この記事では、スポーツ観戦を親子で楽しみたい方に向けて、日本プロサッカーリーグのJ3リーグに所属する「ガイナーレ鳥取」をご紹介します。
ガイナーレ鳥取は鳥取県全県をホームタウンとして活動するプロサッカークラブです。2023年にチーム40周年を迎える長い歴史を持つクラブで、サッカー専用スタジアム『Axisバードスタジアム』『オールガイナーレYAJINスタジアム』の2か所を本拠地としてJ3リーグを戦っています。
ホームゲームではピッチとの近い距離間や一体感のある応援、子ども向けイベントやグルメなど、さまざまな楽しみ方ができるのがガイナーレ鳥取の特徴です。
今回はガイナーレ鳥取の運営会社である株式会社SC鳥取広報の森さんにインタビューを行い、ガイナーレ鳥取の特徴や試合の見どころ、子ども向けスクール情報などを教えていただきました。ぜひ参考にしてみてください。
この記事の目次
さまざまな角度で鳥取県の発展に貢献するガイナーレ鳥取
ガイナーレ鳥取は「攻撃的なサッカー」を武器に戦うプロサッカーチームです。前線の高い位置でボールを奪い、素早く攻撃につなげていくプレースタイルでJ3リーグを戦っています。
そんなガイナーレ鳥取に、まずはチーム名の由来やクラブの特徴、今後の目標をお伺いしました。
チーム名の由来は「大きなチームになれ」
▲サッカーの試合だけでなく地域密着の取り組みを推進。選手が子どもたちと一緒に公園遊びをする取り組みも
「ガイナーレ鳥取」のチーム名の由来や、クラブの特徴を教えてください。
2003年シーズン開幕前に公募にてチームの愛称を募集し、応募総数675通の中から『ガイナーレ』が選ばれました。ガイナーレの『がいな』は、出雲伯耆地方の方言で『大きな』という意味。勝利を掴み続け、さらなる大きな世界にはばたくような『大きなチームになれ』という願いと夢を込めて『ガイナーレ鳥取』となりました。
ガイナーレ鳥取は、鳥取県の人口減少という大きな流れのなかで、私たちの故郷を大切にし、発展の可能性を大きくしていくために『SC鳥取百年構想』に基づいてクラブ経営を推進しています。『SC鳥取百年構想』で掲げているのは「こどもたちのみらい ふるさとのみらい」「輝くガイナーレ鳥取」「地域社会の一員としてお役に立つ」の3つです。
子どもを対象とした活動としては、選手やスタッフが鳥取県内の小学校などを周り、外で遊ぶ機会の減った 子どもたちに「外遊び」の楽しさを伝える『復活!公園遊び』を行なっています。またクラブで芝生を生産し休耕地の有効活用に寄与する「Shibafull(しばふる)」の事業なども行っています。
サッカーの試合を通して地域のにぎわいや元気を創出することはもちろん、地域の皆さまが愛し、誇れる地域社会を目指して様々なことにクラブ一丸となって取り組んでいます。いろいろな角度から鳥取県を発展させていきたいというのが、ガイナーレ鳥取の特徴であり、強みです。
2023シーズンはクラブ40周年の節目の年!目標は10年ぶりのJ2昇格
ガイナーレ鳥取がクラブとして掲げている目標を教えてください。
ガイナーレ鳥取は1983年に鳥取県内の教職員で構成されたサッカーチーム『鳥取教員団』としてその歴史をスタートさせました。2023年は40周年を迎える年となります。
現在はJ3リーグを戦っていますが、節目となる2023シーズンは2013年以来のJ2昇格を目標として掲げています。
ガイナーレ鳥取を親子で応援しよう!観戦の楽しみ方
続いては、ガイナーレ鳥取の試合を観戦するときの見どころや楽しみ方について紹介していきます。
観戦時の見どころ:ピッチと距離が近さからこそ感じる迫力!
▲試合後にゴール裏に挨拶に来る選手たち。ピッチとの距離の近さも魅力
ガイナーレ鳥取の試合の観戦時の見どころを教えてください。
ガイナーレ鳥取が本拠地としている『Axisバードスタジアム』『オールガイナーレYAJINスタジアム』はともにサッカー専用スタジアムのため、ピッチとの距離がかなり近くなっています。だからこそ選手と選手の激しい競り合いの緊迫感や、遠い距離からの強烈なシュートなどの迫力が体験できます。特にホームゴール裏自由席(ホーム)は、ゴールの真後ろにあるので選手の迫力のあるシュートを体感することができますよ。
さらに試合を近くで楽しみたいなら、「エキサイティングシート」がおすすめです。「エキサイティングシート」とは、名前の通り“刺激的なシート”のこと。メインスタンド側ピッチサイドに座席を設置しており、ピッチ上で選手のプレーを間近で見ることができ、選手たちの声、息遣い、体のぶつかり合う音まで体感できる!臨場感あふれる座席となっています。
さらに、この席の魅力はこれだけでなく、試合前はハイタッチで選手を送り出すことができ、勝利時には選手と一緒に集合写真撮影を撮影することができます。試合終了直後の選手全員と撮影できる機会は他にはないので、プレミアムな座席となっています。未体験の方は、ぜひエキサイティングシートの特別な観戦体験をお楽しみください!
▲選手たちの戦いぶりを間近で見ることができる特典いっぱいの「エキサイティングシート」
注目選手:糸原選手&世瀬選手&坂本選手の鳥取県出身3選手
ガイナーレ鳥取の選手の中で、特に注目の選手はいますか?
ガイナーレ鳥取には、鳥取県出身の選手が3名所属しています!背番号1番の糸原紘史郎選手、10番の世瀬啓人選手、24番の坂本敬選手の3名が鳥取県出身で頑張ってくれています。
糸原選手はロングフィード(距離の長いパス)が得意で、世瀬選手は長身を生かした巧みなボール捌きが魅力、坂本選手は正確なキックやフィジカルが持ち味なので、ぜひ試合ではそちらも注目してみていただけると嬉しいです。
▲糸原紘史郎選手
▲世瀬啓人選手
▲坂本敬選手
子どもの観戦には「ハッピーメモリーズパス」がおすすめ!
▲小さなお子様も大人も親子で盛り上がれるのがガイナーレ鳥取の試合の魅力
ガイナーレ鳥取の試合を子どもが楽しむ上でのポイントを教えてください。
ガイナーレ鳥取では鳥取県内に在住の学生は全ホームゲームの観戦が無料になる「ハッピーメモリーズパス」という企画を開催しています。他クラブでも同様の取り組みをされているところはあるのですが、ガイナーレ鳥取の場合、小学生、中学生、高校生、大学生、専門学校生と、年代が幅が広いのが魅力です!
通常はバックスタンド自由席、ゴール裏自由席(ホーム)が対象となっていますが、他の席種へのアップグレードも可能です。親子で観戦される上で、こちらの企画はぜひ知っておいていただけたらと思います。
また「ハッピーメモリーズパス」に登録いただいたお子様などを対象に、試合前にはバックスタンド側イベントエリアにてガラポン抽選会「子どもdeポン!」を実施しています。選手サイン入りボールやユニフォーム型ピンバッチなど、ここでしか出に入らないガイナーレグッズが当たります!1試合につき1回までの挑戦となりますが、毎試合実施していますのでぜひブースの方にお立ち寄りください。
▲「子どもdeポン!」の様子
試合前からグルメ、選手のウォーミングアップを楽しもう!
▲試合開始50分前に選手がウォーミングアップを開始。推し選手のルーティーンにも注目
ガイナーレ鳥取の試合には、開始どのくらい前に到着すると良いのでしょうか。
試合前のウォーミングアップがキックオフ時間の50分前を目安に始まるため、1時間くらい前に来ると選手のシュート練習などをご覧いただけますよ。お気に入り選手の試合前のルーティンを見るのも面白いと思います。
またガイナーレ鳥取スタジアムグルメ「G's deli」で試合前からお腹を満たすの良いのではないでしょうか。スタジアムグルメで特におすすめしたいのが、生ビールピッチャーです。スタジアムでビールを売っているところはあっても、ピッチャーを取り扱っているところは少ないと思います。ビールに合う焼き鳥などのお肉料理、ラーメンなどもありますよ。
もちろんお子さんも楽しめるようなスイーツ系も充実しています!ぜひ親子でグルメを楽しみながら試合前のひと時をお過ごしください!
▲ガイナーレ鳥取のスタジアムグルメ「G's deli」
応援グッズはスタジアムにて購入可能。おすすめはタオルマフラー
応援グッズは会場で購入できますか?おすすめの応援グッズもあれば教えてください。
応援グッズはスタジアムにて購入できます。おすすめのグッズはタオルマフラーです。コーナーキックなどチャンスの場面では、スタジアム全体が一体となってタオルを回して選手を後押しします!
グッズがなくても手拍子したり、チャント(応援歌)を歌ったりなどの様々な応援方法がございますが、タオルマフラーがあるとよりスタジアムの一体感が得られて楽しめると思います。
一般公開している練習では選手との交流機会も!
ガイナーレ鳥取では選手との交流イベントなどのファンサービスの機会はありますか?
ガイナーレ鳥取では普段のトレーニングを週2、3日は一般公開にしています。試合の時の真面目な表情とは違った選手の様々な表情が見られるのも、練習見学の魅力です。
また、練習後はファンサービスも実施しています。サインを書いてもらったり、写真を撮ってもらったり、お話したりなど、楽しみ方は無限大です。ルールの範囲内で選手との交流を楽しんでください!
ガイナーレ鳥取を観戦した人の口コミ・感想
ガイナーレ鳥取の試合を観戦した方からよく聞く声や感想を教えてください。
初めてスタジアムに来た方には、「雰囲気がよく、とても楽しかったです!また来ます!」という声をよくいただくことが多いです。
やはり、テレビ観戦では味わうことができない臨場感や迫力が、皆さんを惹きつける大きな魅力なのではないでしょうか。スタジアムが一体となるサポーターの熱の入った応援や手拍子や、ゴールが入った時の歓喜など胸を揺さぶられ、やみつきになると思います!
サッカー専用スタジアムだからこそ味わえるピッチとの距離の近さの中で、ガイナーレ鳥取の攻撃的なサッカーの迫力を味わえるのは、本当にやみつきになる体験だと感じました。グルメやイベントなど、親子で楽しめるポイントが盛りだくさんなのも魅力的です。
森さん、本日は貴重なお話をお聞かせいただきありがとうございました!
ガイナーレ鳥取のチケット料金
チケット料金 | 【前売券】 ・大人:1,400円~2,900円 ・小中高:500円~1,200円 【当日券】 ・大人:1,600円~3,200円 ・小中高:800円~1,500円 |
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チケット購入が必要な年齢 | 小学生から ※未就学児は大人1名につき1名まで膝乗りに限り無料 |
※当日券は試合会場のみの販売となります。
ガイナーレ鳥取の基本情報(アクセス・駐車場)
▼Axisバードスタジアム
▼オールガイナーレYAJINスタジアム
ホームスタジアムの住所 | 【Axisバードスタジアム】 〒680-1141 鳥取県鳥取市蔵田423 【オールガイナーレYAJINスタジアム】 〒683-0846 鳥取県米子市安倍1-1 |
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問い合わせ先 | 0859-24-8023 |
ファンクラブサイト | 概要:https://www.gainare.co.jp/news/detail/42756/ ※入会はオフィシャルグッズショップ『GOGS』から可能 |
公式URL | https://www.gainare.co.jp/ |
※最新の情報はホームページ等でご確認をお願いいたします。
※記事中の金額はすべて税込表示です。
ガイナーレ鳥取の子ども向けスクール情報
ガイナーレ鳥取は子ども向けのサッカースクールを開催しています。「エンジョイコース」と「スキルアップコース」の2つのコースを設けており、「エンジョイコース」は県内4か所、「スキルアップコース」は県内2か所で実施しています。
エンジョイコースでは基礎体力の向上とサッカーの基本動作の習得を、スキルアップコースではサッカープレイヤーを目指すために必要な個人技術のレベルアップを中心に指導を行っており、経験や年齢、個人の希望に応じてコースを選べるのがポイントです。サッカー未経験の子どもも、まだ上手に身体を動かせない子どもも、ベースとなる動きづくりを取り入れながら身体づくりや基礎体力が向上を図っていくことができます。
スクールコンセプトは「子どもたちがさらに成長できるような指導や環境を目指します!」。スクールを通じてサッカーの上達はもちろん、協調性や集中力、自信などを育むことも重要視しています。スクールに通う生徒の保護者からは、「話をしっかりと聞けるようになった」「友だちとコミュニケーションが取れるようになった」「自分の考えを発言できるようになった」といった、サッカーだけではない部分の子どもたちの成長を実感する声が寄せられているそうです。
上手くなりたい気持ちがあれば誰にでも活躍できるチャンスはあります。全体として見ずに子どもたち一人ひとりに寄り添ってあげる事を心がけていますし、大切にしています。子どもたちのちょっとした成長を逃さずに声をかけてあげたり、その子どもたちがさらに成長できるようにサポートをしていきたいと思っています。
スクールの詳細情報(月謝・対象年齢)
運営会社 | 株式会社SC鳥取サッカースクール事務局 |
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月謝 | 【若葉台校】 ・キッズ:3,325円 ・小学生:4,900円 【鳥取北校】 ・キッズ:3,325円(週2回:5,985円) ・小学生:4,900円(週2回:8,820円) 【ヤジン校】 ・キッズ:3,325円(週2回:6,365円) ・小学生:4,900円(週2回:8,820円) ・スキルアップ3・4・5年クラス:6,520円 ・スキルアップ4・5・6年クラス:6,520円 【やまつみ校】 ・キッズ:3,800円(週2回:6,365円) ・小学生:5,600円(週2回:10,080円) ・スキルアップ3・4年クラス:6,300円 ・スキルアップ5・6年クラス:6,520円 |
対象年齢 | ~小学生 |
スクール所在地 | 【若葉台校】 鳥取市若葉台スポーツセンター 〒689-1111 鳥取県鳥取市若葉台北2丁目1 【鳥取北校】 ガイナーレYAHATAコート 〒680-0903 鳥取県鳥取市南隈418 【ヤジン校】 オールガイナーレYAJINスタジアム 〒683-0846 鳥取県米子市安倍1-1 【やまつみ校】 やまつみスポーツクラブ 〒683-0824 鳥取県米子市久米町253-1 |
公式サイト | https://www.gainare.co.jp/school/ |
※最新の情報はホームページ等でご確認をお願いいたします。
※記事中の金額はすべて税込表示です。