東京都葛飾区にある共学校の「共栄学園中学高等学校」

強豪部多数!共栄学園中学高等学校に根付く「文武両道」精神|中高一貫校

中学受験に興味があるお子さま・親御さまに向け、注目の学校を取り上げる本企画。今回は、東京都葛飾区にある共学校の「共栄学園中学高等学校」を紹介します。

同校は2024年度から高校のコース制度を再編し、生徒が興味のある分野の学びをより深めていける体制をつくりました。また、探究学習に力を入れているのも特徴で、6年間を通じて興味の種をまき、それを育てていく環境を整えています。

さらに「文武両道」も掲げ、全国大会常連の女子バレーボール部やダンスドリル部、甲子園出場を果たした野球部をはじめとして、多くの部活動が精力的に活動しています。スポーツだけでなく、文化部の活動も充実しており、多くの生徒が好きなことに全力で取り組んでいます。

今回は、数学を担当をされている広報部長の増村薫先生にインタビューし、共栄学園中学高等学校の教育理念や学習カリキュラムの特徴、部活動の様子などについて伺いました。

共栄学園中学高等学校広報部長の増村先生

▲インタビューに答えてくださった広報部長の増村先生

「文武両道」精神を大切にする共栄学園中学高等学校

共栄学園中学高等学校の校舎外観

編集部

まず、共栄学園中学高等学校の建学の精神や教育目標について教えていただけますか?

増村先生

わが校の建学の精神は、”至誠一貫”です。「至高の誠実さを一生涯貫きましょう」ということを生徒たちにもよく伝えています。

この至誠一貫という言葉を今の生徒たちに当てはめると、「目の前にあるさまざまな楽しいことや困難なことに真剣に取り組む姿勢を大切にする」ということだと考えています。

そこでわが校では、勉強以外にも何か自分が頑張れることを見つけてしっかりと取り組んで欲しいという想いを込めて”文武両道”を教育方針に掲げています。

文武両道というと勉強とスポーツというイメージが強いかもしれませんが、”武”については文化部の部活動でも、委員会活動でも、学校行事でも何でもいいんです。「勉強だけでなくほかの何かを見つけて二足のわらじを履いてみよう」ということを、生徒たちにはよく伝えています。

高1から5つのコースに分離。生徒は専門性を高められる

共栄学園中学高等学校の生徒が授業を受けている様子

編集部

続いて、共栄学園中学高等学校の特色のあるカリキュラムについてお伺いしたいと思います。

新しいトピックとして、2024年度から高等学校のコース編成が大きく見直されたとお聞きしていますが、どのような特徴があるのでしょうか?

増村先生

2024年度から、高校では「未来探究」「国際共生」「理数創造」「探究特進」「探究進学」の5つのコース制度を導入しました。高1の段階からいずれかのコースを選択して学習を進めていきます。

早い段階から生徒たちの興味に寄り添い伸ばしていくことを目的としているので、中にはかなり分野に特化しているコースもあるのが特徴です。例えば「理数創造コース」は理科・数学・英語の授業ばかりで構成されていますし、「国際共生コース」は英語・国語・社会の授業が多くを占めています。

編集部

一般的に文系・理系でコースが別れるのは高2くらいからという学校が多いイメージがありますが、高校1年生の段階から専門性を深めていくこともできるというわけですね。

生徒が興味のある科目を学ぶ探究学習「K-チャレンジ」

共栄学園中学高等学校の生徒が授業を受けている様子

編集部

ほかにも、カリキュラムの特色があれば教えてください。

増村先生

授業の枠とは別に「K-チャレンジ」という探究活動の時間を設けています。コースごとに生徒たちが興味がありそうな探究プログラムを全部で8つ(2024年度)用意していて、その中から選択して活動してもらいます。

例えば理数系の学生向けの「レゴ®エデュケーション」というプログラムでは、レゴ®でロボットを組み立てて、プログラムを組んで動かす実験を行っています。

最終的にはLEGO(レゴ®)社が主催する大会に出場するところまで目指していて、授業ではできないような実践的な学習に取り組んでいます。

編集部

K-チャレンジは、いつ、どのくらいの頻度で実施しているのでしょうか?

増村先生

6時間目の授業が終わったあと部活動が始まるまでの間に1時間の空白の時間を設けているので、その時間を活用して取り組んでいます。

各プログラム、基本的には週に1回のペースで活動しています。時間さえ合えば複数のプログラムを選んで参加できますし、自分が所属しているコース以外のプログラムを選択することも可能ですよ。

留学生と交流するゼミや地政学を学ぶゼミなどプログラムは多彩

編集部

K-チャレンジは全部で8プログラムあるとのことですが、レゴ®エデュケーション以外にどのようなプログラムがあるのでしょうか?

増村先生

例えば、国際系に興味がある学生に向けては、「Power In ME」というプログラムを用意しています。まだ始動したばかりで今後の活動の詳細は決まっていないのですが、まずは日本に留学してきている学生の方に来ていただいて、交流を深めるところからスタートしています。

欧米の方を始めとして、アジア系、アフリカ系、アラブ系の方など、さまざまな国籍の方がいらっしゃって、とても面白い体験ができているようですよ。

最終的には、文化祭で何か国際色豊かな出し物を披露したり、ハロウィンパーティーやプリムなど海外の学校でよくやっているようなイベントを開催したりなど、何か形にすることができたらいいなと思っています。 

また、個人的には、「地政学ゼミ」というプログラムも面白いと思います。地政学は、国と国との関係が、地理的な条件からどう生まれてくるのかということを掘り下げていく学問です。

「交易には海が必要だから、一番近い港へのルートを確保するためにロシアは今動いているんだ」というように、授業で教わったような歴史上の出来事がなぜ起きたのか、今世界中で起こっている諸問題の背景には何があるのかということを深く知ることができて興味深いと思いますよ。

理数ゼミでは数学オリンピックの問題に挑戦。数学の奥深さを学ぶ

編集部

どれも特色があって面白そうですね。増村先生も何か担当されているんですか?

増村先生

私は「理数オリンピアンゼミ」というプログラムを担当していています。生徒の数は6人程度の小規模なプログラムなのですが、皆で模索しながら数学オリンピックの問題にチャレンジしているところです。

数学オリンピックというと、難解な公式を使って問題を解くようなイメージがあるかもしれませんが、問題を丁寧に整理して解決策を考えることができれば、中学1年生レベルの知識だけで正解にたどり着ける問題もあるんですよ。

先日は、「一方通行がここにあります。駐車場から全部の交差点を通って別の駐車場に戻って来ることができますか?」というパズルのような問題に挑戦しました。スタートとゴールが指定されているわけではなく、しかも、そういうルートがあったら答えてくださいという問われ方なので、もしかしたら答えがないかもしれないんです。

まずはお試しで問題を配ってみたところ、驚くほどの集中力で取り組んでいました。正解にたどり着いた生徒に解法を発表してもらうなど、賑やかに進めています。

もちろんやっているうちにまだ知識が足りない部分も出てきますので、そういうものは大学の数学を先取りするような形で少し触れることもあります。

ただ、それを完全にマスターすることを目指しているわけでなく、「中学・高校で学ぶような数学はまだまだ入口でしかなくて、その先にもっと面白いことがあるんだよ」ということを伝えたくてやっているイメージですね。

編集部

ちなみに増村先生は数学オリンピックに関してお詳しいのでしょうか?

増村先生

いいえ。ですので、私も予選の問題から研究するところから始めています。

どのプログラムも、教師が生徒に教えるというよりは教師も一緒に探究をしているというイメージで取り組んでいるんです。最初に紹介したレゴ®のプログラムでは、科学部の生徒が教員と一緒になって教える側に立つこともあるようですよ。

K-チャレンジが養う、答えのない問いに勇気を持って立ち向かう力

編集部

K-チャレンジを通して生徒にはどのような力を身につけて欲しいと考えていますか?

増村先生

近年、探究学習が重視されていて、文部科学省が定める学習指導要領の中でも「正解のない問いに対して立ち向かう力を身につけてほしい」ということが伝えられていますよね。

ただ、教科書で教えるようなものは基本的に正解があるものしかないんです。本当に答えのない問いに向き合うためには、教科書を離れて勇気を出して校内外のさまざまな場所に飛び込んでチャレンジをしていかないといけません。

「○か×か正解がないことにも勇気を出して取り組んでみる」という姿勢を身につけて欲しいですし、その経験を自信につなげていって欲しいと思いますね。

中学ではJAXA職員や犯罪心理学の専門家を招いた講演で興味の種をまく

共栄学園中学高等学校の生徒が授業を受けている様子

編集部

中学生では、探究学習のような取り組みは何か実施していますか?

増村先生

高校のようにしっかりとしたカリキュラムには落とし込んでいませんが、知的な刺激を与えるような仕掛けはたくさん作っています。

例えば昨年度(2023年度)は、朝の芸術鑑賞の時間を設けていました。モネの作品などを見せて、感じたことを自由に発言させるんです。いろいろな意見がある中で、自分の意見を伝え、人の意見を受け入れる練習にもなったと思います。

また、有識者を招く講演会を定期的に実施しています。

過去にはJAXAの職員の方に来ていただいて、「ロケット飛ばす意味って何だと思う?」とか「人工衛星ってどれくらい高いところにあると思う?」というような話をしてもらいました。

最近は、犯罪心理学を専門とする医学博士の先生に来ていただいて、「なんで犯罪は起きるんだと思う?」とか「犯罪を防ぐためにはどうしたらいいと思う?」というような話をしてもらいました。犯罪というとちょっとセンシティブなイメージもありますが、「コナンくんとか見るでしょ?」という話から始まって子ども達向けに話してくれるので、とても興味を示していた子もいましたね。

毎回全員が同じように興味を持つわけではありませんが、1年間に5回、3年間で15回くらいの講演を聞く中で、何かしら刺さるものがあればいいなと思いますし、将来を考える一つのきっかけになればいいと思っています。

編集部

中学生のうちにたくさん興味の種をまいておいて、高校生になったときにさまざまな選択肢の中から興味がある分野を選んでもらい、それを伸ばしていくわけですね。

増村先生

そうですね。中学校では、全員に配っているタブレットでオンライン英会話が受けられるなど、英語学習にもとても力を入れているのですが、こうした流れも踏まえて今回、高校に国際系のコースを新設した経緯もあります。

中学校で芽生えた興味の受け皿として高校でのコース制度や探究学習が機能すれば、6年間を通してしっかりと子ども達の興味を伸ばしていけるかなと考えています。

春高常連のバレー部も!スポーツ・文化ともに盛んな部活動

共栄学園中学高等学校に飾られているトロフィーの数々

▲校内には、全国大会常連のバレー部やダンスドリル部をはじめとして、さまざまな部が獲得した賞状やトロフィーが並べられている。

編集部

ここからは、部活動についてお伺いしたいと思います。共栄学園中学高等学校には、全国大会などでも活躍しているような強豪の部活が複数あるかと思いますが、特に特徴的な部活動についていくつかご紹介いただけますか?

増村先生

まずは、女子バレーボール部ですね。中学も高校も全国大会の常連ですし、日本一も数回経験しています。

編集部

高校の女子バレーボール部は、全国から力のある生徒を集めてきているのでしょうか?

増村先生

実は、共栄中学校から進学してきた生え抜きの子たちがほとんどなんですよ。そもそも寮がないので、通える範囲の生徒しかいないんですよね。

中学の部員も小学校の頃からの経験者は多いですが、こちらからから声をかけるなどして選手を集めてきているわけではありません。共栄で頑張りたいという気持ちを持つ子どもたちが自ら来てくれて、わが校の理念である「至誠一貫」精神で一生懸命頑張ってくれているんです。

共栄学園中学高等学校で女子バレーボール部が練習している様子

増村先生

ダンスドリル部も結果を残しています。ダンスドリルにはジャンルがいろいろあるんですけど、うちのチームは短い旗を振り回しながら踊るというジャンルで全国大会や世界大会の常連として活躍しています。

ダンスドリルは、共栄中学校に来てから始めたという子がほとんどなのではないかと思います。先日、部活の様子をちらっと見に行ったのですが、まだ試合に出られない中1の子たちが黙々とターンの練習してるんですよね。

それぞれが「これをやれるようになりたい」という熱意を持って練習に打つ込んでいることが、初心者からでも大きく成長している要因なのかなと思っています。

共栄学園中学高等学校でダンスドリル部がトレーニングしている様子

▲ダンスドリル部の中学生たちの様子。一生懸命基礎トレーニングに取り組んでいる。

編集部

生徒ひとり一人の姿勢が大きな成果に繋がっているというわけですね。ほかに、強さの秘訣はどのようなところにあるのでしょうか?

増村先生

中高一貫校ならではのチームワークが大きいかなと思います。6年間も一緒にいれば仲間が何を考えているかも大体わかってきますからね。中学生の頃から培ってきた人間関係という土台が、高校生になったときに大きな成果を生むのだと思っています。

また、中学生にとって憧れの高校生の先輩がすぐ近くにいるような環境も刺激になっていると感じます。例えば、高校の女子バレーボール部で全国大会を経験した部員2人が今、並行してビーチバレーにも打ち込んでいます。

2人は先日のU19のアジア選手権で5位に入り、世界選手権への出場を決めたんです。すると、その2人について中学生部員が「先生、先輩すごいですよね!」と僕に話しかけてきました。後輩が先輩たちの活躍を見て、自分も頑張ろうと思えているんですよね。

2023年には地元出身部員を中心に構成された野球部が甲子園初出場

編集部

野球部も強くて、2023年には初の甲子園出場を果たしましたよね。激戦区の中で素晴らしい活躍でしたが、何か要因があったのでしょうか?

増村先生

この年は、特に高3だった生徒たちのメンタルが安定していたというのは感じましたね。例年よりも特別力のある生徒が集まっていたということはないと思います。

野球部も女子バレーボール部などと同じく寮がありませんし、実は専用グラウンドや室内練習場もないんです。部員のほとんどは、学校近くの葛飾区や江戸川区、足立区から通ってきています。中には甲子園常連校への入学が叶わず、本校を選んだ部員もいるはずです。

そんな部員たちに監督は「勝ち負けにこだわるのではなく、君らが一生懸命野球をやっている姿を見せて、周囲の人たちを元気付けられるといいね」と、常々話していたそうです。こうした呼びかけが、部員のメンタルを安定させて、120%の力を引き出したのかなと思いますね。

少林寺拳法部は高入生に人気!ソフトボール部は女子だけでなく男子も

共栄学園中学高等学校の少林寺拳法部がトレーニングをしている様子

▲武道場では少林寺拳法部がトレーニング中。中学生・高校生が一緒になって汗を流している。

編集部

ほかにも、珍しい運動部などがありましたらお聞かせください。

増村先生

少林寺拳法部があって、高校生の部員が特に多くを占めています。

高校生になるとどの部も経験者が多くなってくるので、初心者だと部活に入り辛いと感じる生徒もいると思います。ただ、少林寺拳法に関しては長く経験している生徒があまりいないので、高校からでも気軽に始められるそうです。

初心者からはじめて、黒帯2段まで取って卒業するような子もいますよ。

共栄学園中学高等学校のソフトボール部が校庭で練習している様子

▲校庭では男女のソフトボール部が一緒に練習に取り組んでいる。

増村先生

あとは、ソフトボール部が男女で一緒に練習しています。女子ソフトボール部がある学校はたくさんあると思いますが、男子のソフトボール部がある学校はそんなに多くないのではないでしょうか。

校庭はあまり広くないので、荒川の河川敷沿いのグラウンドを借りて練習することもありますね。

eスポーツに競技かるた。運動部だけでなく文化部も精力的に活動

編集部

文化部の活動についてもいくつかご紹介いただけますか?

増村先生

最近できた目新しい部としては、eスポーツ部があります。興味を持つ子が多いので、3年ほど前に新設しました。まだようやく土台ができたところで、「eスポーツ」と呼べるところまでは昇華できてはいませんが、いつかは大会にも出場して結果を出せるようなところまで、活動の幅が広がればいいなと思っています。

共栄学園中学高等学校でeスポーツ部が活動している様子

▲できたばかりのeスポーツ部。パソコンを囲んで練習に励んでいる。

増村先生

また、比較的珍しい部としては、「競技かるた部」があります。部員は中高合わせて10人程度ですが、単に身内でかるたを楽しんでいるだけではなく、大会で勝つことを目標に、真剣に日々の活動に励んでいます。

先日は、全国大会最多13回の優勝を誇る「暁星高校」に練習試合に行ってきたそうです。暁星高校は男子校である一方、本校の競技かるた部員は女子しかいません。それでも、強豪校の男子生徒に胸を借りに行くほど、部員たちは強い向上心を持っています。

あとは、もともと女子高だったということもあり、華道部・茶道部・書道部が熱心に活動しているというのも特徴かなと思います。華道部・茶道部は家元さんも来てくれて指導もしてくれています。書道部も全国レベルの大会で表彰されるなど活躍を見せていますよ。

共栄学園中学高等学校の書道部の生徒の作品

▲書道部の生徒が書いた作品がたくさん展示されている。

さまざまな分野で頑張る生徒がいるからお互いを認め合い、ともに成長できる

編集部

運動部、文化部問わず、どの部も目標を持って真剣に取り組んでいらっしゃるのが伝わってきます。頑張っている生徒が多いと、相乗効果も生まれそうですよね。

増村先生

そうですね。わが校には、いわゆる幽霊部員が集まっているような部活はなくて、本当にどの部活も真剣に取り組んでいます。そして、それぞれの分野で頑張っている生徒同士が認め合い、リスペクトし合っていると感じます。

実は野球部が甲子園に行った年、女子バレーボール部は残念ながらインターハイ一歩手前で負けてしまったんです。ですが、甲子園までしっかり応援に行って、ダンスドリル部と一緒にポンポン持って踊っていましたね。純粋に仲間を応援したいという気持ちが芽生えているように感じますし、お互いが高め合うという相乗効果も生まれていると思いますよ。

共栄学園中学高等学校のスクールライフをご紹介

編集部

生徒の皆さんは放課後、K-チャレンジや部活以外の時間はどのように過ごしているのでしょうか?

増村先生

先ほど、放課後に部活が始まるまで1時間の空白があり、そこでK-チャレンジを実施しているとお話しましたが、K-チャレンジの受講プログラムがない生徒の中には、自習室で宿題をしてから部活に行っている子も多いです。

共栄学園中学高等学校の自習室の様子

増村先生

自習室には、有名大学に通う専属のチューターさんがいて、わからないことがあったときにはすぐに相談できるような体制を作っています。生徒の空き時間が無駄にならないようにしているんです。

共栄学園中学高等学校の自習室に常駐しているチューターさん

編集部

ほかにも、校内の自慢のスポットなどがありましたらご紹介ください。

増村先生

校舎の最上階の6階に、「スカイラウンジ」という食堂があります。天気がいい日には富士山を眺めながらご飯を食べることができます。中学生は基本的に教室で食べるので、ここでお弁当を注文して教室に持ち帰ります。定食なども比較的安い価格で食べられますよ。 

共栄学園中学高等学校の食堂「スカイラウンジ」の様子

共栄学園中学高等学校の食堂「スカイラウンジ」から見る景色

▲天気がいい日には富士山も眺められるというスカイラウンジからの景色。(スクロールで写真がご覧いただけます→)

生徒と教師の距離が近く、担任以外にも相談しやすい環境がある

編集部

学校内の雰囲気はどのように感じていますか?

増村先生

教師と生徒との距離感が近いというのは、わが校の特徴の一つかなと思います。私は担任を持っていないので、自分のクラスの生徒は一人もいないんですけど、生徒はよく廊下で話しかけてきてくれます。

自分の担任にしか相談できないというような雰囲気ではなく、普段あまり関わりのない先生にも気軽に話しかけて相談できるような雰囲気があるのは、わが校の魅力なのかなと思っていますね。

共栄学園中学高等学校からのメッセージ

共栄学園中学高等学校広報部長の増村先生

編集部

最後に、共栄学園中学高等学校に興味を持たれた方に向けて、メッセージをお願いします。

増村先生

わが校には、一生懸命何かに取り組んでくれる生徒が本当にたくさんいます。こうした環境で、自分の力を全力で出してみたいというお子さんに、ぜひ来ていただきたいなと思います。

今までやってきたことを継続して頑張るのもいいですし、せっかく私立の学校に入って環境も変わるので、1から何かをチャレンジしてみるのもいいと思いますよ。

もちろん、頑張っているお子さんのバックアップは、我々教員がしっかりとやらせていただきます。人間的に一回りも二回りも成長して卒業していただけると嬉しいですね。

編集部

ありがとうございます。インタビューを通じて、御校では、理念として掲げている「至誠一貫」「文武両道」の精神がしっかりと根付いているというのを強く感じました。

本日は、たくさんの貴重なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました!

共栄学園中学高等学校の進学実績

共栄学園中学高等学校では、ほとんどの生徒が4年制大学や短期大学・専門学校に進学しています。

2024年度の進学実績を見ると、慶応大学や東京理科大学、GMARCHなどの難関私立大学への合格者も複数輩出しています。

また、指定校推薦枠が充実しているのも特徴。学習院大学、成蹊大学、日本大学、東京理科大学などをはじめとして、在籍生徒数に対して180%の指定校推薦枠を有しています(2024年6月現在)。

共栄学園中学高等学校に通う生徒の保護者の口コミ

共栄学園中学高等学校の制服

ここでは、共栄学園中学高等学校に通うお子様をもつ保護者の声をお届けします。

文武両道を掲げていて、学業と部活にメリハリをつけて取り組んでいる。いろいろな催し物もあり、たくさんの体験ができる学校。

先生が優しく、丁寧。友達も先輩も優しい子が多い。毎日学校が楽しいと言って通っている。

一人前の人間へ成長できるよう、先生が熱心に指導してくれる。頑張れば頑張るだけ真剣に対応してくれると思う。

教育方針である「文武両道」の精神がしっかりと根付いており、勉強以外のことにもメリハリを付けて取り組んでいる生徒さん達の様子が伝わってきました。先生が熱心に指導してくれるという口コミも多く見られました。

共栄学園中学高等学校へのお問い合わせ

運営 学校法人 共栄学園中学高等学校
住所 東京都葛飾区お花茶屋2-6-1
電話番号 0120-713601
問い合わせ先 https://kyoei-g.ed.jp/contact/
公式ページ https://kyoei-g.ed.jp/

※詳しくは公式ページでご確認ください