この記事でご紹介するのは、愛知県岡崎市藤川町にある「道の駅 藤川宿(ふじかわしゅく)」を親子で訪れて、満喫するための関連情報です。
国道1号沿い、かつ最寄りの名鉄名古屋本線・藤川駅から徒歩2分という、車でも電車でも訪れやすい、なかなか貴重な道の駅となっています。周囲は、旧東海道・藤川宿として栄えたため、数々の名所旧蹟にも恵まれたロケーションです。
地元の特産品をふんだんに使ったランチや、ご当地スイーツをリーズナブルな価格でいただけますし、目移りする豊富なメニューの常設屋台も、童心に帰ってお子さまと一緒に楽しめますよ。
この記事の目次
ご当地グルメと名産品をお得に楽しむ「道の駅 藤川宿」
▲車でも電車でもアクセスしやすい、クリーンな印象の道の駅
「道の駅 藤川宿」は、徳川家康公生誕の地であり、江戸幕府の礎(いしずえ)を築いた三河武士発祥の地でもある愛知県岡崎市の東の玄関口に位置し、国道1号沿いにあります。江戸時代には、東海道五十三次の藤川宿として栄えた場所です。
施設内には、観光案内と岡崎土産を販売するコーナーのほか、地場の新鮮な野菜・果物の直売コーナーやお食事処、24時間営業のコンビニエンスストアなどが整備されています。お子さま連れでのドライブ時にも、頼りになる道の駅です。
併設のお食事処では、岡崎市藤川町の特産品「むらさき麦」を使ったうどん・きしめん、三河地区の特産品「みかわもち豚」を用いたメニューを楽しめますし、屋外の常設屋台では、岡崎市の名物「御幣餅」が人気を集めていますよ。
今回は、「道の駅 藤川宿」の駅長・天野さんに、詳しくお話を伺ってみました。
お子さま連れのご家族の買い出しにも向く「産直コーナー」
▲「産直コーナー」で販売される鉢植えの花々。意外といい手土産になる
最初に、「道の駅 藤川宿」さんの「産直コーナー」では、どのようなアイテムを扱われているのか、ご紹介をお願いします。人気の商品にも触れていただけると嬉しいです。
まず、「産直コーナー」では、地元で生産された新鮮な野菜や果物、精肉、鶏卵、農産物加工品などを取り扱っています。クレジットカード決済も可能ですし、お子さま連れのご家族のまとめ買いにもぴったりではないでしょうか。
春には、わらびやゼンマイ、タラの芽などの山菜類がよく出ます。夏になると、とうもろこし、ピーマン、トマト、きゅうり、そしてブドウなどが売れ筋です。秋には、筆柿と秋ナスが人気となりますよ。
冬ですと、自然薯(じねんじょ)を筆頭に、白菜や大根、ミカン、イチゴ、法性寺ネギなどが売れ筋商品です。
▲「産直コーナー」で販売される、さまざまな地場の野菜やお米。ご家族での買い出しにも最適!
一年を通じての人気商品は、みかわもち豚とお米(ミネアサヒ・コシヒカリ)となっています。基本的に、地元の生産者さんが直接持ち込む商品が多いので、鮮度が高い上に、お得に購入可能です。
あと、お盆やお正月向けの切り花類も豊富ですし、通年で苗や観賞用の鉢植えも取り揃えています。お花や植物に興味があるお子さまにも、楽しめる売り場ですよ。
「きらり岡崎コーナー」でキモカワ「オカザえもん」グッズをゲット!
「きらり岡崎コーナー」は、いかがでしょうか。おもにお土産品を販売されているのですか。
はい、駅内の「きらり岡崎コーナー」では、岡崎市内のお土産品を多数取り揃えておりますよ。こちらも、クレジットカードでの決済が可能です。
▲「きらり岡崎コーナー」では、岡崎市の多様なお土産品が取り扱われている。お土産購入は、おそらくここだけでもOK!
手土産にぴったりのお菓子や、岡崎観光伝道師「オカザえもん(※)」のグッズ、むらさき麦を使ったオリジナル商品を含め、優に400アイテム以上を数えます。
(※)2012年の現代美術展「岡崎アート&ジャズ2012」に、現代美術作家「斉と公平太」氏が出展した作品から誕生。キモ可愛いキャラで人気を集めている。
売れ筋の商品としましては、くずもちアイスや栗蒸し羊羹、八丁味噌関連の商品、地ビールなどの食品・飲料に加えて、「オカザえもん」グッズやガラス製の干支の置物などです。
▲「きらり岡崎コーナー」にある「オカザえもん」グッズの売り場。何ともシュールな、クセになるキャラクター!
お子さまには、土・日限定での販売となりますが、「フルーツ杏仁」が大いに人気となっています。おいしい果物と、大盛り杏仁豆腐の組み合わせが魅力なのでしょう。
ちなみに、「きらり岡崎コーナー」には、コンシェルジュが常駐しておりますよ。駅内のご案内はもちろんのこと、岡崎市内の観光スポットや特産品もご紹介可能です。お子さま向け商品もご案内できますから、ご遠慮なくお声掛けくださいね。
お食事処「よって味りん」で岡崎市らしいランチを!
▲お食事処「よって味りん」で提供される数量限定の「家康公御膳」。ぜひ、一度は賞味したい!
「道の駅 藤川宿」さんには、併設のお食事処「よって味りん」がありますね。どのようなお食事をいただけるのでしょうか。ぜひ、人気メニューも教えてください。
併設のお食事処「よって味りん」では、地元特産のむらさき麦や八丁味噌をふんだんに使った、特色あるメニューを豊富にご提供中です。地元農家さんの手による、旬の地場野菜をたっぷりと使ったお食事もご用意しておりますよ。
メニューのバリエーションが幅広いですから、お子さまからご年配の方まで、ご家族どなたにも喜んでいただけるのではないでしょうか。
お食事処「よって味りん」の人気メニューを一部挙げますと、「みかわもち豚の味噌カツ定食」、「むらさき麦とろご飯」、「家康公御膳(数量限定)」、そして「5種のきのこ丼(秋季限定)」などですね。
▲大人気の「みかわもち豚の味噌カツ定食」。これで1,200円はお値打ち!
▲「5種のきのこ丼」。秋季限定のヘルシーなメニュー
どのメニューもコストパフォーマンスがいいと、お客さまからしばしばお褒めの言葉をいただいています。ラストオーダーは、毎日17:30ですよ。
親子で楽しい!何度訪れても飽きない「屋外露店コーナー」
「屋外露店コーナー」もあるとお聞きしていますが、どのようなメニューを楽しめるのか、こちらもお話しください。
「屋外露店コーナー」では、名産の八丁味噌を使用した御幣餅や、地元わ紅茶を使用したわ紅茶ソフトなど、地元産食材を活かしたお手軽グルメを満喫いただけますよ。
常設屋台だけでなく、不定期でキッチンカーもやって来ますので、何度いらっしゃっても飽きないでしょう。何を食べようかと見て回るだけでも楽しいですから、お子さまも喜んでくれると思います。
▲「屋外露店コーナー」で提供される人気の御幣餅「開運家康御幣」。なかなかのボリューム感で、何と当たりくじ付き!
人気メニューの筆頭は、何と言っても「開運家康御幣」です。御幣餅の中に、地元特産のむらさき麦が入っています。「大勝利」の文字が棒に出れば、何ともう1本プレゼント。ぜひ、ご家族で挑戦してみてくださいね。
▲お子さまにも親御さんにも大人気の「わ紅茶ソフトクリーム」。一度いただくと、ほぼ間違いなくリピーターに!
▲こちらもよく出る「おかざきカレーパン」。ドライブ時のおやつにもぴったりな一品
そのほかにも、「こうせん団子」や「揚げたてはんぺん」、そして「おかざきカレーパン」などもよく出ます。お子さま連れのご家族のドライブ中のおやつに、ちょうどいいメニューも多いですよ。
お子さまと楽しめる!季節ごとのイベントも魅力の道の駅
▲夏の恒例イベント「ニジマスのつかみ取り」。これはお子さまも大喜び!
「道の駅 藤川宿」さんで楽しめる、お子さま連れのご家族におすすめのイベント・アクティビティなどがありましたら、ご紹介をお願いします。
はい、当駅では、お子さま連れのご家族がお楽しみいただけるイベント・アクティビティを、季節ごとに企画・開催しています。
夏のイベントとしまして、「ニジマスのつかみ取り」が、秋のイベントとしては、水上アクティビティの「ウォーターロール」が毎回好評です。
▲秋の水上アクティビティ「ウォーターロール」。こんな遊びができる道の駅は滅多にない
冬になれば、「焼き芋の食べ比べ」や「大鍋おでん」も実施しております。おかげさまで、いつも行列ができるほどの人気なんですよ。
ちなみに、直近では、2023年10月21日(土)~22日(日)の2日間にわたり、「秋の味覚フェスタ」が開催されました。
公式:道の駅「藤川宿」秋の味覚フェスタ(一般社団法人岡崎市観光協会)
先にも触れた「ウォーターロール」で遊べたり、JAFレッカー車の乗車体験ができたりしますよ。ジャンボかぼちゃの重さ当てクイズなども企画していて、お子さま連れのご家族が秋を楽しめる2日間になりました。
▲なかなか難易度が高そうな「ジャンボかぼちゃの重さ当てクイズ」。親子で楽しめる工夫が満載の道の駅
もちろん、いろいろなキッチンカーも出店予定ですから、ランチやスイーツを楽しむ感覚で、ご家族でお気軽に遊びに来てくださいね。
「道の駅 藤川宿」周辺にあるお出かけスポット
▲「道の駅 藤川宿」付近の「むらさき麦畑」
「道の駅 藤川宿」さんを訪れる前後に、お子さま連れのご家族が楽しめるような、お出かけスポットが周辺にあるでしょうか。思い付かれましたら、ぜひご紹介ください。
私ども「道の駅 藤川宿」の周辺は、江戸初期から約400年の間、文字通りの宿場町として大いに栄えました。藤川宿は、東海道五十三次の品川から数えて、37番目の宿場町だったんですよ。
周囲を散策してみれば、今でも往時の面影(おもかげ)を濃厚に感じ取っていただけるでしょう。
公式:一般社団法人岡崎市観光協会「周辺スポット・街歩き紹介」
例えば、1kmほどの間にクロマツ約90本が並び立つ「藤川の松並木」や、宿場町の出入口を示す「棒鼻跡」、江戸時代の立派な門が残された「脇本陣」などは必見です。
▲「道の駅 藤川宿」からほど近い「藤川の松並木」。ご家族でゆったり散策してみたい
▲江戸時代の見事な門が残る「脇本陣」と、旧東海道・藤川宿を示す石碑
ほかに、お散歩中に一息つけるような古民家カフェや、初詣で人気の寺社、お子さまと一緒に楽しめるスポットなどもあって、ご家族での散策にはぴったりのエリアではないでしょうか。
当駅を拠点にして、ぜひお子さまと周辺ものんびり歩いてみてくださいね。先にご紹介した、「きらり岡崎コーナー」のコンシェルジュに、いろいろ尋ねていただくのもいいかと思います。
今回の取材で初めて「道の駅 藤川宿」さんにお邪魔しましたが、旧東海道・藤川宿の役回りが蘇ったようなスポットで、お子さま連れのご家族が何度も訪れたくなる道の駅だと感じました。周辺の旧蹟と併せて、お子さまとのんびりと過ごすのにはぴったりです。
天野さん、本日は興味深いお話を聞かせていただいて、大変ありがとうございました。
「道の駅 藤川宿」の口コミ・感想をチェック!
これから「道の駅 藤川宿」に立ち寄ることを検討している、お子さま連れのご家族の参考になるよう、実際に同駅を利用した皆さんが残した口コミ・感想もチェックしておきましょう。
家族でランチに立ち寄りましたが、大変おいしくいただきました。内容の割に、お得な価格設定だと思います。
お手洗いがとっても清潔で、きれいに保たれています。子供と気持ちよく利用できました。
「オカザえもん」グッズと「わ紅茶ソフトクリーム」を目当てに、ドライブ中に立ち寄りました。特に土日は屋台が多く出るので、子供と一緒に楽しめます。
評判のよい道の駅でした。質の高い地元ならではのお食事と、常設屋台の豊富メニューには、とりわけ多くのファンがいるように感じます。お子さま連れのご家族が気軽に立ち寄っても、いろいろ楽しめてハズさない道の駅、という印象です。
「道の駅 藤川宿」の基本情報(アクセス・駐車場)
住所 | 〒444-3523 愛知県岡崎市藤川町字東沖田44番地 |
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電話番号 | 0564‐66‐6031 |
アクセス | 【公共交通機関】 名鉄名古屋本線:藤川駅にて下車し、徒歩約2分 【車】 東名高速道路:岡崎ICから約15分 新東名高速道路:岡崎東ICから約20分 ※国道1号沿い |
駐車場 | 無料駐車場あり ※普通車162台分 ※EV用充電スポットあり |
営業時間 | 9:00~18:00 ※食事処「よって味りん」のラストオーダー時刻は、17:30※併設のコンビニエンスストアとトイレは、24h使用可 |
定休日 | 年中無休 |
車中泊の可否 | 不可 ※ドライブ休憩中の仮眠は可 |
公式URL | https://okazaki-kanko.jp/feature/michinoeki.hujikawa-juku/top |
公式SNS | ・Twitter |
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