兵庫県豊岡市にあるRikomonの本店ショップ内観

Rikomonのランドセル『リュッセル』は、ランドセルとリュックの良いとこどり!

ラン活にお悩みの方に向けて、この記事では“鞄のまち”兵庫県豊岡市に本社工場を置く株式会社タカアキ(Rikomon)のランドセルの魅力をご紹介します。

近年、軽量で子どもが持ちやすい「ランドセル型リュック」が注目を集めています。株式会社タカアキのランドセルブランド『Rikomon』の「リュッセルシリーズ」は、その名の通りリュックとランドセルの両方のメリットを活かしたランドセルです。3つのモデルが展開されており、最軽量のものは925gとかなり軽いのが特徴。国内の自社工場で製造されたこだわりの品質、迅速な修理対応なども人気の秘訣です。

今回はそんなリュッセルの魅力について、株式会社タカアキ代表取締役社長の宿南孝弘さん、取締役営業部長の宿南亮太さんにお話を伺いました。

▼Rikomonのランドセルの詳細

ショップタイプ ・直営店(豊岡本社敷地内)
・カバンストリート店
展示会
オンラインショップ
・各お取り扱い店舗様、百貨店様
営業時間 店舗により異なる
※オンラインストアの場合は常時購入可能

軽さも機能もデザインも追及!『リュッセル』ならではの特徴と魅力

Rikomonのランドセルを背負う子どもたち

小学1年生から6年生までの6年間使うランドセル。長く付き合うものだからこそ、子どもには機能面からデザインまで、こだわりの詰まったものを使ってもらいたいですよね。ここではランドセルともリュックとも違うリュッセルの魅力や、リュッセルならではのこだわりポイントなど、具体的な特徴について紹介していきます。

最軽量タイプは925g。軽さと強度の両立にこだわる

編集部

リュッセルが具体的に他のランドセルやランドセル型のリュックと比べてどう違うのかをご説明いただけますか?

亮太営業部長

まず一般的なランドセルと比べた場合のリュッセルの魅力が「軽さ」です。一般的なランドセルは1,250gから1,300g程度の重さがありますが、リュッセルの場合は最も軽いタイプで925gに抑えられています。実際に背負っていただくと軽さを体感できると思います。

この軽さを実現しているためにさまざまな工夫が凝らされているのですが、その1つが「中空糸(ちゅうくうし)」という中が空洞になった糸を使用して作られたナイロン素材です。またカブセの開閉に金具ではなくマグネットパーツを使用しているのも軽量化のポイントです。

{Rikomonのランドセル「リュッセルモアー」

▲中空糸を使ったナイロン素材、マグネットパーツなど軽量化のための工夫がたくさん

亮太営業部長

そして他のリュック型ランドセルと比べて優れているのが「強度」です。リュックの場合、上から押さえたり落としたりするとつぶれてしまうことが多いのですが、リュッセルは箱の部分に芯材を入れてつぶれないようしっかりと補強しています。これはランドセル製造とリュック製造の両方のノウハウも持つRikomonだからこその造りといえるでしょう。

軽さを追求したリュック型は強度面が落ち、強度を追求するとランドセルのように軽量化が難しくなってしまいます。リュッセルはそんなジレンマを解消し、軽さと強度面を両立している点が魅力です。

Rikomonのランドセル「リュッセルフライ」

▲芯材を入れることで強度を上げる

カブセや肩ベルトは人工皮革。リュックとランドセルのハイブリッドデザイン

編集部

デザイン面の特徴はいかがでしょうか?

亮太営業部長

先ほども言った通り、リュッセルは単に軽量化するだけでなく、ランドセルらしい見た目にこだわっています。基本的には軽量化のためにナイロン素材を使用していますが、カブセや肩ベルトはランドセルと同じ人工皮革「タフガード®」を用いるハイブリッドデザインとしています。

最も摩耗しやすいカブセや肩ベルト部分に人工皮革していることは、デザインだけでなく耐久性にも寄与しています。また人工皮革とナイロンという異素材を組み合わせる上で、統一感が保たれるように色味や全体のバランスなどを細かく調整したデザインとなっています。

Rikomonのランドセル「リュッセルナイン」

▲パッと見はランドセル!人工皮革とナイロンの組み合わせも自然

水筒が入る外ポケットや調整しやすいベルト。リュックならではの機能性も魅力

編集部

使いやすさや機能面で工夫している点も教えてください。

孝弘社長

タブレットが入るようになっていることはもちろん、水筒を入れられるように外ポケットを付けています。今は水筒が必需品のため1リットルくらいの水筒を持ち運ぶ子が多いのですが、外ポケットに入れられることで斜め掛けして持っていく必要がなく、また中の荷物を圧迫することなく持ち運べるようになっています。

Rikomonのランドセル「リュッセルモアー」

▲大きなサイズの水筒もすっぽり入るポケット

孝弘社長

また肩ベルトの長さを調整しやすいのも、リュック型ランドセルならではのポイントです。学習院型のランドセルの場合はベルト穴で調整する必要があるためどうしてもフィット感に課題がありますが、リュッセルの場合はより細かく調整できるため、その子の体格にぴったりの長さにできるメリットがあります。

Rikomonのランドセル「リュッセル」の肩ベルト

▲サイズ調整がしやすい肩ベルトは、リュックならではの機能

好みや希望に合わせて選びやすい「3タイプ×スタンダードなカラー展開」

編集部

リュッセルのラインナップもご紹介いただけますか?

亮太営業部長

リュッセルには3つのモデルがあります。最上位モデルが阪急百貨店さんとのコラボモデルの「リュッセルモアー」。こちらの最大の特徴は、取り外し可能のペンケースとメッシュ背当てが付いていることです。特にメッシュ背当ては丸洗いできるようになっているのが魅力で、背当ての部分だけ色を変えて楽しむことも可能です。他にも荷物の容量に合わせてマチ幅を広げられるなど、機能性の高いモデルとなっています。

Rikomonのランドセル「リュッセルモアー」

▲筆箱やメッシュ背当てなど機能面が充実している「リュッセルモアー」

亮太営業部長

「リュッセルナイン」はリュッセルのラインナップの中で最も人気のスタンダードなタイプです。基本的な形、水筒が入れられる外ポケットが付いている点はリュッセルモアーと同じですが、機能がよりシンプルな分、リュッセルモアーが約1,250gに対して約999gとより軽量化されているのが特徴です。

Rikomonのランドセル「リュッセルナイン」

▲「リュッセルナイン」はリュッセルの魅力を過不足なく詰め込んだ一番人気のモデル

亮太営業部長

「リュッセルフライ」はさらに軽く、約925gと最軽量のモデルです。こちらも形は同じで、水筒ポケットやタブレットポケットが付いていない分軽量化が図られています。軽さをより重要視される方におすすめのモデルです。

Rikomonのランドセル「リュッセルフライ」

▲最軽量の「リュッセルフライ」は何と約925g!価格が最もお手頃なのも魅力

編集部

カラーは何色展開されているのでしょうか。

亮太営業部長

基本的に全モデル共通で10色展開となっていますが、「リュッセルナイン」は限定色2色を加えた12色展開となっています。一般的に人気なスタンダードカラーを取り揃えているため、さまざまな好みを持つお子様にも選んでもらいやすいのではないでしょうか。

グッドデザイン賞2023年受賞!お客様からも軽さや国内製造の安心感が高評価

編集部

リュッセルは世間からどのような反響がありますか?

亮太営業部長

発売時にはSNSを活用して宣伝を行ったのですが、4秒のショート動画が何と270万回を超える再生を記録しました。リュック型ランドセルが高い注目を集めていることを実感しましたね。

また、その年のグッドデザイン賞2023を受賞することができました。2023年のランドセル分野での受賞は2社のみだったのですが、その内の1社に選んでいただいたことからもリュッセルの価値を高く評価いただけたことがお分かりになるのではないでしょうか。

編集部

世間からの関心や評価が非常に高い商品だということが伝わります。実際にリュッセルを手にしたお客様からはどのような感想が聞かれますか?

亮太営業部長

やはり軽さに驚かれるお客様は多いですね。それと同時に丈夫さも兼ね備えている点も評価いただいています。

兄弟姉妹がいるご家庭の場合、リュッセルを選ばれた下のお子様を見て上のお子様が「同じものが欲しい」と言われるケースもあります。2年3年持っているとどうしても重くて通学が大変になってしまう場合もあるため、買い替え需要や、セカンドランドセルのような複数持ちの需要というのは今後も増えていくのではないでしょうか。

またナイロン製ランドセルを検討されているお客様の中には、品質に関して不安を感じる方も少なくありません。しかし弊社は国内の自社工場でずっと鞄をつくってきた実績があり、リュッセルは豊岡市の地域ブランドの品質を保証する「豊岡鞄」にも認定されるなど、その技術や品質は高く評価されています。その安心感も、お客様から評価いただいているポイントです。

『リュッセル』を購入するには?購入後の保証も紹介

リュックとランドセルのちょうど真ん中という、他にはなかなかない魅力を持つリュッセル。リュッセルを実際に手に取って、その機能性やデザインを確かめたい場合にはどうすれば良いのでしょうか。ここからは、リュッセルの購入や購入後のアフターサービスについて紹介します。

本店ショップをはじめ、全国で購入するチャンスも!早期売り切れに注意

Rikomonの本店ショップ外観

▲本店ショップ(豊岡本社敷地内)では、たくさんのRikomonのランドセルからお気に入りの1つを選ぶことができる

編集部

リュッセルはどこで購入できますか?

亮太営業部長

実店舗としては、豊岡市の本社工場敷地内に本店ショップを構えているため、そこで購入可能です。また豊岡市の「カバンストリート」という鞄専門の通りにもリュッセル取り扱いの店舗があります。その他常設展示としては、大阪府の阪急百貨店やあべのハルカス、鹿児島の山形屋などの百貨店さんのお取り扱いいただいています。

お近くに取り扱い店舗がない場合は、オンラインショップでも購入可能です。Rikomon公式のオンラインショップの他、楽天のサイトでもご購入いただけます。

また毎年展示会にも出店し全国を回っているため、その機会にお近くの会場にお越しいただいて実物を手に取っていただければと思います。展示会の日程や出展地域に関しては、確定次第公式サイトに掲載しますので、そちらをご確認ください。

編集部

購入に関する注意点などがあれば教えてください。

亮太営業部長

2025年度入学分は7月31日時点で売り切れとなったため、今期は受付終了しました。来年度分の受付は2025年3月からを予定していますが、年々勢いが増してきて早く売り切れてしまうようになってきています。弊社でも生産体制を強化してより多くのお客様に行き届くよう努力していますが、ご購入を検討される方は早めに動かれることをおすすめします。

6年間の修理保証あり。最短即日の迅速な修理対応も可能

編集部

リュッセル購入後の保証やアフターケアに関してはいかがでしょうか?

亮太営業部長

リュッセルは基本として6年間の修理保証サービスをお付けしており、劣化などにより修理が必要となった場合に初回無料で修理対応をしています。また「リュッセルケア」に追加加入していただくと、6年間無償で修理を受けることができます。

編集部

修理に出してから戻ってくるまでの流れも教えていただけますか?

亮太営業部長

専用フォームからお申込みをいただいた後、店頭持ち込みか送付にてランドセルをお預かりします。お見積もりをご確認いただいた後に修理を開始します。

お見積もりからお返しまで概ね1~2週間、早ければ即日対応することも可能です。この迅速な修理対応も、お客様からご安心いただいているポイントです。

軽さと強度。相反する希望を実現させたタカアキ

ここまで紹介した「リュッセル」を製造するのは、OEM鞄・財布製造を主力事業として展開している企業「株式会社タカアキ」。同社は鞄製造で培ったノウハウを活かして2021年からランドセル事業に参入し、オリジナルブランドの『Rikomon』を立ち上げました。

今回紹介したのは『Rikomon』の中でも、2023年から展開している新シリーズの「リュッセル」。ここからは、このリュッセルシリーズのコンセプトや、リュッセルシリーズが生まれた背景などについて伺いました。

「もっと軽いランドセルが欲しい」お客様の声をきっかけに生まれたリュッセル

株式会社タカアキ代表取締役社長の宿南孝弘さん、取締役営業部長の宿南亮太さん

▲インタビューにご協力いただいた、株式会社タカアキ代表取締役社長の宿南孝弘さん(左)、取締役営業部長の宿南亮太さん(右)

編集部

リュッセルのコンセプトを教えてください。

孝弘社長

リュッセルのコンセプトは「リュックとランドセルの“ちょうど真ん中”」です。リュックとランドセル、双方の良いところを持っているという意味を込めて「リュッセル」という名前にしています。

近年では軽量化されたカジュアルなリュック型ランドセルの商品ラインナップが増えてきています。しかしそういった商品は軽い代わりにどうしても強度面に課題があったり、見た目がリュックに近いものになってしまったりすることが少なくありません。リュッセルは軽さと強度、さらにランドセルらしい見た目も兼ね備えているのが特徴です。

編集部

『Rikomon』の中で新たに「リュッセル」シリーズを生み出したのにはどのような背景があったのでしょうか。

孝弘社長

近年教科書の大判化やタブレットの導入など、小学生の荷物の重量が問題になっています。元々弊社では学習院型のランドセルを製造していたのですが、お客様からも「もっと軽いランドセルが欲しい」という要望が多く挙がっていました。カジュアルで背負いやすいランドセルの必要性を実感したことから「リュッセル」の開発に至りました。

リュッセルに込められた鞄づくりのノウハウと“お客様目線”の品質へのこだわり

編集部

御社では鞄のOEM製造を手掛けられていますが、そんな御社だからこその強みはリュッセルのどういった点に活かされていますか?

孝弘社長

弊社ではビジネスバッグをはじめ、より強い強度と耐久性が求められる鞄をOEMで製造し続けてきました。特殊な工法を用いた補強のかけ方など強度の高い鞄づくりのノウハウはリュッセルにも落とし込まれています。

また鞄の品質へのこだわりも、タカアキならではの強みです。タカアキでは「顧客感動」を生むことをコンセプトに、ただ商品を売るのではなくお客様目線に立ったものづくりを志しています。

ランドセルにおいてもそのこだわりは活かされており、展示会などで直接お客様の声を聞きながら改善を繰り返す過程を大切にしています。リュッセル自体2022年に生まれた新しい商品ではありますが、お客様の声を踏まえて素材を見直すなど、細かくアップデートを繰り返しているんですよ。

ラン活中のご家庭へのメッセージ

株式会社タカアキのオリジナルバス「Rikomon号」

▲オリジナルバス「Rikomon号」。ランドセルをたくさん載せて展示会にも参加する

編集部

最後に、リュック型のランドセルに興味を持つラン活中のご家庭にメッセージをお願いします。

孝弘社長

タカアキではお客様目線に立った鞄づくりを行っています。今回紹介したリュッセルはもちろん、すべての商品でお客様のニーズを汲みながら製造やアップデートを行っています。例えば障害のあるお子様にも使いやすいランドセルのご要望を受け、オーダーのランドセルの製造を行った例もあります。

近年ではカジュアルなランドセルも増えてきていますが、何を基準に選べば良いのか迷う方も多いでしょう。ぜひ一度リュッセルに実際に触れていただき、タカアキのこだわりを体感いただけると嬉しいです。

ちなみに、2024年3月にはRikomonのランドセルを車体の全面に取り入れたオリジナルのバス「Rikomon号」を運行しました。ランドセルを積んで多くのお客様のもとに駆けつけたいと考えていますので、ぜひご期待ください!

編集部

常にお客様目線で鞄づくりをしている御社だからこそ、お子様の6年間に寄り添うことができるランドセルが生まれているんですね。本日は貴重なお話をお聞かせいただきありがとうございました!

『リュッセル』利用者の口コミ・感想

ここでは、リュッセルの利用者から寄せられた口コミの一部を紹介します。

軽さ重視でリュッセルを購入。実際にとても軽いし、周りからもランドセルと変わらない見た目を褒められることが多い。他の子どもと違うことを気にする子でも、問題なく使用できると思う。

サイズが大きいのが魅力!大きさの割に見た目がすっきりしているのも気に入っているポイント。

両サイドのポケットが使い勝手が良い。6年間修理保証が付いているのも決め手となった。

本店ショップではとても丁寧に対応していただけたため、気持ち良く選ぶことができた。

軽さはもちろん、サイズの大きさや水筒用のポケットなど使い勝手の良さに対する高評価の声が多く聞かれました。リュック型ランドセルの需要が増しているとはいえまだまだ使用者が多くはない中で、ランドセルと変わらない見た目のリュッセルは子どもも周りとの違いを気にしなくて良い、という口コミがあったのも印象的です。

『リュッセル』の価格

ランドセル(リュッセル) 【リュッセルモアー】
59,400円(税込)

【リュッセルナイン】
49,500円(税込)

【リュッセルフライ】
41,800円(税込)
保証 【リュッセルケア】
16,500円(税込)

株式会社タカアキ(Rikomon)の基本情報

住所 【本社工場】
兵庫県豊岡市九日市下町100-1
電話番号 0796-22-7723
販売店舗・展示会 https://rikomon.com/view/page/shop
営業時間・定休日 店舗により異なる
公式URL 【株式会社タカアキ】
https://k-takaaki.com/
【Rikomonオンラインショップ】
https://rikomon.com/

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