ふたつとして同じものがない。色や形にこだわって選びたくなる。
どうやってつくればいいかお困りの場合は、スタッフがアドバイスやお手伝いしますよ。イベント開催時・団体利用時以外でしたらいつでもできますので、ぜひ参加してください。
▲デザインや色遣いから、子どもの成長が実感されそう。
また、森のアスレチックで行っている「どうぶつさがし」イベントも、力を入れている取り組みのひとつです。木でできた10匹の動物を探すイベントなのですが、動物や隠す場所が毎月変わるので、リピーターの方からも新鮮味があると大変好評いただいています。
「今回のは難しかったね」「どうぶつが変わってる！」といった声を耳にするのは、やはり嬉しいものです。
木のおもちゃはふれたときの温かみとシンプルさが魅力
田中さんは、木のおもちゃの魅力はどのような点だとお考えですか？
プラスチックなど他の素材に比べて、ふれたときに温かみを感じやすいのが木のおもちゃの魅力だと思います。触って心地良いほうが、子どもは長く集中して遊びやすいでしょう。
また、シンプルなデザインのものが多いのも、木のおもちゃの特徴です。他のおもちゃと組み合わせて遊びやすく、遊び方は無限大だと思います。いろいろと工夫して遊ぶのは、創造性の向上にもつながりますし、木のおもちゃは意義深いですね。
対象年齢は0歳〜小学校低学年！大人も一緒に楽しめる
「あそびハウスこどもと森」にあるおもちゃの対象年齢は、およそ何歳ごろですか？
館内のおもちゃは、0歳～小学校低学年を対象にしたものが主です。
知恵の輪・からくり箱など、大人の方も夢中になって遊べるおもちゃも取り扱っています。
「あそびハウスこどもと森」にあるおもちゃの数は約200種類！
「あそびハウスこどもと森」にあるおもちゃは、全部で何種類ですか？
館内にある遊べるおもちゃは、日本のメーカーや海外のメーカー、そして地元・福井県池田町でつくられたおもちゃを合わせると、約200種類ほどになります。
池田町の職人さんがつくったおもちゃは、池田町産の杉を使用したオリジナルなんですよ。パーツを組み立てたり動かしたりして遊ぶおもちゃなので、考える面白さを実感できます。
兄弟姉妹がいる家族におすすめ！対戦ゲームで仲良く遊ぼう
「あそびハウスこどもと森」のおもちゃはバリエーションが豊かだと思いますが、どのような視点でセレクトされているのでしょうか？
私たちがおもちゃ選びで大事にしているのは、「子どもが自分の世界観をつくって遊べる」という点です。おままごとや車、電車などは、自分の世界観をつくって遊ぶタイプのおもちゃの代表格と言えるでしょう。
また、パズルや対戦ゲームなど、兄弟姉妹や親子で協力して遊べるものも多めに取り揃えています。
子どもの興味関心を踏まえておすすめの遊びをアドバイス
「あそびハウスこどもと森」では、おもちゃ選びのアドバイスも行っていますか？
はい。「あそびハウスこどもと森」では、お子さま自身が興味のあるものをおすすめしていますので、まずは普段、お子さまが夢中になっているおもちゃをお聞きすることが多いですね。
発育発達に沿っておもちゃを選ぶという考え方もありますが、「面白い」「楽しい」といった気持ちこそが、子どもの好奇心や想像力を育むきっかけになると考えています。
もちろん、お子さまの様子や保護者さまのご意向も踏まえて提案しますので、気軽に相談してください。
自ら遊ぶのが苦手な子は親子で遊べるものからトライしよう
「あそびハウスこどもと森」にはさまざまな相談が来るだろうと思いますが、具体的にどのようなアドバイスをしたことがあるか、一例を紹介していただけますか？
「子どもが自分で考えて、遊ぶことができなくて…」とご相談いただいたときのことをお話ししましょう。
結論として、こちらの方にはお子さまと保護者さまとで一緒に遊べるものを提案しました。見本やサンプルを何点か一緒に作成して遊び方を体感してもらった後、親子で遊びたいものを選んでもらったのです。
お子さまは、保護者の方と一緒に遊んで楽しいほうが、好奇心が刺激されるはずです。好奇心が刺激されれば、いつの間にか一人で遊ぶようになります。
まずは一緒に遊び、見守るのはその後がおすすめです。楽しさを実感できれば、お子さまは見守られるだけでもほっとして、存分に遊べるだろうと思います。
「あそびハウスこどもと森」で人気の木のおもちゃ
続いて、「あそびハウスこどもと森」で人気のあるおもちゃについてうかがいました。
どれも、ワクワクしそうなものばかり！お子さんが夢中になって遊んでいる姿が、自然と想像されることでしょう。
乳児・幼児・小学生別！人気のあるおもちゃを紹介
「あそびハウスこどもと森」で人気があるのは、どちらの木のおもちゃですか？
乳児に人気があるのは、楽器などの音が出るおもちゃや「木の玉転がし」です。木の玉転がしはコースがピラミッド状になっているので、木の玉をスタート位置に置くだけで転がっていきます。木の玉が転がっていくのを追いかけるのは、なんとも楽しいようです。
幼児には、おままごとや電車のおもちゃが人気です。広いおままごとスペースでは、お母さんになりきってお買い物やお料理をする子もいて、目に入るたびに微笑ましく感じています。
▲包丁の使い方がさまになっていたりして、「大人をよく観察しているな〜」と感心しそう。
小学校低学年には、自分で考えて遊ぶおもちゃが人気ですね。積み木を使ってビー玉を転がす「ピタゴラ装置」づくりや、「木製オセロ」で遊んでいる子が多いように思います。
好奇心をかきたてられる！オリジナルのおもちゃづくりに挑戦
「あそびハウスこどもと森」で長い間人気があるのは、どちらの木のおもちゃですか？
長く愛されているのは、池田町のオリジナルのおもちゃ「モクモクボルト」だと思います。
指先を使いながら、想像をふくらませつつパーツを組み立てて、オリジナルのおもちゃをつくるのがモクモクボルトです。
木製のネジやナット、木のプレートを組み合わせるだけで、大人が乗れるほど大きな遊具もつくれます。
▲乗り心地を試す瞬間も、ワクワクが募る！
集中力を鍛えられる！田中さんのおすすめのおもちゃはカプラ
よろしければ、田中さんのおすすめのおもちゃも教えていただけますか？
私のおすすめは、長さ12センチの木の板を使って遊ぶ「カプラ」です。
1〜2歳の小さいお子さまは、手でつかんでカンカン鳴らしたり山を崩したりといった楽しみ方ができますし、もう少し大きくなったら高く積みあげて遊べます。小学生になると、家や乗り物など形をつくる遊びへと発展し、長く遊べるのが魅力。
お子さまの集中力を養ってくれますし、大人も一緒に遊べるので、親子でコミュニケーションをとれる点でもおすすめです。
お家でもワクワクが続く♪気に入ったおもちゃはショップで買おう
「あそびハウスこどもと森」で遊べるおもちゃは、買うこともできますか？
数点ではありますが、ショップで販売しています。気に入ったものがあれば、ぜひお土産にしてください。
平日限定のワークショップも開催！人気の寝相アート撮影も
「あそびハウスこどもと森」では、ワークショップを行っているそうですね。どのようなのワークショップが人気なのでしょうか？
平日限定のワークショップを行っています。乳幼児のお子様向けに、手形アート(有料)や館内にある木のおもちゃを並べて写真を撮る寝相アート(無料)は、お子様の記念日や成長の記録におすすめです。
お子様はもちろん親子・ご家族でのお写真もかわいく撮れるので大変好評いただいております。
▲ワークショップで撮影された寝相アート！記念になるかわいい1枚
「あそびハウスこどもと森」の周辺にある子ども向けお出かけスポット
周辺に、「あそびハウスこどもと森」の前後で立ち寄るのにおすすめの場所はありますか？
車で3分くらいのところにある、「杉の子パーク」という公園がおすすめです。大型のアスレチック遊具が、特に人気があります。
参考サイト：杉の子パーク（池田町）
時間に余裕のあるときは、「ツリーピクニックアドベンチャーいけだ」も良いでしょう。本格的なアスレチック体験をできる施設で、森の中で体を思いっきり動かして遊べます。
身長制限のない「コベンチャーパーク」というエリアがあるので、小学生はもちろん未就学児もたっぷり満喫できるはずです。
公式サイト：ツリーピクニックアドベンチャーいけだ
「あそびハウスこどもと森」から赤ちゃん連れ・子ども連れファミリーへのメッセージ
「あそびハウスこどもと森」が気になっているご家族に向けて、メッセージをお願いします。
緑豊かな福井県池田町で、木に囲まれて木にふれて、子どもと一緒に思いっきり遊び尽くしてください。
遊びの中では、子どもたちの成長を感じられるはずです。みなさまのご来館を、スタッフ一同お待ちしています。
なにより、置いてあるおもちゃの幅広さに驚きました。カプラやオセロなど知っている人の多そうなものから、池田町のオリジナルのおもちゃまであり、館内をひと回りするだけでワクワクが募りますね。
平日は時間制限がないようなので、平日に来るとたっぷり遊べて、子どもの笑顔をたくさん見られるでしょう。本日はどうもありがとうございました。
「あそびハウスこどもと森」の口コミ・評判
ここからは、「あそびハウスこどもと森」を訪れた方の口コミを紹介します。
体を動かすエリアは、迷路状になっていたり宝探しができたりと、子ども心をくすぐる仕掛けで一杯！
おもちゃの数が、すごく多くて驚いた。入館料がお手頃価格なのも良い
当日遊んでいた木のおもちゃを、子どもが気に入り購入した。子どもが喜んでいて何より
建物も木でできていて、木に包まれる素敵な場所！
小学校低学年と幼児が喜びそうに思って訪れたが、小学校高学年の長男も楽しんでいた
2時間たっぷり遊び、娘は大満足な様子。何度でも行きたい
「子どもがすごく喜んでいた」という声が多く、みなさん大満足していることがよくわかります。
おもちゃも建物も、木でできているのも良いようです。木の温もりに包まれて、大人も子どもも気持ちの良いひとときを過ごせるでしょう。
「あそびハウスこどもと森」の基本情報（アクセス・営業時間）
| 住所 | 〒910-2511 福井県今立郡池田町薮田4-1-1 |
|---|---|
| アクセス・最寄駅 | 【車】 ・武生IC・鯖江ICから車で30分 ・福井ICから車で35分 【公共交通機関】 ・武生駅から池田町行きバスへ乗車、「薮田」で下車後に徒歩5分 |
| 電話番号 | 0778-67-5190 |
| 開館時間 | 9:30～16:00 |
| 休館日 | 【あそびハウスこどもと森】 火曜日（火曜日が祝日の場合は翌日）、年末年始 【おもちゃハウスこどもと木】 月曜日～金曜日、年末年始 |
| 入館料 | 【あそびハウスこどもと森】 ・未就学児：500円 ・小中学生：800円 ・大人：500円 【おもちゃハウスこどもと木】 ・未就学・小学生：200円 ・中学生以上：100円 ※いずれも0歳児は無料 ※いずれも小学生以下の子どもが利用する場合は保護者の同伴が必要。 |
| 駐車場 | あり（無料） |
| 公式URL | https://www.kodomotoki.ikeda-kibou.com/ |
※最新の情報はホームページでご確認をお願いいたします。
※記事中の金額はすべて税込表示です。