今回ご紹介するのは、お子さま連れファミリーが立ち寄るのにぴったりな道の駅です。山梨県南都留郡鳴沢村にある「道の駅なるさわ」は、富士山の絶景と充実した付帯施設が自慢の貴重なスポット。
富士山の歴史・自然を楽しく親子で学べる博物館や、大パノラマを満喫できる展望台・休憩所なども整備されていて、ご家族で雄大な自然に癒やされることができますよ。
館内の売店では、地元特産の朝採り高原野菜や、果物などをお得に購入できますし、お食事処では鳴沢村の郷土料理や、注目のご当地スイーツをお子さまと味わってみてください。
ドライブ途中の休憩・ランチ利用だけでなく、「道の駅なるさわ」で楽しむことを目的に、ご家族で訪れてもいいと思います。
この記事の目次
充実の施設と富士山の大パノラマ!「道の駅なるさわ」の特徴
▲まるで絵葉書のよう!裾野に建つ道の駅なので、ご家族で勇壮な富士山の大パノラマを堪能できる
「道の駅なるさわ」は、中央自動車道の河口湖ICを下りて、本栖湖方面へ車で20分ほど走った国道139号線沿いにあります。富士五湖の中心に位置しており、絵画のように美しい富士山の勇姿を間近に観賞できる、付帯施設も充実した道の駅です。
併設の「物産館」には、標高1,000mの富士山麓の高原地・鳴沢村で地元の農家さんが育てた高鮮度の高原野菜や果物、地場の食材を使った加工品、山梨県のお土産品などが豊富に並んでいます。
ほかにも、「富士桜ソフトクリーム」が大人気の軽食堂がありますし、富士山の自然と歴史をお子さまと楽しく学べる「なるさわ富士山博物館」や、「自然探索路」までも整備されていて、ご家族で一日のんびりと過ごすことが可能ですよ。
さらに、富士山対面型の「休憩室」や、富士山・青木ヶ原樹海周辺を望める「展望台」、鳴沢村のおいしい水がいただける 「不尽の名水コーナー」などもあり、富士山の裾野に広がる開放感たっぷりの大自然を親子で体感できます。
今回は、「道の駅なるさわ」の館長・小林さんに詳しくお話を伺うことができました。
鳴沢村の朝採り高原野菜や果物が豊富に並ぶ「物産館」
▲鳴沢村の朝採り高原野菜や果物、加工品などが所狭しと並ぶ「物産館」
「道の駅なるさわ」さんに併設された「物産館」では、おもにどのような商品を取り扱われているのでしょうか。
「物産館」では、地元・鳴沢村産のキャベツやとうもろこし、じゃがいも、大根、トマトなどの朝採り高原野菜と、桃やぶどう、いちご、ブルーベリーなどの果物を中心に販売しています。
▲「物産館」に並ぶブルーベリーの加工品など。鳴沢村では、質の高いブルーベリーが収穫される
人気の直売品は、キャベツ、とうもろこし、そして特産のブルーベリーですね。お土産品でよく出るのは、何と言ってもお焼き、そして「あまずっパイ」や「恵金最中」など地元の銘菓が続きます。
私どもで扱うお焼きは、鳴沢菜など地場の野菜をもっちり食感の皮で包んだものでして、珍しい平べったい形のものです。味の種類も豊富ですから、お子さまと一緒にご家族皆さんで味わっていただけますよ。
▲「物産館」で販売されるヘルシーなお焼き。味のバリエーションも豊富なので、ご家族でぜひ!
「あまずっパイ」は、地元・鳴沢村産のブルーベリーを100%用いた焼き菓子で、酸味と甘みのバランスが絶妙です。温めたり、アイスクリームを添えたりしても、一層おいしく召し上がっていただけます。
▲地元の銘菓「あまずっパイ」。ドライブ中のおやつや、コーヒーのお供にもぴったりの逸品!
「恵金最中」は、鳴沢村で育ったとうもろこしの粒入りアイス最中です。甘さ控えめのあっさり味のジェラートを使っており、とうもろこし本来の自然な甘みが引き立つ味わいに仕上げられておりますよ。こちらもファンの方が多いですね。
▲銘菓「恵金最中」は、クオリティの高いご当地アイス最中。大人がいただいてもおいしい
ピーチジュースやピンズのガチャガチャがお子さまに大人気
小林さんからご覧になって、とりわけお子さまに人気だと感じられる商品はありますか。
そうですね、ピーチジュース「ノももン」は、特にお子さまに人気があります。天然の桃果汁そのままの味を楽しめるジュースですよ。桃の形をしている、可愛らしいお猿さんのパッケージデザインであることも、お子さまウケがいい理由なのでしょう。
▲可愛らしいパッケージデザインのピーチジュース「ノももン」。とりわけお子さまに人気とのこと
▲オリジナルピンズのガチャガチャも!こちらも人気です
そのほか、道の駅ピンズや、鳴沢村のマスコットキャラクター「なるシカくん」ピンズのガチャガチャも大人気ですよ。「なるシカくん」ピンズは全8種類ですので、ご家族で全種類制覇を目指してみても楽しいかと思います。
スイーツから郷土料理まで!幅広いフードメニューの「軽食堂」
▲清潔で、開放的な雰囲気の「軽食堂」。郷土料理や、ご当地スイーツをいただこう!
「道の駅なるさわ」さん内の「軽食堂」でいただけるランチやスイーツの中で、小林さんおすすめのメニューや、お子さま連れファミリーに人気となっているものについてお話しいただけますか。
併設の「軽食堂」では、鳴沢村の郷土料理「せんどそば」やビスケットの天ぷら、鳴沢菜のまぜご飯、「富士桜ソフトクリーム」などがよく出ています。特にお子さまに人気なのは、ビスケットの天ぷらと、「富士桜ソフトクリーム」ですね。
ビスケットの天ぷらは、地元一般家庭の味でして、程よい甘さとしっとりとした食感が何ともおいしいメニューとなっています。
▲ビスケットの天ぷらは、ここでしか味わえない。意外な組み合わせの美味!
「富士桜ソフトクリーム」は、鳴沢村に自生するフジザクラの小さな実を原材料にしており、まさにご当地ソフトクリームと呼べるスイーツですよ。ピンク色でほのかに甘く、サクランボのような優しい風味が人気の理由かと思います。
▲繊細な風味が大人気の「富士桜ソフトクリーム」は、ぜひお子さまと味わってみたいところ
ランチには、「鳴沢菜ご飯セット」が特におすすめです。地元産大根の千切りをお蕎麦に山盛りに乗せた郷土料理「せんどそば」と、江戸時代から栽培される特産の鳴沢菜をご飯に混ぜ込んだ「鳴沢菜まぜご飯」を同時に楽しめる欲張りメニューとなっています。
▲ランチにおすすめの「鳴沢菜ご飯セット」。鳴沢村の郷土の味をたっぷり堪能できる
隣接する「鳴沢村活き活き広場」でピクニック気分!
テイクアウトした軽食やスイーツなどをお子さまといただける、おすすめスポットが敷地内にありましたら、ぜひ教えてください。
それでしたら、当館に隣接する「鳴沢村活き活き広場」がおすすめです。正面に富士山の大パノラマを眺望できる、広大な芝生広場となっていて、レジャーシートを広げれば、お子さまと一緒にご家族でピクニック気分を楽しんでいただけますよ。
富士山の裾野で、自然の息吹を感じながら召し上がると、格別のおいしさではないでしょうか。芝生広場にゴミ箱は設置されておりませんので、出たゴミは必ず各自がお持ち帰りになっていただければ幸いです。
博物館や展望台も完備!充実した付帯施設が光る道の駅
▲敷地内には、さまざまな付帯施設が揃っていて、お子さまと一日過ごすことができる
お子さま連れファミリーにおすすめの、「道の駅なるさわ」さんで楽しめる施設・アクティビティなどについても、ご紹介をお願いします。
併設の「なるさわ富士山博物館」は、入館無料ですし、ぜひお子さまと一緒にご見学いただきたいです。
火山に巻き込まれた恐竜が展示されている「T-REXエリア」や、富士山の内部を理解できる、「透明で巨大な富士山模型」などを整備しております。記念品を選べるミュージアムショップもあるんですよ。
博物館は年中無休で、道の駅と同じく、9:00~18:00の開館(最終入館は17:30)となっています。冬季(12月末〜3月末)については、9:00~17:00の開館(最終入館は16:30)ですので、ご注意くださいね。
また、博物館に付属した「自然探索路」をたどるのもいいでしょう。この「自然探索路」には、大自然が生んださまざまな溶岩樹型や、富士山を一望できる「展望台」もあります。歩行距離は1周1.5kmほどですから、小さなお子さま連れでも歩きやすいですよ。
▲「なるさわ富士山博物館」に付属した「自然探索路」。ミツバツツジの花も美しい
この「自然探索路」では、例年4月下旬~5月上旬にかけまして、ミツバツツジのきれいなお花を観賞いただけます。
鳴沢村のおいしい水をお飲みになれる 「不尽の名水」コーナーも私どもの自慢です。地下300mから富士山の伏流水を汲み上げておりまして、お一人さまポリタンク1個までご自宅にお持ち帰りいただくこともできますよ。
▲「不尽の名水」コーナーでは、おいしい富士山の伏流水を味わってみて!
そして、何と言っても、世界遺産である雄大な富士山を間近に望む絶好のロケーションです。
館内の「休憩所」では、真正面に富士山を眺めながら、ご家族でゆったりとおくつろぎになれますし、先に触れた「展望台」からは、大きく裾野を広げた富士山の勇姿をご堪能いただけます。インスタ映えも抜群ではないでしょうか。
四季折々のイベントもお子さまと一緒に楽しめる!
しばしば開催されているイベントなどがありましたら、併せてお話しいただけるでしょうか。
私ども「道の駅なるさわ」では、季節に合わせて「つつじ祭り」、「収穫祭」、そして「農業祭り」など、毎年いろいろなイベントを開催しています。
「つつじ祭り」は、4月下旬~5月上旬ころのツツジ開花期に合わせたイベントです。鳴沢村の特産品などの屋台も出店され、前出の「なるさわ富士山博物館」横の「自然探索路」からもお楽しみいただけますよ。
「収穫祭」には、7月の「ブルーベリー祭り」、8月の「もろこし祭り」があります。地元農家さん直売の青空市場や、試食コーナーなどが設けられて、野菜の持つ本来の風味をその場で味わっていただくことが可能です。
そして、「農業祭り」は、鳴沢村の特産品である高原野菜や山菜、果物、魚、日用品など、さまざまな種類の商品をお得な価格で頒布する催しとなります。野菜の袋詰め放題や、大根狩りなどをお子さまと一緒に体験可能ですよ。
具体的な日程や内容については、公式サイトの「お知らせ」ページをチェックいただければと思います。
「道の駅なるさわ」周辺のお出かけスポット
▲インスタ映えする光景が多く見られる道の駅で、お子さまと立ち寄れる近隣スポットも豊富
「道の駅なるさわ」さんを訪れる前後に、お子さま連れファミリーが立ち寄れるような、近隣のお出かけスポットを思い付かれましたら、ご紹介いただけるでしょうか。
当館に隣接して、日帰り温泉施設「富士眺望の湯ゆらり」がありますよ。勇壮な富士山を眺めながら天然温泉に浸かれる露天風呂を始め、洞窟風呂など16種類の趣向を凝らしたお風呂があって、ご家族一緒にゆっくりとお楽しみいただけるでしょう。
もう一つ、「ふじてんスノーリゾート」もおすすめです。スキーやスノーボードだけでなく、ソリ滑りや雪遊びを体験できるエリアもありますから、小さなお子さまともお立ち寄りいただけるでしょう。
基本は冬季にご家族で訪ねたいスポットですが、夏季もマウンテンカートやサバイバルゲーム、ゲレンデBBQなどを楽しめるんですよ。
「道の駅なるさわ」からお子さま連れご家族へのメッセージ
▲「軽食堂」からも富士山を間近に望める。雪のない、夏の富士山も独特の趣(おもむき)がある
「道の駅なるさわ」さんを訪れることを検討中のお子さま連れファミリーに向けて、何かメッセージがありましたら、ぜひお話しください。
私ども「道の駅なるさわ」には、地元特産品やお土産品が盛りだくさん。とりわけ標高1,000mの高原で採れたお野菜はどれも新鮮、美味でおすすめですよ。
ほかにも、富士山を楽しく学べる「なるさわ富士山博物館」や、ご当地ソフトクリームが大人気の「軽食堂」、雄大なパノラマが圧巻の「展望台」などなど、お子さまと楽しめる付帯施設もバッチリ充実しています。
お気軽にお立ち寄りいただき、富士山の麓(ふもと)の開放感あふれる大自然の中、ぜひご家族で癒されてみてくださいね。
今回初めて「道の駅なるさわ」さんにお邪魔しましたが、家族で楽しめる付帯施設が充実していることに加え、何より迫力ある富士山の大パノラマを間近に眺められることに驚きました。ドライブ途中の休憩利用だけでは、もったいない道の駅ですね。
小林さん、いろいろなお話を聞かせていただいて、本日は大変ありがとうございました。
「道の駅なるさわ」の口コミ・感想をチェック!
これから訪れるお子さま連れファミリーの参考になるよう、実際に「道の駅なるさわ」を利用した皆さんが残した口コミ・感想もチェックしておきましょう。
こんなに甘いとうもろこしは初めてです。また時期になったら、子供と必ず買いに来ます。
ブルーベリーの粒が大きくてビックリ!甘くて、とってもおいしかったです。
休憩室から眺める富士山の大パノラマに感動!まさに絶景の一言で、海外の友人にも見せてあげたいと思いました。
鳴沢村のよさが分かる道の駅です。平日の訪問でしたが、子供とゆったり過ごせました。
評判のよい道の駅です。とりわけきれいに整備され、充実した施設と、雄大な富士山の絶景を満喫できるロケーションには、多くの方が感心していました。お子さまと一緒に、一日のんびりと楽しめるスポットだと感じます。
「道の駅なるさわ」の基本情報(アクセス・駐車場)
住所 | 〒401-0320 山梨県南都留郡鳴沢村8532-63 |
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電話番号 | 0555-85-3366 ※軽食堂への直通電話は、0555-85-3364 |
アクセス | 【公共交通機関】 富士山麓電気鉄道富士急行線:河口湖(富士河口湖温泉郷)駅で下車し・バス(本栖湖方面行)利用で約30分/徒歩で約90分 【車】 中央自動車道富士吉田線:河口湖ICより約20分 |
駐車場 | 無料駐車場あり ※普通車263台分(身体障がい者用6台分を含む) ※EV用急速充電器あり |
営業時間 | 9:00~18:00 ※軽食堂は、9:30~17:30の営業(ただし12/1~3/31は、9:30~16:30) ※駐車場・お手洗いは、24h利用可 |
定休日 | 年中無休 |
車中泊の可否 | 不可(禁止) |
公式URL | https://www.ja-narusawamura.or.jp/michinoeki/ |
※最新の情報は、公式サイト等で都度ご確認をお願いします。
※記事中の金額は、すべて税込表示です。